ニュース詳細
日韓議員連盟 世界遺産登録に理解求める5月11日 15時41分
k10010075581_201505112047_201505112048.mp4
超党派の国会議員で作る日韓議員連盟は、韓国側の議員連盟とソウルで合同幹事会を開き、首脳会談に向けた環境作りに努力することを確認するとともに、韓国が反対している「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録についても理解を求めました。
会議の冒頭で、日韓議員連盟の幹事長を務める自民党の河村元官房長官は、「安倍総理大臣は歴代総理大臣の考えを踏襲して日韓関係を進展させたいという思いに揺るぎはない。首脳会談ができる環境作りのために、われわれもさらに努力しなければならないと思う」と述べました。これに対し、韓国側の議員連盟のカン・チャンイル幹事長は、「言うべきことはたくさんあると思うが、そうしたことを控えながら、どうやって共同の平和と繁栄に向かっていくべきか、悩みながら話し合いたい」と述べて、関係改善を目指したい考えを示しました。
また、日本が世界遺産への登録を目指している「明治日本の産業革命遺産」について、韓国が「朝鮮半島の人々が強制徴用された場所が含まれており、世界遺産の理念に合わない」などとして反対している問題についても意見を交わしました。会議のあと、河村元官房長官は「非西洋国で初めて近代化がなされた歴史的、文化的遺産であり、徴用工とは時期がずれている」と述べ、政治問題化すべきではないと理解を求めたことを明らかにしました。
また、日本が世界遺産への登録を目指している「明治日本の産業革命遺産」について、韓国が「朝鮮半島の人々が強制徴用された場所が含まれており、世界遺産の理念に合わない」などとして反対している問題についても意見を交わしました。会議のあと、河村元官房長官は「非西洋国で初めて近代化がなされた歴史的、文化的遺産であり、徴用工とは時期がずれている」と述べ、政治問題化すべきではないと理解を求めたことを明らかにしました。