こんにちは。
5月6日水曜日のスピークです。
先月から火山性の地震が増えている、神奈川県の箱根山で、気象庁は、小規模な水蒸気噴火の可能性があるとして、噴火警戒レベルを1から2に引き上げました。
それに伴って、箱根町は大涌谷周辺に、避難指示を発令しました。
では箱根町から、松川記者が中継でお伝えします。
箱根町の大涌谷のおよそ1キロ手前の場所に来ています。
こちらでは、午前6時過ぎに、防災無線で、警戒レベルを2に引き上げる放送が流れたあと、あちらの奥に見えます県道が封鎖されました。
きょうだって来る人いると思いますしね、かなり予定が大幅に変更されちゃうんじゃないですか。
これ以上、レベルが上がらなければいいですけどもね。
箱根山では先月下旬から、火山性の地震が増えていて、気象庁はきのう、震度1の地震が3回観測されるなど、火山活動がさらに高まったとして、午前6時に火口周辺警報を発表し、警戒レベルを火口近くへの立ち入りなどを規制する、レベル2に引き上げました。
箱根山で警戒レベルが2になるのは、2009年に導入して以来、初めてです。
マグニチュード2を超える地震は、3回しか起こっておりませんが、やや深い地震というのは、やはりこれからさらに活発になるという可能性を秘めている。
気象庁は昨夜起きた震度1の地震が、やや深い場所で起きたことを警戒レベル引き上げの理由に挙げていて、大涌谷の近くで、小規模な水蒸気噴火が起こるおそれがあるとして、噴石に警戒するよう呼びかけています。
噴火警戒レベルが引き上げられたことを受けて、ゴールデンウィーク最終日の箱根山は、大きな影響を受けています。
朝からの動きをまとめました。
大至急、危険ですので、下山をお願いします。
こちらは、小田原警察署です。
規制かけちゃったから、もう報道の方も大変危険だから下りてください。
了解しました。
通行規制がされているためか、辺りには車の姿も、人の姿も見られません。
これは午前8時半ごろの箱根山の様子です。
ゴールデンウィーク中であれば、観光客の車であふれ返る駐車場には何もなく、ひっそりとした箱根山は、まるでゴーストタウンのようです。
大涌谷までおよそ1キロ手前の場所ですが、大涌谷に続く道路は、完全に封鎖されています。
危ないですよね、きっとね。
いや、まだこっちに行く予定はないので、とりあえず戻る。
山を訪れたドライバーに、警察官が状況を説明し、車は折り返していきました。
一方、今回の噴火警戒レベル引き上げを受けて、箱根ロープウェイは、早雲山・桃源台間の全線の運行を、終日見合わせるとしています。
一方、専門家は今回の噴火警戒レベルの引き上げについて、活動が長期化する可能性があると指摘しています。
御嶽山の場合は、水蒸気噴火といっても、明らかに、下でマグマが浅い所であるということが、ある程度、関与しているということですので、それから噴火の規模というならば、御嶽山の噴火の場合は、あの場合は噴石が1キロメートルぐらいまで飛びましたけれども、それからすれば噴火のエネルギーとしては、100分の1以下と。
また、火山活動の今後の見通しについて、次のように指摘しました。
3年ぶりの群発地震であったと、少し長期化する可能性はあるということです。
本当にこれで、規制が全く解除されるというのは、たぶんこの数週間、あるいはひとつきぐらいは難しいのではないか。
さて、ゴールデンウィーク最終日のきょうは、鉄道や空の便など、各交通機関でUターンラッシュによる混雑が予想されています。
連休を海外で過ごした人たちの帰国ラッシュがピークを迎えていて、成田空港では、きょうだけでおよそ4万6900人が帰国する予定です。
海に行って、お買い物して、戻れなそうです、現実に。
あと2日ぐらい休みたいです。
一方、鉄道では、北陸新幹線開業後、初めての大型連休を迎えた金沢市でも、新幹線で帰路に就く人が見られました。
輪島の朝市とか行ってきました。
新幹線で便利になりましたんで。
北陸や東北、山形、秋田、上越新幹線の指定席は、午前と午後ともにほぼ満席で、東海道新幹線も、午後の指定席はほぼ満席だということです。
また高速道路では、午前11時現在、目立った渋滞はありませんが、きょうの午後からの渋滞予測は、中央道上りの小仏トンネル付近で、20キロなどと予想されています。
新潟県新発田市できょう未明、住宅が全焼する火事があり、焼け跡から2人が遺体で見つかりました。
きょう午前1時前、新潟県新発田市で、無職、加藤ミツ子さん80歳の家が燃えていると、近くを通りかかった人から、消防に通報がありました。
火はおよそ1時間後に消し止められましたが、この火事で、加藤さんの住宅が全焼し、焼け跡から2人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、加藤さんは、長男の順一さん55歳と2人暮らしで、火事のあと、2人と連絡が取れなくなっているということです。
警察は、遺体がこの2人と見て、身元の特定を急いでいます。
アメリカ・テキサス州の風刺画イベントの会場で起きた銃撃事件で、過激派組織イスラム国が、アメリカ国内の事件としては初めての犯行声明を出しました。
アメリカ当局は、射殺された容疑者の関係先を捜索し、背景を調べています。
事件現場からおよそ1700キロ離れた、2人の容疑者が住んでいた団地です。
近所の人によりますと、FBIの捜査員が自宅を訪れ、周囲で聞き込み捜査をしていました。
治安当局に射殺された容疑者2人は、アリゾナ州のアパートで同居していて、近くに住む人は、2人とももの静かだったと話しています。
この事件について、ホワイトハウスは、容疑者らとイスラム国のつながりを、現時点で結論づけるのは早いと述べ、捜査の行方を見守る必要があるとの考えを示しました。
シリーズでお伝えしているニッポンの死角。
きょうは介護現場の最新事情です。
高齢者が日帰りで介護を受ける、デイサービス。
そこに、夜も宿泊するお泊りデイと呼ばれるサービスが、近年拡大しています。
しかし、ニーズが高まる一方で、規制をかける動きもあり、一部の利用者に困惑が広がっています。
茨城県北茨城市にあるデイサービスの施設。
毎日10人の高齢者が、食事や入浴などの介護を受けています。
午後5時、デイサービスは終了。
またな。
さようなら。
はい、またね。
しかし、帰宅したのは僅か3人でした。
いただきます。
残った7人は、お泊まりデイと呼ばれるサービスを利用し、このまま宿泊。
このうち6人が、老老介護などの理由から、1年以上にわたり、ここで寝泊まりを続ける長期連泊者です。
お泊まりデイは、特別養護老人ホームの空きを待つ人の受け皿として、ニーズが高まっているのです。
しかし、こうしたお泊りデイを巡り、今、ある問題が指摘されています。
それは夜間の運営にありました。
敷いておくからね。
いつでも寝ていいように。
午後7時半、日中はリビングとして使われていた場所に、宿泊者分の簡易ベッドが設置されます。
男女の間の仕切りは、このカーテン1枚です。
実は、お泊まりデイは介護保険が適用されないため、国の規制がなく、夜間の運営は事業者の裁量に任されているのです。
実際、この施設では、パーテーションで一人一人のプライバシーの確保に努めていますが、中には、こうした配慮がない劣悪な環境に高齢者を泊める施設もあり、問題になっています。
そこで、厚生労働省は先月30日、お泊りデイに関するガイドラインを発表。
夜間の定員や職員の人員配置のほか、男女を同じ部屋に宿泊させないことなどが明記されました。
さらに連泊については、緊急時、または短期の利用に限るとして、長期連泊に一定の歯止めをかける方針を打ち出しました。
しかし、施設や利用者は、戸惑いを見せます。
1年5か月にわたり、ここに連泊する熊坂みささん。
以前、幻覚やはいかいの症状がひどく、受け入れ先を求め、家族がたどりついたのが、この施設でした。
みんなに介護してもらって、ここまでになった。
だからここ来て、笑顔見られたときは、ああ、よかったんだなあって。
ここで介護を受け、症状が改善したことから、家族は今後も熊坂さんを預けたいと考えています。
しかし、今回のガイドラインでは、こうした家族の声が置き去りになる可能性もあるのです。
ガイドラインが出たら出たでね、順守しなきゃいけないですし、本当にやりにくい環境になってくると思うんですけれども、でも私はここを辞めたくないですし、この利用者さんを手放すこともしたくないので。
お泊りデイを巡る、介護の現場と行政の認識のずれ。
理想の介護とはなんなのか。
今後も議論が続きそうです。
続いてワールドトピックス。
中国でまたまたはまってしまったのは、小さな赤ちゃんでした。
レスキュー隊がのぞき込んだ穴の中から聞こえてくる、か細い鳴き声。
その声の主は、水道管にはまって抜けられなくなっちゃった子猫ちゃんです。
心配する母猫も、穴の中をのぞき込んでそばを離れようとしません。
結局、子猫の位置を確認したレスキュー隊が、パイプを切断。
中から助け出されたのは、手のひらに収まるほどの、生後間もない赤ちゃん猫でした。
子猫は獣遺産の…、獣医さんの下に運ばれ、元気を取り戻したそうです。
一方、こちらは大注目のあの赤ちゃんの話題です。
きのう長野県の北アルプスの奥穂高岳で死亡した男女2人が、兵庫県尼崎市の職員だったことが分かりました。
きのう午前7時過ぎ奥穂高岳の登山道で、「悲鳴が聞こえ2人が滑落した」と登山者から通報がありました。
警察は、600メートルほど下で心肺停止状態の男女2人を発見し病院に搬送しましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡したのは、いずれも尼崎市職員で尼崎市の西山直一さん
(54)と神戸市の田中靖子さん
(54)で、一緒に登山をしていたところ、斜面からすべり落ちたとみられます。
現場付近では雨が降ったあとに気温が下がり雪が凍って、滑りやすくなっていた恐れもあるということです。
けさ和歌山市の県道で車二台が衝突する事故がおき、男性が道路に投げ出されるなどして3人がケガをしました。
きょう午前8時過ぎ和歌山市木ノ本の県道の交差点で軽ワゴン車と軽トラックが衝突する事故が起きました。
この事故で軽トラックの助手席の男性
(72)が道路に投げ出されて骨折のおそれで病院に搬送されたほか、運転手の男性
(75)が軽いケガをしました。
また横転した軽ワゴン車の運転手の男性
(25)もケガをして病院に搬送されていて軽傷とみられます。
警察は自動車運転過失致傷の疑いで実況見分を行っていて、当時の信号の状況など詳しく調べています。
ゴールデンウィーク最終日のきょうは、Uターンもピークで、鉄道では、午後から混雑が予想されています。
JR東海によると、東京へ向かう上りの自由席では、午前の乗車率が最大で80%と、予想されていたほどの混雑はみられていませんが、午後は次第に混み合い乗車率が100%に至る見込みです。
一方、関西空港は連休を海外で過ごした人たちの帰国がピークを迎えています。
関西空港にはきょう1日でおよそ2万4千人が到着する見込みです。
2015/05/06(水) 11:30〜11:55
関西テレビ1
FNNスピーク[字]【全国・関西の最新ニュースを分かりやすく!】
知りたいニュースを分かりやすく!全国そして関西の最新ニュースをお届けします。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:25891(0x6523)