電子足輪装着55歳男、セ号事故デモで警官に暴行

未成年者への性的暴行などの前科
集会で警察官につばを吐き殴打

 今月2日、ソウル都心で行われた旅客船「セウォル号」沈没事故関連の集会に出席し、警察官に暴行を加えたとして逮捕された55歳の男は、性犯罪の前科があり、位置追跡電子装置(電子足輪)を装着していたことが、7日までに分かった。

 ソウル地方警察庁の関係者は「男は未成年者に対する性的暴行、わいせつ行為なの前科だけでなく、警察官に対する暴行など公務執行妨害の前科も2回あり、裁判所が逮捕状を発行したと聞いている。2日のデモ現場で連行された際、電子足輪は装着した状態だった」と話した。

 男はデモ当時、大統領府に向かっていたセウォル号事故の遺族たちと共に集会に参加し、ソウル市鍾路区の安国洞ロータリーで、道をふさいでいた警察官につばを吐いたり、こぶしで殴打したリしたとして逮捕された。男は当時泥酔状態だったが、電子足輪を切断したり、電源を切ったりした状態てはなかったという。警察は3日、男に対する逮捕状を請求し、ソウル中央地検は5日、逮捕状を発行した。

 ソウル保護観察所の関係者は「男はスクールゾーンに立ち入ったり、性的暴行の被害者に接近したりしたわけではないため、集会に参加したからといって警報が鳴る設定ではなかった。逮捕直後、警察から逮捕状発行の通告を受けた」と話した。

キム・ガンハン記者
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