中国と韓国の大学に計2年間留学し、現地の歴史や文化を学べるプログラムを、立命館大が2016年度から常設化すると11日、発表した。担当者は「東アジアで活躍できるリーダーを育成したい」と話している。
プログラムへの応募を前提に、中国語または韓国語を高校で学んだ生徒を対象とした新しいアドミッション・オフィス(AO)入試も導入する。
立命館大によると、プログラムは文学部に設置。定員は20人で、中国の広東外語外貿大(広州)と韓国の東西大(釜山)と連携。1年次は立命館大で中国語と韓国語の能力を高め、2~3年次は外貿大と東西大に半年ごとに通う。4年次に立命館大に戻り、東アジアをテーマとした卒業論文を執筆する。
中韓の大学から来た留学生も2~3年次に20人ずつ受け入れる。
プログラムは12年度に試験的に実施。中国語や韓国語を学べる高校が大阪府や兵庫県など近畿地方に集中しており、意欲のある学生を獲得しようと、規模を拡大して常設化することにした。〔共同〕
立命館大、韓国、中国