その愛らしい姿に、ジョギング中の人も思わず足を止めます。
「あー流される流される」カルガモの親子は当分の間、川辺を行き交う人たちを楽しませてくれそうです。
(黒柳)さて今日のお客様は個性的な俳優さんでいらっしゃいますけれども。
15年ぶりのご出演です。
そして66歳におなりだそうでいらっしゃいましてあっという間でございますが。
大映最後のスターといわれたニューフェースでお入りになってまあでもダンディーでお若々しいんですが。
ウルトラマンタロウをなさいましたんでもう子供たちの人気お母さんたちの人気は相変わらず。
篠田三郎さん今日のお客様です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
どうも。
今でもお芝居が終わると全然違う芝居なのにウルトラマンタロウの人の出待ちがあるというような方でいらっしゃいます。
もう何年ぐらい前になりますか?『ウルトラマンタロウ』っていったら。
昨年で40周年だったんで40年前ですね。
40年前?はい。
へえー。
それでもまだ出待ちが。
再放送が結構繰り返されているので…。
そうか。
出待ちといっても普通はもう若い女性とかが出待ち…出待ちっていうと。
楽屋の外で待ってる。
はい。
僕の場合はもう中年のおじさんたちが…。
中年のおじさん?おじさんたち多いですね。
そうですかそうですか。
でもまあそういうのもご自分の中でおやりになった…なんていうんですかね一つの…なんか面白い思い出じゃありませんかね。
そうですね。
まさかやってる時はこんなに…今現在「タロウだ」って言われるなんて思ってもいませんでしたから。
そうですよね。
まして代表作になるとも思ってませんでしたので。
そうですよね。
でも人というものは40年経ってもあの時好きだった人をそうやっておじさんでも何でもがそうやってちょっと会ってみたい…しかも地方へいらっしゃるからでしょうけど。
そうやって楽屋の外で待っててくれるっていうのはありがたいものですよね。
そうですねはい。
昨年は劇団民藝のお芝居に出演させていただきましてそこにウルトラマンの方の…ファンが見に来るっていうのも劇団民藝始まって以来じゃないかなと思うんですけど。
そうだと思いますよね。
でもこの間奈良岡朋子さんこちらにいらっしゃってね『八月の鯨』でご一緒に…あなたと一緒に旅へ行ったっていうお話してらっしゃいまして。
それでなんかあなたもみんなと一緒になって電気洗濯機で…初めはなんか肌着やなんか40日間分の旅だと40枚ぐらい全部持って送り返していらしたんですって?初めは。
はいそうですね。
もう下着全部40枚ずつ…。
すごいねうん。
さすがにもう今は自分でやろうと思いまして…。
そうですってね。
はい。
コインランドリーが…。
今ホテルの中にね…。
ありますからはい。
4台ぐらいしかないんですね。
みんなも洗うから。
そうかそうか。
ただ出演者が5人だけだったもんですから裏方とかスタッフの方といったのはもう先にホテルから劇場のほうに行ってしまうので。
1人の方はもう部屋で洗うっていうことで4人だけなんですね4台が回ってて。
大体回ってるのがこれは奈良岡さんが回ってるなとか日色ともゑさんが回ってるなっていうのが…。
面白いですよね。
中の回ってるものの色やなんか…。
でも札幌の公演をやった時はホテルにコインランドリーがなくて。
なんか変に無性に凝りだしてっていうか服を持って自分で行きました近くのコインランドリーまで。
本当?じゃあ入れてそこで待ってらっしゃるの?そうですねはい。
でき上がるまで。
フフフ…。
でも普段なさらないことだから案外ちょっと面白いかもしれませんね。
そうですね。
なんかちょっと面白かったっていうか変な達成感みたいのもあったりして…。
そう。
そうだと思いますよ。
普段やらないことだから絶対それは面白いことだと思うし。
普通は皆さんやってらっしゃるのにね。
ちょっと恥ずかしいですけど…。
奥様もいらっしゃればおやりになる必要もなかったんですけど…。
フフッ。
面白いですよね。
とても奈良岡さんも「篠田さんもやってらしたのよ」とかって…。
いやなんか…この「徹子さんの部屋」で奈良岡さんが褒めててくれたっていうのが小学校の同級生からメールかなんかがありまして「よかったわね」なんて随分反響がありました。
とても素敵だって。
あの時は姉妹の役…奈良岡さんと日色さんが年取った…。
向こう側のほうに…メーン州の向こうのほうに鯨が来るか来ないかっていう映画にもなったんですけど。
そこに…近くに住んでいる…なんか白髪がとてもあなたの素敵だって仰ってましたよなんかね。
2人の間でちょっとこう…自分が現れることによってさざ波を…する役なんですけれども。
台本の設定が78歳ぐらいの設定だったんですね自分の役が。
大丈夫かなと思いまして。
演出家の方に「自分がちょっと若いんじゃないかと思うんで大丈夫ですかね?」って言ったら「えっ?大丈夫よ…。
何?もっと若いと思ってるの?」「そのままで大丈夫よ」って言われて。
ああそうなんだと思いましたけどね。
今66でいらっしゃるんですから78とかっていうとね10歳上だからどうかなって思うんだけどあちらお二人がね若く見えるから…。
そうですね。
余計大丈夫じゃないですかね。
だって奈良岡さんだって日色さんだって本当の年からすれば随分お若く見えるでしょ。
でも相当の年じゃなくちゃいけない役ではあってもね。
奈良岡さんの場合は車の移動中でも食事の時でも普段普通のこう…昨日あったようなスポーツの話なんかしてた時に急に思い出しまして。
「あの時のあなたのあのセリフなんだけどね」ってお芝居の話になるんですよね。
フフフ…。
みんなが忘れてる頃。
もういつも四六時中お芝居のことが…。
奈良岡さんはねたぶんそうだと思う。
2幕の始まる時に舞台裏で僕がエスコートして…段差があってスタンバイするんですけど。
それいつも奈良岡さんを手助けするんですけど。
そうすると手助けするたびに独り言のように「私の最後のナイト」って言うんですね。
劇中の中でそのセリフがあるんですけれども。
自分の中でいやもう奈良岡さんみたいにね名女優に最後のナイトっていうのもちょっと申し訳ないなと思って一人で「いえいえ」とか「すいません」とか独り言をいつもね…。
仰りながら。
「もう少し素敵な人が現れます」とかって言ってましたけどね。
でもそういうちょっとしたことが舞台の中で楽しいっていうことありますよねほんのちょっとのことがね。
はい。
やっぱり奈良岡さんと日色さんがいると安心して舞台にいられるというか。
その時になんか皆さんがなんかくださったんですか?お別れに。
何ですか?あっ…。
何ですか?それは。
一番これあの…。
5カ月間昨年巡演の旅があったんです。
すごいですね5カ月間。
一昨年入れると自分の中で1年がかりの仕事だったんですけれども。
ご苦労さまって言って…。
裏方のやってる方もみんな若い俳優さんたちが…劇団の方たちがいたりしてスタッフの方も…。
一番最後の長崎の公演で…黒柳さんもご存じでしょうけど最後の市民劇場のが九州ブロックは長崎で終わりましてそれでその交流会っていうのがありまして会員の方たちと。
そこはもう全員が出席なんですねスピーチ。
あっそうですか。
その時若い人たちが色んなスピーチしたりして…。
まあそれがあるんですけど。
その時これを書いてくださいまして。
あちらの方が?劇団の人たちがみんなで僕に寄せ書きを。
あっ劇団の方が。
これが僕のやった…。
本当だ。
これ相当若く…。
お若いけども篠田さんに。
ええ。
「DearSinodaSaburou」って書いてあって。
まあでも役柄のようにしてくださって。
いいですか?ちょっと。
「八月の鯨」「長崎にて」。
去年の9月24日。
みんなで寄せ書きしてくださいましてね。
奈良岡さんの字だこれは。
奈良岡さん。
私ねファクスのやり取りしてるんで奈良岡さんの字わかります。
それから日色ともゑさん。
マラノフさん。
僕の役なんです。
わあー皆さん丁寧に色々絵なんかね描いてくださったりして本当に素敵だと思います。
あとだんだん裏方さんやなんかとか…なんかなって。
客演っていうことになってるんですけど本当にお客様で何カ月もよくしていただいたんで最後の交流会では不覚にも…。
お酒も入ってたことあるんですけれど大泣きしてしまいまして。
不覚にも大泣き。
すごいね。
小泣きじゃなくて…。
挨拶の時にもう挨拶にならないで奈良岡さんが来てしっかりしてちゃんと喋りなさいなんて言われて…。
さて篠田さんお嬢様がご結婚あそばして。
昨年の3月に…はい。
それでバージンロードをお歩きになったんですってね。
はい。
役では何回か歩いたことあるんですけれども…。
いかがでした?本当に…。
なんか娘より自分のほうが緊張したみたいで歩いてて…「パパもうちょっとゆっくり歩いて」って。
「もうちょっとゆっくり」なんて聞こえるんですよね。
足早になっちゃう?何となくこう…速かったんだと思うんですけど。
でもどっちにしても向こうまで行くと…娘の旦那様に渡さなきゃなんないじゃないですか。
あの時本気で渡すんだなっていう感じやっぱりありました?すごく…手前みそなんですけどすごいいい方で…。
旦那様が。
はい娘の。
そっちのほうがよかったなみたいのがあって。
あんまりそういうのはなかったんですけれども。
いい人と一緒になったなっていうのが多くて。
渡したいっていうぐらいな。
はいそうですね。
ようございましたねそれはね。
じゃあ家族が増えて。
そうですね。
今年初孫がですか…できるんですけども。
何年か前にドラマで子役の子にねおじいちゃん!って向こうから駆けて来た時にまだなんか実感しないでそうかおじいちゃんの年代になったんだななんて何となくそういう…あったんですけれども。
今度本当のおじいちゃんになって。
でも全く実感ないんですけど実を言うと。
なんて呼ばせるとかってみんなで言ってるでしょ。
そうですね。
一般的には「じいじ」って言ってるんでしょうけれども。
でも違う。
子供ってね周りの人が呼んだらそのように呼ぶみたいですよ。
だからみんなが「じいじ」って言うと「じいじ」だから。
あなたがさ「さぶちゃん」とか呼んでほしかったらさ…。
さぶちゃん…。
さぶちゃんとか何とかってさ。
そうですね。
お嬢さんと相談して。
「タロウ」と呼ぶかもわかんないですねじゃあね。
それもいいですよね。
ウルトラマンタロウだからタロウがいいじゃないですか。
それでタロウはこういうんだよって見せてやったらすごい尊敬すると思うので。
男の子か女の子かわかんないですけどどっちにしてもね。
タロウがいいじゃないですか。
じゃあタロウに…。
タロウにしましょうっていうのは…大変ですけど。
でもタロウっていえばおたくは犬の介護がまたすごい大変だったんですって?歩けなくなってから自分でやっぱり踏ん張って排尿排便ができなくなったもんですから…。
少し…昨年ぐらいまでは知らせてたんですけれども。
ウーン…とかってしたいっていうことを。
今はもう終わったあとの連絡なんで。
わかんなくなっちゃったのねもうね。
夜中に2回か3回ぐらいあるんですね。
あっそうなの。
そうすると女房と代わりばんこずつ起きれた人が起きてみたいので世話をするんですけれども。
拭いてあげたりなんかして?拭いてあげたり。
そうすると今度自分たちがなかなか眠れないんですよね。
そうですよね。
ええ。
まあそんなんでそれで昼間になると…。
チコっていうんですけど。
チコちゃんの場合すやすやと寝てるんですけど。
雌?雄?雌なんですけれど。
雌ですか。
えー。
でも夜中にちょっとあまりにも起きる回数が多いんでなるべく起こしておきたいなと思うんですけども。
やっぱり抱いててもいつの間にか寝てるんですね。
あんまり可哀想だなって思って…。
年取ってるとねやっぱりね。
そういうのを見ると人間の介護じゃないけど同じですよね。
介護ということではね。
そうですねはい。
色んなのでまあ教わってるっていうか…。
目も見えなくて嗅覚もなくてもう食欲だけなんです。
あっ食べるの?食欲はすごいんです。
すごいですね。
それはいいですね。
だから生命力があるんでしょうけれども。
でもまあその20年間ですか。
どんなに家族を慰めてくれたかわかんないですよね。
色んな思い出がありますから。
そうですよね。
今それでもね街でね何匹か散歩してると元気なワンちゃんを見ると羨ましいなとかねついこう…ほほ笑みますけども。
2匹も3匹も連れてる人を見ると大変だなって思わず出てるんです口で。
大丈夫なのかなとかねいらぬ心配をね。
そうですよね。
1匹だけでももう…。
特に介護は大変だよなんてね。
どういうことからそういう犬をお飼いになったんですか?一番初めは自分がやっぱり旅とかが舞台で多かったもんですから…。
子供たちもちょうど反抗期みたいなのがまあ…。
何人お子さんいらっしゃるの?2人なんですけれども。
2人うん。
…もあったりしてまあいない時にね女房が寂しくないようにみたいなのあったし。
息子さんですか?下はね。
上が息子なんですけど。
そういう子たちもやっぱり自分よりちっちゃいものが来ると気分がちょっと変わるんじゃないですか?全然違いました。
「おやじ」みたいに低音で喋ってたのが自分が見てないところでは「チコちゃ〜ん」とかってとんでもない声出してて。
「おやじ」って普段言ってるのに「チコちゃ〜ん」なんて言って?そうなんです。
やっぱりねそういう小さいものに対して可愛く思うんでしょうねきっと。
よかったですよね。
そうですね。
だからたくさんいただいたものがあるのでね大事にしなくてはと思ってるんですけども…。
篠田三郎さんは『徹子の部屋』にどういうわけだか15年おきに来ていただくみたいな計算になっちゃって。
えーと…30年前のとそれから15年前のとお出になっていただいた時のVTRをちょっとご覧いただいてよろしいですか?ですから30年前なんていうともう随分前ですからお若い時だと思います。
ちょっとご覧ください。
「お母様がねお茶断ちをって…」「あなたとしてはちょっと古めかしいって思ったでしょ?」「そうですねええ。
気持ちの中では感謝してるんですけどなかなかね口では言えないですね」「じゃあ今までお母様にお茶断ちしてくださってるのをありがとうって…」「もう本当知らんぷり。
飲んでないのは知ってるんですけど知らんぷりしてますけど…」「飲んでらっしゃらないのをあなたはご存じだけどなかなか面と向かってそういうふうには…」「じゃあ心の中では大変感謝してらっしゃる?」「そうですね。
やっぱり大変なことですからね」「じゃあお母様もしかするとあなたが全然そのことに気がついてないとはお思いではないでしょうけどそんなにあなたが…」「知ってるとは思ってるんじゃないですか?」「そうでしょうね」「やっぱり僕が頼りないからじゃないですか?いつまで経っても」「お母様はあなたが俳優におなりになった時からずっとお茶断ちをしてくださるってこの前仰ってらっしゃいましたよね」「そうですよね。
『徹子の部屋』で言ったんですよね」「もうおふくろに悪いこと言ったなと思って」「ひっそりと秘密でねやってたのに」「あっそう。
あの時そう仰ってましたよね」「なんかでもねまだ続いていますね」「今でも?」「ええ。
まあ今コーヒーとか紅茶とかありますからね」「でもやっぱり何かちょっと食べた時は日本のお茶が飲みたいと思う時…日本のお茶でしょ?」「ええそうですね」「あらー…」「だからやっぱりもうね50になってても息子は息子なんだなと思って…。
感謝はしてるんですけれどもなかなか口にはしてはありがとうと言えないんですけれども」「こういう折ですからね」「ありがとうと…」「ありがとうございます」えっでも50で…随分お若い50ですね。
いやでもこの15年前とは…15年前だと思わないで8年ぐらい前になるのかなと思ったぐらいに…。
この頃そうですよ。
大体ねあれ10年ぐらい前だったかなって思ったらもう20年ぐらい前。
大体ね自分の想像の倍経ってますね日はね。
前回はスタジオに…『徹子の部屋』に来る時にちょっと道を間違えたのを黒柳さんがすごく喜んでくれたっていうことがすごく思い出があるんです。
フフフ…。
迷子になった…。
迷子になったっていう。
でもお母様は元々なんでお茶断ちをなさることになったんですか?やっぱり自分がこの世界で…。
あなたが。
いつまでも仕事をできるようにっていう願かけだったんだと思いますけれども。
お優しい。
まあ今は僕の他に弟が2人いますのでみんな健康を願ってだと思うんですけれどもね。
すごいですねお母様ってね。
そうですね。
だからいまだにお茶断ちしてらっしゃるっていう…。
まあ時々会うと「もういいんじゃないの?」って。
「別に飲んだからって世の中がどうのこうのなるわけじゃないんだけど」って言うけどそれは親のね…ありがたいと思います。
お母様もう何歳におなりですか?87歳です。
そうですか。
じゃあ随分前から飲んでらっしゃらないわけよね。
そうですね。
でも15年前と同じです…。
コーヒーもありますし紅茶もありますから。
まあね。
いいと思うんですけど。
お父様何歳でいらっしゃる?90で…。
3月で91歳ですね。
えー。
じゃあ随分ご長命で元気でいらっしゃる?ええ。
家系的には…ちょっとはい。
じゃああなたも随分長生きなさってきっとね俳優をお続けになる…。
いつだったか手相を見ていただいたことあるんです。
あんまり見てもらったことないんですけれども。
晩年がいいとは言われたんですね。
「晩年がいいですよ」って言われて。
早速帰って女房に「晩年がいいみたいよ」って言ったら「私生きてるかしら」とかって言われて。
そりゃそうですよね。
その奥様…あれですよね。
昔ですか?いつ頃ですか?ラブシーンをあなたがなさるとなんか注文が…。
あっ若い頃ですね。
まだ一緒になった頃は…。
そうそう。
何ですって?若い時ですから。
もうむしろ今なんかラブシーンのシーンもないですけれども。
なんかあったところはちょっと気の毒な思いさせた…。
なんかダメ出しが相当きつかった…?それはまた今度後年になってもう女房も慣れてきて見るのが。
「下手ね。
相変わらず同じ女性の抱き方してるわね」なんて言われたことあるんですけど。
ラブシーンでも「抱き方が同じ」とかって言われちゃって…。
そうですね。
お嬢さんもなんか言うんですって?ええ。
娘も自分の芝居の時は必ず舞台稽古を見に来てくれて。
わあーすごい。
やっぱりずばずば自分の思ったことを言ってくれるのは参考になりますね。
やっぱり参考になるんですか。
はい。
じゃあそれはありがたいですよね。
そうですね。
ただちょっとあまり言い過ぎちゃったのかなと思うと落ち込むのも心配してなるべく持ち上げてくれます。
そりゃそうですね。
いいご家族ですよね。
フフッ。
ちょっとコマーシャルです。
なんか篠田さんは歌があんまりお上手じゃないって本当?もう随分失敗あります。
あっ本当?はい。
ええ。
それはその芝居の中に歌が出てきて?お芝居の中でも出てきて。
若い時はもう自分がうまくないっていうんでもう舞い上がっちゃって。
今は少し落ち着いてまあ何となくですけれども。
お慣れになったの?前は台本いただいた時にまず何かっていうと歌はないかとか…。
本当?ええ。
大滝秀治さんは「歌があれば何でも出ちゃう」って仰ってましたよ。
ああそうですか。
どのぐらいかは知りませんけどご自分でそう仰ってました。
歌があれば何でも出ちゃう。
あっそうですか。
でも嫌ですよね。
歌のシーンがあった時はカラオケ教室みたいなのに行ったことありますよ。
本当に?橋田壽賀子さんのもので何かっていうのありました?『夫婦』の時に…『かあさんの歌』っていうのがありまして結婚式の時に。
両親に感謝の気持ちを…。
それも全く歌っては調子外れで。
周りの方がもうみんなしてこうやって…とってくれて。
合わせてくださって。
そうですね。
でもなんか紙が回って…。
そうなんですよ。
それでスタジオに出てどこかに事務所かなんかに電話した時にこうやってパッと見たらメモ帳に「篠田の音痴」って書かれてますます僕は自信なくして…。
誰が書いたんでしょうねそんなのね。
誰が書いたのか…。
へえー。
面白いですよね。
でもおたくは皆さん息子さんにしてもなんにしても音楽をおやりになって。
はいそうなんです。
息子さんですか?バークリーへ行ってらしたの。
ボストンのバークリーに大学院まで行ったんですけれど。
自分がそういうもの何もないんで女房がパパみたくならないように少しこうお店行った時にピアノ弾けたらかっこいいんじゃないかとか。
大きくなって豊かになるんじゃないかっていうんで子供の頃からやらせて…。
そうなんですね。
ピアノ?ええ。
息子さんバークリーへいらして?はい。
あらすごい。
お嬢様は何やってるの?娘も小さい頃バイオリンとかピアノはやってたんですけれども。
えー!じゃあみんなで…。
奥様も何かおやりになるんですか?バイオリンをやってたんです学生時代。
すごいじゃないですか。
じゃあみんなに…家族で何かできるじゃないですか。
そうなんですね。
自分だけなんですけれども。
あなたは何にも?はいそうですね。
バイオリンも?でもみんな今の人ってカラオケうまいですから。
歌はねうん。
下手なのがウケる時もあるんですね一生懸命きちんと歌うと。
ウケを狙って歌うとろくなことないんですけれども。
一生懸命お歌いになると。
歌うと…。
でも何か紀行…なんていうんですかね?旅でいらして奥様も一緒にいらしたことあったんですって?なんか。
みんな…スタッフの人と。
はい。
『音楽の旅』っていう番組がありまして外国旅するんですけれども。
その時もまあ女房が…明るくて何でもやる人なので。
いいですよね。
散髪なんかもやってくれる人なんですよ。
奥様が。
頭…はい。
スタッフの方は向こう行きっぱなしだったもんですから帰る時に「篠田さんはもう帰っていいけど奥さんだけ残してほしいな」って言われて。
みんなとすごく気が合っちゃったんですってね奥様とね。
でも音楽のこともねきっとそうでしょうからね。
そうですね。
今娘のご主人になった方もギターうまいですから…そうですねなんかやろうと思えば。
だから家族でなんか室内楽でも何でもとにかくおできになるじゃないですか。
楽しいじゃないそしたら。
そうですねはい。
できますね。
あなたもだからそこで歌ったりしないでなんか違う楽器を。
プロデューサー的なこと…。
プロデュースでもいいですけども。
でもあれですよね元々はニューフェースで映画にお入りになったって…大映最後のスターというふうに申し上げたんですけど。
その頃を思い出すとどんな感じですか?芸歴どのぐらいですか?もう恥ずかしくて言えません。
そんな?でもまた旅皆さんでご一緒になるかもしれませんよね。
ありがとうございました。
今日はありがとうございました。
このあとも引き続き『ワイド!スクランブル』皆様どうぞご覧ください。
2015/05/11(月) 12:00〜12:30
ABCテレビ1
徹子の部屋 篠田三郎[字]
〜愛娘の結婚と初孫への思い…50年好物のお茶を絶つ母の愛〜篠田三郎さんが今日のゲストです。
詳細情報
◇ゲスト
俳優・篠田三郎さんがゲスト。
◇番組内容
高校の時、大映ニューフェースに合格し芸能界入りした篠田さん。数々の映画に出演、主人公を演じた『ウルトラマンタロウ』は代表作となり、40年経った今でもタロウのファンが劇場に足を運んでくれるのが嬉しいと語る。昨年は5カ月に及ぶ旅公演も体験。今回の旅でコインランドリーでの洗濯にはまったという。また、俳優を志した時から息子の仕事の成功を願い、50年もの間“好物断ち”をしている母の愛に感謝していると明かす。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
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