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【スポーツ】

国士舘大が首位キープ 3年生コンビが躍動

2015年5月10日 紙面から

国士舘大−神奈川大 国士舘大・松本(左)が右足一閃、決勝弾をたたき込んだ=ShonanBMWスタジアム平塚で(関陽一郎撮影)

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◇関東大学サッカーリーグ 国士舘大1−0神奈川大

 国士舘大、今季初の完封勝利で首位キープ!! 第89回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は9日、平塚市のShonanBMWスタジアム平塚などで第8節第1日の1部6試合、2部4試合を行い、混戦の1部では国士舘大が1−0で神奈川大を破り、首位を守った。前節4得点のFW松本孝平(3年・藤沢清流)が決勝点を挙げ、同じく3年のGK奥津亮哉(はるや、日本航空)ら守備陣が奮闘し、今季初の完封勝利。また、2部首位の日体大は5−0で日大に大勝し、開幕8連勝を飾った。2部の残り2試合は10日に行われる。

 国士舘大の3年生2人が前線で、最後尾で、1−0完封勝利に貢献だ。まずは、前節で4得点を挙げた松本が前半14分、右サイドからのクロスボールを右足でどんぴしゃり。ここ4戦で7発目、得点ランキング2位浮上にも「(得点は)いけるところまでいきたいですが、調子が悪い時にどうプレーするかが課題なので」と謙虚だった。

 子供のころ、たびたびJリーグ観戦に来たというBMWスタジアム。「ここには苦い思い出があるんです」。残り2節だった昨年11月9日、この会場で行われた桐蔭横浜大戦で1部初出場を果たした。後半24分に途中出場し、憧れのピッチに立った喜びもつかの間、ロスタイム2分に警告を受け、その2分後に途中交代−。何かと印象深い場所で得点を挙げ、「最高ですね」と目を細めた。

 同学年のFWが挙げた1点を、DF陣とともに体を張って守ったのが奥津だ。完封はスコアレスドローだった第6節・順大戦以来今季2度目。この日は1−0の時間帯が75分以上続き、「今日が一番うれしい白星です」と飛び切りの笑顔を浮かべた。相手FWは、母校・日本航空で1学年上だった鈴木翔大(4年)。跳躍力抜群の先輩に「すさまじいジャンプ力なんで、みんなでやらせないようにしようとしました」と胸をなで下ろした。

 「1試合1得点を目標に、勝利に貢献したいです」(松本)「次節以降もゼロ(失点)で、勝ち点3を積み上げたいです」(奥津)。昨年は1部出場1試合だった松本と、今年が1部デビューで8戦フル出場中の奥津。初々しい3年生が、14年ぶりのリーグ制覇へグイグイとチームを引っ張っていく。 (関陽一郎)

 

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