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【プロ野球】

ライアン 今季最短3イニングKO ヤクルト4月1日以来の借金

2015年5月10日 紙面から

◇中日9−1ヤクルト

 中日が大勝で3位に浮上した。2回に松井雅の適時打で先制。3回はナニータ、高橋周の適時打などで3点を追加、その後も効果的に加点した。吉見は6イニング1失点で3勝目。ヤクルトは4連敗で4位に転落。小川は3イニング4失点で初黒星。

     ◇

 3連敗中のヤクルトは、頼みの小川でも連敗を止められず、4月1日以来の借金生活に突入。真中監督は「今の流れは良くないが、何かのきっかけで変わると思う。(借金は)返していくしかない」と切り替えた。

 小川は今季最短3イニング、4失点で降板。高津投手コーチは「立ち直る兆しがなく、どんどん悪くなった」と、早めに見切りをつけた。昨年17試合に先発した中で、先発責任の5イニングを果たせなかったのは、右手のひらに打球が当たって骨折、2回途中降板した1試合のみ。プロ入り後50試合の中でも、3イニングはそれに次ぐ短さだ。「連敗を止めたい試合でこうなってしまって残念。悪いなりにまとめることが大事なのに、全部球が浮いて、試合をつくれなかった」と反省した。

 今季小川の登板した試合は全6試合勝利していたが、ここで途切れた。試合前日(8日)、秋田入りしてからの全体練習を始める前、真中監督が選手を集めて円陣を組み「ここから仕切り直していこう」と気合を入れたが実らなかった。 (竹村和佳子)

 

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