今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ…。
「ドはドーナツのド」ヘヘヘ…いきなりすいません。
そう今日はドーナツ屋さんの家族のお話なんです。
お店の名前は「B・Ring」。
「B」ってなんですか?ベイクド…はい焼きですね。
油を使わない焼いたドーナツですかね。
こちら常石昌弘さん30歳です。
油で揚げずにふんわりと焼き上げる焼きドーナツのお店を切り盛りしています。
そして売り場で作業しているのが昌弘さんの妻千晶さんです。
この若いご夫婦が主人公…かと思いきやさにあらず。
今日の主人公は昌弘さんのご両親です。
ご紹介しましょう。
石川公英さん64歳。
そして妻の…。
石川左由利です。
「天城越え〜」エヘヘヘ…。
左由利さんは忙しい昌弘さん夫婦に代わって孫の美咲ちゃんのお世話です。
主な仕事を次男夫婦に任せた今お二人はサポート役としてお店のお手伝いをしています。
まあさしずめお店の名誉会長ってとこでしょうかね?隠居。
あらららら…。
西田さん!はい。
こちらのお店では焼きドーナツを26種類も作っているんですよ。
いやどれもこれもうまそうですね。
あっお客さんがいらっしゃいましたね。
常連さんでしょうか。
慣れた手つきで選んでます。
お気に入りはどれですか?ユズとかあの黒糖。
うんうん。
美味しいです。
本当にね。
ありがとうございます。
すごくねこう…。
フワッとして…。
エヘヘとにかくフワッフワなんですね。
美味しい言うて買うてもらえるいうのはもう幸せですね。
幸せですよね。
では桃ちゃん幸せいっぱいのドーナツ屋さんどこにあるのか教えてください!はい。
今日の舞台は高知県の西南に位置する黒潮町です。
穏やかな波が打ち寄せる入野の浜。
4キロにわたって美しい砂浜が続きます。
移住地としても知られる風光明媚な町です。
そんな黒潮町のふるさとの味といえばわらで焼くカツオのタタキ。
う〜ん!西田さんお好きですか?お好きどころじゃありませんよ。
もう愛してます。
黒潮町特産の塩天日塩を振ればほら塩タタキの完成ですよ!あのお酒ください。
石川さんご夫婦の一日は朝の散歩から始まります。
大阪から移住して8年田舎暮らしを満喫しています。
野並さんおはよう!
(出豆男さん)おはようさん!
(公英さん)おはようございます!今朝もやりゆうかね。
こちらは移住当時からのお付き合い野並出豆男さん御年82歳。
そして妻の成美さん81歳です。
ようけ置いたちいかんけんね引いて帰ったらええ。
もろうて帰るわ。
この日は青々と育ったホウレンソウをいただきました。
(公英さん)いつもいつももらってばっかりで…。
(左由利さん)いや嬉しい。
また今晩のおかずが出来たやんか。
食べきれないほどたくさんいただきました。
こんな時は水洗いをして土を落とし根を切らずに保存すれば鮮度が落ちないそうですよ。
ああなるほど。
野並さんありがとうございました!こちらが石川さん夫婦のご自宅です。
広さ110坪のこの庭が気に入って購入しました。
お二人はここで大好きなバラの手入れです。
丹精込めた庭は5月になれば…。
ご覧のとおりバラが咲き誇ります。
そして近所の皆さんと一緒に楽しいバーベキューパーティーです。
そしてお二人と一緒にのんびりと田舎暮らしを満喫する家族がいます。
ご紹介します。
愛犬のナルです。
そしてもう1匹。
クーちゃんでこの人と知り合えるきっかけになった子なんで…。
(左由利さん)クーちゃん。
実はこのクーちゃんがお二人の愛のキューピッドなんです。
東大阪市出身の公英さんは地元の工場に勤めていました。
一方左由利さんは高知県香南市で3人の子供を育てていました。
ともに離婚を経験したお二人は2004年お互いの飼い犬が縁で知り合い再婚しました。
かねてから田舎暮らしに憧れていた公英さん。
糖尿病で入院したのをきっかけに勤めを辞め移住先を探し黒潮町と出会います。
ホームページにそのきれいな海がね入野の…入野海岸の海が写っちょったきそれが魅力かね。
田舎へ行くほうが自分の健康のためにはいいかなっていう部分があって。
2006年ご夫婦は黒潮町に移住。
公英さんは地元の商工会に勤めます。
そして4年前大阪に住む次男昌弘さんがこの町で暮らしたいと言ってきました。
こっち来たいんやけど仕事がないと。
「ドーナツ屋さんをやったらええことない?」言って…言うたのが私なんです。
次男の移住の手助けになればとドーナツ屋さんに挑戦する事を決めた公英さん。
商工会を辞め開店の準備にかかります。
でも不安いっぱいのスタートでした。
(公英さん)もう寝ても夢でドーナツ見たりとかこうしたらええねんああしたらええねんっていう事はもうしょっちゅう…。
(左由利さん)一日中言いよったね…。
そして去年の夏次男昌弘さんの家族も移住し店を引き継ぐ事になりました。
学校帰りにお店に立ち寄ったのは昌弘さんのお子さん。
つまりお二人のお孫さんです。
ドーナツ美味しいもんね。
ママにあげようかな。
イエイ!あー!ダメー!アハハハにぎやかなお店になりました。
というわけで本日は高知県黒潮町に移住したご夫婦のお話です。
焼きドーナツが広げる家族の輪。
この先一体ドーナッツちゃうの?今日の舞台は美しい海が広がる高知県黒潮町。
8年前この町に移住し田舎暮らしを始めた石川公英さん左由利さんご夫婦が主人公です。
この日はお二人で入野の浜を散策です。
お二人が3年前にオープンした焼きドーナツの店。
今は次男の昌弘さん夫婦が継いでいます。
B・Ringではドーナツの材料をなるべく地元産でと考えています。
ユズを生地に練り込んだものや黒潮町特産の黒糖をチョコレートのように溶かしてコーティングしたものなどいろいろと工夫しています。
今でこそたくさんの人に愛されている黒潮町で初めてのドーナツ屋さんです。
でも開店当初は大変だったようですねぇ。
そんな苦労の中でお二人はいろいろな事を学んでいきました。
お客様の声に耳を傾けそれをヒントに工夫を重ね様々なアイデアを生み出してきました。
そして生まれた人気商品の1つがこちら。
ドーナツに溶かしたチョコをつけ棒を挿して持ちやすくしたスティックドーナツです。
おお〜これはいいアイデアですね。
西田さんそれだけじゃありませんよ。
ん?なんでしょう?この印は…。
大当たり!あー当たったんだ!はい!これが出るともう1つドーナツがもらえます。
ヘヘヘヘ…。
左由利さんのアイデアです。
そうです。
お義母さんに教えてもらって。
(左由利さん)徐々に2人のアイデアがいっぱい…いろいろと出てきよるね。
いやぁ更なるアイデア期待してます。
こちらは町内にある道の駅ビオスおおがた。
B・Ringのドーナツを置かせてもらっています。
もっと多くの人に焼きドーナツを知ってもらいたい。
公英さんは一軒一軒訪ね歩き今ではたくさんの場所に並ぶようになりました。
焼きドーナツいかがですか〜!次男昌弘さんが対面販売をしているのでお手伝いです。
焼いたドーナツです。
どうぞ。
(公英さん)美味しいでしょ?油で揚げてないでもあなたにあげたい焼きドーナツいかがですか!アハハ…。
お客さんの反応がじかに伝わる対面販売です。
昌弘さんもいい勉強になりますよね。
こうした努力の積み重ねで今があります。
お願いします!はい待ってます!ありがとうございます!この日お二人はB・Ringのドーナツに欠かせないあるものを手に入れるために出かけました。
太平洋に面した海岸沿いは海水を天日で干して作る塩天日塩の産地です。
くみ上げた海水をジグザグに張ったネットに流し流れ落ちる間に太陽と風の力だけで蒸発させて作る天日塩。
ここ黒潮町で最初に天日塩を作り始めた小島正明さんを訪ねました。
もうサウナ…サウナ状態やからね。
流れ落ちながら濃度を高めた海水は次にビニールハウスに移されます。
(左由利さん)出来ちゅう出来ちゅう。
ここで1か月ほどかくはんを繰り返すと少しずつ塩の結晶が現れます。
これで作るともう美味しいねお豆腐が出来るんですよね。
豆のうまみを引き出して。
これが自然の力だけで出来た塩です。
まろやかで美味しいから混ぜる事によって美味しいドーナツが出来るんやろうなっていうのがあって。
お店のドーナツには全てこの塩が使われています。
にがりが混ざった塩を脱水すると結晶が取り出せます。
その後さらに細かな手作業をするんです。
海水に混ざっていた小さな不純物を取り除きます。
いやぁ本当に手間がかかりますね。
こうしてうまみのある天日塩が出来上がります。
この天日塩をたっぷりと使っているB・Ringの人気メニューがあります。
今作っているのはあん入りドーナツ。
ドーナツ生地にあんを流し入れその上から天日塩を振りかけます。
はい塩あんドーナツの出来上がりです。
甘いあんにミネラル豊かな天日塩が利いています。
(公英さん)僕らもここにお世話になったんやから黒潮町の食材を使った形で出来れば町がもっとこう…活性化されるような部分でお手伝い出来たらな。
これまでもどんどん新たな販路を拡大してきた公英さん。
もうすぐオープンする道の駅なぶら土佐佐賀にやってきました。
(左由利さん)うまくいきますように。
(公英さん)こんにちは!この日は道の駅の看板となるカツオのわら焼きの事前準備をしていました。
強い火力で瞬時に表面を焼き上げわらの香りで風味を引き立てます。
美味しそう〜。
いやぁいただきたいのは山々ですがこの日お二人の目的はB・Ringの焼きドーナツを置かせてもらう事です。
(公英さん)どうも…お世話になります。
はいお世話になります。
B・Ringの石川と申します。
なぶらの常石大吾です。
いやなんだかぎこちない名刺交換です。
それもそのはず実は大吾さんはお二人の長男です。
1月末までB・Ringに勤めておりました。
3年前B・Ringの立ち上げの時大吾さんはこの町に移住してきました。
去年までドーナツは大吾さんが焼いていました。
自分の力を…ちょっとでもいいんです使う事が出来たらなと思って。
大吾さんは今この直売コーナーの責任者。
陳列される場所を確認します。
こっち側がよくない?いやそれは…それはうちだけの考えでいかんが。
(大吾さん)大体皆さんそう言います。
はい。
一番前一番前ってフフフ…。
いや大吾さんひとついい場所お願いします。
夜石川家がとってもにぎやか。
乾杯!
(一同)乾杯!アハハハ…。
いや3世代そろっての夕食です。
ごちそうに飛びついたのはお孫さんたち。
お腹いっぱい食べてね。
あら大吾さんお隣の方はどなたでしょうか?お嫁さんやったっけ?
(大吾さん)そうお嫁さん…。
ああお嫁さんなんですねぇ。
はい移住してから歩さんと知り合い結婚しました。
にぎやかだなぁって…。
結婚したのに対してお祝いもなんにも出来てなかったんで今日ちょっと皿鉢料理を作ってもらって…。
高知県ではお祝いに欠かせない皿鉢料理。
結婚した2人のために公英さんが奮発しました。
こっち来たんがね私が最初に来たからそれがきっかけとなってこういうふうに…。
いやぁ大吾さん結婚おめでとう!何よりそのおかげで嫁さんがね出来た事はよかった一番ね。
まあ僕結果よかったかなと思うちょるけんね。
これがやっぱりかわいいよねぇ。
(公英さん・左由利さん)ハッピーウエディング!夫婦二人で始めた黒潮町での暮らし。
幸せの輪が子供たちから孫たちへと広がっています。
この日ご夫婦が訪ねたのは移住して最初に住んだ場所。
こちらがその時に借りた家です。
こっちへ移住してきた時に最初にここで生活を始めたんですよね。
とりあえずふとん敷いて。
あとことことことこと直して。
ああちなみにお家賃は?15000円でしたねその時ね。
家賃15000円で始まった黒潮町の暮らし。
この場所から様々な輪が広がっていったんですね。
(左由利さん)おるかな?
(公英さん)おるかな?おるね。
(左由利さん)おはよう!覚えちゅう?ちょこっと遊びに来た。
あらまあ何これ。
こちらは借りていた家の近くに住む谷秀子さんのお宅です。
誰も知らない土地に越してきたご夫婦に温かい言葉をかけてくれました。
いや谷さん移住当時のご夫婦どんなでした?うん今と同じよ。
仲のええ…。
エヘヘヘ。
もうねいろいろねようしてくれて。
おかずは作ってね持ってきてくれるし。
全部世話になりっぱなし。
そんな事ないのよ。
お互い様。
ここに来てよかったんよね。
一番先にね。
いやぁ移住してすぐこんないい方と出会って本当よかったですね。
黒潮町への移住を希望する人たちのためご夫婦はボランティアで受け入れ準備のお手伝いをしています。
のどかな!家庭菜園…最高よ静かだし。
移住仲間がお手伝いします。
皆さんはどちらから移住してこられました?大阪です。
おお〜。
私はね広島のほうから来ました。
う〜ん。
この空き家にはこれから役場で働く移住者が住む事になっています。
すすを払いごみを除き風通しをよくします。
引っ越してくる方が気持ちよく暮らせるように部屋をきれいにします。
荒れ放題だった庭も雑草を取り除き公英さんはこれからも移住希望者のための空き家を見つけるところから手伝っていきたいと思っています。
僕らも最初入った時結構荒れとったから特にきれいにやってたら嬉しいよね。
ヘヘヘ。
本当に住むのはすごくいいところやから気持ちよく来てもらえたらっていう部分はありますよね。
皆さん新しい仲間が増える事を本当に心待ちにしています。
この日石川家の庭ではお仲間が集まって恒例のバーベキューパーティーが開かれていました。
公英さんお肉焼けましたかね?はい焼けましたよ。
ああいいな。
エヘヘ。
(一同)乾杯!味付けは素材の味を引き立たせる天日塩です。
(公英さん)ゆっくり食べてください。
私は一生懸命焼きますんで。
エヘヘヘヘ…公英さん食べないんですか?わりとこないなってしまうんです。
(左由利さん)いっつもこういう役目…。
あの…なんでか知らんけんど。
地元の農家の方お一人と移住してきた皆さんです。
リタイアしてのんびり田舎暮らしを楽しむ方自給自足を目指す方いろんな人たちが集まりました。
皆さん黒潮町いいところですね。
美味しい食べ物がありで近所の人は親切やし。
もう野菜とかいっぱいいただけるし。
自然は素晴らしいもんでした。
暖かいし星空もすっごいきれいやし。
海も山もあるし川もあるし。
ホタルもおるし。
エヘヘヘヘ。
もっとたくさんの人に来てもらいたいですね。
こういう家がありますとかそういう案内的な部分は出来るしこういうネットワークがあるんでこういう家が空いてるよとかそういう情報を私のほうで集めてそういうふうに提供出来たら…。
もうすぐこの庭はバラの花でいっぱいになります。
8年前見知らぬ土地黒潮町で暮らし始めた石川さんご夫婦。
お二人のもとには長男と次男の家族が集まってきました。
そこにはいつもふんわりまあるい焼きドーナツがありました。
そしてドーナツのように家族の輪がつながりました。
公英さん左由利さんこれからも黒潮町の暮らし満喫してください。
そして家族が作った大切な輪もっともっと広げていってください。
応援してまーす!楽園通信です。
桃ちゃん黒潮町の焼きドーナツ食べたーい!はい。
それでは焼きドーナツの店B・Ringに行きましょう。
はい!26種類の焼きドーナツは大人から子供まで楽しめます。
ありがとう!西田さんには私が選んだご当地ドーナツいかがでしょう?桃ちゃんがもう選んでくれるなら私ドーナツっても構いません!そして今月オープンする道の駅なぶら土佐佐賀。
もちろんB・Ringの焼きドーナツもあります。
名物わらで焼くカツオのタタキも食べられますよ。
西田さんタタキ食べます?いタタキま〜す!2015/05/06(水) 09:55〜10:25
ABCテレビ1
人生の楽園[再][字]
『家族をつなぐ焼きドーナツ』 大阪から高知県黒潮町に移住し、次男夫婦と共に焼きドーナツの店を営みながら、のんびりとした田舎暮らしを満喫する夫婦を紹介。
詳細情報
◇番組内容
楽園の舞台は高知県黒潮町。田舎暮らしに憧れていた主人公夫婦は、夫が糖尿病で入院したことをきっかけに、勤めを辞めて黒潮町に移住。次男家族も黒潮町への移住を希望したが、職探しが難しいため、焼きドーナツ店に挑戦することに。ゆずや黒糖など、地元の食材を使ったドーナツは美味しいと評判。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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