この世でもなくあの世でもないどこか。
この世とあの世の間にあるという境目の世界…境界。
そこには大きな命の流れをうながす「輪廻の輪」があるという
(ドクロ女)はいっ!という事で3日以内にあなたは何者かに祟られ呪われ悶え苦しみます。
それを避ける方法はただ一つ!学校の裏庭にある伝説の百葉箱に自分を守ってくれるようにお願いしてお供えをするのです。
ど〜ん!あっ!
(真宮桜)あ…!?夢…?・「ひらりひらり風に舞う」・「光にさあ目を覚まして」・「思いよ今羽ばたけ」・「言いかけたコトバまだ胸の中」・「通り過ぎてく季節も悲しみもさよなら」・「咲き乱れ輝く花びらに思わず見とれて」・「淡い色に心動くたび鼓動は高鳴る」・「ほら廻る廻る境界線」・「記憶をさあ呼び覚まして」・「あの日に見た世界があるから」・「ほらひらりひらり風に舞う」・「光にさあ目を覚まして」・「思いよ今羽ばたけ」・「今すぐその向こうへ」・「溢れる未来のカケラ」・「その手で強く抱きしめて」
高校生になったら少し大人になってだんだん妙なものも見えなくなると思ってたけど…
心の声変な夢…。
それにあの場所…空の大きな赤い輪…。
心の声この間六道君に連れていかれた世界だった…。
回想六道君。
あなた一体…何者なの?
(六道りんね)俺は…現世に未練を残し成仏できない者たちを輪廻の輪に導く…死神。
死神…!?みたいな。
「みたいな」!?心の声死神って事?死神じゃないって事?どっちなんだろう?
(リカ)聞いて聞いて!すっごい怖い夢見た!骸骨みたいな女が3日以内に呪うって。
(ミホ)え…その夢私も見た。
(男子A)俺も見たぞ。
(男子B)伝説の百葉箱にお供えしろって。
(ユミ)あたしもあたしも。
(井本)こわ〜い。
心の声クラスのみんなも見てる…?もしかして…。
(女子A)これよ!伝説の百葉箱。
(女子B)前は願い事かなえてくれるって話だったよね。
(女子A)だから呪われないようにしてくれるんじゃないの?
(女子C)バナナもお供えに入るのかな。
(男子A)不思議だ。
(男子B)入れるそばから消えていく。
心の声やっぱり六道君。
おいっ!放せ真宮桜。
取り込み中だ。
あっ桜ちゃん。
桜ちゃんもお供えしにきたの。
リカちゃんもミホちゃんもだまされちゃダメだよ!だますって?ていうか今…。
きわめて不自然な姿勢で通り過ぎたね。
黄泉の羽織を来た六道りんねは普通の人には見えないのだ。
便利!
一体何の話をしている。
真宮桜。
とぼけるんじゃないわよ。
夢でみんなを脅してお供えを巻き上げようだなんて。
とんだ濡れ衣だな。
俺はやる事はやっている。
(女子D)最近何か頭が重くって。
(女子E)え〜風邪?花粉症?
(女子D)百葉箱におにぎりお供えしたんだけどね。
病院行った方がいいかな〜。
(女子E)え〜?絶対病院でしょ。
ナマケモノ?木から落ちて死亡。
だが本人…本ナマケモノは死んだ事に気づかずあの人間をしがみつく木だと思っているんだろう。
これは霊体ハタキ。
人や物に取りついた霊を払い落とすためのものである。
購入価格は特価120円
しがみつくのはやめて早く輪廻の輪に乗りなさい。
!あっでも治ったかも。
急にラクになった感じ。
(女子E)ほんと〜よかったね。
お供えをもらう代わりにこうして浄霊してやってるんだ。
正々堂々とした取り引きだ。
でも現にみんなが夢を見たって。
夢?そうだよ。
お供えしないと呪うとか祟りがあるとか。
それは俺じゃない。
なんで俺がそんな事をする必要がある。
だって六道君以外に誰がいるっていうの…!心の声あれ…?この人…?
(魂子)だ〜れだ?…おばあちゃん。
え?その呼び方は…や・め・ろって言ってるでしょ〜。
いでででででででででででで。
心の声今朝の夢に出てきた人?でも前にもどこかで会ったような…。
やめろ!コメカミが痛いじゃないか!心配して来てあげたのに。
心配?りんねあんた生活に困ってるんでしょ?私のところに来て一緒に暮らしなさい。
それはできない。
ほっといてくれ。
たった一人の孫なのに。
心の声孫って…。
この人本当に六道君のおばあちゃんなんだ。
若い…。
え!?なんて?いいえ…何でも。
さっき何か言ったでしょ。
いえ何も言ってません。
言ったわ!「わ」とか「か」とか「い」とか。
すみません。
ずいぶんお若いなぁと思ってつい…。
あらっ!あらあらあらおほほほほほやっぱり…?私が見えるのかっ!?真宮桜はちょっと変わってるんだ。
それより今朝夢でクラスメートを脅したっていうのはおばあちゃんか?その呼び方や・め・なさい!いでででででで。
もちろん私です。
りんねの生活の足しになればと思って。
余計な事すんな。
あらだったらよいしょ。
あらおいしそ〜。
待て!お供え物をどうする気だ。
もちろん没収します。
私が夢で脅して巻き上げた私の戦利品だし。
なっ!少しは置いてけ!イヤよ〜。
じゃあね〜。
おばあちゃ…!待って六道君!何やってんだ真宮桜!ついてくるな。
ここは生きた人間が来てはならない場所だと言ったろうが!でも私ここに来た事あるの!なにっ!いつだか分からないけど六道君と会う前に…ずっと前に一度。
何だって!?どういう事だ!
(羽織が破れる音)あっ…!?六道く〜ん!真宮桜!いない…。
それじゃあ1つもらえるかな。
はあ〜。
死ぬかと思った…にしても困ったなここどこだろ?
(店主A)さあ冥土の土産にいかがすか〜。
(老人A)もうせんべい食べてもいい?もちろんすよ。
好きなだけどうぞ。
(老人B)きんつばと練り切りどっちにしようかな。
両方どうぞ。
もう我慢なさる必要はありませんからね。
(店主B)今ならお安くしときますよ〜っ。
向こうのご家族に向けて遠隔操作もできますよ。
なんか…縁日みたい。
ちょっと変だけど。
(おばあちゃん)おやお嬢さんのような若い人が来るなんて珍しい。
どんな悪霊でもたちどころに追い払える除霊クラブ。
今なら特別に1万9,800円。
あいえ。
お手ごろなのではこっち。
どんな悪霊でもたちどころに封じ込めるかもしれない除霊ツボ。
なんと2,800円。
あの財布を教室に忘れてきてしまって。
ならそれでいいよ。
ダメですこれは六道君の…。
どうせあんたのものじゃないんだろう?すみません何もいりません。
お待ちよお嬢さ〜ん。
あっ!すみませ…!?え…?ついて来いって言ってるの?おばあちゃん!力を貸してくれ。
いでででででででででででで。
しょうがないわねぇ。
あの女の子こっちに連れてきちゃったの?連れてきたんじゃない。
ついてきたんだ。
はぐれてしまったが。
しょうがないわね。
(笛の音)探してもらいましょ。
(カラスたち)アホー。
うわぁ。
なんか混んでる。
え?それに乗るの?なんだか懐かしい感じがして…いい気持ち…。
アホーアホー。
マズいわよ〜。
え?どこにいる?あの子やりきった入場口に迷い込んだみたい。
やりきった入場口!?
(魂子)そう…人生やりきって未練を残さず大往生した人たちの通るところ。
しかし真宮桜はまだ死んでない!なぜあんなところに!さあ?でもそこに入るとなんでだか満足ムードに乗っかって一気に輪廻の輪に向かっちゃうのよね。
ダメだ真宮桜!それ死ぬって事だぞ!あ…。
あれ輪廻の輪だっけ?まるで赤い観覧車みたい。
(係員)は〜い。
一列に並んで〜。
(老女)ねえお嬢さん。
はい?あなたずいぶんお若いけど何の未練もないの?
(老人A)そうだな。
わしらはやりきったからいいけど。
(老人B)うん。
やりきった。
そうねぇ。
とにかく次が楽しみね。
心の声あら…よく見たらお年寄りばっかりだ。
みんなすごく満足そう。
でもねぇお嬢さんは若いのにもったいない。
本当にもう思い残した事はないの?心の声なんか私も楽しい気分。
はいっ!なんかも〜い〜かなって感じです。
心の声真宮桜!桜って子もみんなの満足ムードに乗っかって一気に輪廻の輪に向かっちゃうわよ。
(係員)は〜い!足元に気をつけて慌てずステップにお乗り下さい。
よい来世を。
ありがと〜。
ウサギさんも助けてくれてありがとう。
心の声あ〜このステップ輪廻の輪につながってるんだ。
あれ?て事は私別の何かに生まれ変わるって事?う〜ん。
そっか〜。
それで未練はないのかって聞かれたんだ…。
ないなぁっ!
真宮桜は今やりきった人々の満足ムードに流されているのだ
・待て〜っ!真宮桜〜!お〜い!
(爆発音)うわぁっ!あの声六道君…みたいな。
あ…羽織の片袖…。
とっても貧乏な六道君がとっても大切にしていた羽織。
持ってきちゃって悪い事したなぁ。
返してあげたかったなぁ。
(割れる音)きゃああっ!真宮桜!あっ!?六道君?分かっているのか真宮桜。
お前死ぬところだったんだぞ。
心の声助けに来てくれたんだ…。
あありが。
(爆発音)きゃあっ!?ウサギさん?うっ…。
くっ!
(爆発音)あっ!フッ!オッ!オッ!鎌さえあれば…こんなやつ!霊体コショウ!
これは死神道具の一つ霊体コショウ。
これを浴びるとクシャミが出て苦しい!ちなみに普通のコショウでも代用できるぞ!
うっ!ゲホゲホ…。
ん…。
こうなったら奥の手だ。
(クラッカー音)
これは霊体クラッカー。
大きな音を立て敵を撃退する死神道具だ。
ちなみに普通のクラッカーでも同じ効果が期待できるぞ
(爆発音)心の声そうだ田舎のおばあちゃん家に遊びに行ったあの日裏山の入り口にあれが立っていたんだ。
回想あ!ウサギさんだ。
心の声ウサギに誘われて私が行ったのは。
回想あっお祭り!わ〜い。
わああ。
おもしろ〜い。
変わってる〜。
(パンチ音)ウサギさんウサギさん…?ダメよあなたみたいに小さい子がこんな所に来ては。
お前を助けだすのに348円もかかってしまった。
元はといえばこっちに連れてきたあんたが悪いんでしょ〜が。
おいっ!食うなよ俺のお供え物!あの〜。
私思い出したんです。
子供の頃にも一度ここに来た事があるって。
今日と同じウサギに誘われて。
(魂子)ウサギ?はい。
よく分からないTシャツを着て私を手招きして。
それはだまし神ね。
だましがみ…?それはこう書きます。
うわ〜画数多い。
堕魔死神というのはノルマ水増しのためにまだ生きてる人間までだまくらかして輪廻の輪に乗せようとするタチの悪い死神だ。
で子供の頃はちゃんと元の世界に戻れたわけね。
はい…。
誰かが助けてくれたんです。
なぜかよく思い出せないんですけど。
真白い髪に黒い着物で確か赤い花の髪飾りをつけてたような。
そうだそれと六道君と同じ羽織を着てました!…ほお。
すごく親切なおばさんでした。
お・ね・え・さ・んだったんじゃなくて!?コメカミがいだだだだだだだだだだ。
ってあの時のおばさん!お・ね・え・さ・ん!教えて下さいおねえさん!あら?あらあら。
何でも聞いて。
あれ以来私幽霊が見えるようになってしまったんです!もう慣れたけど原因が分からないからスッキリしなくて。
やっぱり一度来るべきじゃない世界に来てしまったからですか?それはないわね。
この世界のものを飲み食いしないかぎり幽霊が見えるようになんてならないわ。
え食べましたよ。
回想あのアメが欲しいよぅ。
よし買ってあげよう。
わ〜い。
そういえばついうっかりと。
祖母がすまん。
いや原因が分かってスッキリしたよ。
りんね…やっぱり帰っちゃうの?言ったろう。
俺はこっちでは暮らせない。
そう…。
ねえ六道君。
なんだ。
どうしておばあさんと一緒に暮らさないの?あれ桜ちゃんと六道君だよね?え〜っ!いつの間にあんなに仲良くなってたの?し!おばあちゃんが死神だからだ。
え…?もちろん堕魔死神ではなくまっとうな死神だ。
やでも六道君だって同じ死神なんでしょ?俺は人間…。
人間?みたいな…。
はあ?どういう事?私たちにないしょでもうつきあってたりして?いやまだそうとは限らないしここは静かに見守ってあげようよ。
そうだね友達だもんね。
あ桜ちゃんのカバンどうしよう?あしたでいいんじゃない?そうだね。
・「騒がしいだけの証明にはさよならして」・「正しいものだけ」・「はじめましてをしていたいな」・「お願いどうしても」・「見たい触れたい思い通り」・「新しいものだらけ選ぶ勇気をくださいな」・「猫も杓子も右向け右の世界で」・「君と目が合うなんてこと」・「巡り会い巡れば巡る」・「くるりくるり隣り合わせ」・「偶然はわざと」・「運命の仕業と」・「いついつ出やる輪の上」・「後ろの正面だあれなんてね」・「振り向いて欲しいんだよ」・「同じ笑顔で待ってる」・「わたしに気がついて」2015/05/05(火) 01:00〜01:25
NHK総合1・神戸
アニメ 境界のRINNE(2)「赤い輪の記憶」[字][デ]
赤い輪が浮かぶ世界で、着物姿の女性から、伝説の百葉箱へお供えをするよう迫られる夢を見た桜。りんねと夢との関係を疑い、問い詰めるのだったが、そこに現れたのは…。
詳細情報
番組内容
赤い輪が浮かぶ不思議な世界で、着物姿の女性から、伝説の百葉箱へお供えをするよう迫られる夢を学校中の人が見た。桜はりんねの仕業ではないかと疑い、問い詰めるのだったが、そこに夢で見た女性が現れる。彼女の正体はりんねの祖母・魂子(たまこ)。なぜか夢で見る前から、魂子や赤い輪を知っている気がする桜は、原因を探るため、あの世へと来てしまう。しかし途中でりんねとはぐれて、一人であの世をさまようことに…
出演者
【声】石川界人,井上麻里奈,雪野五月,徳井青空,洲崎綾,徳石勝大,米内佑希,伊達朱里紗,三上遥香,本泉莉奈,蓮未エリナ,大井麻利衣,矢野亜沙美,三宅貴大,小田柿悠太,祐仙勇,玄田哲章
原作・脚本
【原作】高橋留美子,【脚本】横手美智子
監督・演出
【監督】菅原静貴
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
アニメ/特撮 – その他
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