(銀時)ウェ〜ッ!
(神楽)ファ〜。
朝からなに産気づいてるアルか?やかましいねどけよ。
歯磨き粉は?今持ってんだろ。
ウ…ウェッ!違うね新しいやつは?まだ使えんだろ。
もうカラカラよ銀ちゃんの使ったやつで最後アル。
じゃあ水で薄めりゃいいだろう。
節子のドロップじゃないアル。
お前も少しはさ節子に習ってビチビチのウンコでもしてみなさいよ。
歯なんてどうせ何で磨いたって同じなんだからよ。
ほらしかたねえから俺のTUBAKIKI貸してやるよ。
本当にウンコビチビチになるね。
なんなんだてめえは朝からグチャグチャグチャグチャ。
ウェッ!こっちは二日酔いなんだよ。
いったいどうすれば気が済むんですか?お嬢様。
ヴィダルハフーンがいいアル。
ハァ〜わかったよ。
じゃ小遣いやっからさっさと買って…。
キャッホ〜イ!ってじゃねえだろ!おい!歯磨き粉だ歯磨き粉!ん?おかしいな。
こんなところに鏡なんてあったっけ?いってきま〜す!
(走る音)あっ!ちょ待てよ!神楽!
(扉の開閉音)
(さっちゃん)あっぶねえ〜!
(さっちゃん)やっぱりこれはもうちょっと目立つところに貼っておいたほうがいいわね。
これで完璧。
ついに私の住まい。
長いこと銀さんの…タマを見つめられる聖域1LGKの完成よ!こんな景色のいい物件そうはないわ。
このマジックミラーからなら銀さんの…の裏から…の先まで舐めるように眺められる〜。
あぁ考えるだけで体が火照ってきちゃ…。
(扉の開閉音)《帰ってきた!何もかもありのままさらけ出しちゃっていいのよ銀さん。
これはありのまま映すための鏡なんですから》
(新八)あれ銀さん?《さっちゃん:んだよメガネかけ器かよ!さっさと消えなさいよ!》いないんですか?あれ鏡が。
へ〜いつの間に改修工事なんて。
確かにこの台所洗面所代わりみたいなもんだもんね。
《さっちゃん:はいはい説明乙!さっさとヤムチャ退場!》髪切ったの気づいてくれるかな?《さっちゃん:いや何も変わってないけど?絶対誰も気づかないと思うけど》思い切って冒険しすぎちゃったかな?《さっちゃん:えっだからどこに冒険に行ったのよ?実家から一歩たりとも出てきてないわよ。
あのしつこいんだけど何?その斜め45度やめなさいよ。
腹立つのよ!》よしっ。
《ようやく出て行った。
どうでもいいやつのどうでもいい一面見ちゃったわ。
あっ誰か来た!》
(足音)《もういいつってんだろうが〜!》なんでやねん!《さっちゃん:なんでやねんってあんたがなんでやねん!》誰がトム・クルーズだ!それ髪形だけでしょうが!《さっちゃん:いやそんなツッコミやる機会永遠にないわよ!》斜め45度から見たときだけでしょうが!《さっちゃん:誰も気づいてないから何も変わってないから!》怒られるでしょうが!よしっ。
《さっちゃん:もう気が済んだでしょ》寝癖よし鼻毛よしヒゲの剃り残しなし。
《さっちゃん:はいはい大丈夫。
誰もあんたのことそこまで見てないから。
ツルツルのチェリーが!》ん。
胸毛よし。
《ギャ〜!!よろしくねえよ!チェリー毛だるまじゃないの!キャラ薄いくせに体毛濃すぎじゃないの!?》はぁ永久脱毛でもしよっかな。
《さっちゃん:うっ見てはいけないものを見てしまった。
これが新八君のありのままの姿。
もう新八君なんて呼べない。
若大将にしか見えない!》
(扉の開く音)ただいま〜。
あっ。
うわぁ〜!《さっちゃん:若大将!》うぅ…。
ん?何やってるアルか?うぅいや別に。
ファンダグレープ飲もうとしたら急に噴き出しちゃって。
そそれより銀さんと一緒じゃなかったの?知らないよ。
そそう。
あぁダメじゃないか神楽ちゃん。
顔も洗わないで出かけたりしたら。
あっ忘れてたアル。
女の子は身だしなみに気を遣わないと。
《さっちゃん:乗り切った〜!なんで私がこんなハラハラしなきゃいけないのよ》うぅ。
目クソよし鼻クソよし歯クソよし。
《さっちゃん:今度はあんた!?仮にもヒロインにそんなもんついてるわけないでしょ》あっやべ1本グソ忘れてたアル。
《ギャ〜!さっちゃん:ヒロインにあるまじきもんケツから飛び出してきた〜!》これも朝シャンしないと。
《さっちゃん:えっ?ちょっと待ってあれ…シッポ〜!シッポ生えてたの!?この子!270話まできて驚愕の新事実発覚!》こんなんみんなに見られたら最悪アル。
100パーセント一本グソ言われるね。
永久脱毛しちゃおっかな。
《さっちゃん:いやそれ永久脱毛で抜けるもんなの?》でもこれなくなったら髪編めなくなるし。
《さっちゃん:それで編んでたの》月見ても変身できなくなるし。
《さっちゃん:変身できたの!?ウハハハ…》戦闘服着たときベルトみたいに腰に巻けなくなるしなぁ。
《え〜!戦闘種族とは聞いてたけどモノホンの方々だったの?もうとても神楽ちゃんとは呼べない。
カカロットにしか見えない!》ハァ〜!《どうしたらいいの。
こうも次から次へと…。
私はいったいこの事実をどう受け止めたらいいの?》ただいま。
うわっ!《さっちゃん:カカロット〜!》うぇ〜!グハッ!うん?何やってんのお前。
べ別に…。
ファンダグレープ飲んだらケツから噴き出してきただけアル。
ヴィヴィダルハフーンと歯磨き粉そっちに置いといたね。
おおい…。
あと二日酔いの薬買っといたから忘れずに飲むアルよ。
《さっちゃん:あんたらとんでもないもん忘れてってるけど!?しかもとんでもないもんに見えるわよ!あとドラゴンボール2つ揃ったらシェンロン出てくるわよ!バレた…もう完全にバレたわよ!あぁ…私が間違ってた。
ありのままの姿なんて目にするべきじゃなかったのよ。
万事屋の絆が壊れるところなんて見たくなかった…》あいつらこんなもん隠してやがったのか。
ったく俺が気づいていないとでも思ってたのかね。
《え…まさか銀さん知っていたの?すべて知ったうえでとっくに受け止めていたというの?》おめえらが…。
俺がヅラだって気づいてることなんかとっくに知ってるよ。
ありがとうすてきなプレゼント。
ありのままの俺を受け止めてくれて。
こっちは何に使うのかな?あそうか。
最近は下のほうもめっきり薄くなったからそうかこう使うのか。
ん〜なかなか似合ってるじゃね…。
お…おじゃましますた。
鏡とはてめえの醜さもありのままに映し出す。
やつは俺たちを見ながらてめえ自身を見てたってわけさ。
人の醜態を覗き見る己の醜い姿をな。
いやどう考えても僕らのほうが恥部さらしてましたよね。
まあこれで懲りてくれたらいいアルけど。
少なくともしばらく鏡は見れねえんじゃね?
(笑い声)何やってんの。
これで私本物の銀さんの鏡になれたかな。
てへ。
俺メガネしてないよ。
(さっちゃん)あ〜!
(レンズの割れる音)山崎が手柄あげて上から表彰されたらしいぜ。
へ〜本当に監察の仕事に向いてんだな。
あいつこそ監察中の監察だよ。
たださ前から思ってたんだけど監察って具体的に何やる仕事なの?俺は四六時中あんぱん食うのが仕事って聞いたけど。
いやバドミントンでしょ。
あっそうなの?監察ってそんな感じなの?要するにこれといって才能ない地味な連中が任される雑務係みたいなもんでしょ。
ハハハそっかそっかどうりで山崎に向いてるはずだ。
(山崎)チクショ〜!誰も俺の苦労なんかわかっちゃいない!
(山崎)確かに監察は張り込みだの内偵だの地味な裏方仕事だよ。
(山崎)だけど俺たちの地固めがなきゃやつら実働部隊は動くことすらできないってのに。
いっそ俺もスパイに転職しちゃおうかな。
申し訳ありません。
免許証の期限が切れてるようで。
これではちょっと会員証は…。
(全蔵)ゲッ更新行くの忘れてた。
(全蔵)ったくめんどくせえな。
またあの教習所に顔出さなきゃなんねえのかよ。
《あっ…》
(山崎)あのちょっと待って!あ?す…すみません。
その忍者免許ってどこに行ったら取れるんですか?
(浅葱)あらら珍しい。
今どき忍者免許なんて取りに来る人がいたなんて。
先に言っとくけど忍者になったって螺旋丸とかチャクラとかそういうのできないからねお兄ちゃん。
あ…あはい。
じゃあここに名前と住所書いて。
はい。
《これでみんなを見返せる。
忍者といえば諜報活動のプロ。
その免許を手に入れれば…。
でもここ…本当に大丈夫なのかな》お前コースはどうするんだ?えっコースってそんなんあるんですか?うん。
下忍コースはまぁ原チャリの免許と同じだな。
1日で取れる。
(山崎)え〜っ!1日で忍者になれるの?
(全蔵)中忍コースは大型バイク。
上忍コースは普通免許オートマ限定と同じだ。
火影コースはちょっと厄介だぞ。
普通免許マニュアルと同じだ。
(山崎)火影なめすぎだろ!手軽にもほどがあんでしょうよ!ナルトたちの努力を何だと思ってんですか!まぁ免許が欲しいだけなら下忍コースでいいんじゃねえか?なんかもうプレミア感全然ないんだけど。
全ちゃんは免許の更新かい?うん。
せっかくゴールド免許だったのにスピード違反で減点されちゃってさ。
全ちゃん足が速すぎるからね。
(山崎)忍者なのにスピード違反とかあんの!?速く走ったらダメなの?じゃあ今空いてる先生いないか探してくるから。
ちょっとじいさん!教習受けに来てる子たちがいるんだけど。
い…いきなり開けんじゃねえよクソババア!あんたはもう!またくノ一忍法エロ手帳見てんのかい!体に障るからよしなって言ったでしょ。
それよりどうすんの2人同時にどうやって教えんの!やかましい!分身の術使って教えりゃいいだろうがったく!
(浅葱)あんたの分身なんて穴開いて空気抜けてたからゴミに出しちゃったよ!何勝手なことしてんだクソババア!わしのくノ一3號を!ということでお前たち2人合同教習ってことになったから。
あの…全蔵さん。
ほんとに大丈夫なんすか?ここ。
(全蔵)心配いらねえよ。
ああ見えてもあのジーさん先代お庭番頭目たる俺の親父の盟友だ。
忍術の腕は確かだぜ。
え〜と。
これから忍者コースを回ってもらうから。
2人とも安全を確認してから車に乗車してください。
ゲコー。
先生すみません。
安全なところが見当たりません!免許がほしいんだろ。
早く乗りたまえ。
いや誰もガマの免許なんか取りにきてませんよ。
え忍者小型四足取りにきたんじゃないの?じゃあ大型?九尾でもねえよ!!すまんすまん火影コースじゃなかったっけ。
じゃあうまく鉄アレイをよけてちくわだけ食え!ハットリ君でもねえよ!!え〜と。
まず足を鍛えるところから始めようか。
古来より忍者は強靭な足を手に入れるため苦心してきた。
その修業のひとつにこんなものがある。
麻の種を植えこの上を毎日飛び越える。
麻木は成長が早い。
数か月もすれば屋根をも越える高さになる。
ああ聞いたことありますその修業。
あ…でも下忍免許は1日しか授業を受けられないんですよね。
心配ない。
うちのアサギは更に成長が早い。
なあ浅葱よ。
《ただの受付のババアじゃねえか!》うちの浅葱の成長はすごいんだぞ。
下忍の身ながらその事務能力を買われ瞬く間にお庭番勘定方にまでのぼりつめたんだぞなあ浅葱。
《山崎:いや確かに出世的な成長早かったかもしんないけどもう枯れちゃってるから!ただのババアだから!》ジーさんよ。
さすがにこれは修業にならねえよ。
簡単に飛び越えられるぞ。
何を言っている。
浅葱はまだまだこれからだ!なんぴとたりとも止められないぞ!なあ浅葱。
あっ!浅葱は終わってなんかいない。
まだ始まってもいねえよ。
なあ浅葱。
(山崎)ほんとに延々と浅葱だよ何これ!分身の術だ。
一日で跳躍力を養うにはこれしかない。
(山崎)いや成長しすぎて最終的に土に還ってますけど!ゼーゼーヒュー。
(山崎)あ〜浅葱がドミノ式に!浅葱!忍者が壁を跳ぶのはそれがいちばん手間がかからねえからだ。
だが跳ぶのに手間がかかる壁なら壊して進むのもまた忍者だ。
(山崎)元も子もねえこと言った〜。
さすがは全ちゃん私の自滅をあおり内側から壁を破ったってわけ?やっぱり頭の子ね…。
いい忍者になり…な…。
(山崎)いやいい忍者なんてこの場に1人もいませんけど!よくやったお前たち。
まさか浅葱を倒すとは…。
褒美だ。
今から浅葱とちくわを投げる。
うまく浅葱をよけてちくわを食え!浅葱を拾え!じゃあ次の関門。
今からこの池に潜って身を隠してもらう。
あっ水の術ですね。
竹竿で酸素を取り入れ水中に隠れるあの…。
違う。
浅葱の穴から酸素を取り入れ水中に隠れるんだ。
(山崎)なんで浅葱の穴だ〜!緊急事態にいつも竹竿があるとはかぎらんだろう。
なあ浅葱!うん。
(山崎)浅葱がいつもあるほうがおかしいだろ!要領は竹竿と同じだ。
浅葱が水中から顔を出し酸素を取り入れる。
お前たちはその酸素を浅葱のケツから取り入れろ。
(山崎)それ酸素じゃなくて毒ガス!とにかくわしがいいと言うまで浮かんできてはダメだからね。
はい始め!《嫌だ…いくら免許のためでも…。
あれと…マウストゥマウスは嫌だ!》《全蔵:そうか。
じゃ俺のガスで我慢しろ》
(おならの音)《全蔵:俺を通って…。
お前を通って…》《全蔵:これで3人分だ!》浅葱!うっ!く…臭い〜!!いい〜!!ジーさん今いいって言ったな?どんな解決の仕方!?ゲホッゲホッ。
まさかあんなものまで武器に使うなんて…。
見事だよ。
いい忍者に…なり…な…。
(山崎)いやあの凶器中核になってんのあんたの屁なんですけど!お見事。
褒美だ。
今から浅葱を投げる!そこで見ていろ!ハッ!もうただのドメスティックバイオレンス!まさかここまでやるとは。
下忍ごときにとどめておくのはもったいない器だ。
いや大方屁こいただけなんですけど。
だが最後の関門だ。
これを切り抜けずに下忍免許は得られないぞ。
忍者たる者信ずるべきは己のみ!いかなる任務でも目的のためならば心を凍てつかせなければならない。
たとえそれが…。
己を育ててくれた師を殺める任務だったとしても。
ま…まさか!ジーさんあんた…。
そう最後の関門は浅葱を…。
最後の関門…。
今からジーさんとちくわと免許証を投げる。
自分の欲しいものを選んで拾え。
自分の胸に問え!お前が欲しかったものは何なのか。
(浅葱)いくぞ〜!おいまた山崎が手柄あげたってよ。
どうせまた地味な監察の仕事でだろ?いや今回はたった1人で敵を一網打尽にしたらしいぜ。
え?なんだよ。
あいつにいったい何が…。
あっ山崎。
手柄おめでとう!話聞かせてくれよ!たまには一緒にメシでも食わねえ?いや…。
ちくわでいい。
時はバトスピ戦国時代。
2015/05/06(水) 18:00〜18:30
テレビ大阪1
銀魂「鏡は美も醜もありのまま映し出す」「免許証の写真を気に入ってる奴は皆無」[字]
ゴールデンウィーク最終日なので、ありのままにレリゴーしてご覧ください。
なお、あの映画よりも本アニメの当該原作のほうが、先に世に出ています。
詳細情報
あらすじ
第5話
「鏡は美も醜もありのまま映し出す」
万事屋の洗面所でひと騒動。いろいろな秘密が明らかになるみたいです。
「免許証の写真を気に入ってる奴は皆無」
地味キャラ・山崎が資格を取ろうとしてひと騒動。どうやら忍者教習所に通うみたいです。
声の出演1
坂田銀時:杉田智和
志村新八:阪口大助
神楽:釘宮理恵
声の出演2
猿飛あやめ:小林ゆう
山崎退:太田哲治
服部全蔵:藤原啓治 ほか
音楽
【オープニングテーマ】
「DAY × DAY」
唄:BLUE ENCOUNT
【エンディングテーマ】
「DESTINY」
唄:ねごと
スタッフ
【原作】空知英秋
(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
【監修】藤田陽一
【監督】宮脇千鶴
【キャラクターデザイン】竹内進二
【脚本】岸本卓
【演出】朝木幸彦
製作
テレビ東京
電通
BN Pictures
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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