自衛隊とフィリピン海軍、南シナ海で初の合同訓練実施へ=「東南アジア諸国はみな親日。韓国だけがそれを知らない」―韓国ネット

配信日時:2015年5月10日 20時48分
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10日、韓国・聯合ニュースは、日本の自衛隊とフィリピン海軍が、中国とフィリピンの領有権紛争地域である南シナ海で初めて合同訓練を実施すると報じた。写真は「フィリピンはスカボロー礁から出て行け」と書かれたステッカーを貼った中国の車。
2015年5月10日、韓国・聯合ニュースは、日本の自衛隊とフィリピン海軍が中国とフィリピンの領有権紛争地域である南シナ海で初めて合同訓練を実施すると報じた。

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フィリピンや日本のメディアによると、両国海軍は12日、フィリピンのマニラ湾とスービック湾の間の南シナ海で、突発的状況に備えた共助体制構築のため、合同訓練を行う計画だ。訓練には、合計600人の乗組員を乗せた自衛隊の駆逐艦2隻と、フィリピンのフリゲート艦1隻、ヘリコプターなどが参加する。

日本とフィリピンの沿岸警備隊はこれに先立つ6日、フィリピンの海岸で海賊退治と武器密売、人身売買の取り締まりなどのための初の合同訓練を行っている。

また、日本とベトナムは14日、ベトナムの海岸で調査・救助の合同訓練を行う予定だ。

聯合ニュースは、「南シナ海の領有権をめぐり、中国と周辺国の対立が大きくなる中、中国と東シナ海の領有権争いを繰り広げる日本が、東南アジア地域で、軍事的影響力の拡大を行うものとみられている」と伝えた。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。以下はその一部。

「軍の合同軍事訓練か。東南アジア諸国は、私たちと同じように反日ではないのか?」

「今回の合同訓練でも分かるが、東南アジア諸国はみな親日だ。韓国だけがそれを知らない。韓国メディアが報道しないからだ」

「東南アジアには日本資本が多く進出しているからな。日本と協力するのは仕方ない」

「日中が戦争になるかも」

「韓国はいつも日本の動きを気にしているが、そもそも、世界のGDPランキング10位にも入れない国が、ランキングの3位の国のことを気にすること自体がコメディーだ」

「東南アジア諸国は日本に友好的だが、このニュースのように軍事的にも接近してきているようだ。東南アジア諸国は、もともと道には日本車があふれ、日系巨大デパートの三越、伊勢丹なども進出している。ヨーロッパ諸国も日本には友好的で、東洋人を無視する西側の人たちも、アジアでは日本にだけは甘い。いま誰が世界のいじめにあっているか、客観的に評価する必要がある」

「歴史は繰り返す。フィリピンでマッカーサーが日本帝国軍と戦ったのが70年ほど前だ。最終的には、フィリピンの防衛を放棄して一時撤退したが、『私は再び戻ってくる』と言う言葉どおり、マッカーサーはフィリピンに戻ってきた。そんなフィリピンと日本がいま、手をつないで、中国けん制に乗り出した。私たちを取り巻く国際情勢が数十年ぶりに最も大きく揺れ動いているようだ。本当に注意して行動しなければならないときが来た」

「米国が日本に力を貸して中国を圧迫している。フィリピンも日本と手をつないだ。大変なことだ。こんな状況なら、アメリカはF−22(最強といわれる米戦闘機)も日本に販売するのではないか?北東アジアの軍拡競争に火をつけかねない」(翻訳・編集/三田)

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