グッと!地球便【辛い過去を乗り越えハワイで野生のイルカと生きる孫に届け物】 2015.05.10


(山口)今回は徳島とハワイを繋いでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先は太平洋に浮かぶ常夏の楽園ハワイ
ビッグアイランドの愛称を持つハワイ諸島最大の島ハワイ島
世界屈指のマリンリゾート地として知られるこの島で働く1人の青年がいます
彼の仕事はドルフィンスイムガイド
1年のほとんどを野生のイルカと過ごしています
(大輔さん)多分…。
彼がイルカに魅せられたのは少年時代に経験したハーフであるが故のいじめから
誰とも遊ばず部屋に閉じこもりイルカの図鑑を眺める毎日
そんな彼を支え人生の後押しをしてくれたのはおばあちゃんでした
2年前に海を渡りこの島で活き活きと泳ぐ彼におばあちゃんから届けもの
どうもこんにちは初めまして。
『グッと!地球便』の山口です。
どうもお世話になります。
(祖母)宜しくお願い致します。
お世話になります。
今日はお願いします。
お願い致します。
今日はおばあちゃんですね。
お孫さんのジョーデン・大輔さん。
ジョーデン・大輔さんっていうことは…。
父親がアメリカの人で。
お父さんがアメリカ人。
どうですか大輔さんおばあちゃん子でしたか?そうですねよく2人でご飯食べに行ったり内緒で。
何で内緒なんですか?誰に内緒なんですか?みんながついて来たがるから。
(笑い)内緒でこそっと誘うぐらい可愛いお孫さんやった訳ですか。
そうですね。
どうですか?ハワイに行かれるっていう時にはもちろんおばあちゃんにも相談はあったんですか?まぁそう…ありました。
でも大学も向こうの大学受けてたしほんで勉強もそれなりにしてましたんで後は大輔の好きな道を行ったらいいよってなことで。
どうですか?心配されてる点とかってそういうのは今どうですか?一人暮らしが初めてなんでそれでちゃんと日常生活はちゃんと出来てるかなっていうそんな感じですけども。
どういう物食べてんのかとか。
はい。
実際やってらっしゃる…お仕事されてる姿っていうのは見たことは?1回あの子がDVD録ってきてくれてそれは見たんですけど大輔が映したんで大輔自体は見てない。
(笑い)そうかそうか…大輔さん目線でしか見えてないと。
なるほどね分かりました。
見てみましょうかね。
お願い致します。
はいお願いします。
じゃ行きましょう。
大輔さんですねハワイですグッと。
ハワイでドルフィンスイムガイドとして奮闘する大輔さんにおばあちゃんの想いを届ける旅は…
ハワイ諸島最大の島ハワイ島
太平洋に浮かぶこの島は20世紀中に45回の噴火を記録し今なお活発に活動を続けている火山島です
島の西側コナ地区にある大輔さんが働く港を訪ねました
(スタッフ)すいません!大輔さん?はい大輔です。
(スタッフ)初めましてこんにちはどうもすいません。
こんにちは。
(スタッフ)あの〜鳴門のおばあちゃんから元気にしてるかっていうことでちょっと見に来ました。
はい。
アメリカ人の父と日本人の母を持つジョーデン・大輔さん
2年前日本でやっていた医療事務の仕事を辞め長年の夢だったドルフィンスイムガイドの仕事を始めました
翌朝6時
大輔さんが暮らすシェアハウスを訪ねました
誰もいないキッチンで1人準備をする大輔さん
大輔さんの1日は朝のお弁当作りから始まります
食事はほとんどが自炊
大輔さんがまず向かったのは彼が働く『アロハ・コナ・ツアーズ』
日本人が経営する小さなツアー会社です
その日のツアー客に合わせたウエットスーツを用意しホテルまで迎えに行きます
(笑い)
午前9時お客さんを連れて港に到着
ツアーに使う船は定員12人の小型ボート
小回りがきくのでこのドルフィンスイムツアーには最適なのです
今日のお客さんは6人すべて日本人です
ポイントまでおよそ1時間イルカを求めて海を疾走します
ちょっと波が出て来ましたしっかり掴まってて下さいね。
イルカは夜エサを食べるために海を泳ぎ回り朝になると海岸近くの穏やかな海へやってきて体を休めます。
狙うのはそのタイミング
ちょっとした海の変化を見逃さずイルカを発見した大輔さん
疲れた体を癒すためのんびりと泳ぐイルカの群れ
脇に挟んで…。
行くよ。
はいどうぞどうぞ入って。
大丈夫大丈夫…。
大輔さんがお客さんを引っ張ってイルカの近くまで連れて行きます
近い!今!触っちゃいけないからね。
海の中には日常では見ることのできない雄大な光景が広がっていました
(イルカの鳴き声)
イルカはもう目の前
(イルカの鳴き声)
コンビを組むキャプテンは大輔さんの事をこう語ります
イルカと一緒に泳ぐことを夢見てやって来るお客さん達
一生に一度の貴重な経験を楽しい時間にしてあげたい
大輔さんはそんな思いで日々ガイドを続けています
ほら。
・フゥー!・
大成功のうちにドルフィンツアーは終了
お客さんをホテルまで送り届けた後は船や道具の後片付け
お手製のお弁当で遅めの昼ごはんです
この日の仕事はこれで終わりかと思いきや…
夜のマンタツアーに備えしばしの休息
2年前ハワイにやって来た大輔さんですが実は彼が生まれたのはここハワイ
父親の仕事の関係で大輔さんが5歳のときに家族と共に日本へ移り住んだのです
そういうのには受けたことはあるんですけど。
ハーフであるが故のいじめ
そんな時毎日部屋にこもって眺めていたのがイルカの図鑑でした
海で自由に生きるイルカが大輔さんの心を癒してくれたのです。
そしてもう1つ大輔さんを支えてくれた存在がおばあちゃん
共働きで忙しい両親の代わりに面倒を見何かあれば全力で守ってくれたのです
まあ校長先生とか学校にまで…。
なのでちょっとはたから見ると変に思われちゃうんですけど…。
夜マンタツアーがスタート
ライトをつけた特製のサーフボードにつかまりマンタを待ちます。
マンタは光に集まるプランクトンを食べにやって来るのです
漆黒の闇から巨大なマンタが現れました
体長は実に3メートル
大きな口を開けグルグル回りながらプランクトンを吸い込みます
マンタとの距離はわずか数センチ
・キャー!・・ごっつい!・いいねぇ。
普段は2〜3匹ほどのマンタがこの日は8匹以上も集まりました
この幻想的な光景は何度見ても飽きないと大輔さんは言います
でもホントにね今日は…。
ありがとうございます。
失礼します。
全ての仕事が終わったのは深夜12時近くでした
この島にやって来て大輔さんが毎日欠かさず続けている事があります
それは日記をつけること
今年の1月19日に…。
(スタッフ)でっかいですね!うわ〜!!
(スタッフ)9m!?はい。
まだでも小っちゃい方だと思います。
(クジラの鳴き声)
(クジラの鳴き声)
ハワイ島で充実した日々を生きている大輔さんですが日本のおばあちゃんは大輔さんが旅立ってからふと考える事があると言います
ハワイで充実した日々を生きている大輔さん
日本のおばあちゃんは大輔さんが旅立ってからふと考える事があると言います
大輔にとって日本での生活はつらく窮屈な時間だったんだろうか…大輔は日本が嫌いになってハワイに帰ったのだろうか…
帰ったんではなくて…。
そこだけはねきちんと伝わってくれてたらいいんですけどね。
うん伝わってます。
とにかくもう大好きなんでしょうね。
イルカの事とか。
だからガイドをやりながらのあのお客さんに説明する時のすごい責任感の強い真剣な顔つきとか自分の好きなものを観に行くんだからっていう感じで。
一番最後に「最高!」って一番最初に言ってたの大輔さんでしたもんね。
お客さんよりね。
(笑い)ほんまに気持ちええんやろなと思いますけど。
どうですか?実際お仕事なさってるとこと色々…。
でもだいぶ逞しくなってますね。
ここにいた時よりも。
違いますか。
変わってましたか。
はいもう逞しくなってます。
学校で色々そういう時期もあったっておっしゃってましたけどもその時期の事というのは覚えてらっしゃいますか?まあ覚えてますね。
おっしゃってましたけどパーッ行きましたん?
(祖母)はい。
でもそれは大輔さんにとっては忘れられない思い出になってる。
そうですね。
もう過去は振り返ったって取り返しはつかんのやからこれから先の事をちゃんと見ていった方がいいよって言ったんですよね。
何かあの…遠く離れてるんだけどやっぱりこういう強い味方というか心の支えになる方がいらっしゃるだけですごい心強いんだと思いますよね。
どこ行っても。
うん。
この後お届けものをさせて頂いてるとこをまた引き続きご覧頂きたいと思います。
そうなんですか。
もう一度いってみましょう大輔さんハワイです。
グッと!
この日午前中のドルフィンツアーがなかった大輔さんは早朝から車でどこかへ出かけるようです
大輔さんがやって来たのはヨガの教室
ある目的のためヨガの呼吸法を身につけ泳ぎに活かそうと通い始めました
ヨガの後すぐさま向かったのは海
ハワイに来た時は2m程しか潜れなかった大輔さん
今では素潜りで15m以上呼吸も2分以上止められるようになりました
ハワイで夢も膨らみ逞しく成長した大輔さん
ふさぎ込んだ少年時代に夢見たイルカと暮らす喜びを今全身で感じている大輔さんに日本のおばあちゃんから届けものです
(スタッフ)お届けものです。
ありがとうございます。
温かいですよ…。
ハワイ島に渡り2年
この島で充実した日々を送る大輔さんに日本のおばあちゃんから届けものです
ありがとうございます。
温かいですよ…。
(笑い)え〜。
手作りの…。
こんなん食べれないですね貴重すぎて。
届けものはおばあちゃんがにぎったおにぎり
少年時代いつも大輔さんに力をくれたおふくろの味です
いただきます。
あっフフフ…。
ヤバい美味しい。
めちゃめちゃ美味しいです。
これキチンと後で食べたい時に食べます。
ありがとうございます。
本当にありがとうございます。
お母さんが作ってくれた料理頂きました。
あのこれで元気がねたくさん出たので今からも仕事頑張ってきます。
お母さんも体にはね…無理しないでお互い一緒に頑張っていきましょうね。
また日本帰った時は美味しい料理たくさん作って下さい。
ありがとうございます。
最高ですねお孫さんね。
ホントに優しい…うん。
涙が出ました。
食べた瞬間に「あこの味…」っていうあの思い出した顔。
ねぇ。
あれがもう何か全てを物語ってましたよね。
(祖母)楽しんでるよっていうような事だけしかなかったんでやっぱり私にしては「ホンマかな」とか思ったりしてたんですけど。
ちょっと無理してるんじゃないかなとか。
でもホンマでしたね。
ホンマでしたね。
(SHELLY)
山陽新幹線に乗って博多駅に到着
2015/05/10(日) 06:30〜07:00
読売テレビ1
グッと!地球便【辛い過去を乗り越えハワイで野生のイルカと生きる孫に届け物】[再][字]

海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽ハワイで野生のイルカと共に生きる孫へ▽ハーフを理由にいじめられた少年時代…生きる力をくれたおばあちゃんから感動の届け物

詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。
おしらせ
※2014年6月8日の再放送です。

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ

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