カタールのプロサッカーチーム「レフウィヤSC」で活躍している南泰煕(ナム・テヒ、23)が試合終了後、相手チームの選手に暴力を振るわれた。
南泰煕は7日(韓国時間)、サウジアラビア・リヤドのキング・ファハド・スタジアムで行われたアジア・サッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ最終節のアル・ナスルSC=サウジアラビア=戦で、1ゴール1アシストと活躍しチームを3-1の勝利に導いた。レフウィヤは勝ち点13でグループ1位となり決勝トーナメントに進出したが、この試合で勝たなければ決勝トーナメントに進めなかったアル・ナスルはグループリーグ敗退の苦杯をなめた。
南泰煕は試合終了後、ロッカールームに向かう途中で暴行を受けた。アル・ナスルのファビアン・エストヤノフ(32)=ウルグアイ=がユニホームを脱いで接近、南泰煕を壁に押し付けて拳で顔を数回殴った。試合関係者やコーチング・スタッフが止めに入って乱闘にはならなかったが、南泰煕の唇からは血が出ていた。
アル・ナスルは試合直後に簡易投稿サイト「ツイッター」の公式アカウントで「スポーツマンシップと倫理に反する行動で、絶対に許せないことだ」「暴行に対する懲戒として今季が終わるまでエストヤノフの年俸を50%カットすることを決めた」と発表した。AFCも出場停止などの懲戒処分を行う可能性が高いことが分かった。南泰煕は「エストヤノフはあまりにもラフなプレーが多く、試合中に何度も嫌がらせがあったが、試合後に自分のチームが負けたことを非常に敏感に受け止めたようだ」とコメントした。