9趣味の園芸 やさいの時間 どんどんとれる実もの野菜!「ラッカセイ」 2015.05.10


(3人)おはようございます!さあユージさん。
先週はトマトでしたけれども楽しかったですね。
楽しかったですね〜。
トマト僕大好きだしあと僕の息子もね大好きなんですよ。
だから野菜作りをしていくうえで今後トマトは是非やりたいなと思ってたので勉強になりました。
今日もまたいろいろと学んでいきたいなと思ってますのでよろしくお願いします。
ユージさんがこんな張り切ってるとね私も気合いを入れて頑張らなきゃいけませんね!菜園の人気野菜をご紹介!前回は家庭菜園の大スタートマトの栽培に挑戦しました。
そして2週目となる今回は…。
あれ?酒井さん何やってるんですか?今回は…。
このラッカセイを育てます!ラッカセイ…あれちょっと待って。
もしかして今上から落として落下させてラッカセイって事ですか?実はラッカセイ…その答えは後ほど!私一晩考えたんですけど。
一晩考えてそのクオリティーですね?駄目でしたかね。
いや僕は好きですけどね。
でも先生ラッカセイって僕みたいなビギナーでもできるんですか?何かちょっと難しそうなイメージがあるんですけど。
私がビギナーでも成功するこの育て方をですね皆さんにお教えしたいと思います!それは心強いですね〜。
よろしくお願いしますね。
さあそれでは早速始めましょうか。

(テーマ音楽)今回はカリッと香ばしいラッカセイを育てます!ユージさんラッカセイってどう実るか知ってます?どう実るか?まあ普通にラッカセイって言いますからこう落下してそれが実る。
う〜ん…甘い!甘い?ラッカセイのタネをまきますと芽がキューッと出ますよね。
それがグググググググと伸びてきて枝に花が咲きます。
枝に花が咲く。
パッと花が咲きますね。
実はラッカセイの成長はとてもユニーク。
まずタネをまくと2週間ほどで芽が出そしてタネまきから2か月ほどたつと小さな黄色の花が咲きます。
その後花の付け根子房柄と呼ばれる細い茎が下に向かって伸び土に潜っていきます。
その子房柄の先が膨らみマメが実ります。
そうマメが落下するのではなく子房柄が落ちて実になるんです。
こちらは収穫期のラッカセイです。
実際に子房柄を引き抜いてみると先端にマメができています。
というわけで漢字では「花」が「落」ちて実が「生」まれるという意味で「落花生」と書きます。
ちょっと知りませんでした。
面白いラッカセイって!しかもですね1つの株にたくさん花が咲くんですよ。
ですから花が咲いては子房がギューンと伸びて地下に潜っていく。
じゃあ花が咲いた数だけ子房柄が土に…。
伸びていってそれで実がたくさんできる。
うわ〜楽しみだな〜それ!土の中で育つ不思議なマメラッカセイ。
それでは栽培スタートです。
今回は幅60cm長さ90cmの区画。
2列で6か所にタネをまき育てます。
まずは支柱とヒモを使い区画の目印を作ります。
この広さでラッカセイってどのくらい収穫できるものなんですか?大体1株で30〜40と言われてます。
ですからここのところに…そんなにとれるんだ。
この広さで。
はい。
まずは苦土石灰をまきます。
雨が多い日本は土が酸性に傾きがち。
苦土石灰をまき弱酸性にすると野菜が育ちやすい土になります。
クワでよく耕し平らにならしたら1週間ほど寝かせなじませましょう。
さあ続いては堆肥と化成肥料をまいていきましょう。
分かりました。
まず堆肥をまいていきますね。
堆肥はこっちですね?そうですね。
分かりました。
ユージさんこのラッカセイはどこに実るんでした?子房柄というものがグーンと伸びて土の中に刺さる。
でその中で実るんですね。
…という事はじゃあそうか。
この堆肥とかをうまく混ぜてフカフカにした方が育つって事?そう。
ですから堆肥は実に大事なんですよラッカセイの栽培で。
なるほど!堆肥は土をフカフカな状態に改善します。
たくさん実るようにしっかりとまきましょう。
続いて…植物の生育に欠かせない3要素チッ素リン酸カリウムを含んだ肥料で…頭文字をとって「チリカハミネ」と覚えておくと今後の野菜作りに役立ちますよ。
こちらの化成肥料をまいていくんですがちょっと注意しないといけない事があるんですよね先生。
そのとおりです。
えっ何ですか?あ!エダマメの時ももしかしてそうだったかもしれないですね。
あの〜チッ素をまきすぎるとよくないんだ。
まきすぎると茎や葉だけが成長して実の部分つまりマメの部分が成長しない。
いやいやいや正解です!正解ですか。
更にですね詳しい説明をしていきますとラッカセイの根はこのような構造をしております。
ラッカセイの根っこには土の中の菌が…あ〜この丸いのありますねいくつか。
これをですね根粒といいます。
このコブの中で…なるほどなるほど。
ですからですね…こっちで補わなくてもこの根粒菌が実にその栄養を与えてくれるからだから本来はもっと入れるんだけど少なくていいと。
そのとおりです。
あっそういう事なんですね。
植物って不思議ですね。
そうですね〜。
家庭菜園で育てる野菜の多くは化成肥料を1m^2あたり100gほどまきます。
しかしラッカセイは半分の50gでOK。
更にこちら熔リンです。
出ましたね熔リン。
トマトでもやりましたよね。
確か実を大きくする?そうです。
これは風味を良くします。
風味が良くなるっていうのはちょっとおいしくなる?そういう事ですね。
それは是非入れたいですね。
じゃあ耕していきますね。
お願いしま〜す。
よ〜し手前から。
クワでよ〜く耕し土となじませたら…。
畝を立てていきましょうか。
はい分かりました。
クワで栽培スペースに土を積み上げ10cmほど高くします。
水はけがよくなりラッカセイが順調に育ちます。
畝の表面を平らにならす事も大事。
表面に水がたまらず育ちやすい環境になります。
ここにですねこの黒マルチを張ります。
出ました!エダマメやトマトでも使った黒マルチ。
これ確かあれですよね土の温度を温かく保てるとかそういう事でしたよね?そのとおりです。
その他にこの黒マルチを張りますと雑草を防ぐ事ができるんです。
黒マルチを畝全体に張ると雑草が生えるのも防ぎ更にラッカセイが育ちやすい環境になります。
でもちょっと待って下さいね。
俺今すごい大変な事に気付いたんですけど。
マルチ張っちゃったら…先ほど言ってた子房柄がギューッと潜って土の中に潜っていくんですよね?そうです。
マルチ張ったら駄目じゃないですか。
なかなかいいところに気が付きましたね。
だけどちょっと質問しますけれども子房柄が伸びるのいつですか?花が咲いたあとに落ちます。
伸びてきますね?そのころにマルチをはがすんです。
あっはがしていいんですか?そうです。
問題ありません。
最終的にこれをはがしてですねこのマルチを。
そして子房柄の潜る場所をいっぱい作っておくんです。
株が成長するとこのように葉がたくさん茂り株の周りは日陰になります。
雑草が生えにくくなるのでマルチをはがしても大丈夫なんです。
ではマルチを張ります。
畝全体を覆いましょう。
端を土で埋めて固定したら続いて穴あけ器でマルチにタネをまくための穴を作ります。
穴あけ器は園芸店などで手に入ります。
風通しや日当たりを良くするために穴の間隔は30cmほどとりましょう。
さあ続いてはタネまきですがラッカセイはこのようなタネをまいていきます。
あれ?これピーナツみたいですね。
そうピーナツなんです!しかし食用で売られているものは火が通っている場合があり発芽しません。
園芸店などで販売されている栽培用のタネを使いましょう。
先生このタネはどうやってまくんですか?まずこのマルチのところに6か所穴をあけましたね。
このようにですね株間をあけてそこにタネをシュシュッシュシュッシュシュッとまいていくわけです。
それはちょっと新しいやり方ですね。
そういうまき方を点まきというんです。
点まき?以前コマツナをやった時は確か棒をグッと押し当てて筋を作ってそこにタネをまく。
それがすじまきでしたよね。
ここに今回はタネ…点まき?点まきする場合はこのような空き容器を使用するのがとても簡単なんですよね。
空き容器ですか。
この空き容器でこうします。
このところにこうグシッと。
グーンとですねまき穴を作るんですほら。
ああ!見事でしょ?そしてそのあとですねこうピヨーンピヨーンとですね。
タネを2つ置くわけです。
そしてその上にここんところ柔らかい土をですねキューッと。
でツンツンツンツンパンパンパンと。
パンパンするとこれで終わりです。
シンプルですね。
ちょっとやってみていいですか?どうぞやって下さい。
こっちでやってみよう。
じゃあまずこの空き容器でくぼみを作る。
ギューッとね。
ここにタネを2粒まきます。
発芽したら生育が悪い芽は引き抜き1株を大きく育てます。
上から土をかけ軽く押さえましょう。
同じようにして6か所にタネをまきます。
さあタネまきが終わったのでこのあとは水やりですね?その前にですね大事な作業があるんですよ。
大事な作業?はい。
これをやらないと大変な事になっちゃいます!お〜!びっくりした!確かに先生大変な事になってますね!非常に大変な事になってますね!ニワトリが来ましたね。
なるほど!その説明のためにかぶってくれた…わけですね?じゃあ鳥がタネを食べてしまうからどうしたらいいんですか?鳥から守るためにですねこういったものを使います。
おお!これは何でしょう?不織布といいます。
不織布?ちょっと開いてみて下さい。
とても薄い布ですこれは。
これが不織布。
光も通して水も通します。
ですからラッカセイの成長を妨げずに鳥などからこのタネを守る事ができます。
用意するものはこちら。
畝全体を覆う事ができるサイズの不織布を用意し上からかぶせ端を留め具などで固定すれば鳥などからタネを守る事ができます。
最後にたっぷりと水やり。
これで完成ですね。
完成です!よ〜し!これでもうニワトリ酒井が来ても大丈夫?大丈夫です!よし!安心ですね。
はっ!いやちょっと待って!「はっ!」じゃないですよ。
もう1回見たいっていうフリじゃないんですか?全然見たくないです。
えっ大丈夫ですか?遠慮しないでいいですよ?もうあのかぶりものだけはやめて下さい。
いいんですか?十分伝わりましたんで大丈夫です。
はい分かりました…。
ありがとうございます。
…よし!じゃあこれでもうあとは発芽するのを待つという事ですね。
今後は発芽し本葉が2〜3枚になったら不織布を外し生育が悪いものを1本間引きます。
その後は1か月に1回の目安で追肥をしながら大きく育てて下さい。
先生収穫はいつぐらいになりそうですか?10月の上旬から中旬にかけて葉っぱが黄色くなってきますちょっと。
そのころに収穫します。
秋ぐらいにじゃあ食べれるって事ですね。
そうです!はい。
まだちょっと先ですけどね楽しみです。
楽しみです。
待ち遠しいですね。
今後の作業も随時紹介していきます!皆さん是非秋の楽しみを増やして下さい。
続いてはこちら!今回はこのラッカセイに挑戦します!用意するものはこちら。
ラッカセイは茎が横に広がるので口が広いプランターがおすすめです。
今回は直径42cmの丸型のプランターを使い中央にタネをまき育てます。
それでは藤田さんの虎の巻を参考にし栽培開始。
最初はプランターの底に鉢底石を敷きます。
まずは水はけをよくするためにプランターの底が隠れる程度鉢底石を敷きます。
次は培養土を入れます。
野菜用培養土は栽培のために必要な栄養分があらかじめ加えてある土。
プランターに入れたら表面を平らにならします。
土の量は縁から3cm下が目安。
続いてこのような空き容器を使ってまき穴を作ります。
まき穴作りは空き容器を押しつければとても簡単。
それではタネをまきます。
タネは2粒。
2cm程度の間隔をあけてまきます。
土をかぶせ軽く押さえたら…。
プランターでも芽が出るまでは…用意するものはこちら。
鳥にタネを食べられないようにプランターの口に不織布をかけ裾を麻ひもで留めます。
最後にたっぷりと水やり。
これで完成です。
今後は菜園同様本葉が2〜3枚になったら不織布を外し生育が悪いものを1本間引きます。
また1か月に1回の目安で追肥をしながら育てましょう。
是非皆さんもラッカセイを栽培してみて下さい。
おおっ大きくなってる!先生!酒井さん!ちょっと来て下さい!ユージさんどうしたんですか?すごいですよ!コマツナとリーフレタス大きくなってます!ほんとだ〜!大きくなってますね。
先月から初めての野菜作りに挑んでいるユージさん。
4月は慣れない作業に戸惑いながらもコマツナのタネをまきリーフレタスの苗も植えつけました!完成です!やった〜!やりました。
こうやって何かいろいろとちゃんと手を加えてまく事で愛情が出てきますよね。
いい言葉ですねそれ。
あれから1か月。
ユージさんの愛情を受けコマツナとリーフレタスがこんなに大きく成長しました。
いや〜1か月程度でこんな大きくなるのはちょっと感動ですよね。
感動ですよね〜。
先生これは順調ですか?順調順調ですよこれ。
という事はもう収穫できる?コマツナは草丈25cmくらいないと収穫できないのでこれあと3日か4日くらいで収穫できます。
こちらは?このリーフレタスですけれどもこの葉の直径がですね30cmいったら大体収穫できます。
30cm。
というと?この辺はいいんじゃないですか?それ大きいですね。
明らかに大きいですね。
ねっ!これいけますね。
じゃあもう収穫できると?できます!よ〜し!大きくなったものから順次収穫!さあユージさん待ちに待った初収穫です!根元に包丁を入れて茎を切る。
茎っていうとこう太いところ。
この太い茎を切ってもらう。
ここを切ると。
切り方は…。
切り方は特別かまいません。
切ればいいんですね?はい。
切れた!早い!それ!お〜!感動ですこれは!あんなにちっちゃかったのに!苗の段階からですもんね。
わっ!ちょっといい香りが今。
今しました?レタスのフワッと香りが風に乗って。
い〜や〜とれました〜!いいねこれ!僅か1か月でみずみずしいリーフレタスがこんなにどっさり!ユージさんせっかくなのでとれたて食べてみませんか?食べたいですね!はいどうぞどうぞ。
いいですか?じゃあいただきます!いい歯応えですね。
みずみずしい!みずみずしいですか?シャッキシャキでみずみずしくてあの…最高です!もうね余計な事は言えない。
僕にとって初めての収穫なんで。
そうですよね〜。
初めての収穫でもうこんなに大成功。
1か月で。
みずみずしくてシャキシャキで。
今後僕この「やさいの時間」で関わっていくうえでいろいろ収穫が…。
ありますよ!あるんですよね?この楽しみをどんどん味わえるわけですよね?そうです。
これから待ってますね〜。
ほんとにうれしい〜!もう一個もらっちゃおう!いいですか?どうぞどうぞ。
やった!うまい!初収穫に大喜びのユージさん。
皆さんも是非とれたての味を楽しんで下さい!さあユージさん今日も楽しかったですね。
楽しかったですよ。
今回収穫が秋ですか?秋です。
まあちょっと先なんで待ち遠しい気もするんですが新しく覚えた事もたくさんあります。
不織布点まき。
これは非常に勉強になりました。
あと印象に残ってるのは酒井ニワトリですね。
(笑い声)ありがとうございます。
今日夢に出てきちゃうんじゃないかってくらい。
光栄です。
皆さんと一緒に僕もおいしい野菜作り頑張ります!次回も…。
(3人)お楽しみに!2015/05/10(日) 08:00〜08:25
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸 やさいの時間 どんどんとれる実もの野菜!「ラッカセイ」[字]

どんどんとれる実もの野菜!第2回は地中に実がなるユニークな野菜ラッカセイの栽培に挑戦する。講師・藤田智(恵泉女学園大学教授)ゲスト・ユージ司会・酒井千佳

詳細情報
番組内容
どんどんとれる実もの野菜!第2回は地中に実がなるユニークな野菜ラッカセイの栽培に挑戦する。【講師】藤田智(恵泉女学園大学教授)【ゲスト】ユージ(タレント)【司会】酒井千佳(フリーアナウンサー)
出演者
【ゲスト】ユージ,結城りおな,【講師】恵泉女学園大学教授…藤田智,【司会】酒井千佳,【語り】宮島史年,山口繭

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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