プライド #08【オールスターキャストの最強ドラマ!木村拓哉 竹内結子】 2015.05.08


シャーロットなんて100人も200人もいるわよってすごく寛容だったじゃないですか。
日本側が
(ハル)右と左。
どっち?見事ピンクのリボンを当てた暁にはゲームオーバー。
〜〜〜〜〜ゲームオーバー。
〜〜『ボーン・トゥ・ラブユー』〜〜〜〜
(店員)ありがとうございます。
ごゆっくりどうぞ。
(百合)もう何でうどんなのよ?
(大和)たまにはいいじゃない。
こういうとこも。
たまでも嫌よこんなとこで。
そんなことより亜樹さん。
彼氏に戻ったってホントなの?
(百合)「そんなことより」ってことないでしょ。
わたし安く上げられるのってすごい傷つくんだから。
(大和)分かったから。
今度倍にして返すから。
ねっ。
倍でも1,000円いかないじゃない。
亜樹さん本人から聞いたの?聞かなくても分かるわ。
今度ほらチャンピオンチームと試合あるでしょ。
当然亜樹も行くと思ったら行けないって。
つまり罪悪感でじゃない?里中さんに悪くて会えないってことよ。
もしそうなら俺亜樹さん嫌いになりそうだ。
あのねこの間からちょっと言おうと思ったんだけど。
うん。
大和の恋人はわたしでしょ?別に亜樹を好きになる必要ないじゃない。
いやだけどさ。
あっ。
早く食べなよ。
のびちゃうよ。
うん。
いただきます。
もしもし。
あっ?リサイタル?
(亜樹)ねえやっぱりわたし。
(知佳)何言ってんのよここまで来て。
(亜樹)どんな顔して会えばいいのよ?
(知佳)里中さんが「亜樹も」つってんだから。
もうそのままってわけにいかないでしょ。
あんた社会人なんだから。
社会人関係あるの?とにかくごめんなさいって謝っちゃえばいいじゃん。
わたしだったら好きな人ができたって男に謝られたらいいよいいよって逆に恐縮するよ。
わりといい人だったなぁって思っちゃう。
知佳は別れた人とも友達みたいになれるもんね。
(知佳)いいから。
もう行くの!みんな待ってんだからもう!もうー!何?これ。
ダメ!ダメダメ!亜樹さん。
亜樹。
(真琴)大和さん!もう遅い!友さーん!お待たせしました!
(一同)イエーイ!
(友則)イエーイ!亜樹ちゃん。
亜樹ちゃんこっちこっち!
(真琴)特等席用意してますんでどうぞ前のほうへ。
(友則)レディースアンドジェントルメン!この方が本日のスーパーヒロイン村瀬亜樹ちゃんです!
(歓声)あの浮沈空母里中ハルについに失恋の痛手を与えてくれた救世主です。
イエーイ。
(一同)イエーイ!
(友則)さて大変長らくお待たせいたしました。
本日の主役をお呼びしたいと思います。
昨日の晩は涙で明かしたとおっしゃる里中ハル本人からひと言いただきたいと思います。
それでは我らがキャプテン里中ハルだ!イエーイ!
(歓声)
(一同)はいはいはいはい!はいはいはいはい!ええー!これで僕もようやく大人になることができました!
(歓声)何てつらくて悲しい気持ちなのでしょうか。
始まりはですねいつものようにゲームで始まる恋物語でした。
それがいつしかミイラ取りがミイラになり今の僕の心は包帯でグルグル巻きの状態です!
(歓声)結局友にチップ10枚負けました。
なので今夜は俺のおごりです。
思いっ切り盛り上がれ!
(歓声)
(百合)でもすごいテンション。
友君がいちばんすごいけどね。
あのスーツ…。
(友則)司会を承りました私こと池上友則。
せん越ながら前説を務めさせていただきます。
よろしくお願いします。
(歓声)
(友則)歌は世につれ世は歌につれ。
恋の痛みはすべての人を詩人にします。
歌手にします。
こよい里中ハルが涙にぬれて歌います。
曲は…。
何だっけ?「涙の〜」
(歓声)「リクエスト〜」
(歓声)「最後の〜」
(歓声)ヘイ!
(一同)「リクエスト〜」
(手拍子)「最後のコインに祈りをこめてミッドナイトDJ」
(一同)ミッドナイトDJ!「ダイヤル回すあの子に伝えてまだ好きだよと」
(従業員)オーライ!オーライ!オーライ!
(百合)すっごい盛り上がったね。
里中さん歌うまい。
(従業員)はいオッケーでーす!いらっしゃいませー。
ハイオク満タンで。
(従業員)はい。
あっちょっと待って。
大和の歌も聴きたかったな。
俺音痴だから。
えっそうなの?これで。
(従業員)はいお預かりします。
何か飲む?ううん。
何怒ってんのよ。
感じ悪いもう。
えっ?今日ごめんね。
いきなり何かあんなどんちゃん騒ぎ呼び出して。
ハル。
でもほら俺よかったなぁと思ってさ。
やっぱ俺らがさあれだと友とか大和とか彼女たちにも会いづらいだろうしさ。
俺らってねイタいぐらい体育会系だからそういうとこ妙に気遣われるとうざいんだよね。
特に大和とかさ。
だからこう1回ワーッてやっちゃっておけばねえ。
みんなだってこれからさ今までどおりつきあってくわけだし。
俺と亜樹以外は。
よくあるじゃん。
別れた後にすてきな友達みたいな関係っていうの。
あれ俺信じらんなくてさ。
だからこうやって送ってくのも今日で…。
悪くないから。
ハルは何にも悪くないから。
全部わたしがいけないの。
だからごめんなさい。
はいはいはいはい。
謝んなよ。
謝んなっつーの。
だからねっ。
約束どおりさ終わっただけなんだからしんみりすんのおかしいじゃない。
ハル。
わたしねハルの家に行ったんだよ。
嘘に聞こえるかもしれないけどホントなの。
わたしホントに。
いやでも俺ね不思議なんだけどよかったなって気持ちあんだよね。
こんなこと言うと嫌われちゃうかもしれないけど。
いやほら待ってたかいがあったじゃん亜樹も。
だからホントよかったなって思う。
そのときもしハルが。
いや俺なんてね選ばなくて正解だよホント。
ホントに。
いや俺さいろんな女の子とゲームしてきたじゃないたくさん。
でもね終わっちゃうとね何ていうのこう一緒なんだよね。
アルバムに同じサイズに並んで時間がたてば色あせちゃうっていうかセピアな感じ。
言い方は悪いけど今回も一緒だな。
うん。
俺そういう人間だからさ。
違うよハルは。
しょせん男と女じゃない。
だから時間がたてば何とやらっていうかさ俺マジな恋愛向いてないし実のところ望んでもいないし深入りしたくもないし。
さよなら。
こんなくっちゃべってる自分にもシチュエーションにもきついからさ。
もう質問ないよね?オッケー。
じゃあ約束どおり笑ってバイバイ。
ホントに同じサイズなの?もうだから質問はダメだって。
わたしもその他大勢のゲームの子と同じ?そう。
セピアに色あせてくの?そうだね。
そう。
〜〜でもひょっとしたらなぜか毎年1枚だけうっすら赤くなるかもしんねえな。
秋の紅葉の季節には。
〜メイビー。

(渉)ねえママ。
(容子)うん?遊んで来ていい?いいよ。
渉渉渉。
イモ置いてきな。
ごちそうさまは?ごちそうさま!はい。
(容子)フフフ。
いいパパになりそう。
どうですかね?
(容子)結婚願望ないの?考えたことないです。
(容子)彼女とも?その話やめません?俺言ったじゃないすかふられたって。
一度会ってみたかったな。
残念でした。
でも彼女はこれからつらいわね。
どうして?だって。
だってその橋で彼は里中君の存在に気が付いたんでしょ?うん多分。
疑う可能性は強いわよね。
「彼は誰?」って彼女に問いただすかもしれない。
ちゃんと言いますよ何もなかったって。
嘘をつくのね。
里中君はともかくとして彼女も嘘をつく。
ようやく戻ってきた恋人に。
結婚しようとまで言われてたんでしょ?しかたないですよ。
イエイ!
(渉)イエーイ!イエイ!
(渉)バイバイ!バイバイ。
気を付けろよ。
(容子)「しかたない」か。
里中君はそれでいいかもしれない。
二度と会わなきゃいいんだもん。
でも彼女は?もしかしたら一生嘘をつくの?
(容子)ごめんね。
あなたを責めるつもりはないの。
いや分かってます。
(容子)ただ里中君だけが一方的に傷ついたと思っているとしたら彼女がかわいそうだなと思って。
いやそんなふうには思ってませんよ。
(容子)でも彼女も里中君の胸には飛び込まなかった。
彼と別れたほうが楽なのにね。
まあそれだけ好きだったってことじゃないですか。
そうじゃないと思う。
原因は里中君にあると思う。
里中君は彼女に信用されてなかったのよ。
(大和)それじゃ。
(亜樹)また。
あっ。
(亜樹)百合!お帰りなさい。
あっ。
車検証を見たのよ。
「池上友則」って書いてあった。
ああ…。
(百合)ここなんでしょあなたの家。
亜樹と同じアパートプレジュール新田206。
えっ?あのそれ。
聞いたの全部。
真琴君に。
知ってたの?亜樹も。
うんまあ。
(百合)あんた友達でしょ?
(亜樹)説明させて。
前にも言ったけど百合にはお金とかじゃなくて…。
絶交よ。
あああの。
とにかくこんなとこじゃ何だから。
うちで話す?
(大和)いやいやあの俺んちで。
あっそう。
ねっ。
(百合)どこがテラスつきのマンションよ。
(大和)すいません。
嘘ついてわたしとつきあってたってことよね?あ…。
抱いたってことよね!?
(大和)話聞いてくれよ。
最初はもちろん何つーかたまたま友さんの車で送って。
それを君が俺のだと勘違い。
勘違いするでしょ?普通。
言ってくれなくちゃ。
(大和)何度も言おうと思ったよ。
だけど君が金金言う…。
人のこと金の亡者みたいに言わないでよ。
現実そうだとしてもわたしはフェアにちゃんと言ったわ。
そうだけど。
俺は逆にその話を聞いてますますホントのこと言いづら…。
すまない。
(百合)お父さまの仕事は?
(大和)佐賀の田舎で獣医を。
繁盛してるの?
(大和)過疎に近い村なので。
土地も安いのね。
二束三文かと。
フッ。
これ以上つべこべ言ってももうしかたないわね。
そう。
前向きにね。
別に俺だってちゃんと給料はもらってる。
そりゃ君にぜいたくはさ…。
とんだ王子さまね。
こんな部屋がお城だなんて。
シンデレラも笑っちゃうわ。
さよなら。
もう二度と会わない。
(大和)あっ。
でも裸足じゃ!
(百合)亜樹に借りるわよ!
(大和)あっ!ああそれなら。
(真琴)またその話ですか?もうホントすいませんでした。
(大和)ふざけんなよ!なんちゃってー。
ヘヘッ。
マコちゃんお代わり。
ハーフロックで。
(真琴)チイッス。
(友則)飲みすぎなんだよ。
飲んじゃ悪いんすか?いいじゃないっすか。
こないだはハルさん。
今度は俺の失恋パーティー。
お茶あるからその辺に。
ねえ?ハルさん!そうそう。
そりゃあねいつか来るいつかバレると思ってたんすけどとうとうバレました。
内心ホッとしました。
フフッ。
捕まった後の犯罪者ってこんな心理なんですかね?真琴君。
あっそうですね。
うおっ!ちょっと。
適当な相づちよせよお前。
(真琴)すいません。
ホントに。
(大和)っていうか悲しいっちゃ悲しいですよそりゃ。
さよならなんすから。
だけど百合ちゃんの悲しい顔見たらこんな俺でもいいって言ってくれるかもしれないなんてひそかに期待しちゃったりしてたのかなやっぱり。
はあーあ。
やばいやばいやばい。
おいこら。
早く早く。
早く!
(友則)大和?飲め。
グーッとグーッとグーッといけ。
飲みますよ言われなくても。
イエーイ!イエーイ!
(拍手)あーっ!ってお茶じゃねえかよ!飲みすぎなんだお前。
お代わり。
チイッス。
あっそうだ。
でももう氷がないんすよ。
バカ野郎お前。
買ってこいよ。
南極行ってさ。
(真琴)ハハハ。
面白い!ペンギンさんに売ってもらいましょうか。
ねえ?マジで売ってもらえよてめえ。
(友則)はいはい。
真琴真琴。
コンビニ行ってこい。
なっ?ついでに何かつまみも。
(真琴)あっはい。
(友則)早く。
早く行ってこいっつーの。
早く行けよ!
(真琴)あっ行ってきますね!だけどねハルさん。
はい。
俺は何ていうかこう癒されるっつーか。
要するにその俺とハルさんが同時期に失恋したってことが。
うん。
そりゃよかった。
(大和)ハルさんも癒されるっしょ。
うん微妙に。
(大和)一人じゃなくてよかったっす。
っていうかむしろうれしいっすよ。
いつも一緒な感じでさ。
仲いいもんな俺らな。
俺とつきあうか?ハル。
思い切って。
あっ?考えるなよ!もう忘れろって!俺も忘れる。
君も忘れる。
百合ちゃんも亜樹ちゃんもほらみんな忘れろ。
なっ?正直言うとさ俺亜樹ちゃんには腹立ってたんだけどね。
お前が立つことないけどな。
いや。
俺だって亜樹ちゃんとは同じコインランドリーでクルクルクルクル回る仲なんすよ。
どんな仲だっつーの。
(大和)ハルさんのこと嫌いなわけじゃない。
ただ女の人は優しくて安心感のある男がいいってわけよ。
ふーん。
そういう話をしたわけだ。
悪い?いや別に。
だからもう恨んじゃダメだよ。
やっぱりいい子だよ。
だから恨んでないっつーの。
ホントに?うん。
あーならよかった。
男と女だ。
好きでも別れるときはあるさ!ねっ?友さん。
う…うん。
オーイエー!
(大和)イエーイ!イエーイ!ちょっトイレ。
(友則)はっ?よっと。
俺のいない間に面白え話とか…。
お前周りにこぼすなよ!はいはいはい。
(友則)ごゆっくり。
はい。
ハハハ。
ホント大騒ぎだな。
お前もしたらどうだ?大騒ぎ。
だって俺あんだけ歌ったじゃん。
1滴も飲まずにな。
あっバレてた?もうバレバレよ。
ホント信用ならんね君は。
ハハハ。
同じようなことこないだ容子さんにも言われたわ。
うん?亜樹も結局俺のこと信用できなかったんじゃないのって。
いやほら。
女子全般的から見てさ俺ってそういうふうに見えんのかなぁって考えるとちょっとショック。
(友則)いや。
でも人間性のことじゃないだろ?人間性で信用できないのそっちじゃん。
ところが女子には意外と信用されてるわけなのよ。
嘘つけよ。
いやまじめな話。
チーちゃんに聞いてごらんよ。
じゃあ俺と逆だ。
じゃあ足して2で割りますか?全然嫌だ。
(笑い声)はいサンキュ。
容子さんの言う意味って俺何となく分かるかな。
ん?いやお前格好つけすぎなんだよ。
最後のとこで受けとめてくれなさそうな気がするんだよね。
行かないでくれって言った?彼氏んとこに戻らないでくれって泣いてわめいた?泣いてわめくって何だそれ。
涙は女だけのもんじゃないんだよ。
ああ。
それがお前の信用?それ情けねえだろ。
で下手すりゃ土下座だってするよ俺なら。
それ一発やらせてってお願いするときだろ?いついかなるときでもだよ。
まあ土下座や泣きはオーバーだけど。
はい彼氏が戻りました。
ああじゃあさようなら。
楽しかったなじゃ女のほうだって食い足りないよ。
何だこれぐらいしかやっぱり好きじゃなかったんだってね。
俺そっちのほうが気楽だもん。
きれい言言うなよハル!好きな女の前ならもっと見苦しいことしてもいいと思うぜ。
でなきゃ息苦しいよ。
オナラもできなきゃガスもたまるしいいことない。
俺オナラなんかしないもん。
何かちょっとかわいい。
何だそれ。
プライド捨てんのも案外プライドいるんだよね。
今の格好いい。
っていうか名言だよ。
おうありがと。
あっ。
今度お姉ちゃんに使お。
ったく。
アホかお前は。
えーっとね。
フフフ。
じゃあ俺帰るわ。
ああ。
うん。
ハル。
ホントに好きならさ簡単に引くな。
嫌われるぐらい見苦しくあがけよ。
そのほうがあきらめつくしな。
お前とキャラ違うっつーの。
今日だって珍しく俺んとこに集合なんてさ。
何だか眠れないし一人じゃいられないんだろ?何言ってんの?お前。
じゃあさ今夜は一緒に寝てあげましょうか?ねっ?バイバイ。
なあ?ホント帰るの?俺。
おい。
えっ?早く。
じゃあな。
あっ。
大和な。
ウイッス。
(真琴)あっすいません。
お待たせしました。
(友則)もう帰るぞ。
(真琴)えーっ!?あっ。
じゃあ荷物持ってきます。
いいから!キャバクラ行こうかなぁ。
えーっ!おごりっすか!?行きます!友さーん!あー。
「Maybe」?〜〜〜
(玲志)いいのかな?相手コーチからこんなもの。
(兵頭)うちのヤツらわたしの言うことなど聞きやしない。
君たちに完膚なきまでにたたきのめされたほうがいいんだよ。
(玲志)こんなもんなくても勝ちますよ。
そりゃそうだろうけどね。
来年うちに来てもらえますか?もう少し考えさせてくれないか。
最高の条件を用意しておきますよ。
(兵頭)あっすいません。
(ウエートレス)はい失礼いたします。
(容子)今のは?グリーンモンスターのキャプテンだ。
わたしのメモとビデオを渡しておいた。
里中君の?里中にはどうしても見てもらいたいものがある。
だからわたしは戻ってきた。
氷の女神?そのためにはヤツを覚せいさせる必要がある。
(容子)覚せい?ヤツの羽根を奪ってやる。
(夏川)連絡しなくてごめんね。
もういいの。
こうして戻ってきてくれたんだから。
(夏川)思ったより仕事がうまくいかない時期が続いてね。
うん。
亜樹に連絡すればグチや泣き言を言ってたかもしれない。
言ってくれればよかったのに。
そんな情けない姿見せたくなかったんだよ電話口でも。
でも頑張ったかいはあった。
おめでとう。
ごめんね。
あの橋で君と話してた彼のこと聞いていいかな?ああ。
(容子)《彼は里中君の存在に気が付いたんでしょ?疑う可能性は強いわね。
「彼は誰?」って彼女に問いただすかもしれない》里中さんっていってね会社のホッケーチームの選手。
(容子)《でも彼女はこれからつらいわね。
もしかしたら一生嘘をつくの?》へえー。
そうなんだ。
わたしとあなたのことも知ってるの。
遠距離恋愛してるってこと。
そう。
(容子)《里中君はともかくとして彼女も嘘をつく。
ようやく戻ってきた恋人に》
(夏川)それ以上は何も聞かないよ。
君に寂しい思いをさせたのは誰であろうこの僕だから。
大切なのは経過ではなくて結果だ。
君があの橋で待っていてくれたという。
(友則)《行かないでくれって言った?彼氏んとこに戻らないでくれって泣いてわめいた?》約束したとおりに。
(容子)《原因は里中君にあると思う》
(亜樹)《ハルは何にも悪くないから全部わたしがいけないの》
(友則)《プライド捨てんのも案外プライドいるんだよね》何の用だよ?そろそろ会場に行く時間だろ。
(玲志)あんたら相手にそんなしゃかりきになることないじゃない。
何だと?
(玲志)ビデオでもチャチャッとチェックすりゃ余裕だよ。
ビデオ?昨日彼女とデートをしたよ。
彼女って?百合ちゃんさ。
美人だよね彼女。
誤解しないでほしいけど誘ってきたのは向こうのほうからだよ。
(大和)別に。
そんなこと俺にいちいち言うことないさ。
もう俺たち何でもないから。
(玲志)そう?じゃいただいちゃっていいわけね。
そういう言い方よせよ。
大事にしてやってくれよ。
ちょっと癖はあるけど根はいい子だから。
まじめにつきあってやってくれよ。
結婚前提にしてさ。
(玲志)結婚?ハハハハ!
(大和)何がおかしいんだよ?
(玲志)いや。
まだつきあい始めでそんな。
結婚なんて古いこと言うからさ。
古くたってそうしてくれ。
(玲志)悪いけどあり得ないね。
俺一部上場企業の一人息子なんだよ。
結婚相手は同じようなランクが望ましいんだ。
姿形なんかどうでもいい。
彼女美人だし愛人の口なら残ってるけどね。
それじゃ彼女は納得しない。
金銭的な面だけケアすりゃオッケーってタイプに見えるけど。
そんなことはない!それだけじゃ…。
だったら何であんたふられたわけ?フフッ。
まあいいや。
とにかくそういうことだから。
それじゃ。
(大和)ちょっと待てよ。
(大和)なあ?頼むよ。
結婚してやってくれよ。
(玲志)いいかげんにしろよお前。
お客さま見てるだろ。
(大和)遊ばないでやってくれよ。
なっ?
(玲志)離せよ。
(大和)まじめに…。
つきあうならまじめに結婚考えてさ。
やめろっつってんだろ!
(大和)頼むよ。
危ない!
(母親の悲鳴)
(客たちの悲鳴)俺は知らねえぞ。
こいつが勝手に。
〜〜お待たせしました。
すいません取材だなんて嘘をついて。
ううん。
試合前の取材いっつも断ってっから。
じゃあ嘘と知ってて。
あっ悪いんだけど手短に頼むよ。
あの橋で会いましたよね?うん。
君と亜樹の関係が知りたい。
本人から聞いてないの?あんまりしつこく深くは聞けませんよ。
嫉妬深くて小さな男だと思われたくない。
ヘヘヘ。
じゃあ俺の目の前にいる男は大きいの?それとも小さいの?どっち?フフフ。
嘘嘘。
気にしないで。
俺いっつも試合の前って気ぃたってっからさ。
気にしてませんよ。
あっそう。
もちろん彼女の事も信じてます。
うんそれは正解じゃねえかな。
あの子すげえいい子だし。
今どき珍しい古き良き時代の女っつーか。
古き良き時代?うん?ああごめんごめん。
何でもない。
フフフ。
でもこうしてあなたと会ってみて安心しましたよ。
安心?あなたは亜樹が好きになるようなタイプの人ではない。
フフッ。
失礼な言い方かもしれませんけど。
いやいいんじゃない。
お互い二度と会わなきゃいい話だし。
亜樹ともそうしてもらいたい。
心配しなくても俺ふられてんだからさ。
じゃああのときの彼女の涙は?寒ぃ。
そろそろいいかな?体冷えちった。
魔がさすということもある。
女性は寂しさに流されやすい生き物だ。
亜樹のことは信じてる。
だが亜樹も女だ。
好きじゃないのに寂しさから過ちを犯すこともあるかもしれない。
自分は向こうでどうだったの?今言ってるのは結婚する相手のことだよ。
ふーん。
彼女の名誉のために答えてやるよ。
あっそれから俺のプライドにかけても誓うね。
プライド。
過ちなんてなかった。
はあー。
真実しかなかった。
俺と亜樹は…。
真実で結ばれた。
んじゃ。
〜〜
(冴子)それで大和さんは?今手術中だ。
(冴子)みんなに知らせないと!
(兵頭)やめろ!チームを動揺させたいのか。
ですけど。
(兵頭)知ってどうなる?全員で駆けつけて試合放棄でもさせるか?相手をどこだと思ってる?チャンピオンチームだ。
グリーンモンスターだぞ。
(医師)随分出てるな。
しっかり吸って。
(医師)はい。
(医師)部分切除する。
開胸器。
(医師)ドゥルックどうですか?
(医師)下がってます。
68です。
(医師)急ごう。
ケリー。
出血量は?
(看護師)トータル1,200です。
サチュレーション下がってます。
(医師)輸血開始します。
(医師)お願いします。
(医師)肺鉗子。
(看護師)はい。
おい。
どうなってんだよ?冴子。
大和からまだ連絡ないのか?何度も電話してるわ。
あいつがリンク間違えるわけないしな。
友さんじゃないっすから!
(一同の騒ぐ声)うるせえ!すいません。
(兵頭)いいか?お前ら。
試合に集中しろ。
ヤツらは第一ピリオドから攻めてくる。
そして1点を取って甲羅のように鉄壁に守って勝ついつもの作戦で来るだろう。
守られたらほとんど勝ち目はない。
前半が勝負だ。
いいな。
(一同)はい!よっしゃー!行くぞ!
(選手たち)おう!ゴーリー!いいとこ見せろよ。
(選手)ウイッス。
ヘイ御曹子。
今日の俺かなり熱くなってるからひとつよろしくね。
おいどうした?いつもの減らず口で返してこいや。
俺のせいじゃないんだ。
お前何言ってんの?下痢でもしてんのか?ん?あいつが勝手に。
あいつ?大和?
(看護師)出血量2,200です。
(医師)ボリューム増やしてください。
(医師)血圧60です。
(医師)パンピングします。
(医師)輸血追加。
(看護師)輸血追加します。
(医師)3−0。
GIF準備して。
(看護師)はい。
てめえ大和に何かしたろ!?おい答えろ!里中!大和に何した!?2015/05/08(金) 14:55〜15:50
関西テレビ1
プライド #08[再][字]【オールスターキャストの最強ドラマ!木村拓哉 竹内結子】

「悲劇」
木村拓哉 竹内結子 坂口憲二 中越典子 佐藤隆太 MEGUMI 石田ゆり子 市川染五郎 佐藤浩市 山下徹大 谷原章介ほか

詳細情報
番組内容
里中ハル(木村拓哉)と村瀬亜樹(竹内結子)の恋愛ゲームに、終止符が打たれようとしていた。亜樹が待ち続けた恋人、夏川啓介(谷原章介)が帰国したのだ。思い出の橋で再会し、ハルの前で亜樹は夏川の元へと歩いていってしまう。堀田大和(坂口憲二)も、つき続けた嘘がバレてしまって相澤百合(中越典子)と別れることに…。
亜樹は、夏川と元の恋人同士に戻ろうとする。百合は、新たな恋を得ようと山本玲志(山下徹大)に…。
番組内容2
ハルは、一時のプライドを捨てて亜樹を求めた方が良いのでは?と、池上友則(市川染五郎)に諭される。玲志の口から百合と交際を始めたと聞いた大和は…。
出演者
木村拓哉 
竹内結子 
坂口憲二 
中越典子 
佐藤隆太 
MEGUMI 
石田ゆり子 
市川染五郎 
佐藤浩市 
山下徹大 
谷原章介 

ほか
スタッフ
【脚本】
野島伸司 

【プロデューサー】
大多亮 
杉尾敦弘 
牧野正 

【演出】
澤田鎌作 

【音楽】
「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」QUEEN

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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