中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

エディージャパン 韓国破り優勝

2015年5月10日 紙面から

開始1分、日本代表WTB福岡が先制トライを決める=福岡市のレベスタで(大友信彦撮影)

写真

◇ラグビーアジア選手権

 ラグビーアジア選手権の第3戦、韓国戦は9日、福岡レベスタで行われ、日本が11カ月ぶりの代表復帰となったWTB福岡堅樹(22)=筑波大4年=の3トライなど10トライを奪い66−10で韓国に圧勝。香港戦(5月23日・香港)を残して優勝を決めた。女子はカザフスタンを27−12で破り、カード7戦目で初勝利。女子は23日の香港戦に勝てばアジア選手権初優勝となる。

 帰ってきたエースが一発で答えを出した。開始1分、CTB田村優(NEC)のキックパスが左タッチライン添いに上がる。猛加速で抜き去った日本の背番号11、福岡堅樹がボールを捕ると、目の前は無人のゴールラインだった。11カ月ぶりの代表復帰戦は、開始1分の電撃トライで幕をあけた。

 「日本のアタックは各国に研究されているんで、裏をかいてキックというオプションをユウさん(田村)と話してたんです」と福岡は会心の笑顔。後半24分、39分にもトライを重ね、テストマッチでは自身初のハットトリック達成だ。

 「WTBとしてトライを取れたのはうれしいけど、課題も出た。スピードがまだ100%出せていないし、ディフェンスももっとやらないと」

 反省を忘れない福岡に、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)も、「ハバナと争える才能」と、世界最速と言われる南アフリカ代表WTBとの対決を示唆。W杯の初戦はその南アが相手だ。帰ってきた若きエースが世界を視界にとらえた。 (大友信彦)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ