こんばんは、これでわかった!世界のいまです。
今夜も盛りだくさんでお伝えします。
まず1時間目はロシアのホンネに迫ります。
そしてエボラ出血熱。
イギリス総選挙その後についてお伝えしていきます。
早速きょうのゲストです。
俳優、アッキーこと、篠山輝信さんです。
よろしくお願いします。
俳優と言われるのはあまりないので。
あさイチでリポーターかアナウンサーだと思われています。
この番組は知性でお願いしますね。
早速1時間目、こちらです。
赤の広場に兵器が集結。
ナチス・ドイツに対する戦勝70年のパレードで、大国ロシアを誇示しました。
しかし、今回、同じ戦勝国のアメリカ、イギリス、フランスなどは不参加でした。
ウクライナのクリミアを併合したロシアに反発したのです。
10年前の同じパレードには、こんな人や、こんな人、さらにはこんな人まで出席していたのに。
孤立を深めるロシア。
プーチン大統領からは最近、こんな発言も。
独りぼっちになっても。
どんなに脅されても。
孤立を深めるかつての超大国は、どこに向かうのでしょうか。
ちょっと嫌な感じですね。
何を考えているんでしょうか。
核の臨戦態勢と言われてしまうとどきっとします。
孤立を深めているのはなぜなのか先生をお呼びします。
ロシア担当、安間英夫デスク。
柔道2段。
プーチン大統領の心をも読む男。
いかなる質問も、ばしっと受け止めます。
ロシア担当の安間デスクです。
安間さんは柔道の黒帯なんですね。
早速お聞きします。
プーチン大統領、何を考えているんでしょうか。
まずは、きのうの式典の演説の中でプーチン大統領は、こんな発言をしているんです。
お聞きください。
つまりどういうことですか。
回りくどいですね。
こちらが先ほどの発言です。
一極化した世界、これはアメリカ中心の世界を意味しています。
軍事同盟的な考え、これはアメリカを中心とするNATOのことです。
つまり、アメリカが強大な軍事力と軍事同盟を背景に、世界でわが物顔でふるまっているとして当てつけでこのような発言をしたんです。
アメリカへの当てつけということですが軍事力を背景にわが物顔なのは、ロシアもそうなんじゃないかと思ってしまいます。
こちらで説明しましょう。
確かにプーチン大統領は強いロシア、これをスローガンに国づくりを進めてきました。
それには理由があります。
何でだと思いますか。
オープニングで知性が大事だと言っていましたね。
お願いしますよ。
マトリョーシカですね。
これは弱さの裏返しだと私は思います。
ロシアは強いイメージがありますが、そんなに強くはないということですか。
プーチン大統領は、強さを見せつけたいということではなくて弱くなってしまうのが本当に怖いと思っているんです。
ヨーソロー。
安間デスク、そうなんだ。
ロシアには、こんな弱点があったんだよ。
東から西までロシアをシベリア鉄道で移動すると7泊かかるんだ。
世界一の国土だからな。
でも、広すぎて国を守るのは大変。
歴史をひもとけば。
モンゴルの騎馬軍団。
ナポレオン軍。
ナチスの軍団に侵略され、ぼこぼこにされてきたんだヨーソロー。
おまけに、ソビエトが崩壊したら。
国土は4分の3に。
経済力は6年で3分の2に。
そして人口は。
半分の1億4000万に目減りしてしまったんだ。
ロシアはそんなに強くないんだ。
振り返るとロシアは攻められ続けているんですね。
ロシアは、あまりにも広大すぎて、そもそも1つになるのは難しいんです。
そこで国家は、自然に存在するものではなくて、ほっておくとばらばらになり、問題があると、あっけなく崩壊してしまうという考えがあるんです。
なぜ、そのような考えに至ったんですか。
プーチン大統領は冷戦時代に東ドイツに、職員として駐留していました。
そのときベルリンの壁の崩壊を経験して、混乱して国が崩壊してしまったことに直面し、本国に対して、あれだけ強大な国が崩壊してしまった。
こういったことを経験したんです。
弱体化への危機感を持っているんです。
もっと危機感を持っていることがあります。
地図で説明します。
旧ソビエト時代、ソビエトの東の国々、軍事同盟を結んでいたんです。
これに対じしていたのは、先ほども出ていた欧米の軍事同盟、NATOですね。
ところがソビエトは崩壊して、対立というのはなくなったんですがNATOは存続します。
そしてソビエトの影響下にあったこちらの国々が次々とNATOに加盟したんです。
もともとソビエトの国だった国々ですね。
ソビエト連邦にもともとあった国がNATO側に入った理由というのはどういうことですか。
それは、やはりロシアが怖かったからだと思います。
このようになりますと防衛線が当然下がってきますね。
もっとロシアのプーチン大統領が危機を持ったことはこちらウクライナです。
去年ウクライナで親ロシア派の政権が倒れました。
親欧米、反ロシアの体制が誕生しました。
このラインが変わるわけですね。
プーチン大統領は、反ロシア政権の誕生に対して欧米が画策したと強く非難したんです。
ウクライナというのは、ロシアにとっては特別な国です。
旧ソビエト第2の大国です。
兄弟の国と位置づけてきました。
さらに安全保障上重要なクリミア半島ですね。
ロシアの軍港があった場所です。
ウクライナが独立したあともここにロシア軍は駐留していました。
軍事同盟がどんどん迫ってきて、最後にはウクライナ、重要なところまでNATOに近づいてしまったんです。
どんどんラインが下がってきて攻められているという意識なんですね。
住民投票を経て、併合するとなったんです。
このようにロシアからすれば欧米側、NATO側が、こちらに踏み込んできたという認識があるんです。
ですからプーチン大統領とすればロシアの国益を守っているそういう意識なんです。
攻めているのではなくて守っているという意識です。
だからといってクリミアを併合していいのかという話ですね。
もちろん国際法上はだめだと思います。
先ほどのニュースもありましたがウクライナの大統領、独立国の主権を侵害しているとして、ロシアの言い分は大国の勝手な論理で、容認できないとしています。
だから守ってもらうためにウクライナもこれからNATOに加盟したいとしているんです。
東ヨーロッパの国々も、NATOに入ってきているんですね。
そのようにロシアは国際法違反だと言われて、何を言っているかといいますと、悪いことをしているのは、むしろアメリカのほうではないか。
旧ユーゴスラビアのセルビアに、空爆をしたり、イラクに軍事侵攻したり、世界各地の主権国家に介入して独立を脅かしているのはアメリカではないかと言っているんです。
アメリカが仮にそうだったとしても、ロシアが同じことをやっていいというどおりではないと思いますが。
確かにそのとおりです。
ですが、そう主張しているのが現実なんです。
それではプーチン大統領は一体どうしてほしいのかこちらをご覧ください。
柔道着ですか。
何か書いてありますね。
小さくて読めませんが。
礼に始まり礼に終われ。
プーチン大統領は柔道を愛好しています。
柔道を始める前と後に、礼をします。
アメリカは自分たちのことを棚に上げて一方的に非難するのではなく、ロシアにも守るべき国益があるということ、そちらに敬意を払ってほしいと言っているんです。
滑り込みでいいでしょうか。
このままロシアが孤立していく、平行線のままでいいんでしょうか。
ここまで主張が違ってしまうと折り合いをつけるのは難しいですね。
実はきょう、ドイツのメルケル首相はモスクワを訪れています。
第2次世界大戦で亡くなったソビエト兵士の方に花をささげてプーチン大統領と首脳会談を行っています。
式典には来なかったけれども、話し合いをしているんですね。
排除するのではなく、そうした対話の努力を重ねることが重要だと思います。
ありがとうございました。
ロシアの本音について安間デスクでした。
2時間目にまいりましょう。
こちらです。
世界をしんかんさせたエボラ出血熱。
およそ1万1000人が亡くなりました。
去年、流行が報告されてから1年以上がたちました。
そして。
西アフリカのリベリアで日本時間の昨夜、WHO世界保健機関が流行が終息したと宣言しました。
2時間目はエボラ出血熱です。
西アフリカのこちら3か国で発生しました。
そこから二次感染で、ヨーロッパやアメリカたくさんの国に広がっています。
世界中を合わせますと、感染者は2万6600人以上、このうちおよそ1万1000人が亡くなりました。
ただことしに入って新たに感染した人の数は大幅に減りました。
死者がいちばん多かったリベリアで、きのう終息宣言が出されました。
リベリアの首都モンロビアに国際部の味田村記者と中継がつながっています。
町の皆さんは喜んでいましたが現地ではどんなことを感じますか。
私も通りで話を聞いてきました。
みんな本当に喜んでいました。
私が前回去年8月にリベリアに来たときと比べて大きな違いが生じていました。
あのときは人通りが少なくて、人々は緊張した表情でした。
みんな、あいさつのときも握手はせず手袋さえしている人も多かったんです。
見えないウイルスにみんなおびえている様子でした。
あれから8か月がたって、今は通りも活気に満ちています。
こんなに大勢の方が亡くなられてこれからが大変なのではないですか。
そうですね。
1年余りにわたる流行によってリベリアでは、4700人以上が亡くなりました。
エボラ出血熱以外の病気を治療する医療体制もなくなってしまいました。
治るはずの病気で亡くなっている人たちも少なくありません。
さらに今、大きな問題となっているのはエボラ出血熱に感染して、生き残ることができた人たちに対する偏見や差別の問題です。
に沸いた中心部から離れるとおびただしい数の墓が広がっています。
エボラ出血熱で亡くなった人たちに祈りを捧げている女性がいました。
25歳のコリーさんは家族と共に感染し、両親を失いました。
コリーさんは生き残りましたが、さらなる苦しみがここから始まったんです。
エボラ出血熱から回復したあと周囲の人から偏見の目で見られるようになり、住んでいた地区を追い出されたといいます。
街では商売も再開され、平穏を取り戻したかのように見えます。
しかしマイクを向けると、こんな声が聞かれました。
感染に対する恐怖が、人々の間に強く残っているんです。
広場で子どもたちが遊んでいます。
2人の姉妹が遠くから見つめていました。
遊びの輪に入れないんです。
エボラ出血熱で両親を失ったこの姉妹。
2人だけが回復して生き残りました。
遊ぶのは、いつも2人っきりです。
どこに出かけても偏見や差別を受け、行き場がありません。
2人は今、両親と知り合いだった女性に引き取られて、暮らしています。
頼ろうとした親戚は、誰も受け入れてくれなかったんです。
ようやく収まったエボラ出血熱ですが、感染に対する恐怖が深い傷痕を残しています。
VTRでは全然、終息していない気がしますが、子どもたちはこれからどうなるんでしょうか。
子どもたちが心配ですね。
両親を失ったうえ偏見や差別にさらされ、そういう子どもたちのことを思うと本当に心が痛みます。
一方で差別をする人たちのことを考えますと、それだけエボラ出血熱に対する恐怖や不安が大きいんだと思います。
長年の内戦によって十分な教育を受けられなかった人も多いんです。
それがまた差別や偏見を助長していると思います。
本来、リベリアは地域のつながりが強く助け合う社会なんですが、エボラ出血熱が、こうした絆を壊してしまったような気がします。
感染から生き残った人たちは、勇気があるとして彼らをたたえなければならないと政府は言っていますが十分伝わっていない状況です。
リベリアはこれから復興に向けてようやく歩きだすことになります。
長期化で医療体制や停滞する経済の立て直しが求められていますが、それとともに心の復興も必要となっています。
リベリアは終息宣言があったということですが、感染が広がったほかの国というのは、どうなっているんですか。
リベリアの隣国、ギニア、シエラレオネでは今でも感染が続いています。
1週間で、合わせて20人近くの患者が出ていて死者も出ています。
また西アフリカでは、エボラ出血熱での感染が収まっていません。
住民の行き来も多く、国境を越えてこれまで感染が拡大してきた例があります。
WHO世界保健機関ではすべてで、感染が終息するまで、警戒を続けるよう呼びかけています。
一部、音声が乱れて失礼いたしました。
なかなか厳しいですね。
偏見や差別というのは大変ですね。
エボラ出血熱が、大変だったということがよく分かりますが、治った人はもう大丈夫なんだということで支援をしていきたいと思います。
リベリアの方も、差別があったり周りの国で感染している方が増えたり、まだまだ安心できないですね。
今回、エボラ出血熱の孤児の方に取材をしましたが、電話をしましたら、たまたま子どもたちの支援活動をリベリアでしている方がいたので話を聞いてきました。
世界各地で子どもの人権保護に取り組んでいるNGOです。
職員の小島梨沙さん。
大学院で虐待の問題などについて学び、2年前からこのNGOの一員となりました。
去年11月からことし1月までリベリアに行って、エボラで親を失った子どもを差別や虐待から守る活動に参加してきました。
小島さんが現地に行ってまず驚いたのは、虐待に対する大人の意識が低いということだったんです。
そこで始めたのが、大人に虐待のことを知ってもらう勉強会です。
各地を回って教えたのは子どもを引き取る親戚や保護施設の関係者200人余り。
子どもが傷つくようなことを言ったり、教育や食事を与えなかったり、何が虐待にあたるのか絵で説明したんです。
小島さんのNGOでは親戚や施設に引き取られたあとも差別や虐待が起きていないか調査する必要があると話していました。
大人たちの意識を変えていく、そういうところから始まりでしょうか。
子どもを守るということに直結しますからね。
このほかの世界のニュースを確認しておきましょう。
二大政党制が終わると言われたイギリスの総選挙が行われました。
投票直後に発表された出口調査の結果は、予測とは違うものでした。
それでも、テレビの出演者たちは。
しかし結果は、保守党が単独過半数を獲得して圧勝し予測は大はずれ。
野党・労働党は議席を大幅に減らし、ミリバンド党首は辞意を表明しました。
保守党のキャメロン首相は選挙事務所のスタッフを前にこうひと言。
ただ、2期目のキャメロン政権はEUヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票を控えるなど難しい政権運営を迫られそうです。
これまでに8000人以上の死亡が確認されたネパールの大地震から2週間余り。
カトマンズ中心部ではがれきの撤去が進み、営業を再開する商店も増えてきました。
ナマステ。
子どもたちが遊んでいるのは学校です。
落ち着きを取り戻しつつあるかのようにも見えますが。
校舎の壁には大きな穴が開き、授業はできない状態です。
ネパールでは、およそ1500棟の校舎が全壊または半壊の被害を受け、学校は臨時休校となったままです。
ネパール教育省は被害を受けた学校の授業を15日に再開したいとしていますが、建物の安全確認などが進んでおらず、見通しは立っていません。
2015/05/10(日) 18:10〜18:42
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