ちょっとそこのあなた!今日もカレーですか?こんにちは中井貴一です。
こちらのご夫婦も今日はカレーランチ。
実は日本の夏に欠かせないあるものを作るのがお仕事。
これ何を作っているか分かります?正解は…カレーを食べて夕涼みしながら線香花火。
いいじゃないですか。
夏真っ盛り!九州には江戸時代から多くの花火職人がいたといわれます。
今回訪れたのは手持ち花火の製作所。
ここで昔ながらの線香花火が作られています。
3代目の…実は筒井さん国産の線香花火を復活させた一人なんです。
かつて中国との価格競争に敗れ途絶えてしまった日本の技。
その火を二度と絶やさぬよう今一つ一つ手作業で作り続けています。
火薬を包むのは福岡県八女市の…筒井さんの作る線香花火にはこの手すき和紙がとても大切なんだとか。
和紙が手すきならば染料は天然の草木染め。
これにも理由があるそうです。
できるだけ昔のままの作り方で再現したい。
そんな線香花火作りの命とも言えるのが松煙と呼ばれるこの黒い粉です。
松の根っこから作る松煙。
油分の多い根っこをなんと30年も乾燥させて煤にするそうです。
これが線香花火の美しい火花を生み出すもと。
更に硫黄と硝石を混ぜ合わせ線香花火の火薬が完成します。
火薬の分量は僅か0.08g。
0.01g重くても軽くても火のつく時間は短くなってしまうといいます。
和紙を初めは引っ張り火薬を包み込む時は強弱をつけて。
指先の感覚がものをいう繊細な仕事です。
これが昔ながらの素材と製法で再現した筒井さんの線香花火。
1箱3,500円。
それでも百貨店やセレクトショップから注文が相次いでいるんだとか。
そうそう線香花火の火を長く保つ条件知ってます?大事なのは火の玉とそれを支える紙が垂直にくっついている事。
こうすれば落ちにくく長く楽しめるんですって。
日本の夏ここにありですね。
筒井さんが国産の線香花火を復活させたのは今から15年ほど前。
従業員を増やしたり地域のお年寄りに内職を委託するなど今では町の雇用にも貢献しています。
こちらは入って1年の新人職人…以前は東京で働いていたそうですが生まれ故郷に戻りたくて昨年転職してきました。
(取材者)カメラマンというのは?
(取材者)どんな番組をやってたんですか?
(取材者)え…。
子どもを故郷の自然の中で育てたかったとカメラマンを辞めたんですって。
なるほどね。
もう少しカメラマンを続けていたら私もどこかでご一緒していたかもしれません。
せっかくなので撮影してもらいました。
ほう〜言われなければどこからどう見ても現役のカメラマン。
…で梅さんの映像がこちら。
ねっ?弟子だからこそ撮れる師匠の笑顔。
いいじゃないですか。
昔からある工場の横には真新しい建物が。
こちらはこの6月に筒井さんがオープンさせたばかりの花火のショップ兼ギャラリーです。
国産の線香花火の魅力をもっと知ってほしい。
そんな思いの詰まった場所。
…でおしゃれ〜なギャラリーの中にあるのは巨大なコンテナ。
このコンテナは事務所として使われています。
切り盛りしているのは良太さんの妻今日子さんです。
今日子さん取って置きのスペースを見せてくれるそうですが…。
何ですかここ?この秘密な感じ。
ここは…なんと訪れた人に昼でも線香花火を楽しんでもらえるようにとこんな部屋まで作っちゃったそうです。
…にしてもすごい!火消しのためだけにこんな豪華なシャワーまでつけちゃって。
ここまでこだわる線香花火の魅力って?なるほどね。
線香花火は人と人との距離を縮めるか。
言われてみればそのとおりです。
さてお待ちかねのランチタイム。
夏場は特に忙しい花火の仕事。
そんな時の強い味方も作っちゃいました。
事務所のすぐ横に…そうキッチンです。
ナスとタマネギとジャガイモとニンジン。
キッチンが近いからごはんも炊きたて。
トッピングの目玉焼きも作りたてならではの絶妙の半熟加減。
うん夏はやっぱりカレーですね。
こちらが線香花火職人筒井さんのサラメシ。
妻の手作りカレーを職場で食べる。
何とも羨ましいサラメシです。
合うんですよねカレーと半熟卵。
僕は温泉卵でもいいな。
どうです?良太さんお味の方は?カレー好き?そうです。
新人職人の梅さんと入って2週間という事務の塚本さんはこの日はお弁当でした。
元カメラマンの梅さんは愛妻弁当。
オクラトマト空芯菜バジルなどの野菜は全て自分の畑で育てたそうです。
…で妻の焼いた卵焼きはハート形。
えっ?さすが。
すご〜い。
本当や。
本当。
さあおなかいっぱいになったとこで良太さんにも聞いてみました。
どうして線香花火にこだわるんですか?「なるほどね」…。
ドッカ〜ン!花火も熱いけど2人も熱々!日本の夏を支える線香花火職人のサラメシごちそうさまでした。
働くあなたのランチに突撃!ご一緒に…。
えっ何を?ごめんなさい。
もう食事済んでるんです。
ランチを挟めば心が開く!聞かせてほしい働くあなたの心の声を。
だから今日もあなたとさしでサラメシを。
やって来たのは港町横浜。
(取材者)これからランチだったりされます?ランチです。
(取材者)もしよかったらご一緒させて頂けないですか?
(笑い声)…だってよ。
えっ?俺らはだって上司の許可がないと。
俺は全然構わないですよ。
聞けば皆さんの職場はオフィス用のドリンクサーバーの設置や消耗品の販売。
更にはフロアマットのレンタルも手がける会社。
この日は神奈川県内全ての事業所が集まる会合のため厚木から来たんだとか。
めったにないというみんなそろってのランチタイム。
そんな貴重な機会にお相手して下さるのは高木さんとこの日一番の若手野戸さん。
店前の料理写真に引かれて決めた居酒屋ランチ。
高木さんはしらす丼と鶏の照り焼き。
一方野戸さんはしょうが焼き定食。
朝ごはんを食べられなかったからと昼はがっつりごはん大盛りで。
ふだんはとれないですよね。
話盛ってたのか。
(取材者)12時には食べられないって事ですよね。
一日中ワゴン車で取り引き先を回るルートセールスのお仕事。
中でも大変なのがフロアマットの交換だそうで。
(取材者)相当きついですよねそしたら。
そりゃそうですよね。
本当突然すみません。
マット交換に3時間半。
体力勝負のお仕事。
今度交換してるとこ見かけたら「ご苦労さまです。
大変ですよね」って声かけちゃいそう。
暑い日が続きますがしっかりランチを食べて頑張って下さい!こちらとあるオフィスのランチタイム。
皆さんお弁当持参のようですね。
頂きます。
(一同)頂きます。
おいしそうだったのでちょっとのぞかせてもらいました。
どれどれ?シャケの塩焼きにホウレンソウのゴマあえ筑前煮も。
彩り鮮やかなおかずがぎっしり。
こちらのお弁当は卵焼きに夏野菜のサラダ。
下の段にはミートボールが10個も。
あらららら…こちらはなんとカレーのルーのみ?どの弁当をのぞいても皆さん持参しているのはおかずだけ。
いやまさかこんな事になっているとは思いませんでしたね。
実はこんな投稿を頂いたんです。
タイトルは…何何?そう!炊きたてごはんがオフィスで食べられるって事。
おいしいランチの予感という訳で訪ねてみたんです。
こちらが投稿をくれた…内藤さんの職場は国からの補助金や企業個人からの寄付で成り立っている国際支援団体NPO法人。
現在スタッフは50人。
発展途上国の感染症対策や人道支援を行っているスタッフのケア。
資金繰りなどを行っているそうです。
おっ早速オフィスの片隅で1人作業する女性を発見。
そうこの方が投稿にもあった本日のおしゃもじ当番さん。
スタッフが交代でごはんを炊くおしゃもじ当番が始まったのは1年ほど前。
海外とのやり取りで早朝から働くスタッフやボランティアに来てくれる人たちに何かできないかと考えた会長がポケットマネーでお米と電気釜を購入したのが始まりなんだとか。
そしてお昼休みと同時に大きな2升釜がエレベーターに乗ってやって来る。
これがいつものランチタイムの合図。
さてさて心配していたお米の炊き具合は〜っと?わ〜おいしそう。
ベテランスタッフの原田さんは若手のために毎日おかずを多めに用意。
この日は筑前煮やひじきなど4品。
さあ準備が整いました。
はい頂きます。
(一同)頂きます。
もちろん炊きたてごはんはどれだけ食べても無料。
料理が得意だという大城さんは毎日お手製のおかずを持参。
この日はルーから作ったという夏野菜カレー。
ほかほかごはんをそのままどば〜っとほら。
いや大胆。
こちらは3日前にフィリピンから帰国したばかりという…何だかその気持ち分かるな〜。
久々の日本食がラーメンライスっていいじゃないですか〜。
炭水化物攻め。
ちなみにおかずを持参しなくても同じ釜のランチは参加OK。
お裾分けしてもらったり冷蔵庫に常備してある生卵で卵かけごはんなんてのもありなんだそうです。
…で投稿をくれた内藤さんはというとあらあらあら…結構盛りますよこれ。
おかず持ってこない派の内藤さんこの日のごはんのお供はかまぼこと水ナスの漬物。
ここ誰もいませんか?何でもこのおいしそうなかまぼこや水ナスはある方たちからの頂き物なんだとか。
オフィスの冷蔵庫にはほら日本各地の名産品がギッシリ。
実はこれごはんのお供にどうぞとボランティア活動で知り合った皆さんからお礼の手紙と一緒に届いたもの。
感謝の気持ちをスタッフみんなでランチタイムに分かち合う。
最高じゃないですか。
本日のおしゃもじ当番松本さんにごはんをよそっているのはこのランチの発起人である…同じ釜のランチを始めて1年。
ボランティアスタッフに先輩後輩。
毎日炊きたてごはんを囲む事で自然と会話も増え仕事の意見交換もスムーズになったんだとか。
まさにいい事尽くし。
ちなみに余ったごはんは外回りに出ているスタッフ用のおにぎりに。
皆さんの職場でもたまには同じ釜のランチいかがですか?それでは今日はこの辺で。
お相手は中井貴一でした。
(希)好き…大好き!まんでうまい!2015/05/07(木) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
サラメシ[字][再]
線香花火づくりにかける福岡の花火職人さん、パワーの源はカレー。大きな炊飯器で米を炊きおかずはそれぞれが持ち寄っているという職場の同じ釜のメシランチをのぞき見!
詳細情報
番組内容
▽国産の材料で付加価値の高い線香花火づくりに取り組む福岡の花火職人の男性。丁寧で根気のいる作業が線香花火の美しさを生み出している。忙しい日々、楽しみにしているのは妻がつくるカレーライス。▽昼食の時に、大きな炊飯器で米を炊き、おかずはそれぞれ好きなものを持ち寄って食べているというNPO法人の皆さんの、ほかほか同じ釜のメシランチをのぞき見!▽ランチをご一緒に「さし飯」は横浜で。
出演者
【語り】中井貴一
ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
バラエティ – 料理バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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