スタジオパークからこんにちは 筧利夫 2015.05.08


この地震による津波の心配はありません。
生字幕放送でお伝えします伊藤⇒スタジオパークから…観客⇒こんにちは!ありがとうございます皆さん。
きょう東京は暑いですね。
清水⇒いい天気ですよね。
きょうのゲストもとっても。
太陽のような方です。
ご紹介します。
俳優の筧利夫さんです。
走った!筧⇒暑いだろう、もっと暑くしてやる。
カモン、ああー!暑苦しい感じですけれども。
すいません、おわびします。
筧利夫さんです。
よろしくお願いします。
筧さんは、あさってBSプレミアムでスタートしますプレミアムドラマ「ボクの妻と結婚してください。
」にご出演です。
このドラマのお話を伺っていきたいと思います。
いっぱいしゃべりたいと思います。
やかましい。
そのエネルギッシュな秘密もね。
知りたいと思います。
キムチを食べています。
そんな筧利夫さんへの質問メッセージもどんどん募集しております。
お待ちしておりますよ。
筧さん、スタジオのお席のほうへお願いします。
今ここで。
転んでいたんですよ。
ちゃんと撮ってくれないと!全然映っていなかったんですけどね。
ちょっと空振りな感じになってしまいましたけど。
はっきり言うのはやめてください。
彼は彼で傷ついているんです。
ご紹介します、俳優の筧利夫さんです。
よろしくお願いします。
清水さんとはごいっしょにお仕事されたことは?何度もね。
四国のほうではクイズ番組の司会も担当なさって。
そのときはゲストで清水さんがいらしていつも大体どちらかが司会でどちらかがゲストという感じです。
こういうノリで。
きょうは私が司会で。
筧さんがゲストですね。
きょうは3割増しになっています。
その勢いでいっちゃいましょう。
ご出演のドラマはプレミアムドラマ「ボクの妻と結婚してください。
」主人公はテレビ局で営業の仕事をしている内村光良さん。
その妻が木村多江さん。
筧さんは。
内村さんの会社の同僚で親友で奥様とも知り合いです。
バラエティー番組のディレクターをやっているんですよね。
そうです。
またタイトルが。
意味深ですよね。
結婚しているのに。
自分の妻をすすめる、どういうことでしょうね。
人を笑わせるのが大好きな主人公・三村修治は子どものころからの夢をかなえテレビ局に勤めています。
よう!どう?営業。
うーん、これはこれで案外向いてるんじゃないかって思うんだよね。
ほう。
筧さんが演じるのはバラエティー制作部のディレクター・立木宏。
三村の大親友で人生のよき理解者です。
仕事では挫折もしたけどそれでも十分幸せだ。
好きになった人と結婚をして子どももいて、家も手に入れて。
それがずっと変わらず続くと当然のように思っていた。
しかし…。
できればご家族とごいっしょにとご連絡を差し上げたんですが。
すい臓がん。
余命…6か月。
僕が死んだら妻はどうしたらいいんですか?そんなこと知ったら笑えないじゃないですかなんにも。
突然すぎる余命6か月の宣告。
しかし、愛する家族から笑顔が消えることだけはなんとしてでも避けたい。
そして…。
決めた。
お願いしたいことがあってですね。
彩子!自分亡きあとも家族が笑顔でいられるよう考えついたのは、なんと妻の再婚相手を探すことでした。
難しい話はやめろよ?あんまり頭よくないんだから。
分かってるよ。
大事なのは、妻と息子が笑えてるってことなんです。
お願いがあります!僕の妻と…。
いやいやいやいやいや!私が結婚?いや、だって…。
僕の妻と結婚してください!こういう意味だったんだ。
微妙に展開が読めるような内容でございました。
予想と違った。
妻の再婚相手を探すということで候補者の中に入っているんですよね、筧さんは親友として。
写真も大きいですからね。
ゲストだから大きくしたんですけどもね。
立木宏役です。
バラエティー番組のディレクター役で三村とも親友です。
奥さんの木村多江さん演じる彩子とも仲がいいんですよね。
その候補の1人で主治医だった小泉孝太郎さんが演じるお医者さんも入っています。
吉田栄作さんが演じるのは妻の初恋の相手です。
こういうドラマなんですけれども。
バラエティー色もありヒューマンな感じもあり。
しかもイケメンばっかりが出ていますからね。
自分も含めてですね。
もちろんです。
笑い声
今回の役はどうですか?役はどうですかと言われてもね。
漠然としていましたね。
非常に楽しかったです。
やっぱり内村さんとの絡みも楽しかったですし何でしょうかいろいろ変わったバラエティーのディレクターという役どころですので。
昔からそんなにちゃらかったっけ?とにかく今回楽しかったのは役作りでございますよこの髪形から入って、衣装、すべて天然パーマという設定でやっていますので毎回毎回、1時間ぐらいかけてメークのお姉さんにロッドで巻いてもらったんです。
この頭はかつらをかぶっているわけではないんですね。
パーマをかけるわけにもいきませんので毎朝ロッドでやっていたんですよ。
朝が早い早い。
そんなに声を出さなくても聞こえますよ。
でも人がいると声を張る癖がついていて。
演じる癖がついているんでしょうね。
いなかったら小さい声でやるんですけどね。
普通な感じでやってくださいよ。
今回脚本は、岡田惠和さんですけれども実際に今回こういう形で参加されてどうでしたか。
作品として。
最初に脚本を読んだときに思ったのはこの作品は絶対に賞を取ると思っていました。
どこからもらうのかは分かりませんが賞を取ると。
内村さんは主演男優賞を取ると。
なので僕は内村さんを男にするために、今回のドラマは頑張ろうと思いましたね。
こっちがハイになるとこっちがダウンします。
どう対応したらいいのか。
主治医と看護師と患者さんみたいな感じになっていますけど。
内村さんを男にしようというつもりで。
そうです。
岡田作品ですし間違いないですね。
岡田さんの作品というのがせりふがよくできているので一言一句変えたくないという感じがするんですよね。
アドリブとかで。
アドリブは多少入れるとしても基本の構成は変えずにそのまま覚えてそのまましゃべりたいというふうに思わせる脚本なんですよ。
前にもやったんですけれども。
今回は、アドリブとかそういうものは。
アドリブはいっぱい入っています。
せりふもしゃべって、アドリブもいっぱい入っています。
そうやって演じていらっしゃいますが現場での筧さんはどんな感じなのか内村光良さんと木村多江さんにお話を伺いました。
いつもね、筧さんに励まされたんですよ。
すごい俺に気遣ってくれて。
あれでしょ、バラエティーきのう遅かったんでしょ?もっと入り遅くてもいいのにね、とかね。
俺のバラエティーやってることをすごく気遣ってもらって。
非常に毎回なんか励ましてもらってました。
とにかくNGを出さない。
もう完璧に入っているのにさらにアドリブをぶっ込んでくるというですね。
俺、本番で急にエキストラの人に話しかけたときびっくりしましたからね。
バス停で並んでいる横のエキストラの人に急に台本にないねえ、とか言い始めて。
ええ、とかやだ、ありえないとか言いながらいつの間にか最後には、だーって泣いちゃうみたいなのがさ求められてるんですよ。
まいったよ。
本当にそのたび驚かされますけどなんとかそれに頑張って食らいついていってましたね。
シリアスなシーンだったんですけどそのときにスキップしながら彩ちゃーんって言いながらスキップしながら来たときにこれこのシーンできるかなって。
多江さんが泣かなきゃいけないシーンのときに目の前で柳葉さんのものまねとか。
そうそう。
でもそのあと今度泣くときになると、じわってまたいいお芝居されるんですよ。
すごいなこの人幅広すぎるなって。
もう言ってしまってましたね。
ものまねなんかも入っていたんですよ。
ものまねをされていたんですね柳葉さんの。
どういう感じだったんですか。
それは後半のほうに出てくるので楽しみにしていただいて僕は1話2話はあまり出てなくて3話以降だいぶ出て来るので。
この写真を海外の人が見たらコメディアンが左側で右側が役者さんだと思われますよね。
内村さんがバラエティーをやっているので、そういう感じの演技をしそうな感じなんですが、結構ストレートなんですよね。
もともとは舞台の方ですから内村さんは。
サービス精神が旺盛ですよね。
何でもかんでも思いついたものをぶち込みたいという。
新しいルー大柴さんですね。
よく似ていると言われます。
シリアスな本番の目の前で逆のものをやっていたら出演者の人大変なんじゃないですか。
木村さんは伴宙太みたいに泣く人なんでカメラは遠くから撮っていて木村さんは撮っていないのに俺の目の前で泣くんですよ。
そうやって演じてらっしゃったんですが、そんな筧さんを見た内村さんと木村さんとても役作りで驚いたことがあったそうです。
それはいったい何なのか。
写真にヒントが隠されています。
お考えください。
もじゃもじゃのパーマ、地毛とおっしゃっていました。
それにびっくりしたという方パーマを自分でかける、と思った方は青ボタンです。
不精ひげは手描きか何なのか、分からないですけれども手描きと思った方は緑ボタンを押してください。
メールをご紹介します。
神奈川県の横浜の女性の方からです。
カケイストとしてさまざまな筧さんを拝見してきました。
今回の筧さんのパンチパーマにはどぎもを抜かれております。
パンチパーマというかくりくりですね。
もともとこういう地毛だという設定です。
天然パーマという。
映画でのオールバックのきりっとしたお姿からサングラスで不精ひげでパンチのうさんくさい役まで。
どんな役でも筧利夫カラーに染めてしまうそんなあなたが大好きです。
ありがとうございます。
私もあなたが大好きです。
チャラい。
言うな。
髪形も相当こだわって。
映画ではオールバック。
「踊る大捜査線」のあの役なのかしら。
オールバックは手っとり早いのでよくしますね。
どんな役でも筧利夫カラーに染めてしまうと書いてありました。
今回の役作りで、しかもバラエティーのディレクター立木はどういう人物なんですか筧さんがとらえてるのは。
このヘアスタイルは前に一緒に仕事したことがあるヘアメークの主任の方が提案してくれた髪形なんですよ。
前にヘアメークの人とは1回ごいっしょしたことがあってそのときの監督さんが「神様はバリにいる」っていう映画を撮っているんですけど天然パーマでちょびひげを生やしていてそれをデフォルメにしているんです。
内村さんと木村さんがびっくりしたことはこちらだそうです。
視聴者の方の答えです。
ひげは手描き、というのがいちばん多いです。
いちばん少ないのはパーマは自分でかける。
答えを聞いてまいりました。
これから6話見ていけば分かりますけどもあの服しか着ないんですよ。
あの人着替えない。
着替えるの好きじゃないんです。
1着で済ませるんだよ。
帰るのすごい早いんですよね。
帰るの超早い。
もうパーマとか、メークさんが1時間半かけてやってたりとかひげもやってる。
そのまま帰るんです、落とさずに。
超早いです、あの人。
衣装が1着のみ。
それに驚いたということです。
これはあえて?大体1着にしていますねどんなドラマでも。
監督さんがよほどここは違うのを着てくれと言わないかぎりは1着にしています。
なぜかというとその1着できちんと考えて絞り上げて作ったほうがそれをずっときていたほうが役が印象つけやすいんですよ。
例えばきょうはお葬式だからというんだったら、ちゃんと着ないといけないんですけど特殊なシチュエーションでないかぎり1枚で通して1枚通したほうが印象がつくんじゃないかなと思うんです。
そのかわりすごくこだわるんですよ、細かいところまで。
こだわってらっしゃるということで実際にドラマで使った筧さんの衣装を持ってまいりました。
どの辺に筧さんのこだわりが。
細かいところからいうとジーパン汚してあるところベルトがちゃんとしごいてあるくたびれさせている。
本番中はこういうふうに着ていたので針金が入っているんですねシャツに。
ワイヤーが入っている。
いつもこうしていたかったので針金を衣装さんに頼んで入れてもらったんです。
すそも、いつもしわくちゃであるということが偶然ではなく作りでできているように今、針金が飛び出ましたけれども。
本当だ。
頼んだんですか?入れてくださいと。
そんなこだわりがあったんですね。
そしてここには使い捨てカイロがあります。
これは年代物ですよ。
携帯カイロですね。
持って行きなさい。
やっと会えたよ、ありがとう。
腕章もね。
ここにつけようよと僕が提案をしたんです。
笑劇という腕章は見たことがありません。
作ってもらったんです。
バラエティー班の腕章をということで。
派手な色のジャンパーはたいていこういうジャンパーは真っ黒だったりカーキ色だったりしますよね。
衣装合わせをするときに監督さんと2時間ぐらい事務所でお話をしてそれから臨みました。
衣装合わせのときは4パターンぐらいできていたんです。
そのうちの1着なんです。
すばらしい衣装部の方でした。
本当に。
そこまでなんでこだわるんですか。
1着にこだわるというのはね。
映像は、見てくれ、外見というのが大きいと思うんですよ。
導入部としてスタッフの方と会うのも衣装合わせが最初なので、そこできちんとやっていくというのが。
芝居はそのあと。
芝居は二の次です。
その日の天候とかいろんなバランスで変わりますから芝居は。
筧さんは、てれ屋さんですね。
何を言う、急に。
こうやって見えないところまでこだわって、役作りに生かしているんですね。
衣装のほうもぜひ、ドラマで注目していただきたいと思います。
あさってスタートしますプレミアムドラマ全6回ぜひご覧ください。
続いては、清水さんに筧利夫さんにぐぐっと迫っていただきます。
筧利夫さんは、1962年静岡県浜松市に誕生しました。
こちら、お父様ですか?これは長男です。
左ですよ。
僕と20歳離れておりますので。
お父さんにしか見えない。
そんなに離れているんですねご兄弟が。
本当に?私はふざけているのかと思ったお兄さんは20歳上で。
そうなんですよ。
きょうだいは?上に3人いますね。
こういう形です。
みんなもうおじいさんとおばあさんです。
授業参観の雰囲気で。
じゃあ愛されていたんじゃないですか。
家族のために名前を言っていいですか。
結構です。
中学時代、演劇部の芝居を見て俳優になりたいと憧れを持ちます。
しかし、演劇部が軟弱に感じられ高校までは演劇とは無縁で過ごします。
抵抗があったんですか?文化系な感じがしますからね演劇部は。
実際やるようになってそうじゃないって分かるんですけど。
体育会系なんですか?バスケットボール部でした。
俳優になりたいという思いはずっと?中学から思っていました。
そして満を持して大学は大阪芸術大学の舞台芸術学科へ進学。
ここで本格的に演劇活動を始めます。
それが劇団新感線。
同期には渡辺いっけいさん。
後輩には古田新太さんもいらっしゃいました。
ここで初めて演技をしたんですね。
ほぼ初めてと言っていいですね。
本格的に舞台に出て。
おもしろい劇団ですからね。
10万人、お客さんが入りますからね。
大学卒業後、劇団新感線を退団し鴻上尚史さんが主宰する新進気鋭の劇団・第三舞台に参加。
数々の舞台に出演し劇団を代表する看板俳優として活躍します。
第三舞台に入ったときに数百人候補生がいてその中の1人に選ばれたんですよね。
絶対選びたくない。
もめごとを起こすみたい。
まさにそんなふうに言われていました。
オーディションのときにみんな、筧君が入るともめ事が起きるから入れたくないと言ったらしいんですよ。
パンチパーマにひげで、いかつい感じですよね。
中身もこういう感じだったんですか。
そうですね、大学時代はこんな感じです。
少林寺拳法部でこういう頭にしなければいけないってのは決まりですよ。
パンチパーマかオールバックですよ。
空手部とか少林寺拳法部は。
でも最終的に1人選ばれたんですね。
鴻上さんがそんなに危ないやつだったら入れようと選んでくれたらしいです。
その後は映像の世界へも活動の場を広げ大河ドラマ「龍馬伝」をはじめ多くのドラマやバラエティーに出演してきました。
いろんな役どころをなさっています。
ミュージカル「ミス・サイゴン」の主演も務めるなど歌って踊れる個性派俳優として活躍しています。
歌もできたんだ。
本当にバラエティー豊か。
俳優だけではなくバラエティー番組の司会もたくさんされています。
いちばんの原点なのは劇団第三舞台。
はい。
1981年に鴻上尚史さんが立ち上げて、スピード感あふれるせりふ回しや音楽やダンス、鋭い風刺とギャグの応酬で高い人気を博したちょうど80年代の小劇場ブームをけん引していた劇団の1つだったんですね。
筧さんが入った当時は本当に人気が上がっていく時期だったんですよね。
僕が入ったときは、もう急に人気が上がり始めたときですね。
5000人ぐらいの観客動員が。
7500人、1万人、2万人となっていた時期ですね。
当時活躍されていた映像があります。
87年の舞台です。
筧さんが入団して3年目の舞台です。
みよこと初めてのデートで喫茶店に入って彼女がレモンスカッシュを飲んだときに使ったストロー!僕がマイルドセブンを口にくわえたとき、みよこが、さっと火をつけてくれたマッチの軸!彼女が僕の家に遊びに来たときに飲み干したレモンティーのカップにこびりついた滴をもう一度お湯に溶かして集めたもの!彼女が喫茶店の洋式便器に座ったとき皮膚接触した便座!♪〜「翼の折れたエンジェル」
拍手
ポーズは決まっているんですけれど便座を掲げているんですね。
87年、うなぎのぼりの時期なんですね。
どんどんうなぎのぼりの印象があるんですけどね。
人生がすごくなってるなと感じるんですけれどその風格のなさは何なんですか。
なんてこと。
どういう司会なんだよ。
腰が低いというか、ずっと。
まだまだうなぎのぼりだから。
失礼しました。
僕も早く気を済ませたいんですが何をやっても気が済まないんです。
ずっと若手な感じ。
今も主演映画が上映されていますがまだ気が済まないんですよ。
劇団新感線で活躍して第三舞台でも活躍して劇団を変えたのは何かあるんですか。
新感線をやってきて卒業という時期にさしあたって大阪から東京に行ったほうがいいんじゃないかって先輩が第三舞台を紹介してくれてオーディションを受けました。
入ってみてどうでしたか。
違うものですか。
新感線は振り付けのようにいのうえひでのりさんという演出家が指示をしてくれて、言われたとおりにやればいいんですが第三舞台は、とにかくやってって。
君が考えたとおりにやってって。
僕は交通整理をするだけだから君がやらないと何も始まらないんだよと台本を渡されるじゃないですか20ページくらい渡されるんです。
でも次の日にもう台本を持ってはいけないんです、立ち稽古で、覚えられるわけがないでしょう。
しょうがないからせりふが途中でとぎれますよね。
あとは奇声を発するだけです。
あーとかぎゃーとか羽をもがれたセミのようにみんななってのたうち回ってるんです稽古場で地獄絵図でしたよ。
それぐらい厳しい劇団でした。
鴻上尚史さんは厳しい方だったんですね。
それはそれは厳しかったです。
自由にと言われるのがいちばん困りますよね。
ある程度できてくれば蓄積があるのでやれるところもあるんですが最初はないですからね。
あうんの呼吸も難しそうですね。
だってまだ空っぽですもん。
その前は振り付けで全部やっているわけですからね。
いのうえさんの才能を体に入れてもらってやっている。
それなのに空っぽなのに、はいやって、って言われて何を出せばいいんでしょうかと。
じゃあ役者さんは両方できなきゃいけないんですね。
言われたとおりにもできなきゃいけないし自分で演出もできなければいけないし。
両方のパターンですね。
自由にやってと言われてできるようになったのはきっかけっていうのはあるんですか。
自主性が芽生えたというところですかね25歳ぐらいから自分の中に何もないんだったらどこからか仕入れなければいけない。
いろんな映画や演技を見てパクったりしてマイケル・ジャクソンの踊りをぱくったりとか。
吸収するのね。
踊りやダンスを習いに行ってその動きを演技の中に入れてみるとかとにかく動けという時代だったので何もやって出てこないと、きのうの夜お前何をやっていたんだって。
鴻上さんはそういう人でした。
厳しいですね。
自発性は自分で見つけろと。
ゆうべ遅くまでおねえちゃんと酒飲んでいようが朝まで台本と格闘していようが今ここで出した人が勝ちなんだよと。
穏やかそうに見えますけどね。
昔は鬼のような方でしたよ。
それがあって、今の筧さんがあるわけですからね。
僕が昔稽古と稽古の間におしゃべりをしていたんです。
そしたら筧、ってテニスプレーヤーのジョン・マッケンロー選手がテニスの試合の直前にコートの真ん中まで行ってネットを股に挟んでコートに戻って試合ができればいいけど、お前はできないんだから黙ってろと。
分かりますか。
準備をしておくということです。
悪影響を受けてるみたいですからね。
ある俳優さんが夜の10時過ぎに夜遅くまで稽古やっていて、せりふが破産ぎみになったんです。
あるせりふをちょっと待てと。
大人はどこに行っても破産する場所はないんだぞって言ったんです。
どれだけ経験してるんでしょうね人生を。
でも、いいことばですね。
それが筧さんの今のベースになってるんですか。
今でもこうして話すぐらいですからね。
この話をもう何回しゃべってるだろう。
傷もあるし、宝でもあるし憎しみと愛と。
愛憎まみえてですね。
大人になると注意をされなくなりますからね。
第三舞台が今の基礎になっているんですね。
俳優・筧さんに迫ってみました。
続いてこのテンションが、いったいどこからくるのか。
その秘けつを探っていきましょう。
こんなに失笑が漏れている会場はないですよ。
健康の秘けつがあるそうです。
早寝早起きなんだ。
さっきのいかつい写真とは真逆の人間ですね。
真逆になりましたね。
だんだんとなんですけれど大体朝7時にうちを出るときは3時に起きるようにしているんです。
4時間前に?仕事のときだけ、そうしていてもプライベートでのんべんだらりとして仕事で戻すのは大変なのでいつも3時になってしまって。
身についちゃったということ?身につきましたね。
年をとったんじゃないの?目覚めが早くなるとは言いますけれどでも、4時間、何をやるんですか。
体操やったり、ウォーキングをやったり、朝食を食べたり、準備を整え髪形も整え、衣装を着てメークもして。
自分のうちでやっていくんですか現場に。
極力、うちにいる時間を取りたいんです。
意外。
用意していかないと現場に入ってからやらなきゃいけないでしょ。
その時間がもったいないので。
家で完璧にして、現場ですぐにできるように。
早寝は?寝るときは早いときは5時に寝ます。
今5時は昼間みたいに明るいですよ。
何かおかしいですか。
普通だと思っていますが何か。
夕方5時、起きるのも寝るのも変ですよ。
たまには7時半ぐらいに目が覚めますけれど。
3時に起きるために早いんです。
意外と真面目なんですね。
僕の夕食は3時ですから。
おやつの時間ですよ。
打ち上げとかは?終わってみんなで飲みに行く。
ああ〜、迷惑な話ですね。
今となっては。
じゃあ、参加しないときもある。
参加はもちろんしますよ楽しいですからそのために夕食を相当早めにとっときますね。
飲むまで食料を入れないようにする。
次の日まで。
すごい変わっている。
早寝早起きは何年ぐらいやってらっしゃるんですか?数年になります。
きっかけがあったんですか?きっかけも、何も7時に出るためにはだんだん前倒しになっていったんです。
最初の5時だったんだけど4時、3時になって早く起きるために早く寝なければいけないじゃないですか。
早く寝るためには早く消化をするために早くごはんを食べなきゃいけない。
自然な感じでルーチンができたんですね。
三文の徳ではないですけど早起きっていいと言いますね。
12時前に寝ておいたほうが、若さはいいと思っていると言いますよね。
なんちゃらホルモンが出るからね。
そうやって、パワーが出てきているここでクイズです。
寝るときに必ずしていることがあるといいます。
いったい、それは何でしょうか。
お考えください。
脚を60度上げるってすごい角度ですね。
ストレッチをしてっていうことなのかしら。
どれもおかしな答えですね。
どれも変ですね。
新潟県の方のメールです。
男性です。
47歳、中年太りの男性です。
ダイエットをしても失敗ばかり。
筧さんのような切れのあるシャープな体型に憧れます。
体型維持のために心がけていることは何かありますか?全国の中年太りに向けてアドバイス、お願いします。
何かやっていますか?腹6分目ぐらいにすることですかね。
朝食なんかも4時半とかに食べるので早いとね、そんなには食べられないんです。
自然と腹6分目ぐらいになるんです、量が。
でもものすごく食べると旅館なんかでね翌日の朝食もおいしいでしょ。
そうやって小さくしていくといいますよね、胃をね。
全部6分目なんですか。
それぐらいになってきましたよ。
急にまともなことを言うからみんなびっくりしている。
そういうふうにしているんですね。
寝るときに必ず何をしているか視聴者の皆さんのお答えです。
いちばん多いのが口にテープを貼るですね。
うるさいから。
黙ってろってことですか。
お答えは?口にテープを貼る、です。
多くの方、正解です。
なんで?知らないんですか。
役者は常識ですよ。
マスクじゃなくて?マスクだと足りないですよ。
縦なんだ。
かぶれない粘着性のもので出しているシールが市販されていてそれを1枚ふだんは貼っています。
寝ていますね。
なぜ口に貼るんですか。
寝ている間に不用意に口を開けてのどを乾燥させないためです。
いびきなんかかいてね。
それがのどの炎症につながって声がれにつながりますから。
真面目ですね。
続いてるんですか。
年がら年中やっています。
筧⇒ふだんがこうで舞台があるとシールが増えます。
伊藤⇒貼りすぎでしょう。
ほとんど猿ぐつわですね。
窒息しちゃいますよ。
一切、空気が侵入しないようにするんです。
舞台のときは100%鼻呼吸です。
ストイックですね。
若いときによく声が枯れたので。
だからこうなっています。
これがいちばんいい方法ですか。
潤いがキープできて。
いちばんですね。
説明書には1枚貼ってくださいって書いてあると思うんですけれど皆さんまねをしないでくださいね。
睡眠時無呼吸症の人たちも使っていたりするんです。
これも、あくまでも舞台のためなんですね。
すべて舞台。
非常にいいですよ。
歯ぎしり防止でマウスピースもしていますしね。
だから今、こんなにしゃべるのかな。
反動でね。
ほかに舞台のためにやっていることはありますか。
いろいろやっていますけどね。
スポーツなんかも?昔は家庭用のピラミッドとか買って、その中に入っていました。
スチールパイプでできた2万7000円ぐらいのピラミッドが売っていてピラミッドタワーってあったでしょ。
はやりましたね。
それを組み立てて中でお酒を飲んでいました。
ストイック。
変な宗教じゃないですよね。
そういうの売ってましたからね。
いろいろやって健康とテンションを保っている。
ありとあらゆることをやるんです。
体を張っていますね。
最後に質問・メッセージ届いていますのでご紹介します。
質問です。
大分県の方、女性です。
画面からあふれ出るほど元気な筧さん。
お昼ごはんを食べながら圧倒されています。
お箸が止まっている人多いんじゃないですか。
静かにぼうっとする時間はあるんですか。
ないです。
海なんかを見に行っても5分と無理でしょう。
もたないですね。
ハワイでゆっくりなんて一切できません。
東京都の方です。
休日にはどんなジャンルのテレビ番組を見ていますか。
ご自身がディレクターとして番組を作るとしたらどんな番組を作ってみたいですか。
休日はパーソナリティーの人が、居酒屋さんを巡る番組ですね。
最近、ありますね。
そういうのを見て一緒に居酒屋に行っている気分を味わっています。
お酒は好きなんですか。
毎日飲みます。
家で飲んで早く寝るんですね。
メッセージです。
埼玉県の女性です。
舞台俳優がスタートの筧さん、板の上に立つお姿は、さらに輝いていらしてとってもすてき大好きです。
BSプレミアムドラマ「ボク妻」、すでに短くしています「ボク妻」で何かやらかしそうな

立木ディレクターの大活躍楽しみにしています。
ありがとうございます。
確かに何かやりそうな雰囲気がありますよね、あの格好から見ても。
東京都の方です。
学生のころ、舞台を見に行ってからその姿にくぎづけになりました。
楽屋から出てくる筧さんに握手をしていただいたのが一生の思い出です。
私も結婚して家庭を築きましたが、親子で少林寺拳法をしているのも筧さんの影響かもしれません。
家族みんなで応援しています。
ありがとうございます。
東京都の方。
「名曲探偵アマデウス」が大好きでした。
筧さんにしかできないインパクトの強い番組でした。
復活してほしいと思います。
検討します。
2015/05/08(金) 13:05〜13:52
NHK総合1・神戸
スタジオパークからこんにちは 筧利夫[字][双]

プレミアムドラマ「ボクの妻と結婚してください。」主人公の友人役で出演!役作りにこだわり続けた俳優生活を語る。ゲスト:筧利夫 司会:伊藤雄彦アナ、清水ミチコ

詳細情報
番組内容
双方向データ放送番組。テレビのリモコンを使って、ゲストに関するクイズやアンケートに挑戦!気になるゲストの生トークにあなたも参加しませんか?テレビをネットにつなぐとさらに楽しめます。
出演者
【出演】筧利夫,【司会】清水ミチコ,伊藤雄彦

ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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