8年ぶりの6連勝。
首位DeNAの勢いが止まらない。
快進撃を引っ張るのは、若き力。
現在、2冠王、23歳の筒香。
そしてストッパーは、ルーキー、山崎22歳。
現在、リーグトップの13セーブ。
DeNA、連勝は続くのか。
きょうも相手は巨人。
舞台は新潟。
勢いに勝るDeNAは、1回から24歳の2番飛雄馬がチャンスを作る。
中3日の巨人、杉内に追い込まれたあと、見極め、8球粘った末、フォアボールで出る。
ランナーが2塁に進んで4番筒香。
杉内には去年から12打数ノーヒットと打てていない。
2塁ベースに当たる幸運も重なり、きょうも若い力で先制点を奪った。
先発は山口。
若手の活躍に、10年目の27歳が応えた。
バッターの手元で伸びる、持ち味のストレート。
キレのある変化球。
巨人を寄せつけず、8回までヒット2本に抑え込む。
1対0のまま9回、マウンドには山口が立った。
球数は110球を超えていた。
先頭バッターは金城。
ファーストのロペスがエラー。
同点のランナーを出してしまう。
1アウト3塁とピンチが広がり、代打は高橋由伸。
こん身のストレートをインコースに投げ込み、三振を奪った。
完封勝利まであと1人として、次は3番の亀井。
9回2アウト。
132球目で捕まった山口。
1点のリードを守りきれず、延長にもつれ込む。
延長11回、マウンドは3人目の小杉。
しかし、1アウト3塁のピンチを招く。
小林に内野ゴロを打たれ、これが決勝点。
DeNAは連勝が6でストップ。
巨人とのゲーム差は再び1.5になった。
こんばんは。
サタデースポーツです。
山口投手は以前お伝えした、鬼門の6回をきっちりと抑えてヒット3本という形だったんですけれども、あと、アウト1つでしたね。
ねえ、あと1つでした。
その山口投手ですが、試合後、いくらいいピッチングをしても、チームが勝たなきゃ意味がない。
結果がすべて。
チームを勝たせるくらい、粘っていいピッチングをしないといけないと話していました。
山口投手、勝てませんでしたけれども、きょう、本当にね、魂が込もったというか、マウンドを降りるときも本当に悔しそうな表情で、ああいう気持ち出してくれて、きっと若い選手たちも感じるものがあるでしょうね。
初戦は一方的な展開でした。
中日は2回、2アウト3塁で松井まさと。
ヤクルトの小川は6試合負けなしです。
松井が甘く入ったボールを捉え、中日が先制します。
3回にも2点を加え、なおチャンスで高橋周平。
タイムリー2ベース。
打率リーグトップの中日が、序盤で小川を攻略し、4点を奪います。
中日の吉見は、5試合目の先発、小川に対抗意識を燃やしていました。
スライダーをコーナーに決めます。
吉見は6回1失点の好投。
中日がヤクルトと入れ代わり、3位に浮上しました。
快勝した中日の谷繁監督は、吉見は安定していた。
松井の先制タイムリーで、攻撃にもリズムが出たと話していました。
広島は3回、チャンスで3番丸。
阪神の先発は能見。
前回の対戦で完封負けの相手から先制のタイムリー。
続く新井。
阪神から8年ぶりに復帰し、4番に座ります。
初球をダブルプレー。
去年までのチームメートに抑えられます。
その新井は5回、今度は2アウト2塁の場面。
絶対にランナーをかえすと、フルスイングしました。
移籍後初ホームランは2ラン。
リードを広げます。
さらに7回。
バットの先でしたが、センター前にしぶとく運びました。
新井は4打点の活躍。
広島が5連勝で、最下位脱出です。
広島は4試合連続2桁安打と打線が好調。
セ・リーグの順位です。
中日が3位に浮上し、ヤクルトは4位。
パ・リーグは西武がチーム打率・防御率共にリーグトップと好調で首位。
8連勝をかけて、きょうもロッテとの対戦です。
西武は4回、メヒア。
気温の上昇とともに、調子が上がってきました。
去年のホームラン王が、今月3本目となる5号2ラン。
西武が先制します。
先発はここまで4勝1敗の野上。
4回、1アウト満塁のピンチを迎えます。
鈴木に変化球が甘く入り、同点に追いつかれました。
2塁3塁となって、続く田村。
犠牲フライで勝ち越された野上。
背中に張りがあり、5回もたずにマウンドを降りました。
追う西武は6回、2アウト1塁で森。
ホームランが出れば、逆転の場面です。
あと少し届かず、西武の連勝は7で止まりました。
一方、ロッテは今シーズン初登板の先発、古谷が、5回2失点で初勝利。
伊東監督は、先発が試合を作れば、こういう展開にもなる。
気持ちの込もったピッチングをしてくれたと、好投をたたえていました。
ここでプラス1。
きょうは勝ちましたけれど、先発ローテーションが固まらず苦しい戦いが続く4位ロッテ。
それを象徴する数字がこちらなんですね。
5回までの失点が、平均4.2点。
これ、前半だけでこれだけ取られたら厳しいですよね。
そうなんですよね。
投手陣最年長の33歳、古谷投手です。
きょう、初めて1軍に上がったベテランなんですけれども、5回を4安打2失点で、今シーズン初勝利。
試合後、直撃してきました。
その古谷投手の持ち味が、独特の脱力投法。
脱力。
ストレートは130キロ台なんですけれども、ゆったりとしたフォームから投げ込むボールが、切れ味抜群なんです。
確かに。
脱力投法の古谷投手なんですが、要所での攻め方は大胆だったんです。
好調、森選手との対戦では。
初球からインコースへ続けます。
そして最後は、138キロのストレート。
三振に切って取りました。
古谷投手、ちょっと照れくさそうでした。
とっても謙虚な古谷投手なんですが、1軍に上がるときには、死ぬ気で頑張りますと、力強く宣言していたそうなんです。
33歳でしょう?
そう。
でも、こういう謙虚な姿勢だから、やっぱりいろいろ吸収しながら、またこういう新たな投法見せてくれるんでしょうね。
さあ、続いてはオリックス対日本ハム。
オリックスは今シーズン、大型補強をしながら、最下位に低迷していますが、きょうはけがから復帰した新戦力が存在感を見せました。
オリックスは1回、3番中島。
太ももの肉離れから、きのう、復帰しました。
2ベースで塁に出ます。
続くTー岡田のタイムリーで、チームにとって5試合ぶりとなる、先制のホームを踏みます。
2点リードの3回は、5番カラバイヨ。
テストを経て入団しました。
スタンドに届くと思わなかったという当たりが、2試合連続の5号2ラン。
続くブランコ。
カラバイヨが打って、ホームランを意識しました。
ひざを痛め、離脱していた長距離バッターが、移籍後初ホームラン。
オリックスが連敗を5で止めました。
オリックスの森脇監督、苦しい状況が続いているが、きょうはそれぞれが持ち味を発揮してくれた。
ソフトバンク、きょうは則本に苦しみます。
6回までヒット1本、チャンスを作れません。
2点を追って7回、5番イ・デホ。
6球目のフォークでした。
うまく打ち返せたと3試合連続ホームラン。
則本から3本目のヒットが2ランとなって試合を振り出しに戻します。
延長に入り、12回は、5人目の二保。
抑えれば負けはありません。
先頭の9番嶋。
一番やってはいけない結果と二保。
監督期待の若手が、勝ち越しを許します。
その裏、2アウト3塁と攻め、1番今宮。
最後のチャンスを生かせなかったソフトバンク。
楽天に競り負けました。
ソフトバンクの工藤監督。
決勝ホームランを打たれた二保について。
ピッチャーも打たれようとしているわけではない。
打ったほうを褒めるしかないと、かばっていました。
続いて、テニスの錦織圭選手。
スペインで開かれているツアー大会で、準々決勝に臨みました。
今シーズン、クレーコートで無敗の錦織。
相手はクレーが得意のフェレールです。
錦織、最初のサービスゲーム。
前の試合で苦しんだバックハンドでミス。
ここもバックハンドが甘く入り、ポイントを奪われました。
ミスが重なり、いきなりブレークされます。
それでも錦織は、積極的に仕掛けていきました。
逆転で第1セットを奪います。
第2セットに入ると。
ダウンザライン、バックハンドのダウンザライン、決まりました。
本来の正確なバックハンドで、フェレールを圧倒します。
錦織はストレート勝ちで、2年連続のベスト4進出です。
本当、圧倒してましたね。
さすがですね。
準決勝の相手は、世界ランキング3位のマレー選手。
錦織選手は過去1勝3敗と負け越していますが、クレーコートでの対戦は初めてです。
続いてはブレークスルー。
きょうはこの人。
ラグビー日本代表の五郎丸歩選手です。
五郎丸選手といえば、こちら。
味方のトライのあとや、相手の反則の際に蹴るプレースキックです。
これまで日本代表で、歴代最多となる、549得点を記録していますが、このうち8割以上の474点はキックによるものなんですね。
きょう、韓国代表との試合に臨んだ五郎丸選手。
そのキックの秘密に迫ります。
日本代表で、ひときわ人気を集める五郎丸選手。
ファンの心を引きつける、精度の高いキック。
グラウンドの端、厳しい角度から。
ゴールから50メートル近く距離のある位置からでも。
去年、代表戦でのキック成功率は80%を超えました。
正確無比な五郎丸選手のキック。
その秘密はどこにあるのか。
アスリートの体の動きを研究する、関西大学の小田伸午教授。
注目したのは、ボールを蹴るときの動きでした。
目指す方向に、足を直線的に蹴り出す五郎丸選手。
同時に、体全体も前方へと飛び出します。
この動きによって、ゴールの方向へ向かう力がぶれずにボールに伝わり、精度が高まるのだといいます。
さらにもう一つ、キックの精度を上げるために、五郎丸選手が意識してきたことがあります。
これは2年前から、キックの練習の際に、必ずつけてきた記録です。
ボールを蹴るまでの準備や、蹴るときの体の動かし方など、細かくチェック項目を定め、10点満点で評価してきました。
こうして作り上げたのが、五郎丸選手がルーティンと呼ぶ一連の動きです。
ボールの感触を確かめながら、2回回してセット。
助走は、後ろへ3歩、左へ2歩。
これは、ボールを前に押し出すイメージを作る動作。
このとき、下半身の力を抜くことも意識します。
最後に、前方への体重移動を意識して、ボールを蹴りだします。
そしてきょう、世界ランキング22位の韓国との試合に臨んだ五郎丸選手。
開始早々、見せ場が訪れます。
難しい角度からのキック。
助走は後ろへ3歩、左へ2歩。
そして右手でボールを押し出すイメージ。
いつもどおりのルーティンで、キックを成功させました。
この試合、五郎丸選手は、9本のキックのうち、8本で成功。
日本は66対10で快勝しました。
サインください。
ゲームの流れの中と違って、プレースキックのときって、ゴールは動かないじゃないですか。
だから本当に自分が練習したことを出すっていうことなので、すごいこう、練習量とか問われて、めちゃくちゃプレッシャーかかりそうですけど。
そうですよね。
でもこれだけの精度で決めるんですからね。
あの心理状態の中ですもんね。
日本代表に欠かせない選手だと評価しているんです。
本当にそうですよね。
ワールドカップまであと4か月余りでしょう。
独特のね、これやって、このルーティン。
キックに期待ですね。
ここで一つ訂正です。
先ほどプロ野球の中で、ロッテの5回までの失点が、平均4.2点とお伝えした際、画面がきょうまでの10試合となっていましたが、正しくはきのうまでの10試合でした。
失礼いたしました。
続いて、トゥデーズスポーツ。
5番の第2打。
ショットが安定せず、松山はこの日、ノーバーディー。
27位に後退しました。
40位からスタートの石川遼は、アグレッシブなゴルフを展開。
いいパットが決まったとスコアを伸ばします。
9番のバンカーショット。
ピンに寄せて、ここもバーディー。
石川は首位と4打差の13位につけました。
元世界チャンピオン、34歳の長谷川穂積は、およそ1年ぶりの復帰戦。
相手は29戦無敗の選手です。
序盤から素早いコンビネーションで前に出ます。
後半も左からの攻撃で、試合を優位に進めました。
長谷川は、判定の末、復帰戦を勝利で飾りました。
Jリーグが、将来のクラブ経営を担う人材を育成するため、社会人対象の講座をスタート。
開講式には、サッカーの元日本代表、中田浩二さんなど、公募で選ばれた43人が出席しました。
講座は2年間で、1年目はJリーグの財務などを学ぶということです。
女子ゴルフの国内メジャー大会の第1戦は、第3ラウンドが行われ、上田桃子選手が2位に順位を上げました。
サッカーJ2の結果です。
首位のツェーゲンは引き分けて3位に後退。
逆転勝ちのジュビロが首位に立ちました。
あすのサンデースポーツ。
大相撲夏場所が初日を迎えます。
5月のマンスリーキャスター、須藤元気さんがまわしをつけて、相撲の技の深さに八角親方と迫ります。
特集では、バスケットボールの川淵三郎さんが生出演です。
どうぞお楽しみに。
おしまいはトゥモローソング。
きょうは、この歌。
木山裕策さんのホーム。
ふるさとや大切な場所への思いを歌った一曲です。
あしたから始まる大相撲夏場所。
この曲を心の支えに挑む一人の力士がいます。
2015/05/09(土) 23:10〜23:40
NHK総合1・神戸
サタデースポーツ[字]
強いぞ!首位DeNA 巨人との一戦▽詳報!錦織圭準々決勝▽ラグビー日本代表の得点源五郎丸キックの極意に迫る!▽宝富士の逆境を支えた心の一曲▽MLB青木×イチロー
詳細情報
番組内容
▽好調DeNA!巨人と対決 ▽五郎丸のキックに迫る ▽宝富士 心の一曲 ▽錦織圭詳報 【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
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スポーツ – スポーツニュース
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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