She #04 2015.05.09


会うと必ず挨拶してくれて…。
(女性)すごく目を引く子だから心配してます。
(男性)親御さんが気の毒で。
ヤバい仕事してたって。
(生徒)そんな感じにも見えました。
派手な格好してるところ見たことあるって。
(涼子)これは?
(千里)幼なじみだったんです。
(千里)仲良しでした。
今はあんまりしゃべったりできないけどでもまたあーちゃんとつながれたってことはきっと運命だって。
これからもずっと友達で…。
(沙綾)一方的にそう思ってるだけじゃないの?
(涼子)沙綾。
(美百合)ヤバいよ。
ストーカーだよ。
(千里)あーちゃんは私の憧れ。
いつでも笑っていてほしい。
なのに何かどんどんよっ様子おかしくなってってどうしちゃ…どうしちゃったんだろうって思ってたら3年になって突然いなくなっちゃった。
「何で?」って「何があったの?」って私ずっとずっとあーちゃんのこと考えてた。
(千里)そしたらカメラを見つけた。
えっ?
(晴人)カメラって…。
あっカメラと盗聴器を仕掛けたのは私じゃありません。
(晴人)はっ?誰が?何のために?
(晴人)今も俺ら誰かに見られてるってこと?
(千里)あっ…いえここは大丈夫です。
あっあの…ちゃんと調べました。
とっ盗聴器の電波も飛んでません。
(美百合)ねえやめようよ。
ねっ…ねえ怖い。
大丈夫。
落ち着いて。
だってもし…もしもっとヤバい人とか関わってたらうちらも危ない目とかに遭ったりとか…。
ねえ沙綾仕事っていうのは関わってないよね?
(沙綾)そんなヤバい仕事してないよ。
カメラと盗聴器のこと学校に言おうよ。
警察にも話して犯人捕まえて…。
(沙綾)それは困る。
あの映像学校に見られるんでしょ?それは絶対駄目。
(千里)あっあの…もっもしかしたら学校は当てになら…ならないかも。
どういうこと?あっ…。
カメラを仕掛けたはっ犯人は定期的に電池と記録メディアを入れ替えに来て…。
学校関係者ってこと?
(晴人)だとしたら下手に言ってももみ消されるだけだ。
(美百合)えっそんな…。
ほら学校ヤバいんだって。
(美百合)えっでも…。
私は自分のことが学校にバレてもいいと思ってる。
試験問題を持ち出したのは私だってアヅじゃないって言おうと思ってる。
(沙綾)涼子…。
ただどうしても知りたいことがあるの。
だから学校に言うとしてもちょっと待ってほしい。
分かった。
ありがとう。
カメラの場所分かってる?
(晴人)じゃあな。
(美百合)あっ…。
ねえ…。
特進行ったからってさどうなるっていうんだろうね。
試験問題見つけたのは偶然。
アヅが来たのは神様に試されたのかも。
私のせいだね。
(沙綾)信じてもらえなくてもいいけど仕事とか言って大したことやってない。
分かってるの。
私はたぶん利用されてる。
でも地元の仲間にちやほやされて自分が中心でいるのがうれしくてたまらないの。
もう昔の自分じゃないってそう思えるから。
アヅは私のそういうとこぐさって刺したの。

(千里)なっ…なっ何?話って。
そういう態度さやめよう?
(千里)えっ?私たちはクラスメートで同じ目的を持った者同士であなたは有益な情報を持ってる。
アヅのこと教えてくれる?うん。
ありがとう。
フフフ…。
あっじゃあまた撮る?あっそっか。
そうだね。
せっかくだし。
えっ?あっあれ…カメラは?今ちょっと置いてきちゃってて。
これでもいい?あっうん。
あーちゃんとは物心付いたときには友達だった。
同じマンションの隣同士で。
いつも一緒に遊んでたらしい。
えっ「らしい」?あっ。
ちっ小さかったから。
23…2歳くらい。
あっ。
だからその辺の記憶は後で母から聞いた。
あっじゃあそれからずっと?ううん。
あーちゃん突然いなくなっちゃったの。
いなくなった?うん。
あーちゃん入院しちゃって。
重い病気だって母から聞いて。
しばらくして退院したけど具合が悪くてそのままいっ一度も会えないままあーちゃんの家引っ越しちゃって。
えっ?でもそれっきりってことじゃないよね?うん。
再会したのは3…3年後かな。
小学校にあーちゃんがいたの。
フフ…あっでも私あーちゃんの名前ちゃんと覚えてなくって。
フフフ…うん。
母から言われて気付いた。
でもあーちゃんが元気にしてるって分かって私すごいうれしかった。
それでまた仲良くしてたのにあーちゃんまた転校しちゃって。
(祐喜)何でいつもこういうの俺なんだよ。

(祐喜)こんにちは。
(みづき)あっこんにちは。
あっこれ見てたんですか。
カワイイっすよね〜。
俺何枚も写メしちゃって…。
(千里)あのあーちゃんだって気付いたときは正直驚いた。
ホッホントはすぐ私だよって言いたかったんだけどでもその…なっなかなか言いだせなくて。
何で?学校ってそういう所だから。
同じ教室にいて2m離れてなくても簡単に話したりはできない。
あっフフ…何もなかったら西澤さんとだってこんなふうに話したりできないよ。
あっ。
でそれで何かきっかけをつくらなきゃと思って写真を見せようと思った。
家で探して3…んっ2?3歳ぐらいのときの写真と小学校で一緒だったときの写真を見つけて勇気出してあーちゃんに見せに行った。

(千里)あーちゃんすっごい優しかった。
クラスであんまり話せなくってごめんねって。
いいよって。
あーちゃんと私じゃポジション違い過ぎるし別にいいよって。
でも時々広瀬とかがしつこく「でんぱちゃん」とか言っていじってくるのあーちゃんやんわり止めてくれてた。
(あづさ)《祐喜やめなよ。
それ超えると笑えないよ》
(千里)私それだけでうれしかった。
そうだよね。
アヅっていい子だったよね。
(千里)うん。
でも何か急に変わっちゃった。
そう。
アヅって変わったよね?私がバカなことをしてアヅのせいにしちゃったでしょ?えっホントに何であんなことしたんだろうって後悔してるんだけどでもアヅだ…いや前のアヅだったら…。
(あづさ)《大丈夫だからホントのこと言いに行こう?》そんなふうに言ってくれたと思うの。
(千里)やっぱり…。
やっぱり変わったよね?うん。
私ずっとおかしいなって思ってた。
そしたらあの朝消えちゃった。
あの朝会った?会った。
写真返してくれたの。
ずっと貸してたから。
この写真?貸してたの?小さいころの写真がないって。
引っ越しが多かったから。
だからコピーしたいって。
「ありがとう」ってあーちゃん笑ってた。
待って。
ちょっと待って。
《こんなことして私を追い詰めて楽しい?》《アヅさあ…》《あんたマジで消えてくんない?》美百合。
あの…あの朝のことなんだけど最後にアヅもしかして笑ってた?えっ何で分かったの?そうだよ。
あのときアヅ…。
笑ったんだよ。
「何で?」って思ったよ。
俺ひどいこと言ったのに。
(晴人)《俺お前嫌いだわ》アヅがいなくなったあの朝のことなんだけどさ…。
(沙綾)私会ってないもんあの朝。
アヅね笑っていなくなったの。
私にもみんなにも最後笑ったの。
何で?何で?ずるいよ。
えっ?あの朝学校来たらシューズボックスに入ってて。
それアヅがいつも使ってたやつじゃん?うん。
「ありがとう」って遺書かと思うじゃん。
私それからどうしようって…。
みんなにも笑ってったんなら私にも笑ってってよ。
ひどいよ。
沙綾にもそうしたかったんだよアヅ。
でもできなかったからこれなんじゃない?でも何でだろうね。
ひどいことされたり嫌なこと言われたりしたのにさ何で最後笑っていなくなったんだろう。

(千里)無理して嫌われようとしたんじゃない?えっ?あれからずっとバッテリー切れたまんま。
何か変だなって思ってたことおっ思い出したの。
何?たぶんあーちゃんと山本さんがもめた後だったのかな?
(千里)すごいつらそうにしてて頭痛でもするのかなって。
大丈夫かなって思ってたんだけど…。
(美百合)《絶対一緒に行こう》
(沙綾)《しょうがないな》《いつ行く?》
(美百合)《後で決めよう》《学校では普通にしててあげる》アヅが芝居したってこと?ここはカメラに映らない。
でアヅはカメラに映る所で沙綾ともめた。
たぶん他のカメラの前でもそう。
わざと私たちとトラブルを起こしたんだよ。
(沙綾)何で?自分がいなくなる原因を見せるために。
カメラの向こう側にいる人に。

(ドアの開く音)・お待たせ。
このカメラを隠しカメラが映る所に仕掛けておいたの。
見てみよう。
(千里)うん。
あっ。
2015/05/09(土) 23:55〜00:20
関西テレビ1
She #04[字]

県立S高校3年荻原あづささんが行方不明になっている事件で、ある情報筋によると学校内に数個の監視カメラと盗聴器が仕掛けられていた模様で関連を調べている。

詳細情報
番組内容
 校内では、あづさ(中条あやみ)の悪評が出回っていた。そんななか、涼子(松岡茉優)に呼び出されて美百合(清水くるみ)と沙綾(竹富聖花)と晴人(成田凌)がアマチュア無線部の部室にやって来る。期末試験を盗んだのはあづさではなく自分だと打ち明けた涼子に続き、同席していた千里(森川葵)からはあづさと幼なじみだったという告白に驚く一同。さらに、偶然隠しカメラを見つけた経緯を説明し、
番組内容2
カメラも盗聴器も仕掛けたのは自分ではないと話す千里。そして、定期的に電池やSDカードを交換されていることから、“犯人”は学校関係者である可能性を示すというのだ。涼子は調べたいことがあるから、カメラや盗聴器のことはしばらく口外しないで欲しいとお願いする。
 翌日、涼子は校内のある場所に自分のカメラを設置することに・・・。
出演者
松岡茉優 
中条あやみ 
竹富聖花 
森川葵 
清水くるみ
 ・ 
成田凌 
白洲迅 


スタッフ
【脚本】
安達奈緒子 

【編成企画】
太田大 

【プロデュース】
上久保友貴 

【演出】
山内大典 
北坊信一 

【制作】
フジテレビ 

【制作著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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