大科学実験「空いっぱいの虹」 2015.05.08


今日の大実験の舞台は台湾。
大量の塩。
大量の水。
今回は台湾で何重もの虹を作る大実験に挑戦します。
だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
虹が見えた。
この虹をいっぱい作るにはどうしたらいいんだろう?2か所から水をまいても虹は1本だよね。
あれ?虹が2本?二重の虹だ。
まく場所を変えても…二重のままだ。
すごいね。
でもどうして?何か秘密があるのかな?何だ?左は塩水なんだ。
塩水をまいた時の虹はふつうの水の虹より下の方に見える。
水と塩水を使えば空に大きな二重の虹を作れるんじゃない?やってみよう。
そこでやって来たのは台湾。
この山。
全部塩なんだ。
ここは昔塩を作る塩田があった場所。
実験に使える塩があり塩水もまける。
ぴったりの場所だ。
まずは大量の塩水を作る。
塩2.5t水25,000。
かき混ぜるのは大変だね。
がんばって!次は放水準備。
消防士が14人。
そして強力なポンプが8台。
これで30m先までまくことができる。
3日かけて準備完了。
朝5時半。
天気は晴れ。
この実験にいちばんよい時間は朝6時から7時半。
太陽が低いと空に大きな虹が出る。
まず40mはなれた所から向かい合わせにふつうの水をまいて大きな虹を作る。
塩水はその手前にまく。
そして虹をさつえいするカメラは太陽の方角から水に向けてセットする。
6時いよいよ大実験開始だ。
まずふつうの水放水!おっ虹?ホースの向きを調整する。
大きな虹ができた。
もう1本虹を作ろう。
塩水をまく。
あ〜一部分だけど空に二重の虹がかかったね。
もっと濃い塩水もまけば3重の虹を作れるのかな?もっと濃い塩水を作れ。
25,000の水に5.5tの塩投入。
さっきの塩水のおよそ2倍の濃さだ。
混ぜるのはポンプを使って時間短縮。
あと1時間しかない。
急げ!あ〜雨?大変だ。
塩水がうすまっちゃうぞ。
今日はもうダメ?…と思ったら太陽が出た。
でも残り30分を切った。
放水開始!水そして塩水。
二重の虹が見えた。
その手前から濃い塩水を放水。
123。
虹が3本。
3重の虹だ。
いちばん下が濃い塩水の虹。
塩水が濃いほど虹は小さいんだね。
う〜んもう一本虹が見たいね。
おっもっと濃い塩水も用意してあったのか。
この塩水は25,000の水に10tの塩を投入。
…でかき混ぜたと。
あれ?プールの底に塩が。
これ以上塩がとけないほど濃いんだね。
水。
塩水。
濃い塩水。
さあもっとも濃い塩水をいちばん手前に放水。
どうなる?あれ?3本?いちばん下の虹が濃くなっただけか?あ〜3本目と4本目がびみょうに重なり合ってる。
うん虹が4本。
4重の虹だね。
今回の実験で水と塩水で大きさのちがう虹を作れることがわかった。
また塩水の濃さを変えると虹の大きさが変わることもわかった。
だからやってみなくちゃわからない。
「大科学実験」で。
2015/05/08(金) 15:30〜15:40
NHKEテレ1大阪
大科学実験「空いっぱいの虹」[字]

大スケールの実験をスタイリッシュな映像で描く科学教育番組“大科学実験”。今回は台湾の塩田で、水と塩水をまいて、幾重にも重なる不思議な虹を空いっぱいに描く。

詳細情報
番組内容
水と屈折率が異なる塩水をまいても、虹はできる。しかも、水をまいてできる虹とは見える大きさが違う。消防用ポンプを使って、高さ30m、幅40mにわたって水と塩水をまき、「四重の虹」を大空いっぱいにかけることに挑戦する。実験の舞台は、かつて広大な塩田があった台湾の七股塩山。台湾のテレビ局PTS(台湾公共放送)と協力しての大実験。【ナレーション】細野晴臣
出演者
【語り】細野晴臣

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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