右手首と右前腕部を痛めて故障者リスト入りしているヤンキースの田中将大投手(26)が8日、前日に続いてキャッチボールをした。
この日は、前日の約18メートルから最長約27メートルに距離を伸ばして25球を投げるなど計75球。投捕間ほどの距離では強めに力を入れた投球もあった。
本拠地に戻ったチームに合流して初めて報道陣に対応した田中は「自分の中ではいい感じで力を入れて投げられていると思う」と納得の表情。最短で今月下旬の復帰も見込まれるが「ちゃんとした形で戻れるようにというだけ。ひっちゃかめっちゃかな投球をしてたら投げさせてもらえない。自分自身も、首脳陣も納得する形じゃないとだめ」と慎重な構えも見せた。
試合前には、球場の入り口に立って写真撮影に応じるなどファンと交流した田中。その明るい表情からは順調な回復ぶりがうかがえた。 (ニューヨーク穐村賢)
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