先日発売したLINEスタンプくいしんぼうシマリスくんですが、
iPhoneの無料アプリ『PicsArt』を使って作りました!

Androidアプリ  


このアプリを使った理由は下記3点です!
・レイヤーがある
・png保存が出来る
・画像の大きさを指定できる

レイヤーとは透明のセル画を重ねたように層で描ける機能です。
そして、png〈ピング〉とはLINEスタンプで提出が求められている透明色を指定できる画像形式です。

LINEスタンプの画像指定はこちら
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メイン画像
必要数:1個
フォーマット:PNG
サイズ:W 240×H 240 pixel



スタンプ画像
必要数:40個
フォーマット:PNG
サイズ (最大):W 370×H 320 pixel


トークルームタブ画像
必要数:1個
フォーマット:PNG
サイズ:W 96×H 74 pixel

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〜制作の流れ〜

1.ペンで紙に描く。
私は家にあるサインペンと裏紙を使いました。ようするになんでも良いのです。
私としては太めのペンの方が描きやすかったのでサインペンで。

2.携帯で写真に撮る
スタンプ一個につき、一枚で写真に撮りました。
それも特に気にせず部屋で撮ったので、
明るさもまちまち、
こんな感じでカメラロールに並んでいました。

3.アプリでなぞる
PicsArtのDraw機能を使いました。

Blankで大きさを指定します。
すべて同じ大きさで作れば、ペンの太さなども統一できます。
私はそれに気づくのが遅く、バラバラな大きさのキャンバスに描いていたので、線の太さがバラバラなんですよね…。
毎回同じ大きさに揃えてくださいね!
LINEスタンプはW 370×H 320 pixel!


真っ白なキャンバスに、Photo機能で、先ほどの手書きのが画像を貼り付けます。

はじめからこの画像をキャンバスにしないのは、キャンバスの大きさを揃えるためです。ペタッとね。

一番右下のひし形が重なっているマークがレイヤーマーク。
クリックすると、キャンバスの上に画像を貼り付けているのがわかります。
ひし形の中に+まーくのところをクリックして、写真の上にもう一枚レイヤーを増やします。


Layerをクリック。


この増やした透明のレイヤーに描いていきます。

なぞるペンを選びます。
キャンバスの大きさを同じにし、
毎回同じペン、同じ太さにすれば、
太さが揃えられますよ!


色も選びます。
左上のフェーダーのところをクリックする数字で管理ができるので、毎回同じ色にすることができます。


さて、なぞる時のポイントは、
拡大する、です。
下の絵がどんなかわからなくなるくらい
拡大して、ただなぞります。
これがiPadとかのような大きな画面なら
対して拡大しなくてもなぞれると思います。


携帯は小さな画面なので、
あまり小回りがきかないので、
ひたすら拡大してずらしてなぞりました。

なぞっているところ。


このなぞるのが終わればそれで完成でもいいです。
線画だけのスタンプもあります。


時々、△と◯が組み合わさったアイコンのところの、図形を使って楽をしたりもしました。

丸をずらして、月を作ったり。
スタンプ自体を丸の中に描いたデザインにしてみたり、星を散らしたりするのも、図形にお世話になりました。


5.色を塗る

線画が出来たらまたレイヤーを加えて、線画の下のレイヤーに色をつけます。

色を塗るときはペンを太くして、
わーと適当に塗りました。
レイヤーが違えば、線画が重なるので塗り絵気分で楽しいです。


色が違うところはさらにレイヤーを増やして色を変えて塗り。


ほっぺたの部分などは、ペンの種類や透明度を変えてぬりました。




私のスタンプの特徴、丸いのは図形から。


はみ出たところを消したりして、文字も重ねて完成!


最後に注意したいのは、保存するとき。
最終的に、なぞる元になった写真はマイナスマークで消してください。
そして、白とグレーの格子柄は透明部分なのでその透明部分を残してpngで保存します。
残念ながら、このアプリ、一度保存したら、もうレイヤーを維持することができないので、作るときは最後まで一気に作るつもりで。
保存は右上のチェックマーク。

四角から上に向かって出ている矢印マークをクリック。
下に向かってる矢印で保存するとjpgで保存されてしまうので注意!

Galleryをクリックして保存。



6.パソコンに送る
残念ながらiPhoneで出来るのはここまで。
LINEへの登録はパソコンから。
というわけで私は、Dropbox を使って、計42個の画像をパソコンに送りました。




一個あたり20分程度、通勤電車で行きに一個、帰りに一個のペースで作りました。
考案期間を入れても一ヶ月ちょっと。
頑張りました。


〜作るコツ〜
・40個を割って考える
40個考えるのがやはり大変でした。
なので、私は、4個もしくは8個単位で考えて作りました。
丸いシールっぽいのを8個、
よく使うスタンプを全身もしくは上半身で8個、顔だけのものを4個…など。
8個で区切ると作りやすかったですよ!


・仲間と作る
絵自体は一人で黙々と描きましたが、
友達も同じ期間に一緒に作りました。
励ましあいながらだったからできたと思います!
そのやり方については別エントリーにて。

〜作ってよかったこと〜
・自分の絵が商品になる!
これって、イラストレーターでも漫画家でもない私にとってとにかくすごいこと。
自分で使うだけで嬉しいうえに、友達が買ってくれて嬉しかったです。
ありがとうございます。

・達成感!!!
これすごかったです。やりきったー!という達成感!商品化したときの嬉しさと合わせていい気分でした。


というわけで、iPhone片手にLINEスタンプを作った作り方をまとめてみました。
こんな素人で、たいしたソフトを持ってなくても出来たよー!ということで。


くいしんぼうシマリスくん、ぜひ使ってくださいね!