モスクワ=林望
2015年5月11日00時09分
中国の習近平(シーチンピン)国家主席は10日、対独戦勝70周年記念式典参加のため訪れていたロシアでの日程を終えた。中ロの固い結束を世界に印象づけた訪問を踏まえ、中国は9月のパレードなど「反ファシズム戦争勝利70周年」への取り組みを強めていく。
9日午後、「赤の広場」に向かうモスクワの大通りは、祖父母らのモノクロ写真を掲げる数十万の市民で埋め尽くされた。第2次世界大戦を戦った元兵士や、犠牲になった人々の遺族による恒例のパレードだ。
その中に、中国から参加して毛沢東や劉少奇ら元国家主席の写真を掲げる人々の姿もあった。旧ソ連で育ち、対独戦争で負傷した兵士の介護などに当たった劉少奇の娘ら、ロシアと縁の深い党高官の子弟らだ。
8日には習氏が日中戦争の末期に中国東北部(旧満州)に攻め入った旧ソ連軍の元兵士18人と面会。習氏は親しげに一人一人の手を握りながら記念のメダルを首にかけ、「中ロが記念行事を行うのは歴史を胸に刻み、戦争で命を落とした烈士たちに思いを巡らすためだ」と強調。12日まで滞在するベラルーシでも、第2次世界大戦を戦った元兵士らと面会する予定だ。
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