日韓議連:日本側、産業革命遺産で韓国に理解求める
毎日新聞 2015年05月11日 22時45分
日韓・韓日議員連盟の合同幹事会が11日、ソウル市内で開かれた。日本側は公式議題とは別に、世界文化遺産に登録される見通しとなった「明治日本の産業革命遺産」について「(韓国側が問題視する)徴用があった時代とは時期がずれる」と述べ、理解を求めた。
韓国政府は、強制徴用された朝鮮人労働者が働かされた施設が含まれるとして世界遺産登録に反対している。韓国側からは「微妙な問題だ」との返答があったという。
韓国側の姜昌一(カン・チャンイル)幹事長は記者団に「両国関係が難しい状況でなければ互いに説明をしたりできるのだが、日本の右傾化が心配される中で出てきたので微妙な問題になってしまった」と説明した。