あるところに人間は誰も知らないヴァンパイアの世界がありました。
悪い伯爵から逃れて人間界に来たヴァンパイア桜子と小町。
しかし居候先の健太郎の部屋で泥酔。
醜態を晒してしまいます
一方桜子は人間の男子隼人と初めての遊園地でいい感じになりますが…。
しかし相手は人間。
桜子はヴァンパイア。
更に健太郎に2人の正体がバレそうになり…
(健太郎)桜子さんには近づかないほうがいいです。
(隼人)どういう意味だよそれ。
いやあの子は…。
っていうかあの2人は普通の女の子じゃなくて…。
あの…その…。
だからなんなんだよ!アイツらヴァン…。
(小町)アイツら何?ヴァン…ヴァン…ヴァンド組みたいって言ってたよね。
隼人さん今度相談にのってあげてくれませんか?あとでな!ちょっと!あっ!いつから気づいてたのよ!?人間とは少しお二人が違うってこと?そう。
あの…二人が酔っ払ったときに牙らしきものが…。
誰かに言ったら…。
言いません!オッケー。
桜子。
(桜子)今日私…嬉しくて楽しくて…。
こんな気持初めてで…。
じゃあ…。
でも…無理なんです。
なんで?私…。
なんでもないです。
もう帰らないと。
じゃ…。
この曲めっちゃ好き。
うん。
エビ中いいよね。
〜〜うわっ!
(急ブレーキ音)大丈夫ですか?え?
(ギターの弦を弾く音)どうしたの?今日ね…隼人さんと一緒に出かけてすごい楽しかったんだけど…。
だけど…。
ものすごい血が欲しくなっちゃって…。
だから人間に恋しちゃダメだって言ったじゃん。
うん。
そんなのわかってたんだけど。
苦しむのは桜子でしょ。
だけど気がついたら隼人さんのことばっか考えて。
ねぇ桜子。
私たちは人間を殺して生きるしいつかは正体だってバレるし。
そのときは今よりもっともっとつらくなって…。
こまちゃんお願いわかって。
そんなのわかりたくないし。
わかんないよ。
私だってわかんないや。
そこで何してんの?あのさもう桜子を傷つけないでよ。
アイツ傷ついてんのか?は?ごめん。
なんか俺…。
アイツのことばっか考えてる。
そんなことなんで私に言うの。
じゃあ今日は帰るわ。
ちょっと…。
えっ?
(瑞穂)理沙デートどうだった?どうだった?
(ちさと)まさかさ2人きりの観覧車とかで…。
キャーッ!
(理沙)そういうのあとでいいから。
つうか隼人さん遅いね。
さっき電話したんだけどつながんなくてさ。
変だよね。
マジ?でも来るって言ってたんでしょ?うん。
ねぇ小町さん今日は桜子さんとは一緒じゃないんですか?あ桜子は…。
部屋に1人でいる。
1人ホントに?もしかして隼人も。
アイツはいないよ。
そう。
隼人…。
倉庫に桜子連れて…。
伯爵!隼人さんどうしたんですか?誘拐されたかもしれない。
それどういうこと?隼人さんが人質ってこと?警察に言ったの?警察はご法度。
僕お金はないけど助けなきゃ。
目的は?桜子…どうしよう。
えっどんな恨みが…。
犯人は誰なの?かなうわけない。
でもこのこと桜子に言ったら絶対…。
助けなきゃ。
隼人さん絶対に助けなきゃ!ちょっと待って!葵さん!今日のシフトは後日必ず…。
すみません!
(葵)ちょっとどこ行くの!?ちょっと待ってください!
(葵)小町ちゃんは?
(葵)健ちゃん!はい。
これ持ってって!なんですか?もし困ったら開けて。
ありがとうございます。
あっ!じっとしてろ!お前を絶対許さない。
貴様…どうしてそこまでする!?彼女は僕の大切な人だから。
彼女がいるから僕は僕でいられる!ハハハハハ…。
それじゃ試してみようか。
うぉ〜!こまちゃん!ドラマ1人で見ててもつまんないから来ただけ。
伯爵ってもしかして人間じゃなくて…。
ヴァンパイア。
キミらと一緒!?はい。
でも私たちよりずっと長生きしてるから…。
どうしよう!今の誘導尋問だし。
ハハハハハ…大丈夫です。
えぇお二人のご正体は存じております。
なんで?成り行きで。
でも誰にも言ってませんから。
そう当然。
健ちゃんいいヤツ!うん。
で…こっちでいいんだよね?カレーライスがさサバ入りだったら絶対最高じゃない?絶対おいしくない…。
ねぇあの…倉庫に行きたいんだけど。
ここを右に曲がってそのあと右に行って右に行ってそれからまっすぐ。
ってことは…まっすぐってことかな?でもあっちは危ないから行っちゃダメだって。
ありがとう。
サンキュー。
(葵)理沙ちゃん!次こっち。
もう…なんで私たちが手伝ってんのよ?はい。
ここだ。
マカマドマギメラガイアーバギホイミエロイム…。
何?呪文の練習。
待っていたぞ。
遅かったじゃないか。
(源十郎)やりますか?
(藤兵衛)やりましょう。
隼人さん!ちょっと!静かに。
待て!お前らは派手に殺しすぎだ。
人間どもがびっくりしてるじゃないか。
我々はこの世界に存在していないんだぞ。
おい伯爵!ん?なんだ?にんにくか。
映画や小説はフィクションだってこと知らないのか?なら…こっちでどうだ!?マカマドマギメラガイアーバギホイミ。
エロイムクロス…バギムーチョ!
(健太郎)どう…なんだ?大きな十字架だな。
マカマドマギメラガイアーバギホイミ。
ああ…もういい。
えっ?付け焼き刃で十字架をかざしても本当に信じてなければ効かないんだよ。
健太郎さん!どうして…。
あれ?おかしいな…。
勝てると思ったのにな…。
ごめん。
人間と仲よくするとこうなるんだよ。
じゃやっちゃいますか。
殺さずに連れてこい。
ちょっと待って。
どうしてこんな人間のために…。
わかんない。
でもやる。
うっ…。
やめてください!!ほう…驚いたな。
ああ!それ以上動くと大切な人を殺すことになるよ。
キミも血を飲みたいだろう。
うん?さあ…始めようか。
フフフフフフフ…フフフフ…。
やっぱりコイツが大切なのか…。
わかってはいたが理解できない。
だが…おもしろい。
フフフフフ…。
私を殺してください。
隼人さんは関係ない。
コイツの代わりに死ぬ?そんな自分勝手な選択肢はない。
殺すのは人間だけだ。
あっ…。
もしくは…コイツも仲間にしてしまおうか?イヤです!そんなぬるい倫理に迷うな。
キミは人間じゃないんだ。
ほ〜ら。
ちゃんと人間と我々の違いを知るべきだ。
さあ。
我慢するな。
キミがやるんだ。
大好きな人なんだろう?いい顔だ。
(ハーモニカ)桜子!〜何だそれは…。
面倒な。
くだらないゲームは終わりだ!うっ…うぅ…。
うっ…うぅ!うわっ!隼人!ぐっ!ほぅ〜。
ようやくお目覚めか?う〜ん。
隼人さん…。
うっ!あっ!フフフフ…フハハハハハハハハッ!隼人さんこれを!あっ!〜あっ!あぁ…。
隼人さん?早く…逃げなきゃ!隼人さん?
(健太郎)大丈夫ですか?
こうして3人は激しいバトルの末ヴァンパイアである伯爵から誘拐された隼人をなんとか救い出し長い長い夜が終わったのです
大丈夫?ああ大丈夫。
っていうかゾンビみたいなのがいきなり…。
えっ?何のこと?へっ?お前も見ただろう?えっ?あの…いました?あっ…隼人さん何を見たのかな?
(葵)どうしたの?アンタいつもそういうのいちばんバカにするのに。
そうだよな。
あっ!隼人さん!?しっかりしてよ!大丈夫ですか?
しかし…
人間を思えば思うほどその人の血を吸いたくなる存在であるヴァンパイア。
その抑えられない気持がこの夜もう一つひっそりと生まれつつありました。
それは2人のヴァンパイアが正体を隠して人間界にいることの限界が近づいていることを意味していました
2015/05/06(水) 02:10〜02:40
テレビ大阪1
ヴァンパイア・ヘヴン[再] 第5話[字]
遊園地でデートし、いい雰囲気になる桜子と隼人。だが、二人の顔が近づいた時、桜子は突然吸血衝動に駆られてしまう。一方、小町の目の前で隼人が忽然と消えてしまい…!
詳細情報
ストーリー
桜子(大政絢)は想いを寄せる隼人(平岡祐太)と遊園地でデートすることに。観覧車でいい雰囲気になるが、隼人の顔が近づいた時、突然ヴァンパイアの血が騒ぎ吸血衝動に駆られてしまう。愛した人間と永遠に触れ合うことはできないと実感した桜子は、やるせない気持ちに…。一方、「桜子をこれ以上傷つけないで」と隼人に告げる小町(本田翼)。だがその直後、目の前で隼人が消えてしまい…!
出演者
桜子…大政絢
小町…本田翼
健太郎…冨浦智嗣
理沙…岡本杏理
源十郎…長江英和
藤兵衛…君嶋麻耶
ちさと…三浦透子
瑞穂…黒澤はるか
エビ中…私立恵比寿中学
出演者続き
葵…江口のりこ
伯爵…篠井英介
隼人…平岡祐太
脚本・監督
瀬田なつき
音楽
<オープニング・テーマ>
「禁断のカルマ」
私立恵比寿中学
<エンディング・テーマ>
「Bloody Night」
超特急
番組概要
絶世の美少女ヴァンパイアが人間の男と初めての恋に落ちる、せつな度満点のキュートでポップな恋愛ドラマ★
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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サンプリングレート : 48kHz
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