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 沖縄県は11日、翁長雄志知事が27日から訪米することを明らかにした。米国務省や国防総省の次官補らとの会談を希望しており、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を同県名護市辺野古に移設する計画への反対を訴える。

 県によると、日本時間の27日に出国し、まずハワイを訪問。日系人のデービッド・イゲ知事との会談などを検討している。現地時間の30日にワシントンに移り、6月4日まで米政府高官や連邦議員、シンクタンクを訪ねる予定で、日本時間の5日に帰国する。具体的な訪問先は調整中。訪米前に東京の日本外国特派員協会で記者会見することも計画しているという。

 県幹部は「沖縄の基地問題や現状を米政府や国民に伝え、普天間移設問題への理解と協力を求めたい」。県内の基地所在市町村長らにも同行を呼びかける。