科学者が実践する田舎暮らしのあの土地に畑が完成。
春を迎えついに作物を植えます。
家も畑そろそろ何かいろいろなものを植えなきゃなと。
本当ですか?春がやって来ます。
何植えんだろうね?次回お楽しみに!
(山口)今回の地球便は堺市とラオスをつないでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先は東南アジア唯一の内陸国ラオス
平均寿命67歳医師の数は国民3000人に対して1人にも満たないという医療後進国ラオス。
乳幼児の死亡率も極めて高く日々幼い命が失われています
そんな現状を少しでも変えようと看護師として奮闘する1人の日本人がいます
日本で勤めていた病院を辞めラオスに渡りました
日本とはあまりにも異なるラオスの医療事情
30歳で海を渡ってもう4年。
娘を案ずる両親は…
少しでも多くの命を救おうと全てを捧げ奮闘する娘に家族が届ける想いとは…
こんにちはどうも。
お世話になります。
『グッと!地球便』の山口です。
お世話になります。
お世話になります。
今日はよろしくお願いします。
(2人)お願いします。
娘さんの亮子さんがラオスで看護師をやってらっしゃるということですけどもラオスというのは何でだったんですか?
(母)もともとこちらで看護師をしてたんですけれども…。
もともとやってらっしゃった。
多分行き詰まってたというか何かあったんだと思うんですけど。
こっちでの看護師生活に。
はい。
ちょっとやっぱり違うなっていう感じがあったんだと思うんです。
自分がやりたい事が。
お父さんどういうようにご覧になってたんですか?
(父)大丈夫かなとちょっとは心配したんですけどね本人が行きたい言うんやからまあお医者さんのねグループで行くんやからまあ行けるやろうと思ってもう反対もしなかった。
お母さんも反対ではなかった?反対は…うんしなかったですけども…。
いいのかな?みたいな。
なるほどなるほど。
お母さんが思う適齢期という事ですよね。
わかりました。
じゃあいってみましょうか。
いってみましょう。
亮子さんラオスです。
グッと!
日本の本州とほぼ同じ面積でその80%を山岳地帯が占めるというラオス。
近年急速に近代化が進んだ首都ヴィエンチャンには車が溢れています。
しかし街の中心部を一歩離れるとそこには雄大なメコン川が流れ川の恵みを受けながら素朴に生きる人々の姿を今も見ることができます
首都の中心部から車で1時間亮子さんを訪ねて向かったのはパークグム郡病院
(スタッフ)こんにちは。
平山亮子さんってこちらにいらっしゃいます?
(スタッフ)あどうもはじめまして。
(亮子さん)こんにちは。
はじめまして。
(スタッフ)『グッと!地球便』と申しまして日本の両親に頼まれましてやってまいりました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
平山です。
(スタッフ)こちらが亮子さんが働いておられる。
パークグム郡病院は郡が運営する唯一の総合病院。
亮子さんたちはその一角を借り受け外科を中心に医療支援活動を行っています
亮子さんが所属する…
元々ラオスには支援体制が整っていませんでしたが3年前亮子さんは責任者としてこの国に入り病院の確保や許認可作業などゼロから全てを立ち上げました
今では定期的に手術ができるまでになり亮子さんはその日程の調整や医師の手配など看護師の枠を超えた活動をしています
うわぁ結構ハードだなぁ。
この日は月に2回予定されている手術の日。
執刀するのは日本から短期ボランティアで訪れている河内医師とジャパンハート所属でミャンマーやカンボジアなど東南アジアを回っている山本医師
立ち上げ間もない頃から共に活動してきた山本医師は亮子さんにとって同志とも言える心強い存在ですが今日の手術を最後に日本に帰国することが決まっているそうです
午前8時手術が始まりました
今回は怪我をした指の再手術。
以前木から落ちて手を負傷し街の病院で手当てしたものの細菌感染してなかなか治らないためこの病院にやって来たそうです
手術の際にはその技術を学ぶために現地の医師や看護師たちが大勢集まってきます
手術も終わりかけた頃亮子さんが次の患者さんを呼びに行きます。
しかし…
患者さんが服を着替えるため家に帰ってしまったのです
亮子さんは急遽手術のスケジュールを組み直し対応します。
日本の医療現場では考えられないこともここでは日常茶飯事
今彼女が手洗いしているのはなんと手術器具
はい。
なんかこういうのは数足りてるんですけど1個しかないものとかがある。
例えばこれとか。
ラオスでとりわけ多いのが痔の手術
この日も3件行われました。
木の実を多く食べる習慣から便秘の人が多くまた辛い物を好んで食べることも原因と言われています
・お疲れ様・お願いします。
実はラオスには医師の国家資格制度がなく医科大学を卒業すれば誰でも医者になれます
そのため医療に携わる者のレベルは低く手術器具を使いこなせるのはほんの一握りだと言います
立ち上げから3年。
亮子さんの活動が少しずつ実を結んできました
両親が共働きで幼い頃から大のおばあちゃん子だったという亮子さん
学校帰りにおばあちゃんの家に立ち寄るのがいつも楽しみだったそうです
おやつもそうですね。
高校卒業後はずっと憧れていた看護師の道へ。
その看護学校時代亮子さんの人生に大きな影響を与える出来事がありました。
おばあちゃんが病に倒れたのです
もしかしたら…。
その後日本で看護師として勤務していた時東南アジアの医療の現状を知った亮子さんは当時結婚を考えていた男性がいたにも関わらず海を渡る決意をしたのです
自宅はヴィエンチャン市内にあるのですが手術が行われる期間は緊急時に対応するためスタッフ全員で病院の前にあるゲストハウスに宿泊しています
こうした共同生活が医療チームの間に強い絆を生み出していると言います
(スタッフ)もうあれですねこっちの…。
あれ?水…もういいかな?
この日は朝から車で出かけます
病院から1時間かけてやって来たのは昔ながらの暮らしが今も残るシアンレター村
病院から1時間かけてやって来たのはメコン川の支流にあるシアンレター村
昔から織物で生計を立ててきた小さな村です
ラオスに渡ってから亮子さんは何度もこの村に足を運んで来ました
本来ならすぐに手術をした方が良いのですが踏み切れない事情がありました
村には薬草を使った治療や祈祷師のまじないなど古い民間医療が残っており現代医療に対しての不信感が今も根強いのです
少女の傷はこのまま放っておくと足の成長にも影響を及ぼしてしまうため定期的に膿を出し洗浄しなければなりません
この処置も最初は拒否されたと言います
何度も村に通いようやく治療に向けた一歩を踏み出すことが出来るようになりました
この日日本に帰る医師と看護師の送別会が開かれました
ラオスの現場の立ち上げ間もない頃から共に活動してきた山本医師が2年の任期を終え帰国します
(山本さん)I’mreallysad….
(笑い)Thankyouverymuch!
(拍手)
共に苦しい時を乗り越えてきた山本医師。
亮子さんは別れの日にお願いすると決めていた事がありました
共に苦しい時を乗り越えてきた山本医師。
亮子さんは別れの日にお願いすると決めていた事がありました
・お願いしま〜す!・最後に…ラオスのみんなに感謝を込めて1曲弾かせて頂きます。
♪〜♪〜
(拍手)ありがとうございました。
ありがとうございました。
(山本さん)はい。
もう側には居られないけどね。
ホント待ってますよ。
フフフ…。
(すすり泣き)ありがとうございます。
フフフッ…。
一番しんどい時に一緒にやってくれてた人達なのでその分思い入れが強いです。
たくさんありますねフフフ…。
まだやめられない。
う〜ん…。
どうでした?お母さんご覧になって?あそこまで頑張ってるっていうのは本当想像してなかったです。
はぁ…。
(父)今の山本先生…。
はい。
感激しました…ハハハッ。
ねえあっこまで言って貰えてありがたい…うん。
そうですね。
肩に力が入ってしてたら恐らく現地では受け入れて貰えないだろうなって。
なるほど。
向こうの人達のその…とこに踏み込んで行ったらやっぱり…毛嫌いされますよね。
うん。
だから僕…あのマイちゃんがあの笑顔で受け入れてくれるってことはあの痛みよりももっとデカい…多分愛情をあの子に注いでるから何かあの…受け入れてくれるんじゃないかと思いましたけどね〜。
あの…看護師さんになるきっかけというものの中におばあちゃんの病っていうのインタビューでありましたけどおばあちゃんっ子だったんですか?もうとってもおばあちゃんが好きだったんですね。
口うるさく言われる母親よりもおばあちゃんは黙って聞いてくれる。
でも大事なところでは躾はちゃんと言ってくれてたと思います。
それがまた好きだったんでしょうね。
はい。
ちゃんとそういう事も教えてくれるおばあちゃんっていう。
…わかりました。
はい。
それではですね…お届けものさせて頂いてるとこを引き続き見て頂きたいと思います!いきましょう。
亮子さんラオスです。
グッと!
スタッフが帰国した夜。
賑やかだった食卓も今夜は3人だけ
じゃあいただきます。
いただきます。
いただきま〜す!
でも2週間後にはまた新しいスタッフを迎えて手術を行います。
それまで亮子さんは患者さんの術後のケアのため村を回ります
日本を飛び出して4年。
今亮子さんには新たな夢があるそうです
今の目標は…まだあまり手は出せてないんですけどやっぱり未来のたまご達看護学生だとか大学生とかと活動…一緒にすることがあるので…。
私がもしいなくなったとしても次の人がやっていけるような残っていくような何かを今作りたいなと思っています。
亮子さんに日本の家族から届けものです
ありがとうございます。
うわっ…。
わぁ…何ですか?ありがとうございます。
うわっ…。
わぁ…何ですか?えっ!?…アッハハハ。
これは…。
これは…?アップルパイですか?誰が作りましたか?…アッハハ。
届けものはアップルパイ。
学校帰り毎日のように駆け込んだおばあちゃんの家。
その頃の思い出がいっぱい詰まった懐かしい味です
お母さんとお姉さんが遠い記憶を頼りに何度も何度も作り直して完成させました
20年ぶりに蘇ったおばあちゃんの味
いただきます。
この味です。
おばあちゃんの…おばあちゃんのアップルパイ。
すいません…。
やっぱり子供の時の記憶が蘇りますね。
いっぱい愛して貰ってたなと思います。
(スタッフ)味は?美味しい。
フフフッ…。
アップルパイありがとう。
日本に帰ったら作り方教えて下さい。
はぁ〜。
亮子さんには20年ぶり?そう…。
そうやね。
食べたっていう事ですか。
もう食べた瞬間「これ…」って言うてました。
「おばあちゃんの味」って言ってましたけど。
多分ね…持って行って貰ったのは3回目ぐらいの…アップルパイだったんですよ。
やっぱりこう…いろいろ試行錯誤して。
(母)「これかな?」って言うて。
あの子の姉の方に…「これかな?」って言うて「多分これこれ」って…。
アハハハ…。
この味っていう感じで。
おそらく亮子にとったら癒し…でしょうね。
はい。
そうですね。
(石井)さあやってまいりました。
広島ですよ!
(藤田)はい広島ですよ。
2015/05/10(日) 10:25〜10:55
読売テレビ1
グッと!地球便【ラオスの貧しい村で子供たちを救おうと奮闘する看護師の娘へ】[字]
海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽ラオスで医療ボランティアの看護師として奮闘する娘へ▽貧しい村で子供たちを救おうと尽力する娘に届けられた亡き祖母の思い出
詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
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