（拍手）「バラエティー生活笑百科」本日のゲストはタレントの松本明子さんです。
こんにちは！松本明子でございま〜す。
私のモットーは「一に節約二に節約三四も節約五にぜいたく」。
好きな言葉は「もらう拾うタダ」。
本日はよろしくお願いいたしま〜す！今日も四角い仁鶴がま〜るく収めまっせ！
（拍手）それでは相談員をご紹介いたしましょう。
「ふたりっ子」から「だんだん」と今はかわいいお母さん…ツッコミ鋭く顔も鋭い…そして顧問は…それでは今日最初の相談は？ミヤ蝶美・蝶子さんです。
（拍手）はいどうもミヤ蝶美・蝶子です。
よろしくお願いいたします。
今日は私の甥っ子の事で相談に来ましたんやわ。
蝶子ちゃんの甥っ子いうたら二人おったな。
ゾウの足の裏に似た顔の方か？何でや違うわよ。
今日相談に来たのはたけしの方。
ほらマントヒヒのお尻に似た顔の方…何でそんなん言わなあかんの私が。
知らんがな。
そのたけし君がどないしたん？好きな女の子できたんよ。
おお生意気な。
会社の中で同じように勤めてるユカリちゃんいう子やねんけどその気持ちを伝えられへんねんて〜。
なるほど。
あんたと違うて引っ込み思案やねんな。
「あんたと違うて」は余計や！それを見かねてな同僚の田村さんいう人が「僕が何となくユカリちゃんに言うといたるからアタックしてみたら？」って言うてくれたんやて。
どこの会社にもおんのやなそういう世話焼きが。
でなユカリちゃんを食事に誘うたらＯＫしてくれて２人はつきあうようになったんよ。
ほなこれ田村さんが根回しをしててくれたおかげや。
甥っ子も喜んでもうて「仲取り持ってくれてありがとう」いうて高級ネクタイ持って行ったら田村さん喜んで受け取ったんよ。
でも後でユカリちゃんに聞いたら「田村さんから何も聞いてない」言うねや。
えっ田村さん言うてくれてなかったん？それやのにやで知らん顔して高級ネクタイ受け取ってんねや。
「その田村さんに腹が立つ！ネクタイ返してほしい！」ってうちに頼みに来たんよ。
ほんで蝶子ちゃんが家に行ったわけやね。
うん。
「え〜ここやな田村さんとこ。
すんません。
すんません！」。
「誰でっか？表で謝ってんの」。
「いや謝ってん違いますの。
ごめんください」。
「うちお面売ってまへん！」。
「いや『お面ください』やなしに…。
おじゃまします」。
「邪魔すんねやったら帰って！」。
「待って下さい。
お宅の同僚のミヤたけしのおばですわ」。
「あたけし君のおばさんですかいな。
お〜い！お客さんやで！お茶とお菓子…あそれとな角のウナギ屋で出前を！」。
「いやいやそんな気い遣うてもらわんでもええで」。
「別に気い遣うてまへんで」。
「でも今ウナギがどうとか…」。
「あ〜これね僕今度ね…趣味で落語をやってますねや。
それの稽古してましたんやがな」。
「ややこしいわほんまにそれ」。
「実は今度社会人の大会があって。
どうです？招待券これ」。
「私は別に…」。
「１枚８，０００円」。
「高いやろ！ほんで招待券売ってどないすんねん！違います。
今日来たのはやねネクタイお宅受け取ったでしょう」。
「てい！」。
「『てい』って何ですの？」。
「『てい』いうたら私ら子供の頃に近所のおじさんが『てい！』言うて子供怒る時に使った言葉やないかい」。
「あんた根回しもしてないのにネクタイ受け取った…」。
「てい！」。
「『てい』って何ですの？」。
「『てい』いうたら私ら子供の頃に近所のおじさんが子供怒る時に使った言葉や」。
「ネクタイ返してもらおう思て…」。
「てい！」。
「『てい』って何ですの？」。
「『てい』いうたら子供の時に近所の…何回言わしおんねん」。
「知らんがなそんなもん」。
「大体やね僕が何も…そんな話をする前に二人は気い付かんうちに仲良うなっとったんや」。
「ほなネクタイ返す気ないんですか？」。
「そんなもん仲良うなっとんねんから返す必要ないやろ！それよりもなもっと値打ちのあるもんあげるから！」。
「値打ちのあるもの何ですの？」。
「僕の落語会のチケット。
しかもペアで」。
「要らんわそんなもん！」。
というわけでうちの甥っ子その高級ネクタイを返してもらえるのかどうか相談にやって参りました。
どうぞよろしくお願いいたします。
（拍手）
たけしさんは同じ会社のユカリさんに好意を持っています。
同僚の田村さんが「それとなくユカリさんに話しておくから」と言うのでしばらくして食事に誘うとすんなりＯＫが出て二人はつきあう事になりました。
「仲を取り持ってくれてありがとう」と田村さんにお礼の高級ネクタイを渡すと喜んで受け取ってくれました。
ところがユカリさんにその事を話すと「田村さん？何も聞いてないよ!?」と言います。
「根回ししてくれなかったのならネクタイを返せ！」と言うと「そのうち話すつもりだったんだ」と言います。
高級ネクタイを返してもらえるかという相談です
ゲストの松本明子さんは誰かの縁結びを頼まれたという経験ありますか？いや〜室長私ね根回ししてもうまくいったためしがないんですよ。
だからウソをついてもすぐバレてしまうし小芝居も下手。
ウソがつけない性分なんですな。
まあでもこんな私でもただ唯一ね自分にとっての根回しが効いたという出来事がありまして。
結婚する前に旦那の家族それからきょうだい素早く仲良くなって外堀をグッと固めたんがよかったんですかね。
こんな私でもスムーズに結婚できました。
それやったらうちと一緒ですわ。
うちの嫁も素早くスムーズにうちの家族と仲良くなりましたからね。
そうですわなあ。
奥さんは君に一目ぼれで結婚したんやからね。
これほんと実話なんですよ。
今ものすごい後悔してるらしい。
何でやねん！してません！
（笑い）それではこの相談は佳奈相談員の意見から伺いましょう。
これは返してもらえないと思います。
たけし君は本当に同僚が仲を取り持ってくれたのかちゃんと確認せずにネクタイを渡していますよね。
勘違いしたのはたけし君ですから今更返してもらえないと思いますね。
だけどたけし君は同僚の田村さんのおかげで一大決心をしてユカリさんに声をかけられたわけだからもうこれでよかったんじゃないですか？なるほどね。
じゃあ佳奈ちゃんもそういういっぱいの経験はあるんかな？一大決心…そうですね。
毎回新しい仕事に挑戦する時は一大決心の連続なんですよ。
もちろんこの番組で辻本さんの隣に座るのもメチャクチャ勇気が要りましたよ。
え？どういう事それ？ここだけの話ですけどね辻本さんって本番前にどうやったら面白い意見が言えるのか何パターンも考えてるんですよ。
ちょっと…佳奈ちゃん僕の陰の努力テレビで言うたらあかん。
いつもね１０パターン以上練習する姿を見て私はもう尊敬してるんですよ。
てれるわもう。
でもね本番で話すのはいつもその中の一番面白くない話なんですよ。
やかましいわ！上げて落とすねえ。
一本取られましたなああなた。
一本取られた辻本君の意見を聞いといたるわ。
「聞いといたるわ」って！その言い方なんですか？じゃあ分かりました。
今から室長の期待以上の意見を私は述べさせて頂きます。
これネクタイは当然返してもらえますね。
そらそうでしょう。
根回しをすると約束したんですよ。
そやのに何にも同僚はしてなかったという事でこれはもうネクタイをもらえる資格はないと私は思いますね。
返してもらえるっちゅう事ですな。
そういう事になりますね。
実は私皆さんご存じでしょうか吉本新喜劇の座長をやっております。
ですから若手の縁結びの手伝いもしてるんですね。
私が合コンをセッティングするわけなんです。
合コンのその中の男の方に私もこっそり入ってみんなにいろいろアドバイスするわけですよ。
そういえば私の友達が新喜劇メンバーと合コンした時に辻本さんもいらっしゃってすごい盛り上げてたって。
でしょ？
（佳奈）はい。
でもね途中から隠れるように女性のメールアドレスを聞いては全部断られてたって聞きましたけどこれも若手のためなんですか？それはね若手に悪い例を私は教えてるわけですよ。
君期待以上の話する言うてたけどもう時間切れやねん。
ちょっと待って下さい。
こっからじゃないですか室長！こっからいっぱい…。
あかんあかん。
罰として今度ね合コンの時誘うてな。
行きたかったんですか！
（笑い）ゲストの松本さんはどちらの意見に賛同されますか？私は佳奈相談員に賛同して「返してもらえない」と思います。
いくら勘違いとはいえ一度渡してしまったものは返してもらえないと思います。
返せなんてそんなせこい事言わずにせっかくハッピーになれたんですからそんな事ばっかり言ってたら福が逃げちゃいますよ。
ところで松本明子さんは無理やと思っていた願いがかなってハッピーになったってな事ありますか？それはね何といっても憧れの「紅白歌合戦」に出られたという事なんですよ。
昨年末は「花子とアン」の出演者として出させて頂いたんですけれども実はそれよりもう〜んと昔に歌った事があるんです。
それどういう事ですか？あるテレビ番組の企画で「憧れの『紅白歌合戦』に出た〜い」という事で大みそかに白いブラウスを着て長い黒いスカートをはいてアポなしで会場に入ったんですね。
そしたら係の人に誘導されて気が付いたらコーラス隊のひな壇に立たされて…。
・「蛍の光」歌ってしまったんです！ほんまかいなそれ。
怖かったドキドキした。
あの時のギャラまだもらってないわ。
知らんがなそれ。
（笑い）今回は勘違いで渡してしまったネクタイを返してもらえるかという事でありますが弁護士の林一弘さんはどのようにお考えでしょう。
たけしさんと田村さんとの間の贈与契約っていうのはこれは口約束なんですけれども…しかし田村さんは全く動いてくれていなかったわけですからそういう事を知っていたならたけしさんはもちろんの事たけしさんと同じ立場に立った人であれば誰もネクタイを贈与しようとは思わなかったんですね。
そうするとたけしさんには贈与について勘違いつまり錯誤があったという事になります。
田村さんはたけしさんのそういう錯誤に陥っている事を知りながらそれを利用して事実を隠してネクタイを受け取ってたわけですね。
そうすると正直に言うべき信義則上の義務に違反していた事になりこの場合たけしさんは民法上の…それともう一つ。
たけしさんは…ただたけしさんの錯誤は贈与に至る動機の錯誤なんで直ちに錯誤無効の主張ができるかは問題なんですが判例は…たけしさんはユカリさんとの間を取り持ってくれたお礼だという事をきちんと表明してネクタイを贈与しているわけですから動機は表示されていた事になりやはりこれは錯誤として無効が主張できる。
従ってたけしさんは…はい先生！
（笑い）ほんならね田村さんがもしもネクタイを売ってしまってた場合はどうなるんですか？現物で返還ができない場合は不当利得を理由としてですねネクタイに代わる価格…これも処分した価格ではなくてそのネクタイの客観的な相当な価格これを返してもらう事はできます。
え〜？あれ売ってもうけたろう思たのに。
ちょっと待て！ほなあんたがネクタイ返さんでええ言うたんかいな。
てい！「てい」って何やの？「てい」いうたら子供の時…もうええわ。
いつまでやってなはんのや。
（笑い）それでは林先生「ちょっと一言」お願いします。
交際の申し込み方法について別に法律の定めはないんですが他人に頼り過ぎるとちょっと問題が起こるケースもありえますので注意して下さい。
お聞きのようにこの場合は「返してもらえる」という事です。
蝶子さんお分かりになったら参考にして下さい。
ミヤ蝶美・蝶子さんでした。
（拍手）それでは次の相談は？中田カウス・ボタンさんです。
（拍手）今日はですね君もよくご存じの中島イチロウ君の相談でやって参りました。
今日は中島イチロウ君の相談ですか。
君がよく食事に行ったりね…。
そうそうそうそう。
ゴルフもよく行ったりね…。
よう知ってるなあ。
旅行一緒に行く言うてウソばっかりついて浮気の材料に使うてる中島イチロウ君。
助かったわ…どついたろかアホ。
誰がそんな事してんねんな。
中島イチロウ君の話や。
中島君は友達の高橋さんから１００万円の連帯保証人を頼まれまして。
借金の連帯保証人に？そう。
ところが常日頃お母さんから「人さんの連帯保証人は絶対なるもんじゃない」と言われております。
そら母親の教えやからねえ。
それで断ろうとしたら高橋君が「連帯保証人は二人要る」と。
「一人はあっちゃこっちゃで飲食店を経営してる僕の伯父さん」やて。
一人は伯父さんで。
この伯父さんがお金持ち。
そいで「中島君名前だけでええから貸して。
名前だけで」と何べんもこう言われてしぶしぶ連帯保証人を引き受けまして。
そやけどそういう伯父さんがおったら安心やんか。
ところが半年ぐらいたった時にこの高橋さんが借金の５０万円を残して行方不明やがな。
返されへんようなったんかいな！せや！そういう時には運がないねえ。
頼りにしてたこの伯父さんも病気で入院や。
あら〜伯父さんも入院しはったん。
しかたないから残された借金５０万円を中島君は払いましてほんで１か月後退院してきた伯父さんとこへ行って「立て替えた借金の５０万円返してくれませんか」と言いに行ったんや。
ほんで伯父さんはどない言うてんの？伯父さんは「何を言うてんねんな。
あの男には今までさんざんえらい目に遭うたんや」と。
「これから人間関係も断ち切りたい」いうて借金の返済を拒否されたの。
拒否ってそれえらいこっちゃやがな。
せやせや。
それで中島君はふだんからお母さんの教え守っといたらよかったなあと今頃後悔をしてるわけや。
それ分かるわ。
お母さんの教えいうのは間違いないからね。
君も生前お母さんが君に３つの教え残して亡くなったなあ。
せやったかなあ。
うん。
「借りた金は返すな」「付けは払うな」「買うよりも盗め」。
フフフフッ。
それ何がおかしいねん。
それ泥棒と違うんかい！なんぼ漫才でもな言うてええ事と悪い事があるやろが。
ごめんねえ。
今言うた３つの中でお母さんが教えてくれたんは本当はどれ？全部〜。
ハハハハッ違うがな。
しまいにしばくぞ。
冗談に決まってるやんか。
君んとこのお母さんが君に常日頃言うてた教え覚えてるで。
「嫁は泣かすな怒らすな」。
「嫁は泣かすな怒らすな」。
もう要らん要らん。
それ聞いたら私つらいねん。
何がつらいねんな！何を言うてんねん。
お母さんの言う事よう守ってるで君は。
そうかな。
そやけど考えてよ。
うちの嫁さん私が浮気したりしたらやね怒ったり泣いたりしてへんかな思てね。
してないしてない。
君とこの嫁さん君が浮気をするたんび自分も浮気してる〜。
（２人）フフフフッ。
あ一緒や一緒や〜。
…って誰のネタやこれ。
中島君は立て替えた５０万円連帯保証人のこの伯父さんから返してもらえるのかどうかという相談にやって参りました。
よろしくお願いします。
（拍手）
中島さんは高橋さんの借金１００万円の連帯保証人になりました。
もう一人の連帯保証人は高橋さんの伯父さんで飲食店をいくつも経営しています。
「もしものことがあっても伯父さんが何とかしてくれる。
名前だけだから」と言うので引き受けました。
ところが高橋さんは返済途中で借金５０万円を残したままいなくなり伯父さんも入院中だったので中島さんが５０万円を払う事になりました。
退院した伯父さんから５０万円を返してもらえるかという相談です
それではこの相談も佳奈相談員の意見から聞いてみましょう。
この５０万円は伯父さんから返してもらえると思います。
いざという時は伯父さんが責任を持つという事で名前を貸しただけの連帯保証人ですからねこれはしっかり返してもらって下さい。
名前だけの連帯保証人やから返してもらえるとこういう事で。
まあでも私だったらそんな約束があったとしても連帯保証人なんて絶対に断りますけどね。
佳奈ちゃんそういう時に限っていろいろお世話になった人とかそうやって頼まれたらなかなか断られへんねんて。
そういうもんなんですね。
そういう場合はしかたないので引き受けましょう。
えっ？意外にあっさり引き受けんのやね。
はい。
契約書の名前の所に姉の「三倉茉奈」って書きますから。
あんた悪いなあ！
（笑い）続いて辻本相談員の意見聞いてみましょう。
これは返してもらえないと思いますね。
連帯保証人が二人おったとしても優先順位なんてございません。
中島君が先に払ってしまったんで伯父さんからはもう返してもらえないと思いますね。
実はですね僕もこういう経験があるんですね。
皆さんもご存じですか。
うちのお父さんがうどん屋を経営してた頃その時に「店を改装したいからちょっと茂雄連帯保証人になってくれへんか」と頼まれたんです。
で僕は銀行に行ったわけなんですけどね。
それがですねその支店長っていうのが「吉本新喜劇」見た事なかったんですよ。
あらら…。
それやったら連帯保証人として認めてもらえなかったんじゃないですか？だから支店長が言うには「あなたが芸人としての実力を見せてくれ」と言われたわけです。
皆さん知ってますよね？僕のギャグ。
あれを言ったわけですよ支店長の前で。
いきますよ！「失礼しますわよ〜ん！」ですね。
（笑い）あまあまあ受けるんですね。
皆さんみたいに笑ってくれる…。
「はあ〜!?」ってされたんです。
こうなったらあの新ギャグ出すしかないなあと思って新ギャグを…。
新ギャグっていうのはどういうのやったんですか？いきますよ。
（せきばらい）「どんなんかな〜」。
（笑い）
（佳奈）ちょっと待って下さい。
それ室長のギャグじゃないですか？あれ？もうええわ！
（２人）どうもありがとうございました〜。
（拍手）何言うてるやら分からへん。
（笑い）それではゲストの松本明子さんはどちらの意見に賛同なさいますか。
これは辻本相談員に賛同して「返してもらえない」と思います。
やっぱりねこの連帯保証契約というのは効力すごく強いと思うんですよ。
だから名前だけというのは通用しないと思います。
私も四国から上京する時に母親から「都会は怖い所やで。
都会に行ったら気を付けなさい男と高利貸し。
これには気を付けなさい」って口を酸っぱくして言われましたけどこの連帯保証人っていうのはもうほんと関わりたくないですね。
男と高利貸しと連帯保証人…。
誰とは言わへんけど気い付けて下さいね〜。
何でみんなこっち見るねん！
（笑い）あんたらも見たらあかん！一番見るのはボタン師匠ですよ。
（笑い）今回はもう一人の連帯保証人から代わりに払った５０万円を返してもらえるかどうかという事であります。
弁護士の林一弘さんはどのようにお考えですか。
中島さんと伯父さんはともに高橋さんの借金の連帯保証人になってたわけですね。
今回のように中島さんも伯父さんもそれぞれ債権者との間で連帯保証契約を締結しておったと。
その場合各保証人は債権者に対していずれも全額を支払わなければならない義務を負うわけです。
高橋さんから名前だけと言われて保証人になった場合でもそれは債権者にとっては関係のない事でありやはり全額の支払い義務を負います。
高橋さんは１００万円の借金のうち５０万円は自分で返されたようでですから残りの５０万円について中島さんと伯父さんが連帯保証債務を負っているとこういう事になるわけですね。
その５０万円を保証人である中島さんが返したという場合に伯父さんに求償できるのか。
求償できるとしてどの程度できるのかという問題が出てくるわけです。
共同保証人である中島さんと伯父さんとの間では負担割合をどうするかという明確な合意がちょっとないように思われますのでその場合判例は原則として平等の負担であると。
平等割合の負担だというふうに考えています。
そして保証人同士の間において優劣をつけるべきではないでしょうしまた公平に扱う事を重視するならばやはりこの残金の５０万円についても２５万円ずつ負担するというふうに考えるのが合理的だと思うんですね。
従ってご相談の場合ですね保証人である中島さんは同じく保証人である伯父さんから…それでは林先生「ちょっと一言」お願いします。
「絶対に迷惑かけないから」という事で保証人になっても債権者には通用しません。
お聞きのようにこの場合は「５０万円は全額は返してもらえない」という事です。
カウスさんお分かりになったら参考にして下さい。
中田カウス・ボタンさんでした。
（拍手）本日のゲストはタレントの松本明子さんでした。
どうもありがとうございました。
（拍手）それでは次回のこの時間をお楽しみに。
さいなら〜。
2015/05/09(土) 12:15〜12:39
ＮＨＫ総合１・神戸
バラエティー生活笑百科▽偶然の縁結び▽二人の連帯保証人【ゲスト】松本明子[字]
くらしの中の相談事を「四角い仁鶴がま〜るくおさめる」バラエティー。ゲストはタレントの松本明子。相談員の辻本茂雄、三倉佳奈と経験をまじえた爆笑トークを展開。
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【出演】松本明子，【相談室長】笑福亭仁鶴，【相談員】辻本茂雄，三倉佳奈，【漫才】中田カウス・ボタン，ミヤ蝶美・蝶子，【弁護士】林一弘，【アシスタント】白ヶ澤香織，【ナレーション】一丸志帆
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