一人でも入れる個人加盟の労働組合 労働相談は全国一般ユニオンおおさかへ
大和証券支部の仲間は今、大和証券・日の出証券による不当な出向・転籍の強行、パワハラ・退職勧奨に反対し、大阪地方裁判所に提訴して、闘っています。
大和証券支部の仲間は、昨年10月より、東京の大和証券より日の出証券に出向、今年4月より転籍させられ、この間、さまざまな退職勧奨・パワハラを受けてきました。
昨年10月、日の出証券に出向した途端、会社役員から「いつやめてもいいんだぞ」といわれ、その後大和証券の幹部からも「お前を受け入れるところなんてどこにもないんだ」といわれるなど退職勧奨を受けています。東京から大阪に引越しするために有給休暇取得を申請した際には、大和証券と日の出証券の幹部から「有休を取るなら退職を覚悟しろ」などと、労働基準法に反するようなパワハラを受けました。
日の出証券本店営業部に配属されてからは、一人だけ別の部屋(いわゆる「追い出し部屋」)に隔離され、既存顧客は与えられず、「一日100件訪問しろ」「1分単位で行動を書け」などと無茶苦茶な指示を受けています。苦労して新規顧客を開拓しても「日本株の取引をさせない」などの理不尽な理由で拒否されるなど、営業努力さえも踏みにじられる始末です。
ユニオンおおさかに加入し、団体交渉を通じて隔離された部屋からは出ることができましたが、このような会社の労働者いじめは絶対に許せません。
大和証券では、2011年以降本社の管理部門から収益部門へ配置転換を数百人単位で何回もおこなってきました。この大規模な配置転換の意味は、厳しい労働環境のもと、なれない仕事に従事させ、嫌なら辞めろ、ということにほかなりません。実際、大和証券グループでは、厳しい経営環境を背景にして、この数年間に国内・国外合わせておよそ2000人の労働者が退職しています。これは実質上、不当なリストラであり、週刊誌でも「事実上の退職勧奨かと波紋―大和証券の『大配置転換』」と問題にされたほどです。法的に労働者を解雇できないことから、配転・出向・転籍をつうじて、また隔離部屋に閉じ込め無茶な仕事をさせて退職に追いやるなどというのは卑劣なやり方です。許すわけにはいきません。
大和証券の仲間は、こうした大和証券・日の出証券の不当なリストラ・退職勧奨・パワハラを正すために、ユニオンおおさかの仲間の支援を受けて、慰謝料と大和証券の社員としての地位確認を求める訴訟を大阪地裁に起こして闘っています。この件については、2013年6月28日付の朝日新聞・読売新聞の夕刊にも掲載されました。(下記新聞記事参照)
私たちは不当な出向・転籍、パワハラ・退職勧奨のない、健全な職場、労働環境をつくるために闘っています。私たちの取り組みへのご支援・ご協力をよろしくお願いします。
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