おはようございます。
7時になりました。
非常に強い台風6号は、今夜からあすにかけて、沖縄や奄美に近づき、沖縄では今夜遅くから暴風が吹くおそれがあります。
あさってにかけては、西日本や東日本でも荒れた天気になるおそれがあります。
気象庁の観測によりますと、非常に強い台風6号は、フィリピンの北のバシー海峡を北へ進んでいます。
中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、今夜から沖縄県の先島諸島に近づく見込みです。
その後、速度を上げながら、あすにかけて沖縄本島地方などに近づき、あさってにかけて、日本の南の海上を進むと予想されています。
台風の接近に伴って、沖縄地方では今夜遅くから、奄美地方ではあす朝から暴風が吹くおそれがあります。
一方、低気圧と前線の影響で、西日本では次第に大気の状態が不安定になる見込みです。
あす朝までに降る雨の量はいずれも多い所で、九州北部で120ミリ、沖縄・奄美で100ミリと予想され、沖縄の先島諸島や奄美では、あす、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
また、あさってにかけては、西日本や東日本の広い範囲で荒れた天気になるおそれがあり、気象庁は、地元の気象台が発表する情報や、天気の変化に注意するよう呼びかけています。
台風の今後の進路と雨の見通しについて、気象情報担当の平井さんです。
先島諸島では、今夜から暴風や、高い波に警戒してください。
それでは台風6号の情報です。
先島諸島は今夜遅くなればなるほど、風が非常に強まって、波が高まりそうです。
沖縄本島地方も、あすの朝から暴風や高い波に警戒してください。
先島諸島の予想される最大瞬間風速は45メートルと、トラックが横倒しになるような、そんな突風が予想されています。
それから波の高さ、今夜で7メートルと予想されています。
それでは台風の予想進路図です。
まず現在の位置です。
非常に強い勢力となっていまして、北に時速20キロ、スピードを速めてきました。
このあと、急にスピードを速めてきますので、先島諸島、急に風と雨が強まりそうです。
あすの朝には、沖縄の本島の近くを通りまして、このあと向きを東に変えそうです。
スピードをさらに速めて、あさっての未明には、伊豆諸島に接近するでしょう。
そのあと、低気圧に変わってきそうです。
それでは雨の予想を見ていきます。
今夜から動かしてみましょう。
2つの雨雲が予想されています。
一つは台風に伴う先島諸島の雨の範囲。
もう一つ、南北に延びる雨の範囲、この2つの雨の影響で、沖縄から東日本にかけて、あしたにかけて大雨のおそれがあるんです。
これはあすの未明の状況です。
このあと動かしてみましょう。
沖縄本島にも、この台風本体の発達した雨雲がかかって、あしたは非常に激しい雨が降りまして、九州、四国、中国地方、南北に延びる発達した雨雲がかかって、こちらでも局地的には非常に激しい雨、突風を伴う見通しです。
それでは今夜の予想図を見ていきますと、詳しく見ていきましょう。
この先島諸島、台風が接近しますので、今夜は暴風や高い波に警戒してください。
それから北のほうには前線があるんですね。
この前線が接近するため、九州では今夜から激しい雨、あるいは突風の吹くおそれがあります。
以上です。
神奈川県の箱根山では、活発な火山活動が続き、きのうは震度2や1の地震が相次いで観測されました。
気象庁は大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き警戒を呼びかけています。
こちらは午前6時半過ぎの箱根山の様子です。
気象庁によりますと、箱根山の周辺では、先月下旬以降、地下の浅い所を震源とする火山性地震が増加し、大涌谷の斜面から噴き出す蒸気も多くなって、活発な火山活動が続いています。
きのうは体に感じる地震が相次ぎ、箱根町湯本では、震度2の揺れが1回、震度1の揺れが5回観測されました。
震源はいずれも地下のごく浅い所で、このうち、きのう午後6時過ぎの地震は、地震の規模を示すマグニチュードが3.1と、先月下旬以降、最も大きかったと見られます。
これらの地震のあと、火山性微動や、火山の活動に伴う低周波地震は確認されておらず、火山活動に特段の変化はないということです。
一方、神奈川県温泉地学研究所の観測では、地下の浅い所で起きる規模の小さな火山性地震は、きのうは300回余りと、先月下旬以降で最も多くなりました。
先月下旬からは、大涌谷付近を中心に、山が膨らむ傾向を示す地殻変動も観測されています。
気象庁は今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす、小規模な水蒸気噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き、箱根山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を出し、噴火に伴う噴石などに警戒するとともに、自治体などの指示に従って、危険な地域に立ち入らないよう、呼びかけています。
安全保障法制を巡る動きは今週、大きな節目を迎えます。
自民、公明両党はきょう、安全保障法制の整備に向けた与党協議を開き、集団的自衛権の行使を可能とすることなどを盛り込んだ関連法案について合意します。
これを受けて政府は、今週14日に関連法案を閣議決定し、今週中に国会に提出することにしています。
では、取材に当たっている政治部の田中記者とお伝えしていきます。
田中さん、この安全保障の問題は、視聴者の皆さんからも、難しい、分かりにくいという声が上がっています。
安倍政権はなぜ今、この安全保障政策を見直そうとしているんでしょうか。
安全保障の問題は、専門用語も多く、将来起こるかも知れないことを議論していますので、なかなか実感が湧きにくいテーマだと思います。
安倍政権は、中国や北朝鮮の動きなど、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることを、見直しの最大の理由に挙げています。
また安倍総理大臣がアメリカ議会での演説で強調しましたように、積極的平和主義に基づいて、世界の平和と安全に貢献していきたいというねらいもあります。
難しいテーマですが、平和や安全はひいては私たちの命や暮らしに直結するだけに、私たち一人一人が議論の行方を見つめていく必要があると思います。
そうですね。
ではまず、戦後日本の安全保障が、どのような歩みをたどってきたのか、そこから見ていきます。
1954年に発足した自衛隊。
専守防衛を基本方針として活動してきました。
危険を顧みず、国民の負託に応える陸上軍が、新しく足音をとどろかせたのであります。
そして戦後日本の安全保障の要である日米同盟の下で、日本は平和と安全を確保してきました。
一方、憲法9条の下、歴代政権は同盟国への武力攻撃に反撃する集団的自衛権の行使は、憲法上許されないとしてきました。
冷戦終結後、国際情勢が大きく変化する中、政府は、従来の憲法解釈を変えないまま、自衛隊の活動を海外へと拡大させて行きました。
そのきっかけとなったのは、1991年の湾岸戦争。
経済的支援だけでなく、自衛隊を派遣して貢献するよう、アメリカから求められたのです。
湾岸戦争のあと、自衛隊はペルシャ湾で機雷掃海を行いました。
初めての海外派遣でした。
そのよくとし、PKO協力法が、徹夜国会の攻防の末、成立しました。
政府は武器の使用などに厳しい条件を付け、自衛隊をカンボジアに派遣しました。
2001年、アメリカで起きた同時多発テロ事件のあとには、同盟国であるアメリカの軍事行動に協力する姿勢を強めます。
テロ対策の一環として、インド洋で外国艦船に対する給油活動を行いました。
こうした中、日本の安全保障を巡る環境も厳しさを増してきました。
北朝鮮の核とミサイル。
緊張が続く東シナ海。
中国の海洋進出も活発化しています。
去年、安倍政権は、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認を閣議決定。
安倍政権の安全保障政策に反対する声も上がっています。
先月、安倍総理大臣はアメリカ議会で演説。
安全保障法制の関連法案を、ことし夏までに成立させると明言しました。
戦後日本の安全保障政策は、今、大きな転機を迎えています。
戦後日本の安全保障の歩みを振り返って見てきました。
では、今回の安全保障法制の関連法案の内容は、どのようなものなのでしょうか。
自民、公明両党は、安全保障法制の整備に向けて、去年5月から断続的に与党協議を行い、24回目となるきょう、関連法案について合意します。
焦点の集団的自衛権の行使については、わが国と密接な関係にある他国への武力攻撃により、わが国の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある事態を存立危機事態と位置づけ、その際には、自衛隊が防衛出動し、武力の行使ができるようにします。
また、日本の平和と安全に重要な影響を与える事態を重要影響事態と位置づけ、周辺事態法を改正して重要影響事態法とし、その際に行う、アメリカ軍など、外国軍隊への後方支援には、地理的な制約がないことを明確にします。
一方、国際社会の平和と安全を脅かす事態に対処する、外国軍隊への後方支援については、そのつど、特別措置法を作らなくても対応できるよう、国際平和支援法という新法を恒久法として制定することにしています。
このほか、武力攻撃に至らないグレーゾーン事態への対処では、日本の防衛のための活動を行うアメリカ軍などの外国軍隊を、自衛隊が武器を使用して防護できるようにすることも盛り込まれています。
政府は、今週14日に関連法案を閣議決定し、新法である国際平和支援法と、自衛隊法など、10の法律の改正を一括した平和安全法制整備法の併せて2本の法案を、週内に国会に提出することにしています。
では再び田中記者に聞きます。
田中さん、この安全保障法制の整備内容について、専門家はどう見てるんでしょうか。
賛成、反対、それぞれの立場の専門家に話を聞きました。
このように、法整備によって、紛争を抑止し、より安全になるという意見と、日本が世界の紛争にかかわることで巻き込まれる危険性が増すという意見がありまして、評価は分かれているんです。
そして今週の閣議決定によって、議論の舞台は今後、国会に移っていくと思われますが、野党側はどう対応しようとしているんでしょうか。
早くも対決色を強めています。
与党側は関連法案を集中的に審議するため、新たに特別委員会を設置し、会期を延長してでも成立させる方針です。
これに対し野党側からは、安倍総理大臣がアメリカ議会での演説で、ことし夏までに関連法案を成立させる考えを明言したことに対し、国会軽視だと反発する声が相次いでいるんです。
民主党や維新の党などは発言を撤回することが先決だとして、早期の審議入りには応じない構えで、国会審議の入り口から、与野党の攻防が繰り広げられそうです。
戦後日本の安全保障政策の大きな転換となる、安全保障法制の整備。
おはよう日本では、きょうから具体例を挙げながら、掘り下げてお伝えしていきます。
テーマはこちらの4つです。
武力攻撃に至らないグレーゾーン事態への対処。
外国軍隊への後方支援。
国際平和協力活動や海外での邦人救出。
集団的自衛権の行使です。
1回目のきょうは、グレーゾーン事態です。
引き続き田中さん、そもそも、このグレーゾーンということば自体が分かりにくい、難しいという印象がありますね。
そうですね。
グレーということは、白でも黒でもない。
黒の有事でも、白の平時でもない。
つまり武力攻撃を受けている状態なのかどうか、はっきりしないことをグレーゾーンと言っているんです。
具体的にはどういった事態を想定しているんでしょうか。
こちらをご覧ください。
日本に対して、ある国が弾道ミサイルを発射しようという動きがあり、こちらですね、アメリカ軍などの船が、日本のために警戒に当たっているケースです。
ミサイルを発射していませんので、有事ではないものの、一方で、発射の動きがあるので平時ともいえない、いわばグレーゾーンというわけです。
今の法律では、こうした事態に、こちらですね、自衛隊は現場の自衛官の判断で、武器を使ってみずからの船を守ることができるだけで、外国の船を守ることはできないんです。
今回、それをどう変えようとしてるんでしょうか?
まさに自衛隊の船が、日本の防衛のために警戒に当たっている外国の船も、武器を使って守れるように、こちらですね、守れるようにしようというものなんです。
そうなんですね、こちらが今回の法整備のポイントなんですね。
そうなんです。
こうした外国の船の防護は、外国から要請があって、防衛大臣が必要と判断した場合にのみ認めるとしています。
そしてほかにはどのようなケースが考えられるんでしょうか。
こちらですね、離島でグレーゾーン事態が起きるケースです。
武装グループが離島に上陸した場合には、海上保安庁や警察が対処することになっているんですが、近くにいなくて、すぐに対応できないことも考えられます。
この場合、自衛隊は必要な範囲で武器を使って対処することができます。
ただ、こうしたことを自衛隊に命じるには、閣議決定を行うことが必要でして、今回の整備では迅速に対処できるようにするため、電話による閣議で決定できるようにしようとしているんです。
こうしたグレーゾーン事態への対処については、どのような指摘や意見があるんでしょうか。
専門家のインタビューをお聞きください。
政府・与党内には、北朝鮮のミサイル開発や、東シナ海などの状況を考えれば、武力攻撃よりも、それに至らないグレーゾーン事態が、最も起こりやすく、それへの対処を優先して取り組むべきだという課題や指摘があります。
ただ一方で、自衛隊が武器を使って、外国軍隊を守るようになれば、日本が紛争に巻き込まれる危険が高まるという指摘もあって、こうした観点からの議論が、国会審議の中でも繰り広げられることが予想されます。
ここまで、政治部の田中記者とお伝えしました。
あすは、外国軍隊への後方支援についてお伝えします。
では次のニュースです。
ロシアのプーチン大統領は、第2次世界大戦で犠牲になった、旧ソビエト兵の追悼行事に参加したドイツのメルケル首相と会談しました。
プーチン大統領は、ウクライナ東部の和平を実現させるため、親ロシア派への働きかけを強める考えを示しました。
第2次世界大戦でナチス・ドイツが降伏してから70年になったことを受け、ロシアのプーチン大統領とドイツのメルケル首相は10日、旧ソビエトの兵士を慰霊する記念碑に花をささげました。
メルケル首相は、G7・先進7か国のほかの首脳らと同様、ウクライナ危機を理由に、ロシアの戦勝70年を記念するパレードは欠席しましたが、追悼行事には参加することで、ナチスの加害責任に向き合う姿勢を示しました。
このあと、プーチン大統領とメルケル首相は会談し、今も散発的な戦闘が続くウクライナ東部の情勢について、ウクライナ政府と親ロシア派との停戦合意が着実に履行されることが必要だという認識で一致しました。
会談後、メルケル首相は、われわれが歴史から学んだことは、紛争の解決のためにあらゆることをしなくてはならないということだと述べました。
これに対し、プーチン大統領は、政治プロセスが前進するよう、親ロシア派に対して、すべての影響力を行使すると述べ、親ロシア派への働きかけを強める考えを示しました。
政府は、地方創生の実現に向けて開発した、ビッグデータを基に観光客の動向などを把握する新たなシステムに、今後、農業や漁業の生産高や、外国人観光客の消費動向などの情報を追加し、さらに内容を充実させることにしています。
政府は、地方自治体などが、地域の活性化策を検討するのに役立ててもらおうと、ビッグデータと呼ばれる膨大な情報を基に、各地の観光客の動向や人口の推移などを詳細に把握できるシステムを開発し、先月から地方自治体などに公開を始めました。
このシステムについて政府は、さらに内容を充実させたいとして、より幅広い分野で、新たな情報を盛り込むことになりました。
具体的には、農業や漁業の地域別の生産高や販売額、従事者の年齢構成のほか、外国人観光客の消費や宿泊の動向、それに大学別に、どの地域から生徒が入学し、どこに就職しているかなどのデータを、把握できるようにしたい考えです。
政府は今後、追加する情報の内容を詳細に検討したうえで、ことし8月以降、地方自治体などに公開していきたいとしています。
さて、こちらをご覧ください。
この春、厚生労働省などが作ったポスターです。
坂本龍馬にウルトラマン、人気漫画の主人公。
この3人がアピールしているのがこちらです。
健康経営です。
健康経営とは、企業が成長するために従業員の健康に、積極的に投資していこうという考え方です。
今、多くの企業が健康経営に高い関心を寄せ、導入の検討を進めています。
その最前線を取材しました。
頭皮の血行をよくし、リラックスするためのヘッドスパ。
体のゆがみを治す整体。
これらはすべて、大手製薬会社の本社にある施設です。
健康経営を取り入れて、社員の健康管理に会社を挙げて取り組んでいます。
健康経営を推進するのが。
チーフヘルスオフィサーのジュネジャさん。
経営の中枢を担う副社長です。
社員の業績は健康状態によって大きく左右されるため、健康経営で会社をさらに成長させることができると考えています。
なぜ、企業が社員の健康作りに投資をするのか。
企業などの健康管理を専門とするNPOが開いた、健康経営のセミナーです。
企業や健康保険組合の関係者150人余りが参加しました。
3年前の3倍です。
企業が健康経営への関心を高める背景には、切実な事情があります。
労働力として期待される65歳未満の人口は、今後、大幅に減少。
一方で、企業が負担を強いられる高齢者の医療費は増加が見込まれます。
健康経営を導入して、健康な社員を数多く維持できれば、企業は労働力を確保して生産性を向上させ、医療費を削減できる可能性が広がります。
データを活用して、より戦略的に社員の健康作りに取り組もうという企業も出ています。
都内の大手航空会社です。
5年前、経営破綻に陥ったとき、健保組合の補助が大幅に減らされた経験から、社員の健康管理について改革を進めてきました。
3年前から取り入れているのが、データヘルスという手法です。
グループ会社の社員も含めた3万1000人以上の、あらゆる健康データを集めて分析。
病気になる前に、きめ細かな予防策を施そうというのです。
まず分かったのは、生活習慣病の治療に、最もコストがかかっていることでした。
会社の医療費全体の4割に上ります。
生活習慣病で最も多い、高血圧など循環器の疾患について調べると、40代から急増することが分かりました。
会社と健保組合では、早速、20代から30代の若手にターゲットを絞った健康指導を始めました。
まず、体の脂肪や筋肉量などを詳しく調べ、隠れ肥満などの改善を促します。
さらに、若手社員にエレベーターを使わないよう呼びかけました。
移動には階段を使ってもらうことで、健康作りの習慣を、身近な環境でつけさせるねらいです。
食堂では、カロリーを抑えたメニューや、サラダバーの提供を新たに始めました。
食生活を見直すきっかけにしてほしいからです。
また、生活習慣病や、がんに次いで多いのが、肩凝りや腰痛だということも分かりました。
職種を分析したところ、長時間立ち続ける客室乗務員や、地上で接客や整備を担当する社員の、いわゆる職業病であることも見えてきました。
こうした職種にターゲットを絞り、肩凝りや腰痛を予防するための特別プログラムも導入しました。
専門のトレーナーが、フライトの前後などに、ストレッチを指導します。
データヘルスを活用した、きめ細かな健康指導で、この会社では、国民1人当たりの医療費と比べて、2割の削減に成功しました。
リポートで紹介したデータヘルスですが、ことしの4月からは、すべての健康保険組合などで、事業の実施が義務づけられています。
国は健康寿命を延ばして、多くの人が元気に長期間働けるような環境作りをさらに推し進めていく方針です。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
まずは大リーグの速報からですね。
青木宣親選手のジャイアンツと、イチロー選手のマーリンズの直接対決。
4連戦の最後の試合が続いています。
1番レフトで先発出場の青木は、ここまで内野安打1本。
6回の第3打席。
青木らしい流し打ちで、今シーズン11回目の1試合複数安打をマークします。
さらにすかさず2塁へ。
9度目の盗塁に成功し、このあと、同点のホームを踏みます。
一方のイチロー、ここ2試合は代打での出場でしたが、きょうは3番ライトで先発出場。
きょうはここまで、快音はありません。
次は大相撲ですね。
夏場所、初日はあっというような波乱がありました。
7場所連続優勝に向けての初日です。
小結の逸ノ城戦です。
上手は取れない、おっと、白鵬、敗れました。
初日に波乱。
逸ノ城、白鵬に上手を取られましたが、右腕を抜いてすぐに突き落とし。
5回目の対戦で初めて勝ちました。
白鵬の初日黒星は3年ぶり。
相手の突き落としのタイミングがよかったねと、淡々と振り返っていました。
関脇・照ノ富士は、佐田の海との一番。
照ノ富士は、力が入り過ぎた。
状態は悪くないから大丈夫と、気持ちを切り替えていました。
このほかの結果です。
初めて大いちょうを結って土俵に上がった遠藤は、黒星スタート。
豪栄道と琴奨菊、稀勢の里の3大関に、横綱・日馬富士は、いずれも白星スタートです。
このほか、先日、あまちゃんのニックネームを紹介した、十両の天風。
玉飛鳥との一番は、いったん天風に軍配が上がりましたが、行司差し違えで、玉飛鳥の勝ちとなり、黒星スタートでした。
ちょっと詰めが甘かったでしょうかね。
もう一歩でしたかね。
体格を生かした前に出る相撲で、2日目の取組に期待しましょう。
スポーツでした。
さあ続いて、けさの知りたい。
二宮アナウンサーです。
おはようございます。
さあ、けさのテーマはこちらです。
なんですか、トイレですか。
公衆トイレなんですが、見てほしいのはここなんです、これ。
シブミックトイレ?結構大きく書いてありますね。
これね、このトイレの名前なんですね。
企業が自治体から名前を付ける権利、命名権を買って名付けたトイレなんです。
このように名前が付いた公衆トイレ、今、増えているんです。
渋谷でもね、見たことありますよ、確かに。
ありますよね。
命名権っていうと、球場とかのイメージがありましたけど、トイレにも?
命名権が使われているんです。
ということでけさのテーマは、命名権です。
これまでは企業がPRのために、お金を払って買うというケースが多かったんですが、その状況がちょっと変わってきています。
さあこちら、埼玉県和光市にある公衆トイレ、ことし1月にリニューアルしました。
このトイレも名前、付いてますけれども。
この命名権を買った企業、市に対して一切お金、払っていません。
どういうことなんですか?
お金を払う代わりに、トイレを改修しました。
和式から洋式に変えまして、木目を生かして、明るい雰囲気のトイレに改修したんですね。
このように、ベビーベッドもつけまして、お子さん連れでも使いやすくしました。
実は、この命名権を買った企業というのが、トイレの衛生管理会社なんです。
自分たちが持っているノウハウを生かして、トイレを改修しまして、それだけではなくて、3年間の契約の中で、定期的に掃除ですとか補修も行っていくんですよね。
実際にトイレを使ってもらう中で、会社をPRするとともに、地域貢献につなげていこうという取り組みになっています。
市の担当の方。
市の財政が厳しい中で、税金を使わずに、命名権で快適な空間を維持できて助かっていますと話しています。
この方法、トイレ以外でも活用できるかもしれませんね。
そうですね、公園とかいろいろ、応用できるかもしれません。
そんな命名権ですが、命名権を買うのは今、企業だけではなくて、個人にも広がっているんです。
個人?
こちら岐阜県を走る明知鉄道。
ここで販売しているのが、2人が指さす、ここ、ここ注目。
いろいろ書いてありますよ。
なんて書いてあります?
ご結婚おめでとう号って。
そう!列車の名前なんですね。
結婚したお2人を祝福しようということで、ご友人がこの命名権を買って、プレゼントしたんです。
その額5400円。
このプレートを付けて、片道大体50分ほどの路線を1往復するんですが、車内ではなんと、この列車は、暁彦さんと亜弥美さんのご結婚おめでとう号ですという。
そんなふうに読むの?
ちょっと違うかも。
ふうなアナウンスが流れると。
ちょっと恥ずかしいかもしれないですね。
実際、お2人もちょっと恥ずかしい気持ち、あったそうなんですが、それ以上に、2人の名前がこういうふうにアナウンスもされて、名前にもなって、うれしかった、いい記念になったと話していました。
幸せですね。
会社にとっては、大きな話題作りになりますし、利用する側にとっては、いい思い出になるということで、注目を集めているんですね。
新婚の二宮さんもどうですか?
急にきますね。
タイミング的には、プレゼントいただけるなら喜んで受けますが。
思い出になりますもんね。
私たちはやらないですけどね。
さあ、最後いきましょう。
最後は、この命名権を使って、地域の福祉を支えていこうという取り組み、ご紹介します。
神奈川県の大和市、ここで地域の足となっているコミュニティーバスです。
ここで売り出されたのが、ここ、バス停の命名権なんですね。
これ、地名っていうことですか?
これは地元の工場の名前なんだそうですけれども、このように、バス停に隣接するお店ですとか、また福祉施設、これはマンションなんだそうですけれども、現在、13か所契約しています。
この命名権、年間12万円、3年契約で36万円がバスの運営費に充てられるということなんですね。
36万円、決して安い額ではないんですけれども、地域のお年寄りが使うコミュニティーバスを、地域全体で支えていこうという思いで購入されるという方が多いそうですね。
こちら、いつも病院に行くときにバスを利用するという女性。
これまでは、タクシーを使っていたので、とてもありがたいですと話していました。
このように、今、さまざまな使い方で注目を集めている命名権。
これから地域の活性化の方法の一つとしても注目を集めそうです。
けさの知りたい!でした。
続いては気象情報です。
けさの東京・渋谷、少し空気がひんやりとしていますよね。
渡辺さん。
そうなんですよ、日ざしがたっぷりと届いていまして、徐々に気温は上がりつつあるんですけれども、やっぱり風が吹いてきますと、なんだかちょっとひんやりするんですよね。
乾いています、空気が、湿度も低いですね。
私もけさはちょっと、しっかりとした生地の上着を着てきました。
ただこのあと、日中は気温が上がってきそうです。
朝と昼間の気温の差が大きくなるので、気をつけてください。
そしてお天気も多くの所、晴れます。
ただ、気になるのは、こちらですね。
台風情報です。
まずはこちらから見ていきましょう。
現在、日本の南の海上には2つの台風が発生しています。
沖縄へ近づく6号と、土曜日の夜に発生した7号です。
では6号の情報、詳しく見ていきます。
このあとも暴風域を伴ったまま、今夜からあすの朝には沖縄に接近する見込みです。
そのあとはスピードを速めて、水曜日午前3時ごろには、東日本の太平洋側へ進み、そのあと木曜日には温帯低気圧へと変わる見込みです。
そこで注意点をこちらにまとめました。
まず、暴風や高波に警戒が必要な所は沖縄が中心です。
特に先島諸島は、今夜遅くから警戒が必要になってきます。
そして、大雨はもっと広い範囲で警戒をしてください。
沖縄、西日本、そして東日本も、あすは非常に激しい雨の降る所が出てきそうです。
では、きょうの天気です。
けさお伝えしているニュースです。
活発な火山活動が続く神奈川県の箱根山。
気象庁は、引き続き警戒を呼びかけています。
箱根山の周辺では、活発な火山活動が続いています。
きのうは体に感じる地震が相次ぎ、箱根町湯本では、震度2の揺れが1回、震度1の揺れが5回観測されました。
気象庁は今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な水蒸気噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き、箱根山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を出し、噴火に伴う噴石などに警戒するとともに、自治体などの指示に従って、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。
政府は、地方創生の実現に向けて開発した、ビッグデータを基に観光客の動向などを把握する新たなシステムに、今後、農業や漁業の生産高や、外国人観光客の消費動向などの情報を追加し、さらに内容を充実させることにしています。
外務省の有識者会議は、地球環境や宇宙分野など、科学的な専門知識を助言する学識経験者を、新たに科学技術顧問として、外務大臣の下に設置することなどを提言する報告書を取りまとめました。
2015/05/11(月) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼猛烈な台風6号が沖縄・奄美に接近の見込み。最新情報と雨の見通しを詳しく▼戦後日本の安全保障政策の大きな転換点を迎えようとしています。どう変わるのかを徹底解説!
詳細情報
番組内容
▼猛烈な台風6号が北上、沖縄・奄美に接近し、12日には西日本や東日本の太平洋側の広い範囲で荒れた天気になる見通しです。台風の最新情報と雨の見通しを詳しく。▼安全保障法制の整備に向けた与党協議が11日、正式に合意します。なぜ、いま見直すのか?グレーゾーンって何?安保法制を巡る問題を徹底解説します。▼従業員の健康管理で業績アップ?いま多くの企業が関心を寄せる「健康経営」。その最前線をお伝えします。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
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ニュース/報道 – 定時・総合
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