韓国外交部(省に相当)の4級(書記官級)男性職員が、海外出張中に部下の女性職員に性的暴行を加えたとされる事件を捜査してきたソウル地方警察庁は7日「被害者が提出した証拠品の中から男性職員のDNAを検出した」と発表した。警察の関係者は「被害者の女性職員が提出したベッドのシーツから見つかった体毛のDNAが、男性職員と一致することが分かった。近日中に起訴相当との意見を付し送検する方針だ」と語った。
警察によると、男性職員は今年2月末、女性職員と共に4泊5日の日程でアフリカに出張したが、帰国前日の夜、女性職員と酒を飲んだ後、宿舎のゲストハウスで女性職員に対し性的暴行を加えた疑いが持たれている。女性職員は帰国後、警察に「誰かが酒に酔って、寝ていた私の服を脱がせ、体を触り性的暴行を加えた」と届け出、犯人のものと推定される体毛が付いているシーツを証拠として提出した。外交部は3月初め、男性職員に対し自宅待機を命じた。