デザイン思考の参考書
デザイナが普段からやっている方法を形式知化して、デザイナ以外でも「デザイン」できるようにしたもの。大学や企業によってプロセスに違いがあるが、「インプット→プロセス→アウトプット」の流れがあるのはだいたい同じ。
それに加えて、ユーザーの観察やインタビュー、プロトタイピングなどによって、常にフィードバックを効かせながら進んでいくので、単なる直線的ではないところも特徴。フィードバックがあるという意味で、アジャイル開発やリーンスタートアップの手法もあわせて学ぶと効率的だと思われる。
あくまでも暗黙知を形式知化したものなので(教育用に作られたものは特にそうだが)バッサリ抜けているところがありそう。インタビューや観察は誰にでもできるから(できそうだから)、教育メニューに入りやすい一方、後半は何らかの形でアウトプットしなきゃいけないので(アウトプットすることで新たに学ぶわけなので)、「デザイナ以外でもできる」と言いながら、まるっきり手を動かせない人はダメだと思われる。そして、ここは教育メニューに入れにくいかも。手を動かす教育は別途必要。
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著者: 宮澤 正憲出版日: 2015-01-12出版社/メーカー: ダイヤモンド社カテゴリ: eBooks
概略の把握の最適。
著者: 奥出 直人出版日: 2013-11-15出版社/メーカー: 早川書房カテゴリ: eBooks
読みにくいけど……わかりやすい。上の本で概要をつかんでから、IDEOの人たちと一緒にうんぬんという昔話のところは読み流すとよさそう。
著者: 奥出 直人出版日: 2012-05-10出版社/メーカー: エヌティティ出版カテゴリ: Book
中級編。実際のワークショップの様子。非常に役立つ。
著者: デイヴィッド ケリー, トム ケリー出版日: 2014-06-24出版社/メーカー: 日経BP社カテゴリ: eBooks
最後にあるワークショップが役に立つ。
著者: ヴィジェイ・クーマー, Vijay Kumar出版日: 2015-02-24出版社/メーカー: 英治出版カテゴリ: Book
メソッド集。手元に置いておくとよさそう。
著者: D.A.ノーマン出版日: 2015-04-23出版社/メーカー: 新曜社カテゴリ: Book
必読。興味のあるところだけでも読みたい。アフォーダンスとシグニファイア。7つの行為モデル。
読んだけど……特にコメントなし
著者: ティム・ブラウン, Tim Brown出版日: 2014-05-10出版社/メーカー: 早川書房カテゴリ: Book
著者: マーク・スティックドーン, ヤコブ・シュナイダー出版日: 2013-07-25出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社カテゴリ: Book
著者: 棚橋 弘季出版日: 2009-06-29出版社/メーカー: 日本実業出版社カテゴリ: Book
著者: Whitney Quesenbery, Kevin Brooks出版日: 2011-12-26出版社/メーカー: 丸善出版カテゴリ: Book
著者: 出版日: 2014-01-30出版社/メーカー: 丸善出版カテゴリ: Book
あとで読む
著者: 紺野 登出版日: 2010-12-01出版社/メーカー: 東洋経済新報社カテゴリ: Book
著者: 前野隆司, 保井俊之, 白坂成功, 富田欣和, 石橋金徳, 岩田徹, 八木田寛之出版日: 2014-03-12出版社/メーカー: 日経BP社カテゴリ: Book
著者: Andy Polaine, Lavrans Løvlie, Ben Reason出版日: 2014-05-01出版社/メーカー: 丸善出版カテゴリ: Book
著者: 渡邊恵太出版日: 2015-01-21出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社カテゴリ: Book