NHK高校講座 生物基礎「生命活動を支える物質とエネルギー」 2015.05.05


僕との握手券がついてくるっていうのはどうですか?逆に買いたくないよ。
じゃあ社長の写真会もプラスしましょう。
勝手に引っ張り出すな。
え〜肩もみ券をつけましょうよ。
出血大サービスですよ。
生き物の不思議を解き明かす「生物基礎」へようこそ。
生き物はさまざまな活動をし成長する。
ではその活動や成長のもとになるエネルギーはどのように得てどのように使うのだろう。
今日は生物の活動を支えるエネルギーに迫りますぞ。
こんにちは八田亜矢子です。
今日も楽しく勉強していきましょう。
よろしくお願いします。
東京アヴァンギャルド丸沢丸と…。
綾瀬マルタと…。
この森一番のイケメンミドリ君です。
フゥ〜よろしくね〜。
よろしくね〜。
はいよろしくお願いします。
さて…この番組の第1回でも学習したように生物の特徴の一つは「エネルギーを利用する」という事でした。
うん。
では聞こう。
君たちが活動するのに…はい。
僕を動かすエネルギーは夢。
いつか大きなステージで多くのお客様から拍手と歓声を頂くという大きな夢です。
ありがとう。
私のエネルギーの源はミドリ君の優しい笑顔かな。
え?彼無表情に見えるでしょ。
すごくロマンチックなんですよ。
えっえ?八田さんは?え〜そうですねぇ私は…。
違う!そうではない!私が聞いているのは…ああ。
自動車ならガソリンのエネルギー。
電車なら電気。
じゃあ生物は?生物は?そうですよね。
動物や植物はどのようなエネルギーを使って活動しているんでしょうか。
そういう事じゃ。
では丸君今日のキーワードを出してくれたまえ。
はい。
よいしょ。
ジャン!
(丸)「エネルギーのつくり方と使い方」。
今日は動物や植物がエネルギーをどのようにつくりそしてどのように使っているのかこれを考えていきましょう。
「始まりは太陽のエネルギー」。
これはどういう事でしょうか。
おっほん。
それは光合成の事でしょうね。
そう。
光合成は植物が太陽のエネルギーを吸収するところから始まります。
それでは植物の化身ミドリ君の体を使って説明してみましょう。
光合成というのは…。
太陽の光を使って…。
水と二酸化炭素から…。
デンプンなどの炭水化物をつくる事です。
なるほど。
確かにそうでしたよね。
でも…植物は光のエネルギーを使って無機物である二酸化炭素から有機物である炭水化物をつくる。
光合成はこのように言う事ができます。
(丸)「無機物から有機物がつくられる」ですね。
ここで大切な事は…
(丸)ん…?あ〜!そうか分かった…そのとおり。
エネルギーの観点から見ると光合成というのは植物が…そのとおりじゃ。
つまり…ああ…。
動物は何かを食べて活動のエネルギーを得ている。
植物を食べる動物。
その動物を食べる動物。
つまり動物もそのエネルギーの大もとは太陽の光エネルギーなのだ。
という事で…僕がパンを食べるとパンの原料の小麦の中に取り込まれた太陽の光エネルギーが僕の体に取り込まれる。
私が牛乳を飲むという事は太陽の光のエネルギーを含んだ牧草を牛が食べその牛の乳に含まれるエネルギーが私の体に取り込まれるという事。
つまり私たちのエネルギーの始まりは光合成。
太陽のエネルギーという事です。
でも……ともいいますよね。
何小難しい事言ってんだよ……である事は分かったな?うん。
でも…飲んだ牛乳や食べたパンが直接筋肉に働きかける訳じゃないもんね。
そうですね。
実はその鍵を握っているのがATPという物質です。
ATP?あぁ学校の父母会だ。
あっそれPTA。
違います。
ATPです。
そしてここにあるのがそのATPです。
(丸)えっそんなものにエネルギーがあるんですか?
(マルタ)ただの粉じゃないの?ところがこのATPただの粉じゃないんです。
このATPに含まれるエネルギーを見せてもらいましょう。
先生こんにちは。
こんにちは。
どうぞお座り下さい。
ありがとうございます。
先生生物はATPに蓄えられたエネルギーを使うという事だったんですが…。
はい。
ATPのエネルギーが一目で分かる実験をお見せしましょう。
ここにウサギの筋肉があります。
そしてこっちにはATPを溶かしたATP溶液が入ってます。
えっ何か起きるんですか?はい。
じゃあかけてみますのでこの筋肉よく見ていて下さいね。
あっ縮んだ。
…という事でいいんですか?そうなんです。
ATPが蓄えているエネルギーの様子をもう少し詳しく見ていきましょう。
これは…ATPが染み込みやすいように細く引き裂いておく。
この筋肉にATPをかけると…。
筋肉が収縮した。
では1gのおもりを筋肉に付けてみよう。
おもりが軽々と筋肉に持ち上げられた。
筋肉を動かしたのはATPに蓄えられたエネルギー!ATPにはエネルギーがいっぱい!そこでさっき光合成の時に見たこの図です。
無機物の二酸化炭素を有機物にするこのエネルギー実はATPのエネルギーなんです。
(丸)え〜!光合成ってATPが関係してるんですね。
そうなんです…なるほど…。
はい質問です。
いい質問ですね。
じゃあこれを見て下さい。
ATPというのはアデノシン三リン酸という物質で生物の細胞の中にあります。
そして細胞の中にはATPによく似たADPアデノシン二リン酸というものもあります。
ここで大切な事は…
(丸)あっ分かった。
分かった分かった。
その点々の矢印がポイントなんじゃないですか?ADPがATPになる時にエネルギーが蓄えられるって事ですよね?そうですね。
(マルタ)そうか。
そのATPがADPに戻る時にエネルギーが出てそれがいろんな生命活動に使われるって訳ですね。
そのとおり…ATPって充電できる電池みたいな感じなんですね。
そうですね…光るホタル。
光るキノコ。
どちらもATPに蓄えられたエネルギーを光に変えて光っている。
なるほど。
動物も植物もいろんな生き物がATPを使ってるんだね。
うん。
キノコも光っていたね。
そうでしたね。
では次にATPと呼吸という事の関係について考えていきましょう。
えっ呼吸っていったら…。
ハァ〜フ〜!息を吸ったり吐いたりする事ですよね。
そうですね。
空気を吸って…
(丸)ハァハァハァ!激しいね。
呼吸には実はもう一つ意味があるんです。
ジャン!この図のように細胞の中で酸素を使ってグルコースなどの有機物を分解しエネルギーを取り出す事。
これも「呼吸」というんです。
(丸)へぇ〜細胞の中の呼吸ですか。
そのとおり…
(マルタ)グルコースの分解で出てきたエネルギーをATPに蓄える?でもエネルギーを…そうだよね。
このエネルギーをそのまま活動のエネルギーとして使えばいいんじゃないの?
(丸)ねえ。
(マルタ)うん。
お答えしましょう。
実はこのグルコースが分解される時に出るエネルギーとっても大きなものなんです。
そこで…へぇ〜。
エネルギーを小分けにしてキープですか。
そうです。
ATPがADPになる時に出るエネルギーの大きさを1とするとグルコースが分解されて出るエネルギーはおよそ90もあるんです。
(マルタ)ほぼ100倍ですね。
そうです。
こんなに大きなエネルギーは小さな細胞の中ではとっても使いにくい。
そこでATPに小さく分けて蓄えるんです。
なるほど。
たくさん作ったカレーを小分けにして冷凍パックにしておくと食べたい時に食べたい量だけ解凍できて便利ですもんね。
そのようなものですね。
(丸)なるほど。
じゃあ…丸と…。
マルタの…。
お〜カマキリっぽいね今日は。
どこだ?ここは。
ここは調味料メーカーのキッチンラボです。
どうやらここでATPを使った面白い実験が見られるみたいです。
お〜楽しみですね。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
ATPを応用して食器や調理器具の汚れを検査する方法があると聞いたんですがどういうものなんでしょうか。
じゃあ早速やってみましょう。
はい。
お願いします。
ここにきれいなまな板が2つ用意してあります。
片方には肉が載せてあります。
という事は何も載ってないまな板よりこちらの方が汚れているっていう事ですね?そういう事ですね。
では早速この2つのまな板の汚れを比べてみましょう。
2人はチューブから取り出した綿棒でそれぞれのまな板の汚れを拭き取る。
拭き取った綿棒をチューブに戻すとまな板に付いていた汚れがチューブの液の中に溶ける。
これを測定器にセットする。
はい。
結果はすぐに出ます。
ほうなるほど。
そんなに簡単に分かるんですね。
(測定器のアラーム)
(丸)おっもう?
(マルタ)早い。
(丸)お肉のない方は116。
(マルタ)こちら4万9,989です。
(丸)4万!?すごい差ですね。
汚れの量がすぐに分かりましたけど……というのはご存じですよね?
(丸マルタ)はい。
これはATPの量を測って数値に変えるという機械なんです。
あぁなるほど。
要するに目には見えなくても…そのとおりです。
という事で…まな板や包丁などに…だから…なるほどね。
でもあの装置は…はい。
それももちろん調べてきましたよ。
綿棒をATPの溶液につけてみよう。
これを暗い所で見ると…。
うっすらと光っている。
これはホタルやキノコが光っていたのと同じようにATPのエネルギーで光っているのだ。
へぇ〜。
これ考えた人すご〜い!すご〜い!動物や植物の細胞にはATPがある。
植物も動物もATPにためたエネルギーを使って生きてるんだね。
そうですね…しっかり覚えて下さい。
では亜矢子さん今日の「実になる一言」お願いします。
今日の「実になる一言」は…ATPはグルコースの分解で得られたエネルギーを小分けにして使いやすいように蓄えているんです。
そして必要な時に必要な所でそのエネルギーを出して生命活動を支えています。
お〜なるほど。
要するにATPっていうのは……っていう事だ!う〜ん違うよ。
ちなみにADPは?それは分からん!分からんぞ。
そっか〜。
つまり植物も動物もエネルギーの始まりは太陽の光エネルギーです。
2015/05/05(火) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 生物基礎「生命活動を支える物質とエネルギー」[字]

生物を学ぶ事は自分自身を知る事です。ヒトとはどんな生物なのか?体のしくみや健康に暮らすための知識等々、本格的に「生物」を学ぶ前に「生物基礎」でその準備をします。

詳細情報
番組内容
生命活動のためにエネルギーを利用することは、すべての生物に共通する特徴の一つです。生命活動に使われるエネルギーの正体はATPという物質で、動物はエネルギーをATPに蓄えます。植物は光合成により太陽の光エネルギーを有機物のエネルギーに変換しATPに蓄えます。生物の生命活動は光合成や呼吸によりATPを合成することで維持されているのです。【出演】八田亜矢子、東京アヴァンギャルド【講師】山藤旅聞
出演者
【解説】都立両国高等学校・付属中学校教諭…山藤旅聞,【キャスター】八田亜矢子,【リポーター】東京アヴァンギャルド,【語り】増谷康紀

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他

映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:28688(0x7010)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: