吉祥寺くぐつ草と彼氏三人理論 : はあちゅう主義。
話していた内容を一緒に行った編集者の増田さんが
文字起こししてくれたので、
ちょこっとブログで公開してみます。
「彼氏3人理論」、みなさんはどう思います?
(ぜひぜひ感想、教えてください!)
#
登場人物:
岡田斗司夫さん、
はあちゅう、
増田さん(「恋愛炎上主義。」担当編集者)
参考:
(彼氏三人理論のさわりが書いてあります)
(アラサー女子の恋愛あるあるが書いてあります)
自分のタイプが知りたい人は、
この4タイプ判定テストで★↓
FREEex: 4-types Determination Test(Japanese)
==
#男と女の恋愛の捉え方の違い
岡田 男性の95パーセントは恋愛にあまり興味がないと思います。5パーセントの恋愛に興味のある人は大体ゲイです。なので、女性が相手にする男性は、恋愛に興味がないんだけど付き合ってもらってると思うぐらいが本当はいいんですけれども、あまりそれはうれしい話じゃないので、まあまあ、これはサブエピソード。
ようするに男は恋愛が嫌いですよっていう。男は恋愛嫌いだから、恋愛のストレスに耐えられないんです。だから、早いこと恋愛を終わらせて彼氏彼女の関係になろうとするでしょう。
はあちゅう ああ、そういうことか。そっちが男の人なんですね。
岡田 そうです。女の人は恋愛が好きだから、彼氏彼女の関係になるプロセスが楽しいんです。全般女の人は、男性に比べて恋愛というものに関して、男性のロボットアニメに対するあこがれと同じようなものを持っている。それは、子どもの頃から読んでいた媒体の違いですね。
女の子って子どもの頃から少女漫画を読んでるじゃないですか。僕、よく言うんですけれども、男性と女性が恋愛してることの何が無茶かっていったら、女性の場合、どんな彼氏だとかどんな人のお嫁さんになってみたいなことを、早い子は幼稚園ぐらいから考え出しますよね。『りぼん』とか『なかよし』みたいな漫画を読んでいて、どんな鈍感な女の子でも、他のお母さんから「かわいいわね」とか「あなたはかわいい子ね」とかいろんな言葉を言われた結果、恋愛に関する素振りだけは死ぬほどしているんです。で、練習試合にも出てるぐらい。例えば、ひとめぼれとかあこがれとか、片思いとかというのをさんざんやった上で、中学生だとか高校生で恋愛しますよね。男性はそこら辺ほとんどなしで、いきなり公式試合で女の子と打ち合うわけですから、それはハンデがあり過ぎます。
だから、男女が同年代で恋愛するというのはもともと無理があるなと思っているんです。じゃあ、そこら辺でなんで自分はこの人のことを好きなんだろうということを自覚的にならざるを得ない人種が、唯一ゲイなんです。だって、ゲイって自分の恋愛にすべて理由が必要ですよね。だって、自分は変なんだから。女の人って大体ゲイとかオカマの人と恋愛の話をするとすごく話が合うのは、彼らは男性にしては、論理的な言葉で女性的な「なんで自分はこういう人を好きなんだろう」というのを表現してくれるから。
岡田 はあちゅうさんの本読んでて思ったのが、勝ち負けの話多いですよね。
はあちゅう 多いですね。恋愛は勝負って思って思っているので。
#人間の分類法&はあちゅうの好きな男性タイプ
岡田 僕も自分なりの人間の分類の仕方というのがあって。書きながら説明します。これが僕なりの人間分類法で、本も出してますけれども、ざっと解説します。人間は、ほぼ4人に1人ぐらいでこういうふうに分かれる。25パーセントずつぐらいに分かれるんですけども、その人が何を人生の喜びにしているのかという動機づけで4種類に分かれます。何かあった時に人のせいにする人と、自分のせいにする人とに大きく分かれます。つまり、何か問題が起こった時に外部の要因を解決しようとする人と、自分の内部の要因に原因を求めて沈んじゃう人とに分かれるんです。次に、何か説明する時に、必ず実例を伴っていく具体的な人と、何かを言おうとすればするほど抽象的になってしまう人に分かれます。これで大体四つなんですけど。僕はそれを、司令、法則、理想、注目と言っています。
はあちゅうさんは司令です。司令の人たちというのは、具体的でかつ対外的なんです。大体物事を競争的に考えるんですが、その代わり、ものすごいフェアネスが好きなんです。正々堂々が大好き。それの反対に居るのが理想です。正々堂々は別に好きじゃないんだけれども、他の人の基準なんかどうでもいいというふうに考える。だから、多分ここが一番分かり合えないんです。で、はあちゅうさんが多分好きなのは、この順番にコンプレックスが生じますので、法則の人なんです。つまり、世間の競争原理から離れて、何か自分の世界を持っていたり偉かったりするような人。
司令の人にとって、あらゆるコミュニケーションというのは、競争かやり取りか交換なんです。例えば何かを話す時って、逆に言えば、勝つのが好きなんですけれども、さっきも言ったけどフェアネスな勝ち方、正々堂々な勝ち方ですから、例えば会って話す時は自分が必ず何か与えないと気が済まない。取りっぱなしというのが大嫌い。
この人の恋愛というのは完全に上昇志向になりがちです。僕は「司令型の恋愛ははしごを上るごとし」と言っているんですけれども、大体自分がちょっと憧れる人を好きになるんです。ちょっとあこがれる人を好きになって、つかんで、付き合ったらその人に届きたい、届きたい、届きたいと思って、ものすごい努力家なんです。下半分の怠け者に比べて、基本的にこの人は努力家です。努力して努力して、やっと、いずれその人を足で踏んでもう1段上に行くことになります。
というふうに、本を見たら、はあちゅうさんは司令型っぽいなと思いました。それは、恋愛を勝ち負けで見るというか、すべての人間関係みたいなものを、勝ち負けって言ったら変ですけど、競争みたいにとらえてしまう。と同時に、この人たちの女性にはすごい特徴があって。「女は」という言葉を使います。つまり、司令型というの女性の場合、大体この人たちというのは競争原理で動いているから、見た目必ずきれいにする人が多いんです。あきらめない人が多いんです。なので、見た目をいつもきれいにしているので、ついつい「女性は大体こういうふうに考えるはず」と思っちゃうんだけれども、それが当てはまるのは25パーセント。
はあちゅうさんの恋愛論は、僕から見たら司令の視点で語られている。堀江さんもここなんです。女性で司令型の人というのは、さっき言ったようにやり取りだから、恋愛もすべて惚れたら負けと考えるんです。逆のタイプは全然違います。「惚れたら勝ち」の人もいます。
はあちゅう へえー、面白い。
岡田 だって、映画館に行って面白くないと思ったら勝ちってないでしょう? じゃあ、誰かを好きになったら勝ちです。その人が自分のことを好きになってくれなかったら、相手がバカなだけですよ。プライドと関係なく、自分が人を好きになることに、ためらいや損得がないんです。何かをおいしいと感じる時に、おいしいと感じたら負けというのがないのと同じように。
はあちゅう じゃあ、一番自由に恋愛してるっていうことですか?
岡田 いや、一番自由に恋愛はどれも別にないです。はあちゅうさんは、そういうのを悪いことみたいに今多分捉えてるんですよ。そうじゃなくて、これは特質ですから。
はあちゅう ただの分類ですか。
岡田 ただの分類であって、人口の25パーセントはこうだから。だから、この人たちは一生熱くなることがないんです。はあちゅうさんの好きなタイプの男の人は、生涯誰かをものすごく好きになることはないんです。
はあちゅう えー。
岡田 多分僕、はあちゅうさんが恋愛するとしたら、いわゆる頭が良くて落ち着いていて、自分がどんなに好きになってもあんまり心を動かさないような人が好きなんじゃないかなと思ったんですけど、違います?
はあちゅう 私は、頭いい人が好きなんですけど、心がすごい私に動いてるなって思わないと駄目なんです。
岡田 心がすごい自分に動いてると思わないと駄目?
はあちゅう すごい好きで好きで追いかけてもらう人がいいんです。
岡田 じゃあ、はあちゅうさんは恋愛する時に弱気になってこっち(注目)にずれるんですね。これ、ホームポジションはここ(司令)ですけれども、はあちゅうさんは強気になった時にこっちにずれて、弱気になった時にこっちにずれる。ここの人は強気になったらこっちにずれて、弱気になったら実際に下がるんですけれども。これ全体に右回りですから。はあちゅうさんにとって恋愛というのは、やや自分の弱い部分なんです。
岡田 はあちゅうさんの本を読んで思ったんですけれども、恋愛で努力してますよね。
はあちゅう 努力しているフェーズはもう過ぎて、努力しなくていいんだよっていうことを伝えたいっていうのがちょっとあるんです。私、堀江さんは私のタイプを全体に誤解してると思うんです。私は恋愛で頑張っちゃう女の子に、「頑張らないで、愛されるのが恋愛のだいご味だよ」って教えたいんです。
岡田 なんで? なんで愛されるのが恋愛のだいご味なんですか?
はあちゅう もちろん努力することも大事なんですけど、その努力が苦しいものでないようにって思います。女の子って努力イコールつらいこととじゃないですか。恋愛で努力しなきゃとか思った時って、私がもっと仕事頑張らなきゃ、もっと彼に対してこうしなきゃとか、家事とかしなきゃとか、料理うまくならなきゃとか、自分が頑張って頑張ってすり切れちゃうような恋愛って良くないんじゃないかと思っていて。自分のありのままを好きでいてくれる人と居ることなんじゃないかっていうことを書いてます。
岡田 なんで自分のありのままを好きでいてもらうことがそんなに大事なんですか?
はあちゅう 恋愛が苦しいものでないようにですね。恋愛って本来楽しいものになるべきだと思うんです。べきっていうのは私が思ってるんですけど。
#片思いは幸せ?不幸せ?
岡田 はあちゅうさんの恋愛のベーシックに、片思いってないんですか?
はあちゅう ベーシック?
岡田 恋愛のミニマムなかたちって片思いでしょう? 誰かを好きになって、それに対して何の報いも報酬もないけど好き。これが恋愛のミニマムなかたちで、これにいろんなオプションを付けて恋愛になるわけですよね。はあちゅうさんが言ってるのは取引ですよ。
はあちゅう 私、スタンダードが片思いじゃないんだと思います。今、ミニマムなって言いましたよね。私、ミニマムっていうかスタンダードは付き合って幸せな状態で、片思いってそこから下です。
岡田 下? 片思いで幸せない人はいくらでも居るでしょう。
はあちゅう 私、全然幸せじゃないです、片思い。
岡田 じゃあ、分かりました。それははあちゅうさんが幸せじゃないだけで・・・じゃあ、はあちゅう恋愛とNOTはあちゅう恋愛に分けましょうか。つまり、年収1,000万円じゃないと幸せじゃない人と、年収1,000万以下でも幸せだという人の違いですよね、これは。
はあちゅう いやー、そうなのかな。どうなんだろう。
岡田 僕、はあちゅうさんを責めてるんじゃなくて、現状を分かったほうが後々すごい楽だから、まず現状を見つめましょう。今のうちに言っておきます。僕、そういうはあちゅうさん全然嫌じゃないです。どっちかというとかっこいいと思います。正直。かっこいいと思ってあこがれてますから、心配しないでください。それは大丈夫です。僕にどう思われてるかは関係ないと思いますけど、取りあえず僕の基本姿勢は、そういう女の人は好きで、僕はそういう女の人はかっこいいと思います。ただ、そういう女の人って、その価値観にコンプレックスがあるあまり、それを普通だと思いたがる。そのずれが、骨盤のずれとか背骨のずれのように本人を傷めると僕は思っているんです。
はあちゅう ずれが本人を傷めるって面白いですね。
増田 ああ。
岡田 何かつかんだんですか? 「ああ」って言ったのは。
増田 いえいえいえ。片思いっていうのが恋愛の一番ミニマムじゃないかたちなんだなっていうのは、もしかしたらはあちゅうさんの恋愛本を作る時に「私とはちょっと違うな」って思い続けていたのと通じるところがあるなと思ったんです。私、すごい片思いするんですよ。
岡田 で、片思いは必ず不幸じゃないじゃないですか。片思いのほうが幸せな状態もあるし。中学とか小学校の時の片思いって、思い出したら幸せなこともあるんだけど、はあちゅうさんにとってそれは恋愛以下の状態になっちゃうわけですよね。未満?
はあちゅう 恋愛のカテゴリーの中には入ってるんですけど、幸せじゃないんですよ。片思いしてて別に。そこはスタート地点です。
岡田 両想いがスタート地点か。うーん。それ、テレビで言ったら、やっぱり賛成率3割切ると思いますよ。自分で言っててもなかなか無茶だなって正直思いません?はあちゅうさん。
はあちゅう 私が? 何がですか?
岡田 自分が今言語化して言ってて、「私は片思いっていうのを幸せな恋愛に入れてないんだ。これ、ちょっとやばいかも」っていうふうにチラッと思いません?
はあちゅう 片思いが幸せかどうか?
岡田 例えば、ある人が・・・海外のスターにしましょう。ジョニー・デップでも何でもいいです。その人のことを好きだ、会いたい、会いたい、会いたいと思って、ついに会えた。これはこれで幸せですよね。じゃあ、この人にとって会いたかった時期が幸せじゃないかといったら、そうじゃないですよね。それも十分幸せなはずなんですけど、はあちゅう恋愛理論によると、それらはすべて準備段階になっちゃう。幸せというのは、ジョニー・デップと会ってから本当に彼とどういう関係が築けたのかだけが幸せになっちゃうと、この人、実はファンとして全く楽しんでないことになっちゃうんです。はあちゅう理論は恋愛を楽しめないんですよ。
増田 以前に宗教人類学者の植島啓司さんという方の『官能教育』という本を読んで、その方は日本の恋愛には「フラート」が足りないという。付き合う前の段階のちょっとこの人と付き合うんじゃないか、付き合わないんじゃないかという狭間の行為をフラートというらしいのですが、そういった行為を楽しむという文化が、日本にはあまり浸透していないよね、ということを言った本です。私はそのフラートを最大限に楽しいと思っている人なんです。
岡田 それが、女性が恋愛を好きな理由。
増田 それが一般的ということですよね。
岡田 そうです。はあちゅうさんは極めて男性的なんですよ。
増田 そうなんですね。そっかそっか。
岡田 だから、はあちゅうさんは恋愛嫌いなんですよ。
はあちゅう いや、嫌いじゃないんです。
岡田 いや、嫌いです。嫌いって考えたほうがはっきり分かるよ。
はあちゅう 好かれるのが好きなんですよね。
岡田 はあちゅうさんは、彼氏彼女という関係は好きだし、そのポジションを得るのは好きだけれども、そこに行くプロセスを回り道に思っちゃうんです。
はあちゅう 回り道には思ってないんですけど、勝ち戦したいって思っちゃうんです。自分に気持ちが向いてないものが分かりそうな人にはいきません。
岡田 でもそれだったら、自分を好きな人でないとあらかじめ恋愛範囲に入らなくなっちゃいますよ。
はあちゅう そうです、そうです。入らなくなるんです。自分を好きじゃない人はあきらめちゃいます。「あ、この人は縁がなかったんだな」って。
岡田 じゃあそれは、今、女性1,000万人が見ている番組だったら、やっぱり7割ぐらいの人が「えーっ」って言う。
はあちゅう えーっ。こっちが「えーっ」です。
岡田 だから、司令の特徴なんですよ。人類全部が自分と同じと思っちゃうんですよ。どうしても。で、この人たちは、「人はみんな私と違うけど、私だけはそれでいいんだ」って思っちゃうんです。
はあちゅう 人類全部が私と同じと思っちゃう。
岡田 だから「女は」っていう主語が書けるんです。
増田 ああ、そっかそっか。だから「女は」って言っちゃうんだ。
岡田 ご安心ください。恋愛エッセイを書いている女の人の8割は司令型です。
はあちゅう 堀江さんも司令型ですか?
岡田 そうです。
増田 「女という生き物は」とかって書きますもんね。
はあちゅう そうじゃないと書けないですもんね。自分と同じだって思わない限り、法則性を見いだした、「さて本にしよう」っていうプロセスにならない。
#恋愛を分析できるはあちゅうは「男脳」
岡田 じゃあ、勝ち目のある人としか恋愛しないとしましょうや。それでも全然書き方としてはありだし、恋愛としてはありだと思うんですけれども。そうすると、恋愛相手は減りますよね。
はあちゅう 岡田さんはどこに入るんですか?
岡田 僕はここです。だから僕は、自分が好きになったら勝ちだと思ってますよ。なので、好きになったら負けだと思っている司令の人が気の毒。
はあちゅう 面白いんですけど・・・
岡田 どうぞどうぞ。
はあちゅう なんか認めるのが悔しいみたいなところはありますよね。
岡田 認めちゃったら大儲けじゃないですか。自分に全くない認識が丸々手に入って。
はあちゅう まあ、そうなんですよね。
岡田 自分で発見しないとなんか悔しいっていうんだったら損ですよ。ずっと人の力借りれないし。
増田 はあちゅうさん、恋愛嫌い問題っていうのを1回ちょっと考えるというのはいかがでしょうか・・・
はあちゅう 実は恋愛が嫌いなんじゃないか?
岡田 はあちゅうさんは男性っぽいので、恋愛実は嫌いだと。だからあんなに語れるんですよ。普通の女の人は恋愛にはまるから、分析的にしゃべれるはずがないんです。
はあちゅう そうかも。分析できないですもんね。
増田 そう。あと、一番最初に打ち合わせさせていただいた時に、数ある毎日の仕事とか家族とかのタスクの中の一つに恋愛があるっておっしゃったんですね。っていうのが、きっとそうですよね。
岡田 そうです。タスクとして処理できるんですよ。他の人って恋愛ってすべてになっちゃいがちだから注意するみたいなもので、言ってしまえば自分の母親問題とかそういう手の、ほっとくわけにいかないけどややこしい問題に近い部分があるけど、この人たちはわりと時間をシェアリングして、割り振ってできるんです。恋愛しないから。
増田 タスクとして処理できるって、そうですね。
岡田 司令全般そういう傾向があるんですけれども、はあちゅうさんは特にその傾向が強いですね。俺よく分かんないけど、多分若い頃にモテたと思うんですよ。そのモテたことによって、基本恋愛で損したら負けだと思ってるんですね。好きになられてる人の間から選ぶことが、あまりに当たり前になり過ぎていて、それ以外の恋愛があんまりよく分からないので、実はすごく限られた恋愛、それもちょっと変な恋愛体験しかしてないんだけど、それを一般論として語る癖がついちゃってる。
はあちゅう 変な恋愛論?
岡田 はい。だって、ほとんどの女性は相手から一方的に好きになられてその中から選ぶ、という人生をやってないですよね。その人たちにとって、はあちゅうさんの恋愛論は何の役にも立たないですよ。
はあちゅう 私は結構自分で追いかけたりとか振られた経験もあるんですけど、だから、そんなに勝ち進んできてるわけではない。
岡田 それは、好きになられる相手から選んでないからですよ。つまり、難易度がちょっと高い敵を常に選んで恋愛してる。だから負けるんじゃないですか? 負けるとは言わないな。引き分けとか。戦に勝ったんだけど戦争に負けるみたいな感じ。その男を、自分を好きにならせることには成功したんだけど、その男との関係はうまくいかなかったみたいな感じになりません?
#彼氏3人理論実践編
はあちゅうさん、好きなタイプはどんな人なんですか?
はあちゅう すっごい自分のことを好きでいてくれて、グイグイ来る強引な人で、男らしい人。包み込んでくれるような。
岡田 じゃあ、それが1人目の彼氏です。それがもう既に居るとしたら、2人目の彼氏はどんな人ですか?
はあちゅう えー?
岡田 ほら、これが彼氏3人理論ですよ。これで3人目まで考えるんです。
はあちゅう じゃあ2人目は、とにかく新しい世界を見せてくれて、1人目の彼氏のほうが私のことを好きだとしたら、2人目は同じぐらいの容量が好きな人。気持ちが同じ。
岡田 2人目は、自分と同じぐらい好き?
はあちゅう 私と同じぐらい私のことを好きでいてくれて、新しい世界を見せてくれて、しゃべっていても楽しい人。話が面白い人。で、3人目の彼氏は、そこにないものっていったらもうあんまり思い浮かばないかも。
岡田 リアルに考えてくださいね。1人目の彼氏はもう居るんですよ。まず1人目の彼氏が居て、本当に1人目の彼氏が居たら、2人目のこの彼氏でいいんですか?
はあちゅう はい。
岡田 いいんですね。すごい自分を好きで包み込んでくれて男らしい彼氏が居るんだけども、それに内緒でっていうか、時々会うのが、自分と同じぐらい自分のことを好きで、相手と同じぐらい自分のことが好きで、新しい世界を見せてくれて、話が面白い人。
はあちゅう 3人目とか何とか、2人目の時点でよく分からないから、3人目思い浮かばない。3人目誰だろう。誰か年下を飼いたいって思ったこともないし、誰かを追いたいっていうこともないし。何ですかね。
岡田 1番目は、ひたすら自分に都合がいいですよね。で、2番目は楽しいですよね。じゃあ、都合いい、楽しいの、次は何ですか?
はあちゅう 楽しいの次?何だろう、3人目。3人目としたら・・・。その2人で余ってしまう時間を埋めてくれるメッチャ暇人ですかね。何だろう。もう3人目は思い浮かばないな。
岡田 思い浮かばないみたいですね。ちょっとじゃあ外して。増田さん1人目は?
増田 私は、1人目が・・・まあ、私が今まで付き合った人みたいな話になっちゃうんですけど、女友達としているみたいな会話を、そのまま男友達としてできる人。何となくおばちゃんっぽい人ですね。私、付き合う人はいつもすごいゲイ気質のなんですよ。ファッションも好きな人が多いし。
岡田 友達っぽい人?
増田 友達っぽい人ですね。極めて友達っぽい人です。
岡田 友達っぽい人ということは、あんまり付き合ってるとかを意識するんじゃなくて、仲良くなれる人?
増田 そうですね。仲良くなれる人で。だから、よくはあちゅうさんが「付き合うなら絶対に男っぽい人」とかおっしゃるんですけど、私は「えー、男っぽさなんて」・・・よく最近の女の子とか、「彼氏が男っぽくないんだよね」みたいな文句を言うと思うんですけど、私はいつも逆で、「男っぽくなくてすごいいいじゃん」みたいに思っちゃうんです。なので。
岡田 じゃあ、これと付き合ってるとしたら、2番目どうなります?
増田 2番目は、すごい肩書きがあって、いつもすごい忙しくて、自分よりも仕事を大切にしている人で、暇な時とか向こうが忙しくなくなったりとか、ちょっと時間が空いた時にちょっと私に弱みを見せてくれる。
岡田 上司と不倫タイプですね。
増田 そうですね。そういう人ですね。
岡田 で、甘えてくれる人。
増田 はい。病気の時だけ呼ばれるみたいな。そこで私の母性が爆発みたいな(笑)
岡田 じゃあ、この友達っぽい、いわゆる同棲じゃなくてルームシェアだよっていうふうに言いあえるような関係の人が居て、おまけにすごい偉くて社会的立場もあるこんな人が、私にだけはちょっと弱いところを見せてくれるっていう男が居て、3人目は?
増田 そう、3人目ですよね。
はあちゅう? 3人目思い浮かばなくないですか?
岡田 いや、大丈夫。はあちゅうさん以外大体思い浮かびます。だから、はあちゅうさんは恋愛があまり好きじゃないんです。本当に。
はあちゅう えー?
岡田 まあまあ、置いておきましょう。増田さん、3人目は?
増田 3人目は・・・
はあちゅう もう手に負えない、3人目とか。
増田 そうですね。でも・・・。
岡田 思い切って年下ですか? それとも、同性のほう行っちゃいますか? すっごい年上行っちゃいます?
増田 でも、2人目のほうが私の中では結構すごい年上なイメージなので。イメージとしては。なので、3人目は私の言うことを聞いてくれる人ですかね。
はあちゅう 私も言うこと聞いてくれる人欲しいな。
増田 ちょっと私が呼び出したりすることで罪悪感を感じちゃうぐらい、言うことを聞いてくれる人。
岡田 その3人が居ると、多分自分の恋愛とかに関して、男性とかに関する要望がほぼフルセット出そろうと思うんですよ。はあちゅうさんは、1番目と2番目が差が僕よく分からなかったんですけれども、男らしくて自分をすごく好きで包み込むっていう、いわゆるお父さんがすごく良くなったような感じですよね。
はあちゅう そうですね。
岡田 で、2番目が、理想のボーイフレンドっぽいですよね。高校の時の1歳か2歳上の彼氏とか、あと、高校の時にあこがれた大学生の彼氏っていうのはこんな感じ。これが父親で、これが大学生だというふうに今あだ名を付けますね。3番目は? こいつらの目を盗んでつい会っちゃう人。
はあちゅう それはセフレになるのかな。もはや見た目でしか選べない。ジャニーズみたいな。
岡田 見た目ですね。
はあちゅう 完全見た目だけの欲求ですね。
増田 あ、でもすごい面白い。ジャニーズ。
はあちゅう だって、ここだけじゃなく1、2で満たされるから、じゃあと何かって思ったら、ジャニーズ。
岡田 はい。じゃあ、出ましたね。じゃあ、はあちゅうさんはこれ三つそろわないと駄目なんです。
はあちゅう ジャニーズがいない…!
岡田 ポイントは三つそろえることであって、どれかをよくすることじゃないんです。なので、1人に絞り込むのが難しいんです。だって、この三つの要素を兼ね備えようとしたらしんどくなりますよ。
はあちゅう 無理ですよね。居ないですよね。
岡田 同じく。
増田 はい。居ないです。
#「彼氏三人理論」はみんなが幸せになる方法!?
岡田 そうそうそう。もともと皆さんの恋愛幕の内弁当には、ごはん、おかず、副菜っていう3カ所、あとデザートとか入れる場所があるのに、一つでやろうとしてもしんどいですよ。
増田 そこで男の人がやると際限なくなっちゃうっていうことなんですよね。
岡田 これを男性がやると、男性はこんなふうに女性に対して用途分けしないですよね。男性は、家族を複数持つほうがいい。僕は、女の人は彼氏3人に対して、男は3家族持てっていう考えなんですけど。まあ、男性はここではいいです。じゃあ、はあちゅうさんは今のジレンマは、この3人のカードが悪いことなんですか?
はあちゅう カードは悪くないですね。
岡田 じゃあ、3人で安定してるというふうに思ってないから結婚したいと思うんじゃないですか? だって、この中で結婚するんだったらどれですか?
はあちゅう 1番ですね。
岡田 間違いです。2です。
はあちゅう えっ、なんで?
岡田 1は常に、いいやつが現れて交換可能だからです。2は交換が難しい。
はあちゅう えー、なんでなんで?
岡田 落ち着いて考えて。
はあちゅう えー、分かんない分かんない。分かんないですよ。
岡田 長期的に付き合うんだったらこいつと話合うでしょう。
はあちゅう 話合いますよ。
岡田 こいつと話合うはずないでしょう。
はあちゅう えっ、もう何言ってるんだろう。
岡田 合わせるしかないでしょう。
はあちゅう なんで? なんでなんで? ちょっと待って。確かに。
岡田 1は常に、自分の立場変わるにつれてもっといいやつと会うんですよ。でも、2は付き合ってる年数分、自分との適量が合ってるから、これって家族っぽくなっていくんですよ。いわば女の友達で、大学とか高校と変わるたびに変える友達と変えない友達が居ますよね。ここは変えない友達タイプ。で、この3なんて使い捨てです。その時の最新の流行で変えればよろしい。1はその時の、自分のことを瞬間風速的に一番好きな人と付き合えばいい。でも、2は違う。2ははあちゅうさんが真面目に相手しないと、向こうも相手してくれないよ。
はあちゅう えー? 増田さんもそうなるっていうことですか?
岡田 増田さんは違います。増田さんは結婚するんだったら1です。これは交換可能です。
増田 だって、これ完全に不倫ですもん。
岡田 これはもう・・・
はあちゅう 下僕みたいな感じ。すごい。
岡田 3はこれからいくらでも作れます。2は手近から選べば大丈夫。増田さんの頭の中に候補1、2程度はあるはずです。でも、1のほうはなかなか難しい。
増田 そうですね。
岡田 だから1のほうは、一番いいのは別れた彼氏の中から引っ張り出すことです。
増田 でもそれ、しちゃいがちなんですけど、幸せになりますかね。
岡田 それでいい。2と3があれば。1しかなければ・・・
増田 あっ、そうか。2と3があればか。そっかそっか。しかも、結婚したほうがいいのは1ですよね。
岡田 そうです。1の関係にありながら、仲良くなれる人ってわりと少ないから。
はあちゅう そっか。彼氏3人が、でも大変なんですよね。理論として聞くと「なるほど、その通りだ」といます。私はあとジャニーズを手に入れれば楽なのか〜とか思うんですけど、じゃあそれを両立しようって本当の世界で思ったら、やっぱり罪悪感が乗っかってきて、こっちに対して申し訳ないなとか。ジャニーズは多分お互い大丈夫なんですけど、1と2の間で二股かけてるみたいな気持ちになっちゃうから。私が2と会って恋愛関係だっていうことが1にばれたら、「なんじゃこりゃ」ってなるじゃないですか。
岡田 1の人の包容力は、それを認めなきゃ駄目ですよ。
はあちゅう えーっ。そんな人居ますか? 男の人で。
岡田 うん。
はあちゅう すごいな。じゃあ、それ探さなきゃ駄目だわ。
岡田 そう? 1はそれだけでいいんです。言っておくけど、見た目とかそういうふうなものはここら辺でカバーされてるから。1で一番大事なのは何かっていうと、自分のことをメチャメチャ好きで包み込んでくれて。男らしいというのは何かというと、何なんですか? この場合の男らしいって。
はあちゅう 男らしさっていうのは・・・男らしさが何か? 稼ぐ、健康、あとは誠実、まっすぐみたいな。くよくよしない。
岡田 じゃあ、隠し通してもいいですよ。その人を幸せにするために。
はあちゅう そうですよね。私、隠し通せるのかな。
岡田 通せるでしょう?
はあちゅう そうですか? そっか。
岡田 だって、隠し通したほうがこの人たち全員の幸せになると思ったら、隠し通すぐらい平気だと思いますよ。自分のために隠すと思うからしんどいんですよ。
はあちゅう 私、超大変、この後の人生。超大変そう。
増田 でも、今日これに気づいたからそれが最高じゃないですか。
岡田 えっ? それがやりたいんでしょう? 俺、それがやりたいと思っているんだと思った。だって、それやってるとずっと3人が維持できて、ことここから先、結婚とか恋愛に関しては悩みもなくて、実行すればいいだけになる。ここから先、それを運用すればいいだけになるから。で、繰り返すけど、1とか3はよりいいやつがあったら取り換えられるし。
はあちゅう 確かに。
岡田 だって、こいつがセフレなんだから、こいつとこいつは別に下手くそでもいいわけでしょう。
はあちゅう まあ、そっか。
岡田 すごい楽になるでしょう。分散できれば。
はあちゅう 確かに。分散できれば楽になる。
岡田 片思いが楽しくて1人のことをずっと思っていたいという人はこんな分散できないけれども、もともとのスタート位置が、はあちゅうさんの場合そうじゃないから、これはできる。問題は、この品質を上げ続けることができるかどうかが問題。
1番と3番を取り換えるたびに、前よりちょっとずついいやつにしないと、自分に情けなくなる。3のやつなんて、イケメンなんて、3年とか5年ほっといたら禿げるかも分かんないし、腹出てくるかも分からないから、これを固定化させたら駄目だし、これと結婚なんかしても駄目だし。これは常にその時代の一番かっこいいやつでいい。で、1はさっきも言ったように、瞬間最大風速的に自分を好きな人というふうに考えないと、ずっと自分を好きな人と居ると自分がおかしくなっちゃうの。誰かが自分を一方的に長期間好きなことというのがあると思ったらしんどい。せいぜい続いて3年。だから、こいつは2年か3年ごとに入れ替えたほうがいい。だからこそ2の関係を大事にする。
はあちゅう 分かりました。
岡田 悔しくない? 大丈夫? 納得できた?
はあちゅう 悔しくないっていうか、これやってみようって思ったんです。そして岡田さんと対談本を出します。
岡田 2人だからすごいしんどいんですよ。これははあちゅうさんにも言っておきます。二股はしんどいです。三股はしんどくないです。二股は、どっちが自分の本当の気持ちなんだろうって考えるけど、三股は、家庭教師で生徒が3人居るのと同じです。みんな平等にって考えるだけです。
はあちゅう 二股はつらいけど三股はつらくない(笑) それ、イベントのタイトルになりそう。
岡田 いいですよ。それでイベントしましょうか。イベントする時は、絶対に女の人全員にカード出させて、彼氏3人ってどう思いますか?ってやっていって、納得したやつは右端に集めて納得しないやつは左に集めて、どんどん左を少なくしていくイベントがいいですね。
はあちゅう それ、メッチャ面白いw
岡田 だから、彼氏3人理論って理屈で聞いちゃ駄目なんです。このステップでやっていって、1人目を十分リアルに考えてから2人目、1人目と2人目が居る状態を過去の自分の経験の中で十分考えてから3人目とやって、他の人の話も聞いていくと、どんどんリアルになっていくんです。
はあちゅう そっか。でも、私とか増田さんはわりと恋愛してる人だと思うんですけど、多分私の読者の人とか、恋ができないことに悩んでる人って居るんです。好きにならない人。
岡田 だから3人必要なんですよ。彼氏3人理論って、もともと東大の女の子に向けて考えたんですよ。東京大学で教えている時に、東京大学の女の子というのはずっと勉強ばっかりしてたり、結局片思いばっかりで彼氏が1人も居ない。で、大学生になって東京に出てきて、これからどうやって彼氏を作ったらいいのかっていうのに対して、「ああ、それは彼氏3人作ればいいんだよ」と。
これからどうやって1人の彼氏を作るって考えたらしんどいんだって。僕、香港最後の夜って呼んでるんですけど、香港最後の夜だと思うと何食べていいかすごい悩むでしょう。だから、1人の彼氏を作ろうと思ったら、どうしようってすごい悩むんです。でも、これから香港に2週間居ると思ったら、別に次のごはんがマクドナルドでもいいじゃないですか。それぐらいに基準を下げないとしんどいんです。だから、彼氏を一度に3人やるっていうのは、1回彼氏がどんなんでもいいやっていうところまで下げてきて、できるだけ自分の身近で「よし、こいつと付き合ってみよう」っていうのを、身近の実例を頭の中で思い浮かぶまで、恋愛のハードルを下げ続けるんです。
#恋愛に引退はない!
岡田 はあちゅうさん、なんか顔が怖いよ。
はあちゅう 怖いですか?
岡田 真剣過ぎて怖いよ。
はあちゅう 私、彼氏3人理論は分かりました。理解しました。
岡田 それぞれ候補を2人ぐらい出しなさいね。
はあちゅう 1、2の1人ずつしか居ないので、出会いを増やそうと思いました。
岡田 うん、増やしたほうがいいと思うよ。1、2は、広げれば広げるほど見つかるし、あと、ハードル下げれるはずだから。これがいいのは、これまでこういうふうに分けて考えてないから、1人の男の人に全部の面がそろわないとなかなか恋愛しても結婚までいかないと思うんだけれども、3分の1でいいから、かなりハードルを下げれると思う。つまり、要するに男らしくて自分のことを包み込んで誠実であればいいんだというふうに割り切ったら、かなりの男の人がターゲットになると思う。
増田 これ、レッツ実践じゃないですか?
はあちゅう 実践ですね。私は3を見つけたら増田さんにメールします。と、岡田さんに。
岡田 「3見つけました」って。言っておきけども、イケメンでセフレというのは実は難しいですよ。なんでかっていうと、イケメンはセックス下手ですから。
増田 確かに。そうですよね。
岡田 イケメンって、多分年々たち悪くなってきて。
はあちゅう そう。イケメンは年々たちが悪くなる。
岡田 自分の知り合いで自分よりきれいな子を考えると、イケメンってあれの男版なんですよ。子どもの頃からイケメンってものすごいちやほやされてるんですよ。だって、周りのお母さんが全員ちやほやするでしょう。なので、かなり厄介な性格になってるんですよ。イケメンのたちは年々悪くなりますから。「イケメンは年々たちが悪くなる」っていうのいいね。
増田 うん。
はあちゅう? 確かにそうですね。
岡田 だって、美人ってアラサーとか30とか35、手じまい考えてどこかでまじめになろうとするじゃないですか。イケメンはそれ考えないですから。この人生が30、40と続くと思ってるから。駄目さ加減が年々拍車かかります。
はあちゅう それはどこかで気づかないんですか?
岡田 気づかないです。
岡田 どんないい女でも、3人居れば自分のポジションどこかある。例えば、僕がはあちゅうさんと付き合うとしたら、この中で狙えるポジションって1でしょう。ということは、すっごい誠実にはあちゅうさんだけ好きになって、すっごい好き好き好き好きって言ってたら、1は可能性としては狙えるんですよ。
でも、そうじゃない状態ではあちゅうさんが1とか2とか3とか考えてくれなくて、結婚相手とか彼氏とか新しい恋愛って言ってる時に僕が居て、「俺なんかどうですか?」って言っても、はあちゅうさんはお愛想言うだけなんですよ。
女の子が3も2もやってくれると、男はようやっと入る隙が出てくるんです。この女の子のどこだったら狙えるだろうかって考えるんです。そうやって、どんな女の人でも3人出せば、大体の男の人は入れる場所がちょっと出てくる。それでもは入れなかったら4番と5番でもいい。つまり、あらゆる女に相手にされない非モテ男子よりも、ちょっといい女の子の3番4番5番ぐらいのポジションがあったほうがずっとましです。これが非モテ解決になるんですけどね。
増田 じゃあ、非モテ解決は女の意識から改革すべきですね。
岡田 女の人がはっきりと二股三股してるという現状を認めるところから始めます。そうすると、恋愛市場が急に増えるじゃないですか。両者幸せになります。
増田 これ、ちょっとすごい面白くないですか?
はあちゅう やるとしたら、ワークショップで1人ずつちゃんと思い描けましたか?っていうところにしないと。時間をかけてこうやってステップを踏まないと、女の子は「いや、3人とかないです」みたいになりますよね。
増田 でも、女の子はわりとこれがちゃんと整理されたら、まじめに実践。
岡田 じゃあ、ワークショップしません?
増田 そう、ワークショップしたいです。
岡田 俺、やりますよ。
増田 ほんとですか?
はあちゅう めちゃ面白いじゃないですか。
岡田 はあちゅうさん手伝って。
はあちゅう やります。でも、どうしたらいいんだろう。
岡田 はあちゅうさんがテストケースで僕と話をして、それをどこかで発表するかなんか・・・発表するのは「自分がこうやった」じゃなくて、「それ面白いですね」でいいんです。「確かにそれはありますね」っていうふうに言って、増田さんにワークショップ開いてもらって、俺がそこに行って。その中で、情報公開可能な人を探していって、それをテキスト化する。
増田 そうですね。
岡田 で、それにはあちゅうさんが解説を書く。
増田 でも、確かにすごいこれ、男女両方とも救えますね。
岡田 男性のほうは、「こういう動きがあるので君たちは3番目か4番目の位置に入れ」と。「そこから1番目を狙え」と言ったほうがいいんです。つまり、どんな女の人でも、自分を一番好きになってくれる瞬間がある。その瞬間の時に自己アピールを欠かすなという、男の勝負どころが見えるんです。
岡田 結婚したら恋愛から引退できるなんて考えちゃ駄目。
はあちゅう それは私も思います。
岡田 結局結婚したら結婚したで、ずっと恋愛社会が続いちゃうから、女の人は今、結婚がすごいしんどいんです。結婚した後まで旦那さんが自分のことをずっと好きでいてくれる保証がないと、結婚に踏み切れないじゃないですか。
でも、結婚した男がどんなに浮気するのかは、自分が結婚してる男性とお付き合いしてると分かってくるわけですよね。どんなに奥さんのことが好きでも、男というのは7割ぐらいの率で浮気するというのが分かっちゃっているから。じゃあ、自分の好きな彼氏が浮気しないかどうかといったらすごい疑問ですよね。なぜかというと、浮気しない男というのは、大体浮気できない男だから。浮気もできない男だからしない。
増田 確かに。
はあちゅう 浮気しない男は浮気もできない。
岡田 ただ、自分が好きになるような男は浮気できる能力を持って(?いる)。で、その彼から浮気能力を封印するにはどうするか。どんどんしんどくなってくる。
はあちゅう 私はジャニーズを探す旅に出ます。
増田 新しい人っていうことですね。今日はどうもありがとうございました。お忙しい中本当にすみません。
はあちゅう ありがとうございました。
岡田 いえいえ。はあちゅうさん、さっき「これは岡田さんワールドだから」って言ったけど、はあちゅうさんは多分半年やると、これを人に教えられるようになります。
はあちゅう ほんとですか?
岡田 絶対大丈夫。
はあちゅう とりあえずジャニーズを探します。笑
(完)
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