安倍総理は3日間ゴルフ三昧。
天候にも恵まれ、全国各地の観光地は大にぎわいだったことしのゴールデンウィーク。
JR6社によれば、鉄道利用者は去年より9%増の1356万人。
特に春に開業した北陸新幹線の利用者数は、去年の在来線利用者と比べ3倍以上に。
一方、連休明けのビジネス街。
サラリーマンの足取りは、ちょっと重そうですが。
実は、ことし9月にも土曜日プラス4連休があることをご存じでした?
知らなかったです。
これ、ご存じですか?
秋のシルバーウィークですね。
そこで街で聞きました。
ちょっと気が早いですが、9月の連休は何をして過ごしたいですか?
やっぱり離島巡りやね。
沖縄とかね。
勉強とかしたいですね。
まとまった時間でね、なんかね。
資格の勉強とか。
1日3食全部ラーメン巡りしたいです。
自分でノートつけて、それ、将来的には本出せたらいいかなみたいな。
世界遺産登録に待った?連休で混雑する観光地にもう一つうれしい報告が。
月曜日、ユネスコの諮問機関、イコモスが、明治日本の産業革命遺産を世界文化遺産への登録が適当と勧告したのだ。
今回、登録の見通しとなったのは、長崎の端島炭鉱、いわゆる軍艦島のほか、高杉晋作や伊藤博文を育てた山口県の松下村塾など、全国8県23か所の施設だ。
ところが。
韓国政府が、軍艦島など一部の施設では、戦時中、韓国人が強制労働させられたとして世界遺産の登録に反対している。
これに対し菅官房長官は、専門家機関が世界遺産にふさわしいと勧告したもので、政治的主張を持ち込むべきではないと述べた。
世界一のおもてなし。
水曜日、世界の政府・企業の幹部らが参加する、世界経済フォーラムが2015年の旅行・観光競争力ランキングを発表。
日本は、2年前の前回14位から順位を上げて9位とベスト10入り。
その原動力となったのが。
おもてなし、おもてなし。
日本は接客部門についてトップにランクイン。
おもてなしで世界一に輝いた。
観光立国へ、ますます日本人気が高まりそうだ。
命懸けで体当たり。
月曜日、中国のある都市で監視カメラが捉えた衝撃の瞬間。
車にみずから飛び込み、その衝撃ではね飛ばされ、地面に倒れこむ男性。
中国中央テレビによると、この男性は交差点付近を長時間うろついていたということで、慰謝料などをだまし取る当たり屋のような行動だと伝えている。
警察は男性の目的など、事件性を含めて調べを進めている。
動機は、泣きやまないから。
木曜日、鳥取県倉吉市で生後4か月の長女を殺害したとして、21歳の会社員、山形慎也容疑者が逮捕された。
水曜日の午後1時過ぎ、娘がミルクをのどに詰まらせて呼吸が止まったとの通報で消防が駆けつけたところ、山形容疑者の長女、夢希ちゃんがすでに心肺停止に。
夢希ちゃんの背中や腹にあざがあったほか、ろっ骨が折れていたため、警察が事情を聴いたところ。
泣いていたから殴った。
死ぬぐらいの勢いで殴った。
山形容疑者は、殴ったことは認めているものの、殺意は否認しているという。
待望のプリンセス誕生。
月曜日、イギリス王室はウィリアム王子とキャサリン妃の間に生まれた王女が、シャーロット・エリザベス・ダイアナと名付けられたと発表した。
シャーロットは祖父、チャールズ皇太子の名前の女性形。
エリザベス女王と故・ダイアナ元妃の名前も取り今後は通称、シャーロット王女と呼ばれる。
イギリス中が祝賀ムードに包まれる一方。
日本ではある騒動が。
なんで猿にそんな名前を付けるんだと、お祝いムードなんてそんなことは関係ないというような感じでですね、ずいぶんとご批判を頂いております。
大分県高崎山の動物園では、水曜日に生まれた赤ちゃん猿に公募の結果、シャーロットと命名。
ところが、イギリス王室に失礼だといった苦情が殺到。
そしてきのう午後に出された結論は?
英国王室から特段の指摘もないことなどから、総合的に判断し、第1号赤ちゃんの名前は、シャーロットに決定いたしました。
おはようございます。
5月9日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
今週は本当に火山列島、日本を痛感させられる1週間だったんですね。
ゴールデンウィークの箱根山で、噴火警戒レベルが2に引き上げられて、そして桜島では、観測史上最速の500回を超える噴火ということになりました。
われわれの地下で一体、何が起きているのか、きょうは専門家を交えてお伝えしてまいります。
さあ、まずはこちらですね。
ちょっとご覧いただきましょうか。
大涌谷周辺の様子なんですけれども、この赤い線の中心に大涌谷があります。
この周りは半径およそ300メートルに避難指示が出されまして、立ち入りが禁止されているんです。
ここから北におよそ1キロの地点に増井アナウンサーが現在います。
様子を聞いてみましょう、増井さん。
箱根湯本方面と大涌谷とを結ぶ神奈川県の県道734号の辺りに来ています。
この道路は、観光道路として利用されていまして、ふだんは県外からのバスや車が多く通る場所です。
道の脇にはバス乗り場もありまして、路線バスが通っているんですが、先ほど通ったバスには、あまり人は乗っていませんでした。
そこは、立ち入り禁止じゃなくては入れる所ですね?
ここは立ち入り禁止にはなっていない所です。
辛坊さん、あちらには大涌谷から立ち上る水蒸気の様子を見ることができます。
ご覧いただけますでしょうか?
すごい勢いで上がってますね、これ。
これはいつも見られる光景ですか?
すごい勢いで。
そうなんです。
きのうからこちらに入っているんですが、きのうもこのような感じで、ずっと水蒸気が立ち上っていました。
そしてこの音、聞こえるでしょうか。
なんかトラックが通過するときのような音ですけども。
どのぐらいの音なんですか?それは?
近くに飛行機が飛んでいるのかなと思うくらいに。
そんなすごい音なんですか?
大きな音がずっと鳴っているんです。
そうなんです、ここで聞いてると、ちょっと怖くなってくるくらいの音がしているんです。
その音はどっからしてるんですか?なんの音なんですか?
この水蒸気の上る音なので、こちらから聞こえているんですが、今までもこういった音は、音や水蒸気が上る様子は見えたんですが、ここ数日でかなり大きくなっているということなんですね。
前の様子が分かると比べられるんですけどね。
出てきます?
以前の大涌谷の様子見ていただきます。
去年の10月の大涌谷の様子ですね。
今と比べると、どうでしょう。
霧がかかってますけど、ああ、蒸気の出方は緩やかですね。
これが普通の状況ですか?
そうですね、違いが分かりますよね。
分かります。
続いてきのうの大涌谷の様子です。
あー。
比べていただくと、このように。
一目瞭然で蒸気の上がり方が全く違いますね、これね。
そうなんです、ここ数日で急激に増えたということなんですね。
今月の初めまでは、ゴールデンウィークということもありまして、大涌谷に多くの方が訪れていたんですが、ここ数日は、もう山のほうまで上がって来る方はあまりいなくなってしまいました。
今、増井さんがいる辺りっていうのは、ふもとの温泉街からはずいぶん離れてるんですか?
温泉街からは離れている所ですね。
今映っているこの映像、きのうの映像が出てますけれども、きのうは一般の人が立ち入り禁止の所に学者の皆さんが入られたんですね?
そうですね。
役所の方が入りまして、温泉の供給施設には、今後、立ち入りが、関係者の方もできなくなったというような発表もありました。
そうですか。
きのうはこれ、何してたんですか?専門家の皆さん。
きのうは調査に、国のほうから、国土地理院の方が入っていましたね。
なるほど。
分かりました。
それにしてもこれから観光シーズンね、夏に向けて大変ですね。
そのあたり、本当はまだまだ300メートル以外の所は、全然観光には問題ないんだけれども、やっぱり相当訪れる方、少なくなってる状況みたいですね、それは。
やっぱりこのショックが大きかったということで、この発表があってからキャンセルが相次いでしまったんですが、宿の方のお話によれば、徐々に周りが危険でないことが分かれば、またお客さんが戻ってきてくれるのではという話も聞きました。
なるほど。
さあ、ちょっと森さん、今の状況なんですが、中継地点がそこですか。
大涌谷こちらで。
肉眼で見える範囲の所に蒸気が上がっている、そこの場所ですね。
そして。
いろんな所に観光名所がたくさんあるのが、箱根なんですよね。
なるほど。
そういう位置関係ですね。
彫刻の森美術館、そしてそのグリーンのラインが。
これが箱根駅伝でおなじみの箱根駅伝のコースなんですけれども、そこからはちょっと離れてる場所なんですけれども。
ここら辺り、ちょうどいわゆる山の神といわれる。
選手が走る所ですか?
5く、6区の選手が走っていく所なんですけどね。
今のところ、噴火が起きてもこの観光地に影響が出るような状況では恐らくないということで、ご覧の地域の赤い丸の所だけが入山禁止になっているということのようですね。
避難指示が出されていますが、箱根といいますと、いつ行っても混んでるなという、私は印象受けるんですけれども、もちろん、避暑地としても人気なんです。
通常なら夏にかけてこれから書き入れどきなんですけれども、風評被害が心配されています。
やっぱり怖いですよね。
噴火したらっていうのがありまして。
黒たまご食べようと思って来たんですけど、行けなくて残念でした。
箱根の玄関口、箱根湯本のきのう。
きょう、タクシーでお客さんはどうですか?
全然ですね。
ふだんは渋滞するんですよ。
きょうはすいすいすいすい流れてるでしょ。
行き交う車はもちろん、商店街を歩く観光客もまばらだ。
さらに、大涌谷へのロープウェイの発着駅となる早雲山周辺でも。
本来は観光客の方、たくさんいるはずなんですが、もう、がらがらですね。
本当に4分の1ぐらいですかね。
ショック…。
古くは、天下の嶮とうたわれ、東海道の難所として知られる箱根。
芦ノ湖や大涌谷が有名で、多くの旅館やホテルが立ち並ぶ。
東京からも近く、日帰り圏内で、温泉もあることから、最近では外国人観光客も多く、年間2000万人が訪れている。
しかし現在、箱根ロープウェイは運休し、県道や遊歩道は通行止め。
一部、温泉施設のメンテナンスのため立ち入りが許されていた大涌谷周辺は、きょうから再び一切の立ち入りが禁止された。
その影響は、大涌谷からおよそ3キロ離れた宿泊施設にも及んでいる。
17、8%の方が、キャンセルをされたという現実。
痛手を通り越してぶん殴られたような、痛烈な痛手ということにはなろうかと思います。
本格的な観光シーズンを前に相次いでいるキャンセル。
そこで箱根町はおととい、地元の旅館組合と今後の対策などについて話し合った。
住民も普通の生活をしておりますよと、そういうことを訴えながら、今の季節、箱根を楽しんでもらいたい。
風評被害の広がりを懸念する箱根町。
箱根山では今、何が起きているのか。
ごう音を響かせながら噴き上がる蒸気。
この映像は、きのう、大涌谷に入った東海大学の研究チームが撮影した。
火山ガスを採取し、簡易検査を行ったのだ。
活発ですね。
温泉水、いつも採ってる温泉水が枯れてなくなってたんですよ。
それで代わりに湯気が出てたんです。
どうもちょっと異常な感じですね。
調査では、先月に比べ、ガスに含まれる二酸化炭素の量が3倍に増えていることが分かった。
これは地下のマグマが活発化していることを示しているという。
また国土地理院は、大涌谷で地面が最大6センチ隆起したと発表している。
現在まで進んでいたことと違うことが起こっているんではないかというふうに推定されるということです。
噴火警戒レベルが1から2に引き上げられたのは水曜日。
その要因は前日に発生した地震だ。
震源地は地下およそ5キロ。
それまでの地震より深く、マグマに近い所で起きていた。
つまりマグマから発生した火山ガスなどの影響で、地震が発生した可能性があり、今後さらにマグマの活動が高まった場合、その上にある地下水を刺激。
噴石を伴った小規模な水蒸気噴火が起きるおそれがあるというのだ。
去年9月に起きた長野県にある御嶽山の噴火も、小規模な水蒸気噴火だった。
この御嶽山と同様に、箱根山は気象庁が定める、今後100年程度の間に中長期的な噴火の可能性がある47の火山に含まれている。
ウェークアップ!ぷらすは去年10月、御嶽山噴火の5日後、小田原にある神奈川県の観測施設を取材していた。
ここでは神奈川県の西部だけで20か所近くに設置された地震計や山の膨張を計測する傾斜計などで、箱根山の監視を行っている。
取材当時、観測を担当する職員は。
大勢の観光客が、本当に火山のすぐそばまで訪れるという点で、非常に特異な火山だと思います。
防災上は非常に重要な日本の火山といえると思います。
万一の場合、速やかに避難指示などを観光客に出すことが重要だと話していた。
日本を代表する観光地に突如広がった噴火への不安。
さまざまな影響が広がる中、警戒態勢が続いている。
ではここでゲストをご紹介します。
元国立局地研究所所長で武蔵野学院大学特任教授の島村英紀さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今、箱根で何が起きているかなんですが、警戒レベルが引き上げられるきっかけになったのが、水曜日に3回あった有感地震で、1回、2回は地表に非常に近いところだったんですが、3回目が深い所であって、これが従来とレベルが変わったという、そういう発表があったわけですが、どういう状況なんですか?マグマが上がってきているということなんですかね?
基本的にはマグマが上がってきてるんだと思います。
マグマの上に地下水のたい水槽という地下水の層があるわけですね。
それがいわばマグマが上がってきたことによって、温度が上がって、奮起も増えているというようなことですね。
地震もいわばマグマが動いたことによって、その周りの岩に地震が起きますので、そういった意味では、やはり地震が増えたということは、マグマが直接には、いろいろ悪さをしてる、動いてるということだと思います。
今後、どうなるかなんですが、どういうふうに見ていらっしゃいますか?
これが一番困るんですが、今の学問ではマグマがどこにいて、どのくらいの大きさかという手段がないので、ですから地震が増えた、減った、どこに起きた、あるいは奮起が増えた減ったということから、間接的に調べることしかありません。
この地震が増えたということでいうと、こちらなんですが、4月の後半から急に地震が増え初めて、有感地震を含めて、ほとんどは感じない地震なんですが、この5日に、非常にたくさんの地震が観測されて警戒レベルが引き上げられたとたんに、地震の回数が減ったんですけれども、またきのうあたりから増え始めて、きょうは午前7時の段階で、すでに78回、相当多いですか?
多いと思います。
ただ地震の数そのものはマグマの活動と直接反映するものではないんですね。
去年の9月の御嶽山の地震がそうでしたが、2週間前に火山性地震がずいぶんあって、かなり減ったところで噴火してしまった。
ってことは、マグマが上がってきて一時的に岩を沈ませて地震を起こしますが、マグマはそこにいるんですね。
地震のほうは減っちゃうってことはありうるわけです。
マグマがそこにいるかぎりは、ですから、今度もそういう状態があって、地震が減ったことが安心情報ではないと思います。
なるほど。
今のところ、半径300メートルの立ち入り禁止という措置なんですが、この措置、規制については、適正だとお考えですか?どうでしょう。
非常に正直に言いますと、学問的には分かりません。
もっと大きいかもしれないし、もっと小さいかもしれないしということで、全く分からないんですね。
ただ大きい可能性はほとんどないと思います。
大きい可能性はほとんどない、ということで言うと、今の状況であるならば、周辺の観光地、いっぱいたくさんありますが、そこら辺にまで影響が及ぶような噴火は考えにくいということですか?
考えにくい?なるほど。
そのあたりはやはり確認ポイントだろうと思います。
こちらが箱根地域1か月以内の震源分布、いわゆるカルデラの火口の中でほとんどの地震が起きているということが分かります。
これから見て、分かることはなんでしょう?
一つは、箱根山全体が大きな火山の中にあるということですね。
ですから、箱根の、人間が集まって観光している所はみんな火山の中にあるんです、外輪山の中にあるんです。
そういった意味で外輪山の中で、いろんな活動が今回も起きていますが、そういった意味では、なんというのかしら、箱根そのものが活火山の中で皆さん、住んで、活動してらっしゃる、観光してらっしゃるということをやっぱり忘れてはいけないことだと思いますね。
そして、この箱根だけではなくて、現在、噴火警戒レベル2という火山は各地にあります。
そして噴火警戒レベルというのは、5段階あるんですが、4、5はないんですが、真ん中のレベル3という山が日本に3つあって、特にその中で桜島がことしの初めから非常に活発化しているというのがニュースになっておりますが。
どうでしょう?日本の地殻変動は、激しくなっているというようなことはいえるんでしょうか。
それは明らかにあると思います。
明らかにある?
3・11という非常に大きなマグニチュード9という地震が起きましたので、あれは世界的に見ても非常に大きな地震なんですが、今までの世界の例で見ても、そのくらいの地震が起きると、近く、近くといっても600キロとか700キロ離れているものもありますが、地震あと5年あとまで、あるいはもうちょっとあとまで結構火山が近くで複数噴火してるんですね。
そういった意味では日本全体の火山をいわば活性化してしまったということが分かる。
さあ、コメンテーターの皆さん、聞きたいこともいろいろおありだと思いますが、いかがですか?
そうですね、一番やっぱり、御嶽山のこと、どうしても皆さん、連想すると思うんですね。
ですから、ここは専門家の皆さんに、そんなことはありませんよと。
先ほどそういうお話でしたけども、そうじゃないとなかなかこの観光地、来てくれと言っても、風評被害といっても、それが風評なのかどうなのかということは安心できないってところがあるんですよね。
おっしゃるとおりだと思います。
そのへんはいかがですか?
それは学者としては非常に難しいんですね。
これからどのくらいの噴火が起きるかということはなかなか分からない。
ただし、今起きていることは噴火から近いかもしれないし、案外遠いかもしれないということしか言えない。
それがしょうじきなところですね。
極めて科学的なお答えだろうと思います。
藤沢さん、いかがですか?
そして2020年に東京オリンピックがあるじゃないですか。
それに向かってどんどん外国人の方をということを考えていくと、オリンピックがある2020年までこんな不安定な状態が続くのかっていうのも、海外の人はすごく心配していると思うんですけれども、どうですかね?
それはね、さっき申し上げたみたいに3・11の影響っていうのはじわじわじわじわ、日本中をいわばしみこんでいっていますので、これからそうですね、数十年はおんなじような状態があちこちで噴火せざるをえない、続くと思います。
野村先生は、この辺りは駅伝の責任者でいらっしゃいますから、非常に親しみある場所だと思いますが。
そうですね。
中央大学の駅伝の責任を持たせていただいてます、ここのコースの所を走ったりするわけですけれども、やはり今話が出てますように、距離感はありますのでね、やはり風評被害っていうのはできるだけ起こさないようにする必要があるかと思います。
ちょっと一点お伺いしたいんですけれども、やはり私たち、関東に住んでますと、富士山のことがちょっと気になるんですよね。
火山というのは、火山が1つ噴火すると、ほかの火山も一緒に噴火するんですか?それとも火山には影響関係っていうのはないんでしょうか。
遠い火山には影響ありません。
ただ富士山と箱根はいわばきょうだいの山なんですね。
日本列島の歴史からいいますと、伊豆半島っていうのは最後の火山で、それが日本にぶつかったのが日本列島の作った最後なんですが、そのあとで富士と箱根が一緒に出来まして、ですからそういった意味では25キロしか離れていませんし、もしかしたら、地下でマグマがつながってるかもしれないという、非常に特異な所ですので、富士山に影響しないとは限らないということなんですね。
このここ、富士山の位置関係なんですが、富士山と箱根は地下でマグマがつながってる可能性がある?
あります。
ですから、火山前線というか、地下のマグマそのものは1000キロも続いていますが、ここは特別に近いものですし、一緒に出来た兄弟の山だってことも分かりますので、そういった意味ではなんかの関連がある。
しっかり踏まえたうえで、そのあたりもやっぱり今後も非常に慎重に観測していく必要があると。
それはあると思います。
島村さん、ここまでです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
どういたしまして。
さあ、続いてこちらです。
先月、東京のJR山手線の線路脇で柱が倒れたトラブルについて、JR東日本はきのう、トラブル前の柱の写真を公開しました。
写真には柱がすでに傾いた状態で写っていて、補修を後回しにして列車運行を続けたJR東日本の安全管理体制が改めて問われています。
きのう、JR東日本が公開した写真。
線路脇の架線を支える柱が斜めに傾いているのが分かる。
そして、その後に撮影された写真では、引っ張られるように柱の土台が浮き上がり、今にも倒れそうな状況に。
ところが、なんの措置も取られることなく、このあとトラブルが起きた。
先月12日午前6時ごろ、JR山手線秋葉原駅と神田駅の間で、高さ7メートルの柱が根元から折れて倒れているのを、現場を通過した列車の運転士が発見した。
倒れたのは写真に写っていた、あの柱。
上空から見ると、山手線の線路に接触しているのが分かる。
このトラブルにより、山手線と京浜東北線の一部区間が9時間半にわたりストップ。
41万人が影響を受け大混乱となった。
深くおわびを申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
タイミングによっては、列車に当たるということは当然あったと思います。
なぜコンクリート製の柱が倒れたのか。
当時、現場で進められていた架線設備の改良工事が関係していた。
通常、柱は架線がたるまないように5トンもの力で引っ張られている。
問題の柱は改良工事の一環で、ことし3月、支えとなるはりを撤去する作業が行われた。
その結果、柱を支える力が弱くなり、引っ張られて倒れてしまったと見られている。
都心の大動脈を止める大きなトラブルとなったが、実は未然に防ぐことができた可能性が。
4月10日の夜に、当該箇所付近の工事の際に、電化柱に一部傾斜があるのを確認をいたしまして、4月13日の夜に、電化柱の回収を計画をしておりました。
すぐに倒れるということには至らないだろうということでございます。
JR東日本は、トラブルが起きる2日前の先月10日には、柱が傾くという異変に気が付いていたのだが、応急措置をせずに、3日後修繕を行うことにしていたのだ。
その理由については、施工会社とすぐに対策が取れるか調整したが、人数が確保できず3日後の工事を決めたとした。
だが、その2日後に柱は倒れ、すぐに修繕していればトラブルは防げた可能性がある。
そのときの判断としては、4月13日で対策を取れば、そこまでは大丈夫であろうというふうに判断をしました。
JR東日本では、去年2月、川崎駅で作業用車両と回送列車が衝突、横転する事故が起きたばかり。
安全意識の向上が求められていたさなかの今回のトラブルで、その姿勢に改めて疑問符が付いた。
傾きのどこまでいったら列車を止めなければいけないのかというふうな、判断基準がなかったと。
このような状況だったら、止めるべきだったと。
JR東日本はきのう会見を開き、最初に傾きが見つかった時点で電車の運行を停止し、早急に対処するべきだったと判断ミスを認め謝罪。
その上で、作業手順の確認や強度計算を行わないまま、柱を支えるはりの部分を撤去してしまったと説明し、安全管理が不十分であったことを明らかにした。
トラブル発覚後、JR東日本は、倒れた柱と同じ構造の柱など25万本を点検。
問題は見つかっておらず、今後はこうしたトラブルの際に列車を止める判断基準を作るなど、再発防止に努めるとしている。
さあ、野村さん、問題の本質ってどこにあるとお考えですか?
今回やはり、問題点2つあると思うんですけども、1つは、まずこれを作業をするにあたって、しっかりとした計画を立てて作業をしていたのかどうかという問題が1つありますね。
それから途中から傾いてることに気付いたあとの対応っていうのはどうだったのかってことが大きな問題だと思います。
その情報がどこまで上がっていて、誰が判断できたのかってことも含めてですね。
これからも、過去にこういった事故が起こりますと、あとから事故調査をすると、必ず出てきますのが、情報が伝わらなかったという問題なんですよね。
特にこのJRの場合には、組織が大きいですから、縦割りになっていたりですね、自分のところの持ち場だけしかみんなが判断しないっていう状況がありますんで、やはりそこはしっかりと教訓として改良していってほしいなと思いますね。
そうですね。
それにしても、戦後70年、いろいろな所のインフラ老朽化が藤沢さん、言われて久しいんですけども、これだけ資本力のJR東日本ですらこういうことであるということであると、ほかのところは当然思いますよね。
これはもう、日本の国の中ですごく問題になっていて、政府の中でもいろんな省庁でですね、これをどうルールづけしていくかということで、かくこういう構造物にセンサーつけましょうとか、いろんな議論もあるんですけども、そういったセンサーや技術を使うというのは、大前提としてやはり先ほどのVTR見てても感じたのは、傾いてたけどどこまで傾いたら取り替えるか基準がなかったという話ですが、その基準に頼るんではなくて、やはり普通の感覚で、おかしいなと思ったら、それをきちんとすぐに直すっていうような、文化とそういうルール作り、あと野村先生おっしゃるような情報を上げる、そういうものが必要。
基本的にやっぱり人間が見て、これは危ないと思ったら、手当てするのは当然だろうっていう。
それは、現場の人が一番感じてるはずですから、それを強く言わなきゃいかんということと、私はもう一つね、これ、…かも知れんけど、なんとなく北陸新幹線でみんな浮ついてるというか、フィーバーね。
全体がそういう雰囲気なんですよ。
それで人がどのぐらい来たとか、何倍だとかという中で、本当に一番大切なことは、観光もそうなんだけども、やっぱり安全にね、これ、人を運ぶっていうこともね、一番の基本なんだというね、それをやっぱりね、ちゃんと徹底させないと、そこが一番大事だと思います。
なんとなくこう浮ついた雰囲気がね、どこかにあるんじゃないかって。
背景にそういうことが恐らくあるのではないかという気はいたします。
さあ、続いてなんですが、5年ぐらい前でしたかね。
消えた100歳問題っていって、それこそ江戸時代の人が書類上生きてたという大騒動が年金で起きましたが、その、あのニュースがあって5年後、まだあったかという話です。
死亡した両親が生きているかのように装い、年金を不正受給した86歳の女性が逮捕されました。
その額は5000万円以上に上ると見られています。
今週木曜日、両親の年金を不正に受給したとして逮捕された岐阜県恵那市の無職、鈴木光枝容疑者86歳。
すでに死亡している両親が生きているかのように装い、年金を不正に受け取った疑いが持たれている。
鈴木容疑者の父親は、47年前、母親は50年前にすでに死亡。
だが、50年にわたり不正に受け取り続けた年金の総額はおよそ5100万円にも上ると見られている。
ただただびっくり。
えーって。
頭のいい人やったね、市役所出とらしたで。
あれはここの生え抜きやで。
生活もよかった。
お金ももっとった。
鈴木容疑者は1960年から30年近く、恵那市役所に勤務。
市役所は会見で。
窓口業務、特に会計とか税務という職場でしたので、しゃきしゃきとした方で、小柄な方ですけれども。
変なうわさとか大きなトラブルというのはなかったですか?
そういったことはなかったです。
警察の調べによると、鈴木容疑者は、日本年金機構から届いた書類に、両親が生きているとうその記載をして年金を受け取っていたと見られている。
不正受給したのはおよそ5100万円だが大半は時効が成立。
今回の逮捕は、父親の年金の一部262万円分についての容疑となった。
鈴木容疑者は警察の調べに対し。
確認書類を書いた覚えもないし、お金を受け取った覚えもない。
と供述しているという。
不可解なのは鈴木容疑者は両親が死亡したあと、すぐに死亡届を市役所に提出していたということだ。
死亡の連絡を直接、日本年金機構にお伝えするということはありません。
市役所は死亡を把握していたが、日本年金機構は把握していなかった?50年も不正受給が発覚しなかった年金制度の死角とは。
死亡届を野村さん、出さずに、そもそも犯罪行為というケースとは、だいぶ違いますよね、これね、構造として。
埋葬するためには死亡届を出して、そうですね、お弔いをするということが普通行われますが、出さないことはないわけですけども、その死亡届が出ているということと、年金機構での情報というのがマッチしてないということが問題ですよね。
それなんですが、こういうことになってましてね。
私も今回のことで、へぇって感じるんですけども、住基ネットが2006年に導入されて以降は、以降は、死亡届が出されるとほぼ自動的にこの年金機構にその情報はいきますし、ここから調べようと思ったら調べられるんですよ。
じゃあなんで今回、これが調べられなかったのかというと、2006年にこの住基ネットを導入するにあたって、2002年の段階で生存していた人に住基ネットの番号をふったんですって。
だから2002年以前に亡くなってる人には、住基ネットの番号がないんです。
2002年以前に亡くなっている人の場合に関していうと、このラインで照会ができないんです。
で、そういうケースで高齢者の方に関してはいちいちこういう年金受給権現況申告書というのを本人に送って、あなた、生きてますかというのをこれ出してもらうと、これが出てくると生きてるというふうに判断するんだけど、でも、別に本人じゃなくたって書けるわけですね、これ。
本人、今回のケースも、今回逮捕された女が書いていたんではないのかという、そういう疑いなんですが、こういう人たちって、何人いるのかというと、現状において、年金受給対象者の0.4%が住基ネットの登録がないと。
14万人に支払われていると。
だけどよく考えてみたら、頭の中、クエスチョンマークで実はいっぱいになる話でもあるんですね。
5年前、あれだけ大騒動になってるんだから、10万人ぐらいだったらしらみつぶしに、五郎さん、調べとけって感じもしますけど。
そうなんですよ、いや、必ず隙間が出てくるんですよ、新しい制度をやろうとすると。
そうすると、最初から隙間は分かってるわけだから、その隙間をどうやって埋めたらいいのかっていうのは、問題の所在ははっきりしているというね。
そうですね。
やる気があるかどうかですよ。
民主党政権下のときに、消えた年金でものすごいお金と人をかけて、コンピューターとかと照合作業してましたよね。
あれと同時並行で14万人ぐらいならできなかったのかっていう。
納得いかないですね、藤沢さん。
しかも14万人を国で見ると多いように思いますけれども、各自治体に振り分けたら、そんなにすごい数じゃないと思うので、自治体別で振り分けて見にいくだけでもできなかったのかしらって。
日本年金機構端ですね、こういった高齢者の方の中で、健康保険を利用していない人たちっていうのは、やっぱり疑われるわけですよね。
ですから、そういう人たちの情報を見て、かなり高齢になっていて、年金について受給を受けている人については、追跡調査は若干やってたわけなんですよね。
ただ、しっかい調査というんでしょうか、すべてについて網羅的にやるということができてなかったので、こういった抜け道が出来てしまったんだろうなというふうに思いますよね。
先ほど藤沢さん、指摘ありましたように、全部で14万人なら、日本の2700、800弱ですか?市区町村で割れば数百人もいかないんで、それ、しらみつぶしに調べることはできただろうと思うのと、それも今回、母親112歳、父親110歳、生きていたらって。
それ、おかしいと思わないのかって。
なんか年金機構自体で、年金をお支払いしている方々の年齢を毎年でも見直せばおかしさは出てくると思うんですけどね。
日本年金機構の基本的な仕組みの、仕事の一つというのは、申請があったり情報が来たりしたら対応するという形で、長年にわたって自分たちのほうから問題を解決していくということはやってこなかったんですよね。
性善説と、それから申告主義といわれているものが、根づいてきたので、どうしてもこういう問題が残ってしまうということがあると思うんですよね。
年金が将来もつのかもたないのかっていう議論はよくありますけれども、その前提として、少なくともこういうケースは直してかないと、お金がいくらあったって足りないだろうという気はいたします。
さあ、続いて、乗るべきか、乗らざるべきか。
中国が主導する国際金融機関、AIIBへの参加を見送る方針の日本。
加盟するか否か、判断の最終期限が来月に迫っている。
続いて中国が主導するAIIB・アジアインフラ投資銀行。
日本は一体どう向き合えばいいんでしょうか。
AIIBと同じ機能を持つ国際金融機関としては、すでに日本が主導するアジア開発銀行がありますが、AIIBの整備を進める中国の思惑とは一体どんなところにあるのでしょうか。
中国・北京の金融街。
20階建てのビルの最上階に年内の発足を目指すアジアインフラ開発銀行・AIIBの事務所がオープンした。
中国が最大の出資国となり、アジアの国のインフラ整備に融資をする国際金融機関だ。
中国の呼びかけに対し、ことし3月、当初の見込みを上回る57か国が加盟を決め創設メンバーとなった。
これから行われるAIIBの準備会合に向けて、各国の代表団が次々にバスに乗り込んでいきます。
こちらのバスには、インドや韓国などの名前もありますね。
なぜこれほどたくさんの国がこのバスに乗り込んだのか。
その狙いは、アジアだ。
リーマンショック後、欧米の景気が落ち込む中、世界経済のけん引役となってきたアジアは、今後も高い成長が見込まれている。
ここがミャンマーに昔からある山道です。
ご覧のとおり路面はぼこぼこ、そして幅も1台通るのがやっとの幅。
アジアではこのようにインフラ整備が進んでいない国も多く、年間およそ96兆円のインフラ整備が必要とされている。
インフラビジネスを展開する企業にとっては魅力的な市場。
AIIBに参加した国々には、自国の企業が事業を受注し、経済発展につなげられるとの思惑が渦巻いているのだ。
海外でのインフラは、安倍総理もみずから新幹線などをアジア諸国に売り込むなど、日本にとっても成長戦略の一つだ。
ところが今回、日本はアメリカと共にAIIBのバスには乗り込まなかった。
なぜか。
ガバナンスっていうか、公平なガバナンスっていうのは、完全に確保してくださいよと。
AIIBは融資基準や担保の基準など、ルールの決定方法が不透明なのではないかと指摘されているのだ。
どこに要するに、融資をするのかということに関してですね、理事会ではなくて、そのトップに権限が集中しすぎてるんで。
中国寄りの決定がなされたりとかですね、ちょっと危ない案件、返せないプロジェクトにお金をつけていくとか、懸念されるかなと思いますね。
AIIB参加を見送るとしている日本。
来月末の最終期限まで、再度、参加の是非を判断することになっているのだ。
一方、
世界第2位の経済大国、中国に、かげりが。
国内投資の減速で成長が鈍る中、今、中国の目は、国外へ。
中国からヨーロッパまでを陸と海で結び、巨大経済圏を作る新シルクロード構想を打ち出している。
さらにはAIIBを設立し、アジアのインフラ整備を中国の新たな経済成長の柱にしようとしているのだ。
だが、すでにアジアには日本が主導する歴史のある金融機関がある。
1966年創立のアジア開発銀行・ADBだ。
歴代の総裁は日本人が務め、前の総裁は日銀の黒田総裁だ。
67か国が加盟、日本とアメリカが主導し、これまでアジアの途上国のインフラを整備、経済発展に貢献してきたのだ。
日米の影響力が大きいADBで主導権を握れないことに不満を持つ中国が、新たにAIIBを設立。
アジアのインフラの整備をリードしようとのもくろみが透けて見える。
ADBと重なるAIIBの構想。
その違いはどこにあるのだろうか。
ADBのほうは、やっぱりその非常に審査が厳しいということで、手堅い銀行なんですけども、それに反して中国が今進めているのは、もっと手軽な、手軽で簡単に早く、簡単な決裁でお金が下りるような金融機関をイメージするといいのかなと。
今週開かれたADBの総会では。
AIIBを意識して、融資枠を1.5倍に拡大。
手続きを迅速化するなどの改革案を発表した。
一方で、総会に先立ちADBの中尾総裁がAIIBの事実上のトップ、金立群氏と会談。
ADBの経験や知識を生かせるよう協力する考えを示したのだ。
実績のあるADBの協力を受け、国際金融機関としての第一歩を踏み出したAIIB。
だが、さらなる経済発展を目指す中国には、こんな本音があると、富坂氏は語る。
中国は、この銀行をより安定したものにするために、日本とアメリカの信用力っていうのは、これは魅力だと思うんで、そういう意味では、やっぱり日本とアメリカに参加してもらいたいと思うんです。
日本としては、中国が妥協できる部分までいろんなものを引き出して、参加するということが理想的かなと思いますね。
日本はAIIBに参加するか否か。
アジアの経済発展を舞台に、激しい主導権争いが始まっている。
スタジオには、現代中国研究家で、特に中国経済に詳しい津上俊哉さんにお越しいただいております。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
最終的にここのコーナーで皆さんには参加すべきかどうなのか、そのタイミングはどうなんだということも含めて、聞いてまいりたいと思いますが、まずはVTRの中にもありました、この一帯一路っていうんですか?これはどういう意味ですか?早い話が。
3つぐらいねらいがあると思うんですね。
1つは、やっぱり周辺国との外交関係をもうちょっと安定させたいっていう、そういう思惑があると思います。
あんまり領土とかなんとかでがたがたしてたんで、ちょっとこれ、少しクールダウンだというそういうねらい。
それから2点目は、やっぱり国民の中に大国のプライドってすごく中国の中で高まっているんだけれども、それが例えば、領土とか軍事にいくと危ないんですね。
それをむしろ経済外交とかね、経済大国外交とかそっちの方向でなんとか出世したっていうことを国民にアピールしたいという気持ちもある。
それと、3点目として最近中国経済が厳しくなってるんですよね。
そこのところで海外に市場開拓とか、そういうふうな経済的な中国の利益、思惑、そういうところもずいぶん最近、高まってると思います。
ちなみに一帯というのは、なんですか?
ワンベルトですね。
ワンベルト?どこのことを言いますか?
このシルクロード経済ベルトって書いてありますね。
特にこのユーラシア大陸を横に貫くこのベルト、これがワンベルトなんですね。
一路は?
これは、21世紀の海上シルクロードといってるんですが、この東南アジアのほうからインド洋を回っているんですね。
これですか?こちらが一路ですか?
ワンロードと言ってるんですね。
なるほど。
でも、非常に嫌な見方をすると、ある種、自分の国と関係ないところに、大きな経済圏って、帝国主義じゃないんですか?
まさにその、中国の復権というかね、19世紀まで世界最大の大国だったところが、なんかだんだんと昔の顔がね、復活しつつあるみたいな、そういう印象も与えるわけですけどもね。
どう見たらいいんでしょうか。
まずこちらをどう見るか、野村さん。
やはりこれまで日本が例えば東南アジア等に対して、インフラ投資をしてきたのは、そちらの国を助けるためにやろうっていう発想があったと思うんですね。
これ今、話聞いてますと、なんか中国の自分の戦略を実現するために、今回、この金融機関を使って、融資をしていこうというような、そんな思惑のようなものを感じるので、ちょっとどうかなっていう感じはしますよね。
藤沢さん、いかがですか。
さすが中国すごいなと。
日本ってどうしても、日本という国の中をいかに元気にして、少し海外を助けるかっていう発想ですけど、まず、大きくユーラシア大陸全体を一つにまとめたうえで、どうASEANをサポートできるかという、発想が大きいところからっていうのが、これはちょっと日本もやるべきことだったなというふうに思いますね。
今、なんかそれどころか、中南米の間に運河まで掘ろうかっていうようなことになってますから、五郎さん。
私はやっぱり、大きな意味でのある種の中華思想みたいなものが感じられるんですけれども、これは経済だけの話じゃなくて、そのことが、中国の安全保障にもなるというね。
経済と安全保障が一体として考えていると、壮大な、ある意味では構想だと思う。
そのときに、日本はどうすべきかということを考えたときに、今のままではね、完全に中国の思うつぼといっちゃなんですが、意のままになっちゃうことはやっぱり避けなければいけないんで、そこはきちんと確認する。
しかし中国にとっては、日本は入らなければね、ここはやっぱり先ほど信用力とおっしゃってましたけど、ここはやっぱり中国だってそう思う。
ならば、やっぱりそれは高く、売りつけるっていう感じで、交渉をやってほしいなと。
将来的にはやっぱり参加せざるをえないんじゃないでしょうかね。
将来的には参加せざるをえない?五郎さんのご意見ですが、ちょっと今、確認しておきましょう。
金融機関、同じような世界銀行。
日本は戦後の復興で大変世話になったという印象がありますが、IMF。
ここは、例えば1990年代後半の韓国経済危機のときに、韓国、助けた、そういう役割のところですね。
そして日本、アメリカ主導で、アジア開発銀行。
それぞれのトップが世界銀行は確かヨーロッパ系の方ですかね。
IMFがアメリカ系ですか?そしてADBは歴代日本人ということになると、中国の居場所がないと。
これだけ経済大国になったのに、で今回、AIIBはトップが中国ということで、かなりのお金の規模、しかし、これだけのお金を今、中国の経済の状況で拠出できるだけの体力があるのかっていう話もありますが、これ、どう見てらっしゃいますか?
その点については、軍資金は十分にあるんですね。
特にこの4兆ドル近い外貨準備っていうのをこれまでため込んだんですが、これをこの、こういうふうなAIIBとかね、ほかに一帯一路専用の投資ファンドも作ってて、そっちにまたお金入れてるんですが、そちらのほうも、この外貨準備っていうのを、動員するつもりなんですね。
そこはもう財源はたっぷりということなんですね。
たっぷりとっていう、非常にリアルなポーズが出ましたが。
参加すべきかどうなのかというそのあたり、野村さん、いかがですか?
やはりちょっと先ほどの話がありましたように、ガバナンスの面でこの融資をどこにするのかっていうことについての決め方にやはりまだかなり疑問があると思うんですよね。
そういうところを改善してもらうということを条件として、しっかりとした交渉をしたうえで、さらには例えば融資先についても環境とかそういったことに対する配慮をしたうえでの融資ができるかどうか、そういうあたりもきちっとしたルール作りをしてから入るという、これからしばらく交渉が必要なんじゃないかなと。
橋本さんおっしゃったとおりじゃないかなというふうに思いますよね。
藤沢さん。
日本の立場で考えると、一日も早く入ってほしいというところだと思うんです。
というのも、インフラ投資、これからものすごい額のお金が必要で、恐らく、ASEANの自国で出せるお金って半分ぐらいなんですね。
残りは民間の金融機関がファイナンスしていかなきゃいけない。
そのときに日本の金融機関が入れるかどうかっていうのは、このAIIBに入っているかどうかっていうのは結構大きい鍵になってくると思うんですね。
そういう意味では入るという前提で、私はADBをうまく使って、まず関係を作っていく、交渉していくっていうの一つの方法かなと思っていますが、できるだけ早く。
津上さんはどうお考えですか?
6月までなんとか滑り込むっていうね、そういう意見があるんですが、私、ちょっとそれはやめたほうがいいと思ってます。
これからAIIBがスタートしてしばらく若葉マーク、ならし運転があると思うんですが、ここはぐっと腰を下ろして、この2年間は、AIIBに外側から協力をしていく。
ADBだけだとあれなので、JICAだとかジェイビックだとか、日本独自の援助機関も使って、外からコラボしながら、どういう銀行になりそうかっていうのを観察したらいいと思うんですね。
で、大丈夫そうだっていうことだったら、その外から協力したところの実績も生かして、そこで参加をすると。
ちょっとこう、少し腰を落として、だけど、孤立はしないように目配りもしていくっていう、そういうことがいいんじゃないかなと思います。
あんまりね、これに参加するかしないか、物事をね、限られた形で考えるんではなくて、やはり日本の海外の協力の在り方だとか、もう少しそういうものの全体像を、きちんとやはり政府の中でやりながら、この問題をどうするかというぐらいに、ただ大きな視点から考えてほしいなと、そう思いますね。
そのあたりを考えるにあたって、このあと、番組独自取材です。
東南アジアの現状に注目しました。
東南アジアの中でも経済成長が著しいインドネシアは、日本の成長の鍵を握るともいわれ、多くの日本企業が進出していますが、そこに今、中国が巨大な資金力を背景に、割って入ろうとしているんです。
東南アジアで進められるインフラ整備。
日本のODA・政府開発援助で、2018年の開業を目指す都市鉄道の建設現場だ。
ここはインドネシアの首都ジャカルタ。
近い将来、この国が日本を追い抜くかもしれないという。
ジャカルタの朝の通勤ラッシュです。
今、私が乗っているのは、バイクタクシーといいまして、通勤などで、多くの人々が使っている庶民の足です。
人口2億5000万人。
世界第4位の人口を誇るASEANの雄、インドネシア。
1997年に起きたアジア通貨危機を皮切りに、それまで30年にわたり、長期政権を担っていたスハルト政権が崩壊。
暴動や内紛が相次ぎ、インドネシアにりょう乱の時代が続いた。
だが、2004年、初の直接選挙で誕生したユドヨノ政権移行は政治が安定。
経済は毎年6%前後の成長を続け、人々の生活は一変した。
ジャカルタ中心部のロータリーです。
平日はここは車で埋め尽くされる道路ですが、日曜日になりますと、朝6時からここは歩行者天国になり、ジャカルタ中の人が集まってきます。
首都ジャカルタは、人口、面積ともに東京23区とほぼ同じ規模。
日々都市開発が進み、銀座や原宿にも負けないショッピングモールや30階以上の高層ビルも増え続けている。
イギリスの会計事務所、PWCはインドネシアが2030年には世界5位に、2050年までに日本を追い抜き、世界4位の経済大国になると予測している。
その経済成長を支えているのが、平均年齢28歳という若き国民の労働力だ。
インドネシアの方は、いわゆる親日派ということで、日本人が真面目に接すると、こちらの方は大いに一生懸命頑張ってくれると思います。
インドネシアを海外の生産拠点に選ぶメーカーなど、インドネシアに進出する日本企業は、今や1500社以上とも。
ところがここ数年、そこに変化の兆しが。
かけうどんです。
まだ熱いですよ。
どうぞ
ジャカルタで今ブームになっている日本食。
ランチタイムには、行列が出来るほどの人気だ。
私は週2回うどんを食べます。
麺も好きだし、つゆも好き。
天ぷらも好きです。
巨大な胃袋がターゲット。
これまで、その安い労働力を背景に、インドネシアに進出してきた日本企業だったが、近年、進出する企業はその巨大市場に狙いを定める。
アジア、アフリカはもはや、日本にとって援助の対象ではありません。
成長のパートナーであります。
日本とインドネシアの経済協力の歩みは、50年以上前から続いており、日本のODAによる支援総額は5兆円に上る。
日本はインドネシアにとって、最大の援助国だ。
援助の対象からパートナーへ。
今、消費大国へと変貌を遂げるインドネシア。
しかし、この国のさらなる成長を妨げているのが。
こちら、工事現場なんですが、
水道や交通網、そしてエネルギー。
整備が進まないインドネシアのインフラは、ほかの東南アジア諸国と同様、この国のさらなる成長を妨げている。
世界最悪ともいわれる大渋滞もその一つだ。
今あるのは、結局、車、バイク、あとバス、で、電車というものは全く今ないという状況で、ビジネスチャンスというのは相当あるなと思います。
こう話すのは、日立アジア社の山川社長。
この会社では現在、インドネシアの変電所に送電設備を納入。
インドネシアを重要市場と捉え、情報通信インフラや新規鉄道の建設など、大型事業の受注を目指す。
ことし1月、インドネシア政府がまとめたインフラ開発計画の総事業費はおよそ50兆円。
喫緊の課題は一方で、大きなビジネスチャンスとなる。
しかし、この市場を狙うのは日本だけではない。
中国がやると、多少安くなるっていうのは、恐らく事実だと思うんですけど。
3月に来日し、日本から1400億円の円借款を受けることを決めたジョコ・ウィドド大統領。
だが実はその直後、大統領は中国も訪れていた。
まず日本に大統領訪問団がいらして、円借款を含む、官民合わせた融資、投資、約束額合わせて約8100億円なんですね。
そのあとすぐに中国に行って、中国から取り付けた官民合わせた融資投資合計額が、なんと8兆2000億円ということで、圧倒的なんですね、規模が。
量的に日本が中国と対抗しようとしても、もうはっきりいってかなわない。
中国と緊密の連携していきたい。
このとき、ジョコ・ウィドド大統領はこう強調した。
AIIBへの参加を表明しているインドネシアと、AIIB設立でASEANにその経済力を浸透させたい中国との思惑が一致すれば、この動きはさらに加速する可能性も。
投資の中でも、中国はインフラ投資が得意なんですよ、もともと。
大量に何百人も中国人を送って、インドネシア、東南アジアにとって、非常にありがたいことだと思います。
東南アジアに流れ込む中国マネーは、親日国、インドネシアの市場をも飲み込んでしまうのか。
日本はもっと売り込んでもいいですよね。
ハード、ソフト両方組み合わせたようなものですよね。
マネージメントっていうんでしょうか。
そういう技術はやはり日本は世界に冠たるものがあると思いますよ。
中国が出てきたときに、コストだけ下げると表面的には競争力ありますんで、入札で買っちゃったりするかもしれない、勝てるかもしれないですけど、それをやってしまって、逆にライフサイクルコストでもって高くなってしまって、あとでインドネシアにご迷惑をおかけするということは絶対やってはだめで、日本の技術力で、コストパフォーマンスとしてライフサイクルコストとして見れば、必ず貢献できると思ってますので。
いずれ日本を追い抜く経済大国インドネシア。
そのとき、この国がパートナーとして選ぶのは?
五郎さん、結構えらいことになってますね。
ですね。
せっかくずっと日本が戦後あれだけね、協力してやってきたのに、なんか横取りされるっていう感じありますね、これね。
額が違いすぎますね。
最後のあの日本から大統領がやって来て、日本からトータル8000億で、中国行ったら8兆円ぐらい、うーん、確かに、金額で勝負してもそれは話にならないなって感じは正直、しますが、津上さんどうご覧になりますか?
うろたえちゃいけない。
なるほどね。
むきになって対抗するとかね、こういう子どもっぽいこと考えちゃいかんと思います。
東南アジアって、やっぱり大人なんですよね、ずっと。
だからチャイナマネーで、もううわーっと中国色に染められるとかね、絶対そんなことないです。
むしろ、やっぱり日本、中国、それからアメリカ、どうやってこう、地域の経済の発展に一番貢献してもらうかってね。
そういうがっしょうきんこうゲームみたいなことをね、見据えてると思うんです。
これはね、腰を落として、やっていけばいいんだと思うんですよね。
その観点で言うと、一帯一路でチャイナマネーということですけれども、日本企業にとってはそれだって日本企業にとってのビジネスチャンスになります、これ。
建設機械とかなんとかは、きっとそこでの需要、また需要出てきますから、あんまりなんかこう、中国に圧倒されるとか、そういうふうなイメージで動かないほうがいいと思いますね。
もともとインドネシアってのは、対中感情のそんなによくない所なんだけれども、それでも大統領が行って8兆円っていうのは、やっぱり損得考えたら、非常にしたたかに実利の得られるところはつきあっていこうという、そういう基本的にね。
だからあんまり日本がむきになるとね、東南アジアのほうから見ると、おっ、じゃあ、日中に競っていただいてということで、漁夫の利みたいになっちゃうということが。
野村さん。
やはり今、VTRの中にも出てきましたけれども、いわゆるインフラといっても、初期投資のところ、いくら安くしても、長い目で見れば、いろんなコストがかかるわけですよね。
その中で、さらに言えば、日本は単に鉄道なら鉄道造るだけではなくて、運行システムっていうのを持ってるわけですよね。
本当に定時に電車が動くといったような、あるいは安全の文化もありますから、そういったものをやっぱり。
中国の新幹線はいきなり大事故を起こして、埋まったりしますでしょ。
だからそういうようなことをやってはいけないわけで、日本っていう国の安全文化や、そういったしっかりとした仕組みも一緒に売っていくという姿勢を示せば、十分勝てるんじゃないかなというふうに思いますけどね。
藤沢さん。
4月の下旬に、ジャカルタで東アジア会議っていうのがあって、そこに参加してきたんですね。
インドネシアの大統領がスピーチをされて、パワーポイントっていうスライドを使われるんですが、最初に出てきた写真が、中国の習近平の写真なんですよ。
その次に日本の安倍総理の写真が出てきて、習近平の写真の上にばーんって、安倍総理が乗っかるみたいなパフォーマンスなんですけれども。
なんかこれ、順番はやはり中国が最初で、次にでも日本が乗っかって助けてもらってるよっていうスピーチだったんですけれども、非常にインドネシア自体も両方とのおつきあいで悩みながらやってるって感じがしたのと同時に、やはりすごく悩んでたのは、失業者対策なんですね。
この人たちがずっと働けるスキルっていうのをどうやって身につけてもらうかというところに、インフラを早く中国がお金を出して進めてくれるのはいいんだけれども、そのメンテナンスをインドネシア人がスキルアップして自分たちでやれるように、ここは日本でしょっていうような話をずいぶん財界の方からも言われたので、この日本がソフトでいかに貢献するかというのを、もう少し力強く押していくっていうのも一つかなと思いますね。
先に日本で中国に潰されなくてよかったですね。
気を遣ってくださったのかもしれない。
さっきの津上さんの話の文脈で言うと、まんま天びんにかけて、そういう構図は透けて見えますけど。
やっぱり相手の国のことを考えながら、これだけの経済力になってるわけですから、堅実にちゃんとやっていくという、その信用力っていうのは、すごくやっぱりこれから生きてくるんじゃないかなって気がするんですけどね。
ー一時期日本の経済援助で、物だけ送って、あとメンテしないとか、技術を本来ならば伝えるべきもの、技術移転しないとか、いろんなこといわれましたけれども、そんなこともトータルで含めてやるべきことはまだまだ日本は大きいなという感じはするんですが、津上さん、どうですか?
そうですね、さっきもビデオで50年間で何兆円っていう実績ってありましたね。
自信持っていいと思うんですよ。
だから、先ほども言いましたけども、むきにならない、子どもっぽくならない。
どっしり構えてやるということが大事だと思いますね。
実際、中国のインフラの整備能力っていうのは、技術力を含めてどの程度のものなんですが?
それは上がってきていると思います。
確かに。
ですのでそういうところで、かなりこれから実績を取ってくる部分あると思います。
ただ、そこにだって、日本の勝機はあるし、うまいことそこのところは立ち回っていくというね、やっぱりそういうことをするためにはやっぱり、むきにならないということが、大事だと。
一番大事なことは中国の戦略のためではなくて、そこの相手国のためになるような形の投資とかそういった支援というのをするっていう姿勢だと思うんですね。
そこをやっぱり日本の心遣いによって、十分伝わるっていうような気はしますけどね。
そろそろ沖縄からは梅雨入りの便りが聞こえてきそうですが、来週は台風の動きに注意してください。
ではまず台風の情報です。
非常に強い台風6号は、フィリピンの東の海上を北上しています。
火曜日に沖縄に近づき、水曜日にかけて日本の南の海上を通過する見込みです。
ではきょうの全国のお天気です。
太平洋側を中心に雨が降るでしょう。
続いて週間予報、初めに北日本と東日本です。
火曜日と水曜日は雨の降る所が多く、関東や東海では雨足が強まりそうです。
続いて西日本。
火曜日は台風の影響で大雨のおそれもあります。
そのほかの日は晴れるでしょう。
来週半ばころに台風が日本の南の海上を通過しそうです。
今後の進路に十分ご注意ください。
以上、お天気でした。
台風、びっくりしますね。
そうなんです、ご注意ください。
さあここで一つお知らせです。
こちらなんですが、きょう発売の中央公論6月号に、この番組でシリーズでお伝えしていますネオ日本列島改造論の連載コラムが掲載されています。
今回は第2回、長崎県五島市の住民2人の島が発する過疎社会への警鐘がテーマです。
ぜひ、ご覧ください。
五郎さん。
読売新聞系ですか?
そうですね、でもこれ、地方創生のね、こういう形で地元、一体どうしてるのかってい2015/05/09(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]
ナゼ半世紀も?年金不正受給…いまだ残る“穴”とは▽観光にも打撃…警戒続く箱根は今▽AIIB“不参加”日本の葛藤〜世界に“台頭”中国の野望と限界
詳細情報
出演者
辛坊治郎
森麻季
増井渚(読売テレビアナウンサー)
【ゲスト】
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
野村修也(中央大学法科大学院教授)
藤沢久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表)
津上俊哉(現代中国研究家)
島村英紀(地震学者・武蔵野学院大学特任教授)
番組内容
箱根山の「噴火警戒レベル」が2(火口周辺規制)に引き上げられています。火山性地震も頻発、観光への影響も懸念されています。いま箱根山になにが起きているのでしょうか。▽中国が主体となって設立されるAIIB・アジアインフラ投資銀行。日米は“不参加”ですが、イギリスやEU諸国をはじめ57か国が参加。アジアの「親日国」も名を連ねています。経済の主導争い、中国の狙いと課題、日本の進むべき道を考えます。
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