１０時になりました。
ニュースをお伝えします。
アメリカ空軍は、新型輸送機オスプレイを、東京の横田基地に新たに配備する方向で検討を進めています。
正式に決定すれば、日本本土へのオスプレイの配備は、初めてとなります。
新型輸送機オスプレイを巡っては、アメリカ海兵隊が、すでにＭＶ２２オスプレイを、沖縄の普天間基地に配備しています。
これに続いて、複数の関係者によりますと、アメリカ空軍が特殊作戦などに使われるＣＶ２２オスプレイを、東京の横田基地に再来年以降、新たに配備する方向で検討を進めているということです。
最終的に配備されるのは１０機程度になると見られ、正式に決定すれば、日本本土へのオスプレイの配備は初めてとなります。
空軍のオスプレイを巡っては、当初、沖縄にある嘉手納基地に配備することも検討されましたが、沖縄県側で反対する声が根強いことにも配慮して、東京にある横田基地が有力な配備先として浮上したものと見られます。
ただ空軍のオスプレイは、２０１２年に、南部フロリダ州の基地で演習中に墜落事故を起こしたこともあるため、横田基地の周辺住民などから、安全の確保を求める声が高まることも予想されます。
このため、今後、配備時期などを巡って、日米両政府の間で、慎重に調整が行われる見通しです。
これについて、武蔵村山市や立川市など、横田基地周辺の６つの市と町で作る連絡会は、現在、情報収集を行っており、国への確認結果も含め、今後、住民にも知らせていきたいというコメントを出しました。
アメリカ東部メリーランド州で逮捕された黒人が死亡した事件について、司法省は、警察の取締りが憲法などに違反していなかったかどうか、捜査を始めることを明らかにしました。
この事件は、メリーランド州ボルティモアで先月、不法に刃物を所持していた疑いで逮捕された黒人男性が、１週間後に死亡し、抗議行動が広がったものです。
検察は、男性が警察車両に乗せられた際に、首に大けがをしたことなどから、殺人行為に当たるとして、警察官６人を殺人などの疑いで訴追しました。
この問題について、リンチ司法長官は、ボルティモアの警察が人種差別に基づく過剰な取締りを行い、不法な捜査を禁止する憲法などに違反していなかったかどうか、捜査を始めることを明らかにしました。
タイ南部の山中で、人身売買の被害者と見られる人の遺体が集団で埋められているのが見つかった事件で、タイの警察は、地元の市長や警察官など、８人を逮捕しました。
タイ南部のソンクラー県の山中にある人身売買の拠点から、今月に入り被害者と見られる人の遺体が、集団で埋められているのが相次いで見つかり、３３人の遺体が確認されました。
この事件でタイの警察は、きのう、人身売買で中心的な役割を果たしていた疑いで、地元のパダンベサール市の市長を逮捕しました。
事件を巡っては、ほかに公務員や警察官など、７人が逮捕されており、地元当局の幹部が、人身売買に関与していた実態が明らかになっています。
被害者の多くは、ミャンマーで抑圧されている少数民族のロヒンギャの人たちと見られています。
タイのプラユット暫定首相は、ミャンマーなどから密航船で出国する人たちを狙った人身売買が、組織的に行われているとして、周辺国に対策の協議を呼びかけています。
全国のきょうの天気です。
2015/05/09(土) 10:00〜10:05
ＮＨＫ総合１・神戸
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