こんばんは。
１１時になりました。
ニュースをお伝えします。
ネパールを震源とする大地震が発生してから、きょうで１週間となりました。
犠牲者の数は６７００人を超え、ネパール政府の対応が追いつかない中、厳しい避難生活を続ける人たちに支援を行き渡らせることが課題となっています。
今回の大地震では、広い範囲で建物が倒壊し、ネパールとその周辺国で、これまでに合わせて６７００人以上が死亡しました。
ネパールでは、人口の１割に当たるおよそ２８０万人が、屋外で避難生活を送っていますが、テントの不足が深刻で、体調を崩す人が増えています。
ネパール政府で大地震の対応に当たっているパウデル官房副長官は、ＮＨＫのインタビューに応じ、国際社会に対して、一層の支援を求めました。
被害が大きかった山岳地帯では、土砂崩れなどで道路が寸断され、被害の把握が進んでおらず、物資の搬送も難航しており、国連はヘリコプターを追加で派遣できないか、各国と調整を進めています。
地震から１週間になり、長引く避難生活に被災者の不安やいらだちは日増しに高まっており、日本をはじめ、国際社会からの支援をどのようにして行き渡らせていくかが、大きな課題となっています。
ＡＤＢ・アジア開発銀行の年次総会がきょうから始まり、中尾総裁はアジア地域での膨大なインフラ需要に応えるため、融資枠を今の１．５倍に拡大するとともに、中国が設立を提唱するＡＩＩＢ・アジアインフラ投資銀行とも、協力していく考えを示しました。
ＡＤＢ・アジア開発銀行の年次総会は、アゼルバイジャンの首都バクーで始まり、初日のきょうは、中尾武彦総裁が記者会見しました。
この中で中尾総裁は、年間で８０００億ドル、日本円で１００兆円近いと試算されるアジア地域の膨大なインフラ需要に応えるため、銀行の融資枠を再来年から１．５倍の年間２００億ドルに拡大することなどを明らかにしました。
膨大なインフラ需要を抱えるアジア各国の間では、中国が設立を提唱するアジアインフラ投資銀行への期待も高まっていて、今回の融資枠の拡大は、アジア開発銀行としての存在感を示すねらいがあると見られます。
また、中尾総裁はアジアインフラ投資銀行について、新たな銀行の設立は理解できるし、歓迎すると述べ、今後、協調融資などで双方が協力することが重要だという考えを示しました。
一方で、協力するにしても、今の融資基準を変えるつもりはないと述べ、協調融資を行う場合でも、審査の透明性や環境対策など、厳しい基準で対応するという考えを示しました。
北朝鮮は、中国から国境を越えて不法入国したとして、アメリカの永住権を持つ韓国系の大学生１人を拘束したと発表し、今後、大学生の解放を、直接対話が途絶えているアメリカとの交渉の材料にする可能性が指摘されています。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信はきょう、アメリカの永住権を持つ韓国系の男子大学生１人が、先月２２日に、中国との国境の川を越えて不法入国したとして、北朝鮮当局に拘束されたと伝えました。
男子大学生は、アメリカのニューヨーク大学に通う、チュ・ウォンムン氏で、国籍は明らかにしていませんが、朝鮮中央通信は、チュ氏がみずからの行為を犯罪だと認め、当局の調査を受けているとしています。
北朝鮮は入国したアメリカ人や韓国人を拘束しては、その解放を外交交渉のカードとして利用しており、今回の男子大学生についても、直接対話が途絶えているアメリカとの交渉の材料にする可能性が指摘されています。
きょうは立春から８８日目の八十八夜です。
狭山茶の産地、埼玉県入間市では、新茶まつりが開かれました。
この催しは、特産の狭山茶を多くの人に知ってもらおうと、入間市の茶業協会などが毎年、八十八夜に合わせて開いています。
会場の市役所の敷地にある茶畑では、初夏の日ざしが照りつける中、新茶の収穫体験が行われ、紺色のかすりを着た茶娘や訪れた人たちが、１０センチほどに伸びた新芽を一枚一枚手で摘んでいました。
また、先月収穫したばかりの新茶で入れたお茶や、揚げたてのお茶の葉の天ぷらもふるまわれ、狭山茶特有の豊かな香りを楽しんでいました。
では、全国のあすの天気です。
2015/05/02(土) 23:00〜23:10
ＮＨＫ総合１・神戸
ニュース・気象情報[字]
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ニュース／報道 – 定時・総合
ニュース／報道 – 天気
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