サタデースポーツ 2015.05.09


8年ぶりの6連勝。
首位DeNAの勢いが止まらない。
快進撃を引っ張るのは、若き力。
現在、2冠王、23歳の筒香。
そしてストッパーは、ルーキー、山崎22歳。
現在、リーグトップの13セーブ。
DeNA、連勝は続くのか。
きょうも相手は巨人。
舞台は新潟。
勢いに勝るDeNAは、1回から24歳の2番飛雄馬がチャンスを作る。
中3日の巨人、杉内に追い込まれたあと、見極め、8球粘った末、フォアボールで出る。
ランナーが2塁に進んで4番筒香。
杉内には去年から12打数ノーヒットと打てていない。
2塁ベースに当たる幸運も重なり、きょうも若い力で先制点を奪った。
先発は山口。
若手の活躍に、10年目の27歳が応えた。
バッターの手元で伸びる、持ち味のストレート。
キレのある変化球。
巨人を寄せつけず、8回までヒット2本に抑え込む。
1対0のまま9回、マウンドには山口が立った。
球数は110球を超えていた。
先頭バッターは金城。
ファーストのロペスがエラー。
同点のランナーを出してしまう。
1アウト3塁とピンチが広がり、代打は高橋由伸。
こん身のストレートをインコースに投げ込み、三振を奪った。
完封勝利まであと1人として、次は3番の亀井。
9回2アウト。
132球目で捕まった山口。
1点のリードを守りきれず、延長にもつれ込む。
延長11回、マウンドは3人目の小杉。
しかし、1アウト3塁のピンチを招く。
小林に内野ゴロを打たれ、これが決勝点。
DeNAは連勝が6でストップ。
巨人とのゲーム差は再び1.5になった。
こんばんは。
サタデースポーツです。
山口投手は以前お伝えした、鬼門の6回をきっちりと抑えてヒット3本という形だったんですけれども、あと、アウト1つでしたね。
ねえ、あと1つでした。
その山口投手ですが、試合後、いくらいいピッチングをしても、チームが勝たなきゃ意味がない。
結果がすべて。
チームを勝たせるくらい、粘っていいピッチングをしないといけないと話していました。
山口投手、勝てませんでしたけれども、きょう、本当にね、魂が込もったというか、マウンドを降りるときも本当に悔しそうな表情で、ああいう気持ち出してくれて、きっと若い選手たちも感じるものがあるでしょうね。
初戦は一方的な展開でした。
中日は2回、2アウト3塁で松井まさと。
ヤクルトの小川は6試合負けなしです。
松井が甘く入ったボールを捉え、中日が先制します。
3回にも2点を加え、なおチャンスで高橋周平。
タイムリー2ベース。
打率リーグトップの中日が、序盤で小川を攻略し、4点を奪います。
中日の吉見は、5試合目の先発、小川に対抗意識を燃やしていました。
スライダーをコーナーに決めます。
吉見は6回1失点の好投。
中日がヤクルトと入れ代わり、3位に浮上しました。
快勝した中日の谷繁監督は、吉見は安定していた。
松井の先制タイムリーで、攻撃にもリズムが出たと話していました。
広島は3回、チャンスで3番丸。
阪神の先発は能見。
前回の対戦で完封負けの相手から先制のタイムリー。
続く新井。
阪神から8年ぶりに復帰し、4番に座ります。
初球をダブルプレー。
去年までのチームメートに抑えられます。
その新井は5回、今度は2アウト2塁の場面。
絶対にランナーをかえすと、フルスイングしました。
移籍後初ホームランは2ラン。
リードを広げます。
さらに7回。
バットの先でしたが、センター前にしぶとく運びました。
新井は4打点の活躍。
広島が5連勝で、最下位脱出です。
広島は4試合連続2桁安打と打線が好調。
セ・リーグの順位です。
中日が3位に浮上し、ヤクルトは4位。
パ・リーグは西武がチーム打率・防御率共にリーグトップと好調で首位。
8連勝をかけて、きょうもロッテとの対戦です。
西武は4回、メヒア。
気温の上昇とともに、調子が上がってきました。
去年のホームラン王が、今月3本目となる5号2ラン。
西武が先制します。
先発はここまで4勝1敗の野上。
4回、1アウト満塁のピンチを迎えます。
鈴木に変化球が甘く入り、同点に追いつかれました。
2塁3塁となって、続く田村。
犠牲フライで勝ち越された野上。
背中に張りがあり、5回もたずにマウンドを降りました。
追う西武は6回、2アウト1塁で森。
ホームランが出れば、逆転の場面です。
あと少し届かず、西武の連勝は7で止まりました。
一方、ロッテは今シーズン初登板の先発、古谷が、5回2失点で初勝利。
伊東監督は、先発が試合を作れば、こういう展開にもなる。
気持ちの込もったピッチングをしてくれたと、好投をたたえていました。
ここでプラス1。
きょうは勝ちましたけれど、先発ローテーションが固まらず苦しい戦いが続く4位ロッテ。
それを象徴する数字がこちらなんですね。
5回までの失点が、平均4.2点。
これ、前半だけでこれだけ取られたら厳しいですよね。
そうなんですよね。
投手陣最年長の33歳、古谷投手です。
きょう、初めて1軍に上がったベテランなんですけれども、5回を4安打2失点で、今シーズン初勝利。
試合後、直撃してきました。
その古谷投手の持ち味が、独特の脱力投法。
脱力。
ストレートは130キロ台なんですけれども、ゆったりとしたフォームから投げ込むボールが、切れ味抜群なんです。
確かに。
脱力投法の古谷投手なんですが、要所での攻め方は大胆だったんです。
好調、森選手との対戦では。
初球からインコースへ続けます。
そして最後は、138キロのストレート。
三振に切って取りました。
古谷投手、ちょっと照れくさそうでした。
とっても謙虚な古谷投手なんですが、1軍に上がるときには、死ぬ気で頑張りますと、力強く宣言していたそうなんです。
33歳でしょう?
そう。
でも、こういう謙虚な姿勢だから、やっぱりいろいろ吸収しながら、またこういう新たな投法見せてくれるんでしょうね。
さあ、続いてはオリックス対日本ハム。
オリックスは今シーズン、大型補強をしながら、最下位に低迷していますが、きょうはけがから復帰した新戦力が存在感を見せました。
オリックスは1回、3番中島。
太ももの肉離れから、きのう、復帰しました。
2ベースで塁に出ます。
続くTー岡田のタイムリーで、チームにとって5試合ぶりとなる、先制のホームを踏みます。
2点リードの3回は、5番カラバイヨ。
テストを経て入団しました。
スタンドに届くと思わなかったという当たりが、2試合連続の5号2ラン。
続くブランコ。
カラバイヨが打って、ホームランを意識しました。
ひざを痛め、離脱していた長距離バッターが、移籍後初ホームラン。
オリックスが連敗を5で止めました。
オリックスの森脇監督、苦しい状況が続いているが、きょうはそれぞれが持ち味を発揮してくれた。
ソフトバンク、きょうは則本に苦しみます。
6回までヒット1本、チャンスを作れません。
2点を追って7回、5番イ・デホ。
6球目のフォークでした。
うまく打ち返せたと3試合連続ホームラン。
則本から3本目のヒットが2ランとなって試合を振り出しに戻します。
延長に入り、12回は、5人目の二保。
抑えれば負けはありません。
先頭の9番嶋。
一番やってはいけない結果と二保。
監督期待の若手が、勝ち越しを許します。
その裏、2アウト3塁と攻め、1番今宮。
最後のチャンスを生かせなかったソフトバンク。
楽天に競り負けました。
ソフトバンクの工藤監督。
決勝ホームランを打たれた二保について。
ピッチャーも打たれようとしているわけではない。
打ったほうを褒めるしかないと、かばっていました。
続いて、テニスの錦織圭選手。
スペインで開かれているツアー大会で、準々決勝に臨みました。
今シーズン、クレーコートで無敗の錦織。
相手はクレーが得意のフェレールです。
錦織、最初のサービスゲーム。
前の試合で苦しんだバックハンドでミス。
ここもバックハンドが甘く入り、ポイントを奪われました。
ミスが重なり、いきなりブレークされます。
それでも錦織は、積極的に仕掛けていきました。
逆転で第1セットを奪います。
第2セットに入ると。
ダウンザライン、バックハンドのダウンザライン、決まりました。
本来の正確なバックハンドで、フェレールを圧倒します。
錦織はストレート勝ちで、2年連続のベスト4進出です。
本当、圧倒してましたね。
さすがですね。
準決勝の相手は、世界ランキング3位のマレー選手。
錦織選手は過去1勝3敗と負け越していますが、クレーコートでの対戦は初めてです。
続いてはブレークスルー。
きょうはこの人。
ラグビー日本代表の五郎丸歩選手です。
五郎丸選手といえば、こちら。
味方のトライのあとや、相手の反則の際に蹴るプレースキックです。
これまで日本代表で、歴代最多となる、549得点を記録していますが、このうち8割以上の474点はキックによるものなんですね。
きょう、韓国代表との試合に臨んだ五郎丸選手。
そのキックの秘密に迫ります。
日本代表で、ひときわ人気を集める五郎丸選手。
ファンの心を引きつける、精度の高いキック。
グラウンドの端、厳しい角度から。
ゴールから50メートル近く距離のある位置からでも。
去年、代表戦でのキック成功率は80%を超えました。
正確無比な五郎丸選手のキック。
その秘密はどこにあるのか。
アスリートの体の動きを研究する、関西大学の小田伸午教授。
注目したのは、ボールを蹴るときの動きでした。
目指す方向に、足を直線的に蹴り出す五郎丸選手。
同時に、体全体も前方へと飛び出します。
この動きによって、ゴールの方向へ向かう力がぶれずにボールに伝わり、精度が高まるのだといいます。
さらにもう一つ、キックの精度を上げるために、五郎丸選手が意識してきたことがあります。
これは2年前から、キックの練習の際に、必ずつけてきた記録です。
ボールを蹴るまでの準備や、蹴るときの体の動かし方など、細かくチェック項目を定め、10点満点で評価してきました。
こうして作り上げたのが、五郎丸選手がルーティンと呼ぶ一連の動きです。
ボールの感触を確かめながら、2回回してセット。
助走は、後ろへ3歩、左へ2歩。
これは、ボールを前に押し出すイメージを作る動作。
このとき、下半身の力を抜くことも意識します。
最後に、前方への体重移動を意識して、ボールを蹴りだします。
そしてきょう、世界ランキング22位の韓国との試合に臨んだ五郎丸選手。
開始早々、見せ場が訪れます。
難しい角度からのキック。
助走は後ろへ3歩、左へ2歩。
そして右手でボールを押し出すイメージ。
いつもどおりのルーティンで、キックを成功させました。
この試合、五郎丸選手は、9本のキックのうち、8本で成功。
日本は66対10で快勝しました。
サインください。
ゲームの流れの中と違って、プレースキックのときって、ゴールは動かないじゃないですか。
だから本当に自分が練習したことを出すっていうことなので、すごいこう、練習量とか問われて、めちゃくちゃプレッシャーかかりそうですけど。
そうですよね。
でもこれだけの精度で決めるんですからね。
あの心理状態の中ですもんね。
日本代表に欠かせない選手だと評価しているんです。
本当にそうですよね。
ワールドカップまであと4か月余りでしょう。
独特のね、これやって、このルーティン。
キックに期待ですね。
ここで一つ訂正です。
先ほどプロ野球の中で、ロッテの5回までの失点が、平均4.2点とお伝えした際、画面がきょうまでの10試合となっていましたが、正しくはきのうまでの10試合でした。
失礼いたしました。
続いて、トゥデーズスポーツ。
5番の第2打。
ショットが安定せず、松山はこの日、ノーバーディー。
27位に後退しました。
40位からスタートの石川遼は、アグレッシブなゴルフを展開。
いいパットが決まったとスコアを伸ばします。
9番のバンカーショット。
ピンに寄せて、ここもバーディー。
石川は首位と4打差の13位につけました。
元世界チャンピオン、34歳の長谷川穂積は、およそ1年ぶりの復帰戦。
相手は29戦無敗の選手です。
序盤から素早いコンビネーションで前に出ます。
後半も左からの攻撃で、試合を優位に進めました。
長谷川は、判定の末、復帰戦を勝利で飾りました。
Jリーグが、将来のクラブ経営を担う人材を育成するため、社会人対象の講座をスタート。
開講式には、サッカーの元日本代表、中田浩二さんなど、公募で選ばれた43人が出席しました。
講座は2年間で、1年目はJリーグの財務などを学ぶということです。
女子ゴルフの国内メジャー大会の第1戦は、第3ラウンドが行われ、上田桃子選手が2位に順位を上げました。
サッカーJ2の結果です。
首位のツェーゲンは引き分けて3位に後退。
逆転勝ちのジュビロが首位に立ちました。
あすのサンデースポーツ。
大相撲夏場所が初日を迎えます。
5月のマンスリーキャスター、須藤元気さんがまわしをつけて、相撲の技の深さに八角親方と迫ります。
特集では、バスケットボールの川淵三郎さんが生出演です。
どうぞお楽しみに。
おしまいはトゥモローソング。
きょうは、この歌。
木山裕策さんのホーム。
ふるさとや大切な場所への思いを歌った一曲です。
あしたから始まる大相撲夏場所。
この曲を心の支えに挑む一人の力士がいます。
2015/05/09(土) 23:10〜23:40
NHK総合1・神戸
サタデースポーツ[字]

強いぞ!首位DeNA 巨人との一戦▽詳報!錦織圭準々決勝▽ラグビー日本代表の得点源五郎丸キックの極意に迫る!▽宝富士の逆境を支えた心の一曲▽MLB青木×イチロー

詳細情報
番組内容
▽好調DeNA!巨人と対決 ▽五郎丸のキックに迫る ▽宝富士 心の一曲 ▽錦織圭詳報 【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之

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