さあ始まりました。
お坊さんによるお坊さんだらけのバラエティー『ぶっちゃけ寺』です。
よろしくお願いします。
(拍手)
(太田)ちょっとさ…。
本当にお寺のねお坊さんと神社の神主さん一堂に会していろいろ話すってあんまり…。
いや見た事ないよ。
っていうかテレビではまずないでしょこういう事。
羽鳥君なんかはどうですか?いや普段近いようで近くないというか違いもよくわからない…。
違いわからない?
(羽鳥)お寺と神社と…。
果たしてどうなんだろう…。
いやいい…。
いけなくはないんだよ別に。
うるせえ!すごい…バツばっかりだもん!バツばっかり。
露のさんの…。
キリスト教ですはい。
えっ旦那さん…。
いっぺん『モーニングバード』で取り上げていただきましたけれども。
(一同笑い)今夜の『ぶっちゃけ寺』は…。
この日本を昔から見守ってきた仏教と神道。
今日は
(太鼓をたたく音)特別企画これを見ると一般の人が苦しんでいる。
自分が代わりにその苦しみを受けましょうっていうて。
お坊さんは自分のためそして人々のために厳しい荒行を勤める事があります。
例えばこちら。
火の上を歩く事で人々の厄除けを願うとされる火渡り。
ヤーッ!ハッ!ハッ!ハッ…!ヤーッ!エイッ!こちらは祈願や鍛錬のため水を浴びて身を清める水行。
更には人々の厄除けや身を清めるために行う滝行。
(読経)このようにお坊さんにはさまざまな荒行がありますが…。
ちなみにというわけでお坊さんの荒行を見てもらいました。
すると意外な違いがありましたよ。
映像はこちら。
これは青森県愛宕山地蔵院で年に1回行われている火性三昧と呼ばれる行事。
知恵の火をもって煩悩を焼き人々の無病息災を願うものです。
火をくべた釜の中の熱湯を周りにまき散らしています。
(読経)次の瞬間釜の中にお坊さんが入りました。
(読経)
(石崎さん)完全に入っちゃってるんですね。
(読経)これはないですね。
(読経)熱湯を体にかけます。
おりゃー!仏教は修行。
じゃあ神主さんは何をするんですか?禊っていうのをやる事はありますよね。
水の中に入って心身心と体を清める事を禊といいますけれども。
(武田さん)身を清めて神様に奉仕するために近付くために身を清めるのが禊だと思うので。
言葉の違いかもしれないですけどね。
お坊さんは一体どう答えるの?仏教と神道の一番の違いは何?って聞かれたら松島さんどう答えますか?
(松島さん)仏教の最大の特徴は自分自身が教祖であり信仰の対象である。
仏と同じような存在になる事を目指す教えなんですね。
いってみれば仏様イコール自分で。
なるほどね。
(石崎さん)我々神主というのは我々が主役じゃないんですよね。
あくまで神様にお仕えしているのが我々神職なのでどっちかというと黒子で主役は神様なんですね。
この日本にはもともと神道がありました。
そこに仏教が6世紀に伝来してともに存在し今に至ります。
主な違いとしては…。
仏教にはお釈迦様という開祖がおり教えをまとめた経典や数々の決まり事があります。
神社神道は神様を信仰。
開祖はおらず教えや戒律という概念はないそうです。
そんな仏教と神道。
実は例えば出世。
これはもともと仏教の言葉。
例えばお払い箱。
これはもともと神道の言葉。
それではここで問題。
「勝利」は仏教。
どういう事かお坊さんに教えてもらいましょう。
勝利という言葉がありますね。
今なんでも勝ち負けで決めてしまいますけれどももともと勝利というのは仏様からの「勝れた利益」の事をいってるんです。
「勝れた利益」。
それを勝利って言うんだ。
他にも仏教用語から問題。
もともとは「悟りを得た者」という意味である国民的なアニメのタイトルとなったものがあるそうです。
それは何?
(久住さん)お釈迦様が悟りを得たという事で同じ事を言えばバカボン。
え?『天才バカボン』の?
(久住さん)一説の話なんですけども。
バカボンというのは薄伽梵という「悟りを得た者」という意味からバカボンという風に…。
マジで?
(久住さん)必ず『バカボン』の一番最後はですね「これでいいのだ」という言葉で…。
えー!?
(久住さん)諸法実相全てはこれがありのままの世界なんだ。
ありのままなんだというのが薄伽梵バカボンという風に言われたのではないかという一説が。
赤塚先生もう亡くなってるからね。
お坊さんっぽいよねレレレのおじさんって。
ほうきでいつも掃除してるよね。
お釈迦様の弟子で教えをなかなか理解出来なかった人が実はレレレのおじさんのモデルという解釈も。
へえじゃあレレレのおじさんがその人なのかな。
(久住さん)…っていう説が。
(一同笑い)そこまでは無理でしょ。
もう無理だと思うよ。
確かにそうですね。
残ってるわけだからね。
記録としてね。
(一同笑い)続いては神道の言葉から問題。
元々は立派なものを表す言葉だったのが転じて今では「限界」「これ以上にはならない」といった意味で使われる言葉は?関の山なんていう言葉もあるじゃないですか。
あれもお伊勢さんの近くの関町というところの山車ですね。
あの山がすごく立派だったんで本当は褒め言葉なんですよね。
関の山はすごいと。
ところが最後はこれ以上にならないというんで「限界」みたいな形に変わったんですけど。
なるほど。
それだけすごい。
(矢野さん)すごいんだと。
(羽鳥)意味ちょっと違いますね。
「せいぜい何々が関の山だぞ」みたいな…。
(矢野さん)変わっちゃったんです。
「これが限界だよ」だけどこれはすごい大きい…。
(矢野さん)神輿だったとこういう事ですね。
まるっきり逆の意味ですね。
逆でしょ完全に。
なんだよ!なんだよその知らないふり。
いや知らなかったです。
だとしたら嘘ついたって事だし。
今本当に我々知らずに使ってる言葉で。
比較すると新発見が続々。
続いては建物に関する比較です。
京都の寺平等院そして栃木の神社日光東照宮など日本には世界遺産に含まれるすばらしい建築物がたくさんありますが…。
皆さんは国内で世界遺産に含まれている寺と神社どっちが多いと思いますか?
(東さん)一部神社とお寺がくっついてるところもあるので。
(久次米さん)それはね事情があるんですよ。
事情がある?その事情っていうのは…。
(久次米さん)清らかなものでというのが前提だったりしますので出雲大社も…。
(羽鳥)面白い。
面白いねいろいろね。
古来日本人を支える二大信仰を改めて比較。
続いては…。
お坊さんと神主さんご覧ください。
お寺の数7万7000に対して神社の数は8万。
だから似たような数ですよ。
そんなに大差ない。
ただお坊さんの数が約37万人に対して神主さんの数は2万2000人。
ここが大きな違いがある。
なぜ?これすごいよね。
神社の数はさお寺より多いんだよむしろ。
なのに神主さんの数はこれはもう相当少ない。
神主さんがいない神社があるっていう事ですよね。
そういう事ですよ。
8万に対して2万人しかいないんですから。
これちょっと聞いてみましょうかね。
(矢野さん)だから私も…。
55社!?
(星野)そんなに?55?
(矢野さん)そんな事は…。
これはちょっと…。
さすがにそれはないですね。
一応聞いておいた方がいい?ある?これは大きなところは成立の過程というか私どもお寺は江戸時代の檀家制度が出来る時にいわば割り振ったんですね。
ですので大体均等というか…。
大きいところも小さいところもありますけれども。
ただどうなんでしょう?神社さんの場合はそれこそほこらがあるだけの場所もありますでしょうし規模がすごく一定してない…。
大きいとこと小さいところね。
逆に宗派とかっていうのはこちらはね1つの要するに…。
神社神道です。
だから宗派が違うから別々の人がいなきゃいけないっていう事じゃないんですよねきっと。
そういった意味じゃ掛け持ちがお寺よりはね。
かすかに重なったり。
やっぱりねもともと一緒にっていうところもあったわけだから。
逆に…。
多分仏さんもたくさんの方がいらっしゃるんじゃないですかね。
(矢野さん)そんな考えもある…。
矢野さんが言ううなずく勇気にはお坊さんも納得。
これが我々日本人が古来信仰してきた仏教と神道をひもとくヒントなのかもしれません。
そこで…。
そして今回ですね神主さんとお坊さんが一緒に神社を巡ってきたそうなんですね。
よくやりましたねこれは。
なんと松島さんを石崎さんが案内したんですね。
すごいツーショットだよ。
仏教と神道はどちらもすごい。
お互いを認め合い共存の道を歩む仏教と神道ですが…。
私たちがよく目にする寺と神社にも知られざるつながりがたくさんあった。
狛犬と同じ意味を持つ寺の仏像がある?神社が神輿なら寺では仏像を○○していた?なぜ仏教と神道は共存出来たのか。
お坊さんがその答えに迫ります。
これを見るといつも目にする神社が違って見えるかも?今日は…。
松島さんよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
(小籔)神社は割と行きはるんですか?あの…はい。
しっかりとは行かないんですけども。
今回案内してくれる神主の石崎さんは神職の衣服ではなくスーツ姿。
何か理由があるんですか?神主さんは自分の仕える神社以外の神社へ行く場合神職の衣服を着ないのが習慣とされています。
なるほど。
今回参拝させていただくのは東京府中にある大國魂神社。
東京五社の1つに名を連ねる格式高い神社のようです。
早速神社の代名詞ともいえる鳥居ですね。
ここにも寺との意外な関係性が?実は鳥居の起源は諸説ありいつ誰が作ったかその誕生は謎めいています。
なんと仏教には鳥居の誕生を伝える一説があるそうです。
仏教的には
(松島さん)サンスクリット語でそれをトラーナといって仏塔の四方を囲んでたというようなお話も実はあるんですがそのトラーナという言葉が鳥居の語源であると我々の世界ではそういって…。
トラーナとは仏教が生まれた地古代インドで仏像などを祭る宝塔の入り口に置かれた門の事。
仏教ではそのトラーナを鳥居の起源とする説もあり実はこの日本にもこうして入り口に鳥居が建てられた寺もあります。
更に京都にはトラーナそのものが置かれている寺もあり実は鳥居と仏教は深い関わりを持っているようです。
では神道の意見を聞いてみましょう。
神主さん…。
これはですね鳥が止まるための止まり木の形をしているんですね。
え?鳥居の由来は鳥の止まり木?神道の考え方は日本の神話と深い関わりを持っているといいます。
…という神話があります。
その事から神のいる場所の門前には鳥の止まり木に似せた鳥居を置くようになったというのが神主さんの考えなのです。
それに代わるもの。
そうですね。
それに近いものになりますね。
確かに神社に鳥居があるように寺の入り口には山門がありますね。
そういえばこの2つの門をくぐる時作法があったような気がしますが…。
ここで問題。
中に入る際正解はC。
山門も鳥居も端を歩くのがよいとされています。
寺では本尊の正面に当たる神聖な場所。
神社では真ん中は神の通り道といわれています。
続いてお坊さんが神社の参道でよく目にする玉砂利ですね。
そういえばこの玉砂利の上って歩いていいんですかね?こう見ておりますと確かにほとんどの神社の参道ではご覧のように玉砂利が敷き詰められていますよね。
参道とは別に庭に玉砂利を敷き詰めた枯山水などがありますがこれは観賞用の庭園のため立ち入る事はご法度。
しかし神道の考えは違うようですよ。
実は神社ではこの上を歩いて音を出した方がいいという考えもあるそうですよ。
一体なんで?神道では玉砂利にどんな意味があるのか神主さん教えてください。
(松島さん)神様の霊?
(石崎さん)そうです。
清められた石を敷き詰める事でここの参道自体が清い道になり我々自身もこれをザクザク歩いて進む事によって…。
(石崎さん)…という意味があるようですね。
(小籔)へえ!でもそれすごい。
むしろ歩いた方がありがたいともいえるわけ…。
(石崎さん)そうですね。
(小籔)なるほど。
ちなみにこの大國魂神社のように整備された参道がある場所では舗装された道の上もしくは玉砂利の上どちらを歩いてもよいそうです。
またまたお坊さんが気になるものがありましたよ。
神社でよく目にする狛犬です。
狛犬と共通点を持つ仏像があるそうです。
狛犬は本殿が拝殿など神聖な場所を守る神社の霊獣。
多くの神社で見かけますが…。
ここで問題です。
実は多くの寺には神社の狛犬と同じく門を守る仏像があります。
皆さんも知らず知らずに見ていると思いますがその仏像とは?神社にある狛犬と同じく多くの寺では門を守る仏像が置かれています。
その仏像とは?
(小籔)これもやっぱり悪いやつ入ってけえへんように的な…。
守り神みたいな感じですか?
(石崎さん)そうです。
まさにおっしゃるとおりでこの神域の守り神。
なるほど。
確かに多くの寺では神聖な場所を守る門の前に仁王像が置かれていますね。
実はこの似ても似つかぬ狛犬と仁王像には意外な共通点があるそうです。
実は仁王像と狛犬よく見ると…。
どちらも向かってこの狛犬と仁王像はもともと仏教の地古代インドで生まれたもの。
どちらも仏教から生まれたある教えを守り片方だけ口を開けているのだといいます。
これも?いわゆるこれが阿行吽行。
阿吽の呼吸の語源となったものですけれども。
サンスクリット語インドでは「阿」という言葉が世界の一番始まりであって「吽」が一番最後。
つまりこの世の中全体を表しますよという事で。
ひいてはこの「阿」というのが吐く息「吽」が吸う息ですからこの2人のこの行い意思がうまく疎通しているという辺りでこの「阿吽の呼吸」という言葉の語源になってます。
対となる2つの像がこの世の始まりから終わりまで全て見守る。
仁王像と狛犬には同じ意味が込められていたのです。
それはやっぱり日本人としてうれしいですね。
ここがやっぱり仲悪いとやっぱりちょっと僕らも…。
意外な関係もわかったところで参拝のメイン拝殿へと向かいましょう。
実は参拝の際に行う賽銭や礼拝にも私たちの知らない仏教とのつながりがあるそうですよ。
まずは賽銭。
本来の意味を神主さんに聞いてみましょう。
(石崎さん)実はこの賽銭の「賽」という字はこれはお返しあるいは感謝というような意味があるので。
実はこれはまずは感謝の気持ちを伝えるためにお金をお供えするという意味合いがあるんですね。
神社に参拝する際はまず神様や自然に感謝の気持ちを伝える。
そのあとお願い事をするのではなく目標に対する誓いを立てるのが正しい参拝の仕方なのです。
お願いをするんじゃないんだ。
(羽鳥)知らなかった。
なるほど。
それじゃあ仏教での参拝にはどんな意味があるんですか?まず自分の誓いというんでしょうかね。
そんな気持ちでまず…。
なるほど。
仏教も神道も願いではなく誓いを立てる。
目標に向かって努力する事が大切なようです。
ダメというわけではないですけれどもその…なんていうんですかねそもそも…。
お参りという行為が。
(羽鳥)そうか。
感謝ですか…。
(石崎さん)そうですねはい。
「彼女が出来ますように」ではなくて「彼女を作ります」という。
見ててくださいっていう事なんだね。
勉強になりますね。
選手宣誓みたいな。
ちょっとそれに近いよね。
我々はスポーツマン精神にのっとり正々堂々と戦う事を誓います。
わかってるんですわかってるんです。
言いたいだけなんです。
(羽鳥)知らなかったですねでも。
ここで参拝にまつわる日本語の秘密です。
もともとはお米であるとか…。
それではここで問題。
神社で米や農作物をお供えする習慣から生まれたとされる日本語とはおひねりおいなりどっちでしょうか?お米は当然一粒一粒お供えすると大変な時間かかりますのである程度まとまったものを紙に包んでお供えしてたんですけども。
実はこれが「おひねり」の語源だという風にいわれています。
まとめて包んでねじってという…。
誰かに対するご祝儀として渡すように転じていったという事のようですね。
言葉の秘密のあとは拝殿の奥にある神社で最も神聖な場所神体を祭る本殿について。
普段は固く閉ざされちなみに寺では本殿は本堂に当たり神体は本尊に当たります。
お坊さんは毎日本尊となる仏像を拝んでいるのですが神社にある神体とは?そこにはお坊さんも驚いたある秘密がありました。
というわけで今回はより詳しく学ばせてもらうため普段は入れない本殿の目の前まで行かせてもらう事に。
(羽鳥)へえ。
これはすごい。
(小籔)じゃあもういえば…。
(羽鳥)やらないでしょ。
お前だよ。
この扉は祭りなどこちらが普段あまり目にする事が出来ない神体を納める神社の本殿。
魔除けを意味する朱色の本殿は神社では最も神聖な場所。
(かしわ手)実は本殿の扉を開けられるのは神社で最も偉い宮司といわれる神主さんだけなんだそうです。
(猿渡さん)その中を更に見るっていう事はさすがに宮司でもしないと思いますから。
寺では貴重な秘仏をある時期にだけ公開する御開帳と呼ばれる習わしもありますがほとんどの神社では神体を直接目にする事は出来ないといいます。
何が神体かわかっていない神社もあるそうですが…。
目に見えるご神体自体が自然なものとか例えば滝とか山とかそういうのも神様。
自然そのものとか。
それから依り代といって神様がそこに依り付いたのがご神体になる。
うちも御扉開けて御簾を開けても箱に入ってるからその中までは見れない。
(羽鳥)それを更に開けて見ようっていうのはやっぱりそれはもう絶対思わないわけですか?思わないですね。
このような仏教との違いにお坊さんもビックリしたようです。
音とか視覚的な要素。
いろんなものを総動員して実際に聞こえるわけじゃない仏さんの教えを聴こうと努力をするんですが。
もっとこの聖なる静かなイメージっていうんでしょうかね。
本殿を初めて訪れた松島さん。
神道の精神に少し触れる事が出来たようです。
更にまだまだあった仏教と神道のつながり。
続いては神社ならではのこちらにビックリしちゃいました。
うわー!すごい。
(松島さん)これはまた…!直径2.5メートル。
くりぬき胴という1本の木から造られた日本最大級の大太鼓。
この大太鼓は祭りの際大事な役目を担っています。
こちらの太鼓は御先拂太鼓といわれまして神輿の先を払う意味があるんですね。
大きな音で悪いものを打ち払って清くなった道に神様にお通りいただく。
そういった意味合いがございます。
太鼓が巨大ならバチも巨大。
まるでバットのようなバチで大きな音を出すそうです。
この太鼓はお祭りの日にはこの音が聞けるわけですか?そうですね。
えー!マジですか?
(猿渡さん)せっかくですので。
いやー言ってみるもんですね。
(猿渡さん)よろしいですか?はい。
(太鼓をたたく音)うわすごいね…!音でかすぎて…。
しかもこれ中ですからすごい響くから横におるのに風圧みたいなの感じます。
(松島さん)きましたきました…。
10キロ太鼓ともいわれてまして。
更にお坊さんがこんなお願い。
それが厚かましいいうんですよ。
(羽鳥)でもすごい。
(太鼓をたたく音)
(太鼓をたたく音)ありがとうございました。
いや…またとない経験をさせていただきました。
感謝申し上げます。
ありがとうございました。
更に宝物殿には太鼓とともに8基の神輿が保管されていました。
ところで…。
祭りの際まず神輿はお坊さんたちが先ほど訪れた本殿の前まで運ばれます。
ここでは神体である神に神輿に乗ってもらう儀式が行われるのです。
神輿とは神を外に連れ出し英気を養ってもらうための乗り物。
祭りはその際の行いとされる事もあります。
神様っていうか魂というのは振り動かす事によって力が活性化するという考え方があるんですね。
ですので神輿を振る事によって神様の御霊が振り動かされて活性化してパワーが出るのでやるというそういう考え方もあるんですね。
しかし神を連れ出すからには神輿もただの乗り物ではいけません。
ここで問題です。
実は神輿には神社にまつわるあるものが付いています。
それはどっち?こちらのお神輿入り口のところに鳥居があるんですよね。
(猿渡さん)そうですね。
全てのお神輿に鳥居が付いておりますね。
(石崎さん)神様をお乗せして運ぶための乗り物。
つまりここが一種の神社に小さい神社になってるわけなんですね。
ちなみに神輿は英語で…。
…という意味だそうです。
「shrine」なんだ。
神を神輿で運ぶ神道に対し仏教にも仏像を運ぶ出開帳といわれる習わしがあります。
昔は遠方で参拝に来られない人のため秘仏を運び御開帳をしていたそうです。
ここで神主さんから思わぬ話が。
(石崎さん)背負う時に「わっしょい」っていう言葉を発したりしますけれどもあれは…。
そういう言葉が気持ちに表れているという事のようですね。
(小籔)神様もみんな仲ようしてほしいわけですね。
「わっしょいわっしょい…お前向こう行けや」とかはちゃうって事ですよね…?ダメなんですまさに。
「わっしょい」言うてる時はもう「ええよええよ」言うて…。
そうなんです。
あーなるほど。
最後に案内してもらったのは一行が目にしたものは…。
(猿渡さん)こちらがですね…。
(小籔)あれ?
(猿渡さん)実は仏像があるんです。
かつてはこのこの仏像が仏教と神道がたどってきたある歴史を物語ってくれました。
(猿渡さん)昔は神仏習合でございましたので実は境内にも本地堂といいまして仏様がお祭りされてる場所がございました。
そこでその昔仏教と神道は仏と神を一緒に祭る1つの信仰形態でした。
寺と神社がともに造られた事もあったのです。
しかし明治時代時の政府は仏教と神道を切り離そうとしました。
寺と神社を別々にする事で神社から離れる際その際多くは体の一部を破壊されるなど野仏となり今でも全国のあちこちで見かける事があります。
大國魂神社の仏像は腕の部分を取り外されていました。
これは魂抜きといわれ仏の力を失わせるために行われたそうです。
しかしお坊さんはこの仏像からある事がわかるといいます。
これ拝見してると…。
お疲れさまでしたというような思いがひょっとしたらここの仏さんに関わった人たちの間にあったのかなと思うとねなんかすごく伝わってくるものがありますね。
仏も神もひとつとなりかつては同じ道を歩んできた。
その名残があるもともと平安時代にはですね盛大な雅楽とですねお坊さんのお経を一緒にひとつの法要の中でやったという事もあるんですね。
そういった事をですね神主さんの雅楽とお経のコラボ。
これをぜひやってみたいという事で。
(読経と雅楽)医者博識芸能人に立ちはだかるのは…。
さあそれではまいりましょう。
雅楽とお経のコラボですどうぞ。
(読経と雅楽)
(読経と雅楽)
(拍手)日本人としてなんか両方持ってるんだなっていうのが改めて今日知りました。
ねえ。
共存をする事でいろんな教えをもっと間口を広く多くの方に伝えていく事が出来たらいいなと。
そうか…。
すごい事ですよテレビでしかも。
2015/05/04(月) 19:00〜19:54
ABCテレビ1
お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺[字]
お坊さんの内情をぶっちゃけ!“爆笑問題”דお坊さん”が繰り広げる前代未聞のトークバラエティ!
今回のテーマは「仏教と神道どっちもすごいぞスペシャル」
詳細情報
◇番組内容
『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』今回のテーマは「仏教と神道どっちもすごいぞスペシャル」
今夜は知っているようで意外と知らないお寺と神社の違いや共通点がわかる!
「お坊さんと神主さん、多いのはどっち?」
「お寺と神社、多いのはどっち?」
生活になじみのあるお寺と神社。意外と知られていないその違いや風習など、これを見ればその違いがわかる!?
◇番組内容2
また、お坊さんが神主さんと一緒に神社へ!
お坊さんが神社へ行くと意外と知らない「お寺」と「神社」の共通点があきらかに!?
「鳥居と言えば神社、その鳥居と仏教の関係とは?」
「神社にある狛犬、お寺で同じ役割を担うのは?」
スタジオでは全国から集結したお坊さん10名と神主さん5名がお互いの気になること、違いや共通点についてトーク。
これを見れば「お寺」と「神社」通に!?
◇出演者
【MC】爆笑問題(太田光 田中裕二)
【ゲスト】
辻仁成
羽鳥慎一
星野真里
※五十音順
【お坊さん出演者】
東賢性(高野山真言宗)
市川妙英(日蓮宗)
小黒澤和常(曹洞宗)
久住謙昭(日蓮宗)
佐藤弘道(真宗高田派)
露の団姫(天台宗)
名和香おり(真宗大谷派)
長谷川俊道(曹洞宗)
松島龍戒(高野山真言宗)
泰丘良玄(臨済宗妙心寺派)
◇出演者2
【神主さん出演者】
石崎貴比古(常陸國總社宮)
久次米一弥(吉川八幡神社)
武田淳(埼玉県神社庁)
松岡里枝(愛宕神社)
矢野大和(鷹鳥屋神社)
※五十音順
◇おしらせ
☆番組ではお坊さんへの質問を募集しています。
詳しくは番組HPまで!
http://www.tv-asahi.co.jp/bucchake/
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他
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