サンデースポーツ 2015.05.10


風薫る5月、夏場所。
三役に戻ってきた、小結・逸ノ城。
初日の相手は。
横綱・白鵬。
いきなり注目の対戦。
場所前の稽古総見。
逸ノ城は白鵬の胸を借りた。
何回も何回も。
転がされた。
本場所の土俵で恩返しはできるのか。
上手は取れない、あっと!白鵬、敗れました。
初日に波乱。
逸ノ城、5回目の対戦で、白鵬に初めて勝った。
こんばんは。
サンデースポーツです。
5月のマンスリーキャスター、須藤元気さんとお伝えしていきます。
須藤さん、いよいよ大相撲夏場所が始まりましたね。
始まりましたね。
いや、もう自分自身もやはり体験したんでね、この夏場所が待ち遠しくて、しかたがありませんでした。
そして先日、須藤さんが出稽古でお世話になりました、八角親方にも、きょうはお越しいただいています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
その節はお世話になりました。
こちらこそ。
稽古のあとに親方にちゃんこまでよそっていただきまして。
おいしかったです。
おいしいんですよね。
ありがとうございます。
八角親方、初日から大きな波乱がありました。
この一番、どのようにご覧になりましたか?
あの稽古を見ていると、まさか、こういう展開になるとはと思いますけれども。
稽古が成果が出た一番ですね、逸ノ城に関してはですね。
やはり、この形じゃだめだと、一瞬思ったんですね、それで、差しにいった右手を抜きましたよね。
逸ノ城が。
これがよかったですね。
これですね。
立ち合いも当たれたということが大きいですね。
当たれて、白鵬の右足が出ませんでしたよね。
それが勝負の分かれ目といいますか、やはり立ち合い、当たってたなということですよね。
この一番、さらに詳しく見ていきたいと思うんですが。
須藤さん。
ちょっとまわしをつけてきました。
まわしというか、なんか、お風呂上りのふんどしみたいな。
ちょっと僕が逸ノ城で、八角親方には白鵬をやっていただきます。
そうですね。
では。
どんと当たってきてください。
いいですか。
じゃ、いきます。
立ち合いですね。
当たりました。
逸ノ城、こうですよね。
このまま、白鵬に有利なんですけど。
ポイントはどこにあるんですか?
白鵬の右足が、この右足が、右足が遅れましたよね、足が出てない。
そこで白鵬はまだ、上手を取ってますんで、上手を。
こっちに意識がいってたんですね。
逸ノ城の上手を取らせない意識がありますね、こっちにありましたよね。
それで逸ノ城は。
このままじゃいけないということで。
振ったわけですね。
抜いたわけですね、抜いて、突き落としたわけですけれども。
抜いて突き落とし?
この右足が、遅れてますから、ついていけなかったですね、足が。
レスリングでも一緒ですね。
足が出てないと投げられるんですよね。
やはり初日ということで、白鵬の動きも悪かったですよね。
じゃあ、当たりが悪いということですかね。
そうですね、逸ノ城がよかったということですね。
よかったんですか?
いつもの白鵬の立ち合いをしますか。
いつもの白鵬は、左からこう、右をこうですね。
浮かされますね。
ですから、左から右にこう出てるから、いなされても全然、びくともしないんですね。
そうですね。
きょうは逸ノ城の当たりがよくて、白鵬も、2歩目が出てこなかった?
そうですね。
右足が出なかったですね。
そこにもう勝負のポイントがあったわけですね。
それが第1で、第2は、やはり逸ノ城が右を差しにいった、上手取れた、稽古と一緒だと。
これじゃだめだということで、抜きましたね。
その反応が、稽古のやった回数なんですよ。
見た感じ、すごい早かったですよね。
早かったですよね。
あれは考えてないというか、もう本当に、体で動いてましたよね。
このままじゃだめだということで、抜いたんですよね。
それの反応がよかったです。
反応するために稽古するわけです。
じゃあ、だてに転がされてないというのが、その部分で出たわけですね。
そういうことですね。
切り替えしが早かったもんな。
すばらしい。
という一番でした。
そして先場所、13勝を挙げる、大活躍だった照ノ富士、関脇・照ノ富士は、初日は平幕の佐田の海と対戦しました。
照ノ富士は、今場所の成績しだいで、大関に昇進する可能性があります。
照ノ富士は、相手が軽く、力が出過ぎたと、思っていた相撲が取れませんでした。
調子は悪くない、大丈夫と、気持ちを切り替えていました。
ということで、照ノ富士、黒星スタートとなりましたね。
須藤さん。
なんか照ノ富士、若干、腰が高いように見えたんですけども、そのへんどうでしょうか。
少し強引でしたよね。
よく一場所に何回か、こういう関係に、関係といいますか、相撲、あるんですけれども、強引な。
力技ですか?
ですから、墓穴を掘ることも多いんですよね。
腰が伸びきったまま攻めきってますから、振って、寄り切るということをするんですけれども、そうではなく、自分の体勢を作ってから、前に出ていかないと、これから大関っていうのは、なっていかないんじゃないかなと思いますね。
地道に相撲ですね。
本人、悪くないって言ってましたけど?
こういう強引な相撲も、持ち味ではあるんですよ。
持ち味ではあるんですけれども、調子のいいときには、どんどん決まるんですね。
いざという、大事な一番というのは、なかなか、強引な相撲は決まらないんですね。
やはり自分の求めてる相撲を取っていかないとですね。
雑だったんですかね?
雑ですね。
でも、今場所。
その点がいい点もあるんですよ、照ノ富士は。
うまくかみ合わなかったんですか?きょうは。
そうですね。
振りすぎたといいますか、戻ってきましたよね。
早すぎましたよね、振るのは。
今場所の成績しだいでは、大関昇進という声もありますけれど、その点はどうでしょう?
とにかく2桁、勝つことが目標だと思いますのでね、それから考えたほうがいいと思いますね。
石浦、身長が1メートル73センチ、体重112キロの25歳。
白鵬と同じ宮城野部屋で鍛えられてきました。
関取で最も軽量なんですけれども、侮るなかれ。
非常に楽しみだと思いますね。
ただ、上位に、幕内ですね、いこうとすると、やはり前に出る圧力をもう少しつけたほうがいいですよね。
今でも、相撲ありましたけど、寄っていってからの投げですよね。
そうすることによって、武器になりますよね、下手投げっていう。
小さくても、パワーがあっていけるんですか?
もちろん、前に押すことがなければ、相手は出てこないわけですから、やはりこれからはそういうことも学んでいってほしいですね。
その石浦の初日の取組を見てみましょう。
石浦、きょうは自分より50キロ近く重い相手との一番です。
左に変わり気味の石浦、右出しを、ふうじようといういしうらです出し投げを打って、崩した、石浦の勝ち。
持ち前の低い姿勢でまわしを取らせませんでした。
休まず動き続けた石浦。
小さな体を生かした相撲で、白星スタートです。
親方、どうでしょう。
きょうは、いなして押していってますよね。
押していなすという形ですね。
それが一番ですね。
押していなして、またいなすという。
今後に期待という?
もちろんそうですね、これからだと思いますね。
ありがとうございました。
八角親方、きょうはありがとうございました。
今場所もさまざまな力士の活躍に期待できそうです。
中入り後の勝敗です。
旭天鵬は、歴代2位の幕内98場所目も初日黒星。
遠藤は先場所、左ひざをけが。
休場明けの一番です。
碧山は、蒼国来との初めての対戦を制しました。
3大関はそろって白星。
日馬富士も白星スタートです。
プロ野球はパ・リーグからです。
きのう、首位西武の連勝を7で止めたロッテ。
きょうの試合では、初めての出来事がありました。
ロッテの先発は大嶺祐太。
弟の翔太とそろっての先発出場は初めてです。
立ち上がり、3つのフォアボールで満塁のピンチ。
ここはセカンドの弟がさばき、切り抜けます。
その裏、4番のクルーズ。
きのうは歯の痛みで欠場しました。
きょうは痛み止めを飲み、もう大丈夫と8号3ラン。
この回一挙5点を奪います。
3回は満塁で大嶺翔太。
必死に食らいついたと、今シーズン初タイムリーで、兄を援護します。
兄の祐太は8回1失点で2勝目。
初めて、兄弟そろってお立ち台に上がりました。
ロッテの伊東監督は、先発の大嶺祐太について、内容がよかったし、自信もついたんじゃないかと、満足げでした。
オリックスの西は、去年12勝ながら、まだ白星がありません。
それでも、自分の仕事をしてチームに貢献するだけと、ボールを低めに集め、リードを守ります。
6回、2アウト3塁1塁のピンチで、近藤。
6球目。
ミット目がけて投げることだけを考えたと、空振りの三振。
ピンチを切り抜けます。
その裏、先頭のTー岡田。
初球でした。
好投の西を援護したいと、4試合ぶりの3号ホームランで突き放しました。
7回1失点の西は、ようやく初勝利。
オリックス、3カードぶりの勝ち越しです。
オリックスの森脇監督。
西について、毎回のようにランナーを出したが、なんとかチームを勝たせたいという、粘りのピッチングを見せてくれたとたたえていました。
ソフトバンクは2回、2アウト満塁と、先発の戸村を攻めます。
好調の3番柳田。
これが2点タイムリー。
ソフトバンクが4試合ぶりに先制します。
さらに4回、リードを広げ、5番イ・デホ、初球でした。
野球人生で最高の状態と、4試合連続となる10号3ラン。
リーグトップに並ぶ一打で、楽天を突き放します。
大量援護で楽に投げられたと、スタンリッジ。
味方の好プレーにも支えられ、8回を1点に抑えました。
快勝のソフトバンク。
3カード連続の勝ち越しです。
ソフトバンクは今シーズン最多の15安打で10得点。
工藤監督は、いい点の取り方をしてくれた。
きょうのような展開の試合も増えていくんじゃないかなと今後にも期待していました。
パ・リーグの順位に変動はありません。
2位の日本ハムと、3位ソフトバンクの差が0.5ゲームに縮まりました。
セ・リーグです。
首位のDeNAは、2位巨人との3連戦で、ここまで1勝1敗。
5カード連続の勝ち越しがかかるきょうは、開幕から負けなしのルーキーが相手でした。
DeNAの筒香、3回のチャンスでした。
巨人の先発は高木勇人。
筒香より2つ年上、25歳のルーキーです。
ここはプロ6年目の4番が勝りました。
3試合連続のタイムリーで、高木からリードを奪います。
このあと同点に追いつかれますが、8かい、1アウト満塁と、高木を攻めます。
打席にはルーキーの倉本。
同じルーキーには負けたくないと、闘争心がありました。
狙っていたストレートをたたきつけて、決勝のタイムリー。
DeNAは、高木に初黒星をつけ、10年ぶりとなる5カード連続の勝ち越しです。
一方、プロ初黒星の巨人、高木勇人。
期待してくれた方々に申し訳ないが、落ち込んでもしかたないので、また頑張りたいと話していました。
ヤクルト先発の石川。
地元、秋田での5年ぶりの登板に、力が入っていました。
1点リードの2回、ノーアウト1塁2塁のピンチ。
セカンド、山田がエラー。
同点となり、リズムが狂います。
続くノーアウト1塁3塁の場面。
今度は石川が慌てました。
ベテランらしからぬミスで勝ち越されます。
さらに3回、中日の4番ルナ。
腕を振り切れなかったと、2ランホームランを打たれました。
石川は気持ちが空回りし、3回6失点。
申し訳ないと肩を落としました。
ヤクルトは、今シーズン初の5連敗。
真中監督は、むだなミスによる失点が本当に悔やまれる。
切り替えて戦うしかないと厳しい表情でした。
広島は5回、1点勝ち越し、なお1塁3塁。
ここで仕掛けました。
送球の間に3塁ランナーがホームイン。
広島、ダブルスチールでリードを広げます。
6回は8番會澤、真ん中の速球を逃しませんでした。
積極的に打ちにいったと、2号2ラン。
會澤はこれで3打点、阪神を突き放します。
先発、福井は、前回、3回途中で4失点と、不本意な内容。
きょうはリズムよく投げることを心がけたと、序盤から安定感抜群でした。
福井は7回1失点で2勝目。
6連勝の広島。
4位とゲーム差なしに迫りました。
広島の緒方監督。
福井はフォアボールも1つだし、安定感のあるピッチングをしてくれたと話していました。
セ・リーグの順位です。
首位DeNAと、2位巨人のゲーム差が2.5に広がりました。
続いてテニスの錦織圭選手。
2年連続の決勝進出を目指しました。
準決勝の相手は、これまで1勝3敗と負け越しているマレー。
第1セット。
錦織はマレーのサーブに苦しみます。
コーナーぎりぎりを突くサーブを崩せず、このセットを落とします。
後のない第2セット。
錦織は得意のショットで反撃。
ドロップ。
さらに。
ドロップ、2回目。
2ポイント、ドロップで。
先にブレークを奪います。
しかし、甘くなったセカンドサーブが狙われました。
マレーはベースラインより大きく前に出て、このリターン。
錦織は連戦の影響で集中を切らし、今シーズン、クレーコート初の敗北。
次は休む間もなく、現地10日から始まるイタリアでの大会です。
ということで、決勝進出は惜しくもならなかったんですけど、世界のトップで戦い続ける錦織選手、どう見ていますか?
そうですね、会見でも言われたように、気持ちを切り替えて、リセットして、気持ちを切り替えれば大丈夫だというふうに言っていたので、負けたときに、やはり捉え方をどうするかがポイントだと思うんですよね。
ですから前向きに捉えて、より大きな勝利をつかんで、ぜひトップになってもらいたいですね。
須藤さんはちなみに、どうやってリセットするんですか?
僕はもう意外と引きずらないタイプなんで。
そうなんですね。
おいしいもの食べてリセットしてます。
おいしいものを?決勝はこのあと午前2時過ぎから、中継でお伝えします。
さあ、続いてはサッカーJ1。
まずは今シーズン負けなしの首位レッズ、アウエーでベガルタと対戦しました。
レッズはここまで9試合で4失点。
堅い守備がチームを支えています。
前半8分でした。
いきなり失点します。
レッズは前半終了間際。
こぼれ球に阿部。
前半のうちに追いつきます。
後半は、レッズが最初にリズムをつかみます。
途中出場の興梠が決めました。
興梠の開幕戦以来のゴールがチームを勢いづけます。
その1分後。
関根が3試合ぶりのゴール。
リードを広げます。
一方、自慢の守備は、ベガルタの攻撃を防げません。
立て続けに3点を奪われ、逆転されます。
それでも36分、森脇が奪って、素早く展開。
最後は再び、興梠でした。
今シーズン最多の4失点も、レッズなんとか引き分けです。
すごいゲーム。
続いては、好調のストライカーに注目です。
こちらが得点ランキングの上位4人。
まずはサガンの豊田選手。
先週、ガンバの宇佐美選手が達成できなかった、7試合連続ゴールに挑みました。
サガンは1点を先制された後半。
豊田にボールを集めます。
決められません。
サガンは試合終了間際。
途中出場の新人、鎌田が、J1初出場で初ゴール。
土壇場で追いつきます。
さらに攻め込むサガン。
コーナーキックのチャンス。
ここも豊田でしたが、阻まれました。
7試合連続のゴールはなりませんでした。
ガンバの宇佐美。
今シーズン9ゴールと、得点ランキングトップです。
前半11分。
積極的に狙います。
後半。
突破しようとした宇佐美が倒されました。
フリーキックを得ます。
さあ、シュートだ!ガンバ先制!
決めたのはリンス。
これが今シーズン初ゴールです。
このあとは、5連勝中のサンフレッチェに何度も攻め込まれますが、守りきりました。
ガンバ、宇佐美の得点はなくても、アウエーで白星をつかみました。
2位のFC東京。
日本代表、ハリルホジッチ監督も注目する、エース、武藤に期待がかかります。
ところが、前半34分。
土居に先制点を奪われます。
FC東京は後半、武藤へボールを集めます。
相手は一番警戒したと、徹底マーク。
なかなかチャンスを作れません。
得意のドリブルで打開を図りますが。
結局、シュートゼロに抑え込まれた武藤。
連勝も4で止まり、次のレッズ戦へ気持ちを切り替えていました。
フロンターレは3連敗中。
大久保は、どんな形でも勝ちたいと臨みます。
前半は遠い場所から。
積極的にゴールを狙います。
前半終了間際、右からのクロスに大久保。
守りが気を抜く一瞬を狙っていました。
今シーズン8点目で先制します。
後半の大久保。
コンスタントに結果を出したいと、どん欲でした。
日本代表候補、最年長の活躍で、連敗脱出。
あさってからは合宿です。
残りの4試合、続けてどうぞ。
F・マリノス、27歳の三門。
移籍2年目でレギュラーに定着しました。
後半16分、その三門。
カウンターのチャンスにつなげ、最後も三門。
三門は、古巣のアルビレックスから移籍後初ゴールを奪い、これが決勝点。
F・マリノス、2連勝です。
17位のエスパルス。
開幕戦以来、勝ちがありません。
前半14分、デュークが振り抜きました。
新戦力のJ初ゴールで、エスパルスが先制します。
リードを広げたいところでしたが、このあと、オウンゴールで同点に。
それでも後半、大前のフリーキック。
エースの2試合連続ゴールで、エスパルス、ようやく2勝目です。
モンテディオ、この3試合、負けなしです。
前半21分のコーナーキック。
ロメロフランクが、豪快に決めました。
3試合連続で先制します。
さらに、前半のアディショナルタイム。
抜け出したのはディエゴ。
快勝のモンテディオ。
3点差での勝利は、今シーズン初めてです。
最下位のヴァンフォーレ。
ここまでリーグ戦10試合で、僅か3得点です。
後半5分、ベルマーレに先制を許し、苦しい戦いを強いられます。
ベルマーレの倍の14本のシュートを放ったヴァンフォーレ。
しかし、ゴールは遠く、2連敗です。
J1の暫定順位です。
試合数が1つ少ないガンバが3位に浮上。
首位レッズとの勝ち点差は2です。
ベルマーレとモンテディオ、昇格組の2チームが、3つずつ順位を上げています。
J2は1試合。
愛媛FCは今シーズン3勝目、最下位を脱出しました。
続いてはオリンピック予選への出場が危ぶまれてきた、日本のバスケットボール。
この人の改革に迫ります。
ことし1月。
バスケットボール界の改革に乗り出した、川淵三郎さん。
10年以上、分裂が続いてきた男子リーグ。
企業チームが主体のNBLと、地域密着を目指す、プロリーグのbjリーグ。
運営方法などを巡って分裂してきた状態が、国際バスケットボール連盟から問題とされてきたのです。
お時間頂きまして、どうもありがとうございました。
オリンピック予選出場のために、2つを統一した新リーグ創設へと動いた川淵さん。
日本バスケットボール協会の評議員全員に、辞任を求め、組織を一新。
新たなリーグの参加条件となる、会場の大きさや、年間収入などの条件を打ち出しました。
署名、よろしくお願いします。
突きつけられた高いハードル。
新リーグに参加するための、現場での苦闘も始まっています。
就任から3か月余り。
急ピッチで進められる改革。
その現状と課題に迫ります。
改革のまとめ役を務める、川淵三郎さんにお越しいただきました。
就任から3か月余り、これまでの手応えはいかがでしょうか。
もう順調にいってますね。
順調以上と言ってもいいんじゃないかでしょうかね。
まず、この改革のこれまでをまとめてみました。
こちらをご覧ください。
国際バスケットボール連盟からの制裁を受け、ことし1月に、作業チームが発足。
川淵さんがまとめ役に就任しました。
改革のリミットとなる、オリンピック予選が始まる6月に向け、川淵さんは、新リーグ構想の発表や組織の一新など、毎月のように改革を行ってきました。
これまでサッカー界で活動されていて、言ってみれば、畑違いというんですか、この川淵さんが、バスケットボール界に乗り込んだわけですけれども、まず最初にお聞きしたいのが、この日本バスケットボール界の何が問題だったんですか。
2つのリーグがあって、それぞれ、全く別に活動してたんですね。
片一方は、協会傘下のリーグで、片一方は、自分たちでもう、協会から離れて、独立してプロを作るよというリーグなんでね。
ところが、こう性格がまるで違うんですよ。
片一方は、企業が中心で、財政力豊かで、例えば、サラリーキャップを1億5000万に決めてる。
サラリーキャップっていうのは、12人から15人の選手の年俸のトータルという意味ですね。
こちらはあまり財政的にゆとりがないから、6800万。
倍以上違いますね。
そうすると、いい選手は全部こっちに行くわけですよ。
だからチーム力からいうと、圧倒的にこっちが強くて、こっちがあんまり強くないと。
しかし、bjリーグは地域密着を、一生懸命、Jリーグと同じようにやってますから、地域に結構人気があると。
そして、エンターテインメントという意味では、NBA、その他の勉強するから、結構、チアガール、その他の演技がかなりレベルが高いんですよ。
こちらは、もう一つ、人気がない。
地域密着をやってない。
そういった全く違う性格のリーグですから、それをなんとか同じ、合意をして1つのリーグにしようというのにはね、意外に難しかったんですよ。
だから、6年以上も合併できなかったということですね。
なるほど、お互い、仲よくなかったわけですね?
ものすごく仲が悪かったんです。
10年前に要するに、要するに、日本バスケット協会からの反対を押し切って作って除名されてたんですよね。
しかし、除名されたような、要するにそういうリーグの在り方っていうのは問題だということで、言ってみれば、国際バスケットボール連盟から、一緒になりなさいって言われて、6年前に、もういっぺん、除名を解いたんですね。
だから2つを一緒に、なりなさいということで、両方、話し合ったんですけど、今言ったような、あんまりにも両方の性格が極端に違って、共通点がないものだから、一緒になれるわけがなかったということですよね。
なんか幕末でいったら、薩長同盟みたいなことをされたわけですね。
薩摩と長州で。
本当そうですね。
川淵さんが坂本龍馬の役を2やられてるわけですけれども。
いやまあ、それは。
こんな短期間でどうやってやったんですか?
やっぱりね、低いレベルでのリーグの統一をすることを一生懸命考えたけども、それだけ性格が、共通点がないから、うまくまとまらない。
じゃあ、バスケットボール協会の将来、どんな、バスケットボール協会にしたいの?協会にしたいの?やっぱりこんな大きなビジョンを掲げて、Jリーグ、始めやったのと同じですよ。
やっぱり、大きなスタジアムを作って、お客さんにいっぱい来てもらって、そして、子どもたちに人気のある、夢のある、そういうバスケットボールリーグを作らないと、発展しませんよと、こんなのを、もう忘れて、こっちに向けていきなさいということを言ったわけですよ。
それに対して、みんなが初め、バスケットボールをろくに知らない川淵が、Jリーグで成功したと思っていい気になりやがってなんていうのが、結構多くてね。
僕がなんで、バスケットのためにやんなくちゃならないんだと、みんながだらしがないから、自分がやれって言われて、やってるのに、文句言うんじゃねえって、こんな感じですかね。
だから要するに、夢を、大きな夢を、ビジョンを出して、そこにみんなで向かっていきましょうと。
それだけの可能性が、バスケットボールというのは、ありますよと、そういうことを伝えてきたわけですよね。
その構想ですけどね。
川淵さんの打ち出した、新リーグの構想がこちらです。
まず1部、2部、地域リーグの3つに分かれています。
1ぶのちーむのじょうけんが収容人数5000人のホームアリーナを持つことと、年間2億5000万円以上の収入を挙げること、2部でも、3000人のホームアリーナと、1億円以上の収入を条件としました。
この条件を今までと当てはめてみますと、現在の1試合平均の観客数が、NBLが1300人、bjリーグは1600人。
年間収入も、bjリーグで2億5000万円以下のチームは、全体の3分の2もあるんですよね。
どちらも非常に高いハードルといえると思うんですけど、須藤さん、どうでしょう?
この3条件、かなり厳しいですよね。
それがね、やっぱり下のほうを見ていけば、厳しいんだけど、大きな夢に向かっていくっていうならば、これぐらいのハードルを越えないとね、成功しないですよ。
バスケットボール界の人はね、非常に疑心暗鬼なところがあるんだけど、僕に言わせれば、バスケットボールっていうのは、世界の中でも、サッカーに次ぐ、人気のあるスポーツなんですね。
日本でも、選手の登録数っていうのは62万人もあって、その半分が女性っていうんだから、これは絶対に成功するに違いない、僕も何試合か、試合見ましたけどね、とてもおもしろくて、絶対に成功しますよ。
そういう自信を、バスケットボール協会関係者、みんな、しっかり持てよ!と。
何をぼやぼやしてるんだっていうことで、今、僕がハッパかけてるんですね。
でも、現実問題、これまでね、大体bjリーグにしても、NBLにしても、2000弱ぐらいのところを、いきなり5000ぐらいの目標って、どうやってやっていくんですか?
大体ね、サッカーのJリーグのことを振り返れば、大体Jリーグできる前は、大体、3000人がいいとこですよね。
1試合平均観客数が。
場合によっては何百人がある。
しかし、Jリーグができたら、これ1万8000なんぼも入ったんですね。
その、なんというか、同じ夢を追ってるっていうわけじゃないんだけども、アリーナを大きくして、エンターテインメント、その他、ホームアリーナが出来れば、そこに行ってみようっていうお客さんが、どんどん増えてくる。
そういう努力をはじめ、チームがやると、それを初めてバスケット見た人が、これ絶対におもしろいと思うのは、間違いない。
僕に言わせれば。
今は、ボスターっていって、本当にファンだけしか行ってないんでね。
バスケットボールを初めて見たら、あれ?結構おもしろい、また見に来ようって、なるに違いないから、入れ物をもっと大きくして、いろんな人を集めなさいと。
3000人ぐらいのスタジアムで、アリーナでいっぱいになって、それで満足してるようなプロリーグなら、それは将来性がありませんよ。
だからこれぐらいの夢を持たないと、皆さん、どうするんですかということを、僕は気合いを入れて、今言ってるんですよ。
そうなんですね。
1部参入を目指す、bjリーグの滋賀レイクスターズです。
これまで県内6か所で試合を行ってきましたが、体育館の規模は、最大でも3000人。
1部参入の条件である、5000人規模ありーなは新たに作るしかありません。
自力での建設は不可能。
それでも一つのアイデアを考えつきました。
草津市で計画されていた、3000人規模の市民体育館の改築計画です。
チームは、収容人数を5000人規模に拡大してほしいと、働きかけました。
さらに、増設にかかる費用は県に要望。
およそ15億円の支援を求めました。
新リーグ1部リーグへの署名活動、よろしくお願いします!
行政を説得するために力を入れたのは、地域での署名活動。
3か月でおよそ1万4000人の署名を集め、県へと届けました。
受け取った県も、前向きに検討を進めています。
一方、厳しい財政状況の改善に取り組んだチームもあります。
bjリーグ高松ファイブアローズ代表の星島郁洋さんです。
チーム結成から10年。
積み重なった債務超過は1億円。
リーグ参入のためには、3年以内に債務超過を解消する計画が求められました。
出張先では、インターネットカフェに泊まるなど、細かな経費削減の努力を続けてきた星島さん。
しかし、抜本的な解決には程遠い状況でした。
そんな中、会合で聞いた川淵さんのことばが、大きなヒントになりました。
それは、地域を巻き込むこと。
これまで企業に対し、個別に支援を依頼してきた星島さん。
新たに県と市に働きかけ、県外の経済界を巻き込んだ地域ぐるみの支援組織を発足させることにしたのです。
行政が後ろ盾になることで、支援額も大幅に増え、3年以内に債務超過を解消するメドが立ちました。
新リーグ参入への厳しい条件に向き合うチーム。
悪戦苦闘の中で、新たな可能性も生まれています。
この高いハードルを越えるために、頑張っている2チームでしたけれども、川淵さん、いかがでしょう?
やっぱりね、こういうふうにしたら、いい方向にいくよっていうノウハウを知らなかったわけですよね。
それが夢を掲げて、そこに到達するためには、それぞれのチームがどういう努力をしたらいいか、現状から見て、とても不可能だと思ってたことも、動きだせば、世の中、動いていくということが、今、各チームは分かってきたんじゃないですか。
ここまで、このバスケットボール界の改革をされていますけれども、この日本全体のスポーツ界の、この課題だったり、可能性というものは、どういうふうにお考えですか?
バスケットボールに限らず、ほかの競技団体もみんな同じだと思うんですよね、状況は。
僕は一番思うのは、日本の場合には、1つの競技をやらせたら、子どもたち、サッカーやらせたら、サッカーばっかり、バスケットやらせたらバスケットボールばっかり。
それは指導者が、子どもを自由にほかの競技を楽しませない。
アメリカなんかは、いろんな競技をやりますね、シーズン制を設けて。
だから日本は、やっぱり子どもたちに、月水金はサッカーだけど、火、木、土は野球だとか、テニスだとか、水泳だとか、そういうふうなことをやりながら自分はこれに向いてるなということで、自分の好きなスポーツに進んでいけばいいんだよね。
これがね、日本に一番足りない。
今後そうすべきでね。
スポーツのその基本というのは、何をやってても同じですよ。
だから、日本の指導者は、あまりにも子どもを自分の競技に拘束しすぎる。
これが僕としては、一番気に入らないところです。
川淵さん、きょうは本当にありがとうございました。
どうもありがとうございました。
ここまで、バスケットボールの改革についてお伝えしました。
続いては。
トゥデーズスポーツ。
ゴルフのアメリカツアー。
石川遼はトップと4打差の13位からスタート。
前半3つスコアを伸ばし、10番。
4つ目のバーディーでトップに並びます。
このあと、ボギーを2つたたきますが、最終18番。
バーディーチャンスにつけます。
石川はトップとの差を縮め、悲願の初優勝を狙います。
女子は上田桃子が、国内メジャー初勝利を狙いました。
5打差の逆転を目指し、粘り強いゴルフを見せます。
優勝には届きませんでしたが、上田は、ことし最初のメジャーで、2位に入りました。
陸上のゴールデングランプリ、海老原有希が、会心の投てきを見せました。
みずからが持つ、女子やり投げの日本記録を、97センチ更新しました。
男子100メートルでは、高瀬慧。
海外の強豪を相手に、自分のレースができたと、スムーズに加速しました。
タイムは10秒09。
日本歴代7位の好記録でした。
レスリングの吉田沙保里選手。
母の日のきょう、母親の幸代さんとトークショーに参加しました。
3連覇を果たしたロンドンオリンピックで、今は亡き父親の栄勝さんを肩車したシーンにちなんで。
お母さん、ありがとう!
競馬のNHKマイルカップ。
7番のクラリティスカイが、序盤から前の集団で好位置につけました。
優勝は3番人気のクラリティスカイ。
払い戻し金はご覧のとおりです。
サッカー女子のなでしこリーグは5試合。
首位レオネッサは、ワールドカップの代表メンバーに選ばれた、大野のゴールでベガルタを下しています。
バスケットボールのNBLは、プレーオフの準々決勝の第2戦。
勝った3チームが、いずれも2連勝で準決勝進出を決めました。
プロバスケットボールのbjリーグ・イースタン・カンファレンスは、秋田と岩手。
ウエスタン・カンファレンスは浜松・東三河と滋賀がファイナル進出を決めました。
そして訂正があります。
先ほどのJ2の結果。
愛媛FCが3勝目とお伝えしましたが、正しくは、FC岐阜でした。
大変失礼いたしました。
さあ、次回のサンデースポーツですが、特集はトゥー・ソウルズ。
サッカーの澤穂希選手と、中村俊輔選手のビッグ対談です。
来月始まるワールドカップに6大会連続で代表に選ばれた澤選手。
ワールドカップへの思いや背番号10に寄せる思いなど、同学年の中村選手と語り合います。
2015/05/10(日) 22:00〜22:50
NHK総合1・神戸
サンデースポーツ[字]

好取組!逸ノ城×白鵬 ▽八角親方&須藤元気で実演解説! ▽川淵三郎生出演!バスケ改革の現状と未来語る ▽J1首位の浦和はどうなった? ▽プロ野球も熱い!

詳細情報
番組内容
▽好取組!白鵬×逸ノ城 ▽錦織 マレーと準決勝 ▽川淵三郎生出演 バスケ改革を語る ▽須藤元気の着眼点は? 【ゲスト】須藤元気,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【ゲスト】須藤元気,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之

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スポーツ – スポーツニュース
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 定時・総合

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