助けて!きわめびと「キレイと言われたい 前編」 2015.05.09


それは決して夢物語ではなく本当にある話なようで…。
山形県にお住まいの専業主婦岡崎敏子さんが人生で一度きりでいいと願うのは…。
キレイって言われた事がないので…何とも切ないお悩み。
でも当のご家族は全く無頓着なようで…。
はぁ…これはさんざんな言われよう。
だから今起こしたい自分革命。
何かしょぼくれた自分が着てて全然似合ってない。
全然すてきに見えない。
いろんな事考えるんですけどほんとに何を着ても似合わなくなっちゃったなって。
そのお悩み承ります。
こんがらがった毎日を解きほぐそう。
いやでもちょっと分かるような気がしますけどもね。
ああそう?自分に何を着れば似合うんだろうって悩みだすと深みにはまっちゃいそうな。
ママ友の会にこないだ初めて…あっ2回目行った時に結構みんなちゃんとしてて私一人オーバーオール着てたの。
確かに「大丈夫?」って言われたけど。
それは松嶋のキャラがもう浸透してるから。
キャラが。
ただ今のね悩んでる方から言えばそういう人はね恐らくたくさんいると思うんですよ。
そうなんです。
今日はそんなお悩みを専門に答えて下さるパーソナルスタイリスト政近準子さんにお越し頂いています。
よろしくお願いします。
ではまずはどんな方なのかこちらをご覧下さい。
パーソナルスタイリストという仕事を日本に広めた先駆者である政近さん。
さあそのモットーは…大企業の経営者から20代の若い女性まで1万5,000人の人生を変えてきたいわばファッションの心理カウンセラーなんです。
例えばもともと政治家だったこちらの女性。
男性には負けたくないと肩肘張って堅い服ばかり着てきましたが…。
選挙やもんな。
そうなんですよね。
政近さんの指導を受けて目覚めました。
(松嶋)全然違う人だ。
柔らかい感じ。
「デートしたい愛が欲しい」という気持ちが湧き上がりなんと現在パートナー募集中。
私たちがよくお世話になっているスタイリストさんとはまた職種は違うんですか?
(三宅)パーソナルスタイリスト。
それ説明させて頂いてもいいですか?いいよ。
当人が今説明しようとしたのにそっちでやる訳ね?こちらで。
ひな人形通常のスタイリングでは時と場所その目的によってどんなものを着るかというのは何となくこう考えて。
こういうパーティーだからこういうの着ていった方がいいとかね。
ですが例えばこの彼女実はこんな事を思ってました。
でこっち。
やったね。
これハードロック系だね。
革ジャンを着たり破天荒に生きたいんであればじゃあその気持ちを尊重し「こういう洋服はどうですか?」というふうにお薦めをするというのがパーソナルスタイリスト。
なるほど。
ただやっぱりそのTPOに合わせたスタイリングの中で無理やりこうしましょうという事ではないんですね。
やっぱり人間本当はこうだっていうものを皆さんお持ちなのでそこに対して役割だけの服装でいるというとやはり自分らしさがなくなっていってしまいますね。
そうかそうか。
ねえ。
さあそんな政近さんに悩みを寄せて下さったのが主婦の岡崎敏子さんです。
そのもとに現場検証に向かいます。
3月半ば。
まだ雪が降り積もる山形の地にいつものスタイルでやって来た政近さん。
こんにちは。
初めまして。
初めまして。
政近と申します。
何かすてきな方でびっくりしちゃいました。
お邪魔します。
どうぞお入り下さい。
政近さん部屋に入って間もなくある事に気付きました。
オシャレの基本アイテム姿見がありません。
玄関にあるというので見に行ってみると…。
アハハハ…。
え?え?…はい。
気を取り直して手持ちの洋服チェックを開始。
ところが…。
出てくるのは地味で同じ形の男性物の服ばかり。
ほんまや〜。
女性向けの華やかな色合いの服はほとんどありません。
はい。
定番。
更に政近さんを驚かせたのが?はい。
フフフフ…。
はい。
よそ行きのための定番服だというアロハシャツ。
なぜかこれも男性物。
このメンバーだったら誰が一番似合うと思います?ああそういうの分かるんだ。
彼女なんですよ。
あんま違和感ない。
政近さんの厳しいひと言に敏子さん固まってます。
その時…。
ああこれですね。
ほとんど着ていないというフリルのついた白のブラウス。
そうなの。
似合っていると政近さんは褒めるのですがなぜか浮かない顔の敏子さん。
うわ〜結構重症だね。
似合ってんのに。
どんなアドバイスも聞いてもらえない。
百戦錬磨の政近さん困りました。
でもこれはたくさんいると思うんですよね。
こういう人は。
ものすごく多くって好きと似合うは一致する人の方が本当に少ないんです。
やっぱりそうですか。
そうです。
そのギャップを埋めるためにこういうものを使うんですね。
ファッションタイプ分析表。
(三宅)これ書きましたよ僕。
政近さんが編み出したファッションタイプ分析表。
それぞれの分析表を重ねるとどれだけギャップがあるかが分かるんです。
ここに赤い丸でつけたものは松嶋さんから見た三宅さんのイメージ。
(三宅)一個も合ってないじゃない。
(松嶋)全然合ってない。
あの私だからやっぱり一緒に仕事をしてる三宅裕司さんのイメージでは髪形とかも全て含めてこんな感じ。
信頼感あるし爽やかやしみたいな。
こういうケースすごく多いっていう事ですね。
やっぱり松嶋さんがつけられた方がこういうイメージだろうなと私も思いますし。
でもご本人の希望はやはりこちらに行きたいと。
そうなんです。
行かして下さい。
お願いします。
(笑い声)さあ続いてはこちら。
松嶋さんです。
(三宅)ちょっと待って下さい。
キュート?ふざけんなよ。
(笑い声)私ミニスカートも好きやからね。
三つ折りソックスとかも好きやからね。
松嶋さんのイメージを重ねます。
(松嶋)うわっうれしい!これすごいんですよ。
ほぼ一致なんですね。
(三宅)ほぼ一致ですね。
本人の気持ちと見る方のこうあってほしい気持ちのギャップが少ない方なんです。
ものすごく少なくってまあ分かりやすい方っていう事もある。
(三宅)まあそうだと思う。
裏がないしね。
性格がそのまま出てますよねそういう意味で言うとね。
そうですそのまま出てる。
へえ〜。
面白いね。
面白い。
松嶋さんはこの内面自分がこう見えてますよ人もこうであってほしいですよっていうものと好きで着ている服は一致してるんです。
だけれどももしも外見だけの分析で気持ちを置いといたとしたら…どういう事?そうなんですエレガントなんですよ。
ノーブルなんですよ。
何だうれしいんだ。
ちょっとすいません。
首絞めていいですか?キレイになりたいはずなのに敏子さんは…政近さんが目をつけたのは敏子さんの過去の記憶。
とにかく小さい時から「かわいくない」と。
あら。
「かわいくない」?「かわいくない」っていうふうに言われて。
6歳年上の姉がいたんですけども姉の方がやっぱり私と違ってシュッと背も高かったりスタイルがよかったり。
その姉と割と比較されて「お姉さんは華やかでかわいいんだけど妹さんは何かあれよね陰気な感じよね」とか割とそういう事言われる事が多かったし。
実は子どもの頃からオシャレで美人な姉と常に比較されてきたという敏子さん。
その苦い記憶が自分には華やかな服は似合わないというマイナス思考を生んでいると政近さんは考えたのです。
翌日。
政近さんが敏子さんを外に連れ出しました。
なぜ自分がパーソナルスタイリストという仕事を始めるようになったのか。
これまで誰にも明かしてこなかった理由を語り始めました。
20代の時病気の治療の副作用で顔や手などの皮膚がただれてしまい外に出られなくなってしまった政近さん。
転機になったのは思い切ってオシャレをして出かけた事でした。
どろどろなんですよ何か。
そう願う敏子さんに政近さんはある宿題を出しました。
なんと自分の格好を街行く人に見てもらい直接感想を聞くというムチャぶり。
そのねらいとは?他人から見て自分はどう見えるのか見ず知らずの人から面と向かって言ってもらう。
あすいません。
お話伺ってもいいでしょうか?すいません。
1〜2分でいいんですけど。
すいません私…駄目ですか?お急ぎですか?すいません。
マイナスの感情をリセットしてほしいというのが政近さんの願いでした。
どうしよう…本当に。
あすいません。
お忙しいとこ申し訳ないんですけどお話伺ってもいいですか?1〜2分だけ。
申し訳ありません。
怪しい者じゃないです。
すいませんお願いしますお願いします…。
正直に言って私今日の服装って似合ってると思われますか?あ〜っと…。
ほんとにもうザクッと言って下さって…。
(松嶋)うわ〜すご〜い。
分かりました。
お忙しいとこほんとすいません。
(松嶋)丁寧!オシャレになる今訓練をしてるところで…。
人に見てもらうという新鮮な経験。
徐々に表情が明るくなってきました。
最後に着ていったのは「借り物みたい」と言っていたあのフリルの白いブラウス。
うれしそう。
かわいい。
わ〜褒められたうれしい。
ありがとうございました。
すいません。
褒められた。
まさかかわいいと言われると思ってなかったのでびっくり。
え〜。
何か敏子さん今の笑顔って若くなった感じするね。
ほんとに。
ねえ。
随分変わりましたよ。
ほんとそうです。
どんどん人なれしていってはるというか。
それは人なれなんじゃなくって心開いてる。
「教えて」っていう気持ちになって行くのでそうすると相手も答えてくれる。
そうすると顔もすごいいい笑顔になってきて若くなりましたよね。
ほんとそうなんです。
気持ちだけなの。
最初政近さんと会った時はスタートラインになかなか立てないとかそういうような状態だった…。
もうねゼロ地点まで行けないんです。
マイナスからのスタートなので。
敏子さんだけじゃなくって多くの方はゼロ地点に立ててないんですね。
出会った瞬間。
本来はお洋服っていうのは一歩二歩というふうに前を向いていきたいんだけれども気持ちが後ろに向いているので。
その向き加減も客観視ができていない訳ですね。
もうずっと「私は大変だった」という事の中にいらっしゃったので。
(三宅)相当大変ですよ。
全然見ず知らずの人にね話しかけるだけでも大変なんだから。
もちろん全員ああいうふうにやらなきゃいけないのかって皆さんね例えば…。
そうではなく今の時代というのは…いますね。
ああいうのって案外コメントが入るんですよ。
それはそうですね。
面と向かって言わなくていいから。
何かその割と思ってる以上に自分が出せば返るものなので「出してみたら」というような事の彼女は一番割とヘビーな。
頑張ってる。
頑張った頑張った。
街で自分で聞くんですもんね。
頑張ったね〜。
キレイと言われる女性になりたい。
その思いが日に日に強くなってきた敏子さん。
政近さんが次に出した課題は「キレイになりたい」その訳を突き詰めて考える事。
おはようございます。
ところが政近さんに会うために着てきたのは?ほんとだほんとだ。
現場検証の時に政近さんに似合わないと言われたアロハシャツ。
一体どういう事?ちょっと待って。
ちょっと…。
今日はここまでです。
続きはまた来週です!
(松嶋)何?その終わり方。
気持ち悪いとこで終わったで。
ほんま大丈夫?ちょっと待ってよ!2015/05/09(土) 09:30〜09:55
NHK総合1・神戸
助けて!きわめびと「キレイと言われたい 前編」[字]

「服が人生を変える」がモットーのパーソナル・スタイリストの政近準子さん。人生で一度でいいから「きれいと言われたい」という山形の主婦のお悩みに応える。

詳細情報
番組内容
1万人以上を顧客にもつスタイリストの政近準子さんは、本人すら気づいていない「きれい」を引き出す“きわめびと”だ。「服が人生を変える」をモットーに、「いま、似合う服より、未来のなりたい自分に似合う服を選ぶ」ことで、自分自身を変えていくことが本当のきれいを生むと説く。そんな政近さんにお悩みを寄せたのは、「人生で一度でいいからきれいと言われたい」という山形の主婦だった。
出演者
【司会】三宅裕司,松嶋尚美,一柳亜矢子,【出演】スタイリスト…政近準子,【語り】本上まなみ

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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