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異世界転性 ~竜の血脈~ 作者:彦猫

第86話 魔王対黒猫

ストックはこれが最後です。
 油断したわけではない。だが、迂闊だった。
 やはりレムドリアには来るべきではなかったのだ。
 あの化け物たちと、渡り合うことになるなどとは。
 文字通り必死の気分で、ハルトは追っ手から逃げていた。
(最近悪いことが何もなかったから油断してた~!)
 森を抜け、草原を抜け、そして辿り着いたのが、荒野。
 否、そこは荒野ですらない。
 生物の全く存在しない場所。その中央には、巨大な穴が底深く存在している。
 かつて帝都が存在していた、その名残。300万の人々の魂すら焼き尽くした、その名残。

 そこからさらに逃避しようとして、それが叶わないことに気付く。
 先回りされていた。いや、最初からここへ誘導されていたのか。
 魔法の結界。転移も使えない、強固なそれは、作り出した者が誰かすぐに分かった。
「アゼルに、アルさんか…」
 共に大賢者と呼ばれる、大陸最強の魔法使い。
 そして背後から迫ってくるのは…。
「ハルト、もう駄目だよ」
 シャナ。緋色の髪をした、最強の破壊魔法を使う魔法使い。
「まあ、ちょっとやりすぎたな、お前は」
 大剣を手にした、巨漢がそれを守るように立っている。
 トール。おそらくは、大陸で最強の剣士。
 その表情には、どこか悲しみが浮かんでいた。

「透さん…」
 同じ世界から来た、かつて勇者と呼ばれたその存在。
 だが今は、明確な敵だ。この世界を滅ぼすか、それともその一歩手前で食い止めるかの。
 道は違えてしまった。
「なあ、今からでも、千年紀を始める気はないのか? 魂の循環が、結局はこの世界を滅びから救うのは、お前も分かっているだろう?」
 そう、トールだけは甘さを残している。
 かつて共に魔王を倒した、アゼルやシャナでも残していない、ハルト・アリスガワへの甘さ。
「無駄だ。そうだろう?」
 一番奥から現れてきたのは、黒猫の首領。
 ヤマト。だがごく限られた人間は、その本名を知っている。
「シファカさん…」
 最強にして最高。ハルトがどうやっても勝てない、この大陸最強の人間。
 聖帝リュクシファーカ。
 3000年以上を生きる、竜にも優るその存在。

「お前を殺し、魔族を動かし、千年紀を起こさせる。それ以外に、この世界を救う方法はない」
 ヤマトの ―― シファカの声は、疲れていた。
 3000年どころか、その何倍もの年月を生きてきた、年老いた男のものだった。
「そうやって、この世界から可能性を奪い、同じことを何度も繰り返し、救世主のつもりでいるのか!」
 ハルトが吠えた。勇者として召喚され、何万、何億もの死を見てきた男。
 それに対するは、その数倍の死を見てきた男。
「救世主などではない。ただ3000年前の、大崩壊を防ぎたい。ただそのために、私は生きている」
 大崩壊。
 それは、確かに防がなければいけないものだろう。だがその手段は、全ての生き物から未来を奪っている。
「結局、あなたは何も出来ないんだ」
 悲しみさえたたえて、ハルトは呟いた。
「同じことを、少しだけ仲間を変えて、何度も繰り返す。そこに、魔族や人間の生きる意志を感じてはいない」

 ハルトの魔力が膨れ上がった。この人数相手では、勝ち目などないと分かっているはずなのに。
「あなたが、同じ1000年を過ごしてきた間、僕は何度も失敗し、それでも未来を探ってきた」
 犠牲にしてきた命も、万や十万では済まされない。それはまさに、魔王の所業だった。
 だが、それでも、可能性を信じてきた。
 大崩壊を、この世界の滅びを乗り越える手段を。
「転移を防いで、召喚を防がなかったのが、あなた達の敗因だ」
 その瞬間のハルトの目は、彼にしては全くありえないほど、冷ややかなものだった。
召喚(サモン)魔王機械神(デモンベイン)
 巨大な召喚陣が、天空に浮かび上がる。
 それがどれほど危険なものか、直感的に分からない者などこの場にはいない。
「来たれ人型決戦兵器(エヴァンゲリオン)!」

 全長50メートルをも超えるゴーレム。だが、その真価はその外見では分からない。
「あれは…嘘だろ…」
 トールだけが ―― かつて異世界にいた、袴田透だけが、そのありえないものを知っていた。
 ハルトがそのゴーレムの胸に開いた、赤い結晶体の中に入っていく。
 悪魔のごとき角を生やし、漆黒の体はまるでそのまま人のよう。手には二本の短剣を持っている。
「あなたたちが人間の世界で、バランスを取るために必死で暗躍している間、僕はただ未来の可能性だけを信じてきた」
 ハルトの声が響く。
「その結晶が、これだ」
「マジかよ…」
「トール、あれはなんだ?」
 この事態でも、シファカの声だけは平静だった。だがそれは胆力からくるものではなく、全てに関する無関心からだ。

「あれは、科学の力だよ。それに、多分魔法の力が合わさっている…」
 そう、トールには分かった。あれがどれだけ危険なものか。
「あれはゴーレムなんかじゃない。決戦兵器だ」
「そうか」
 シファカは剣を抜いた。神剣である。かつて神を屠った、本物の神剣。
「どちらにしろ、やることに変わりはない」
 そして、戦いが始まった。



 敗者はいなかった。
 しかし撤退したのは黒猫だった。
 犠牲が出る前に、シファカがそれを決断した。
 つまり ――。
 勝ったのは、魔王であった。



  ~~~~~~~~~~~~



 なんなの。
 なんなのあの人たち。
 本当に、何を考えてるのよ? あの人たち。
 せっかく最終決戦でバーンと登場させ「これが戦略級人型最終決戦兵器だ!」とかドヤ顔しようとしていたのに。
 5対1なんかでかかってこられちゃ、そりゃこっちも出し惜しみしている余裕はないですよ。
 こっちのハッタリにだまされて、帰ってくれたのはいいけど、せっかくの秘密兵器に傷がついちゃいましたよ。
 いくら人目がなかったとは言え、禁呪乱舞はないでしょうに。暗黒熱核爆裂地獄とか流星雨とかさあ。勘弁してよ。
 ああ、装甲も歪んでるし、魔法陣もわずかに崩れちゃってる。親方たち、怒るだろうな。…むしろ仕事が増えて喜ぶか? あの人たち、仕事ジャンキーだしなあ。
 まあ、悪いことだけではない。事前の予想通りとはいえ、稼働時間の限界が実戦でも計測された。
 ほいほい、転移。ご苦労様。

「ハルトさん…いえ、アルス陛下」

 あ、フェルナさん。いつの間に?
 え? 何そのキラキラした瞳。
 ちょっとマジやめて。僕、そういうの苦手だから。
 うん、かばってくれるどころか、こちら側に付いてくれたことには、心の底から本当に感謝してるんだけどね。
 あなた今、うちの臣下たちと同じ顔してるから。
 そういうの嫌だから、一人で行動しているわけで。

「私の意志は、あなたの理想と共に」

 うわーきちゃった!
 理想宣言キマシタワー。

「フェルナさん、やめてください。僕の理想なんてそんなたいしたものではないんです」

 いや、本当に。理想というか、けっこう行き当たりばったりなんですよ。
 現代日本の生活を、環境を保全したまま現出させようとしたのが、そもそもの動機なわけで。
 その過程で千年紀の意味とか、大崩壊のどうしようもなさとか知って、もうその頃には僕しかどうにか出来る人がいなくなっててね…。
 ああ、いや違うか。あの人たちも力自体はあるし、竜もその気になれば、千年紀は乗り切れるもんな。
 結局、僕がやりたいことをやってるだけなんだ。
 というか、あなたオーガスにいてるはずじゃなかったの?

「僕は、自分のしたいことをしているだけなんです」

 本当、そうなのよ。それが間の悪いことに、世界を救わないと叶わないことと重なっちゃっただけで。
 今からでも、代わってくれる人がいたら、代わっちゃうよ?
 あ、フェルナさん、その胸元で拳を握るポーズやめてください。
 目をさらに輝かせるのやめてください。

 うん、分かる。分かるのよ。そういう視線、何度も向けられてるから。
 それ、まだ恋に恋した状態だから。
 今ならまだ間に合うから、こんなお爺さんではなく、ちゃんと同い年の男の子に恋しなさいな。僕、あなたの曾お爺さんより年上なんだから。
 うん、好みではあるから、迫られたら拒否できない可能性もあるし、今の内になんとかしないと。

 そんなことを考えている内に、我が家のうざ可愛い子がやってきましたよ。

「陛下~」

 結界もなくなったからね。まあ、本当の切り札を使えば、入ってこれたんだろうけど、あれはまだ未完成だから。
 可愛い亜麻色の髪の吸血鬼が、僕の目の前に降り立つ。そして右手を抱え込む。おお、柔らかい。いやいや。これは家族愛だから。
 後ろからレイも付いてきてるけど、やっぱりデビルウイングの方が速いもんね。

「心配しました! いえ、実は全然心配してませんでしたけど!」

 え、何それ?
 う~ん、信頼してたから、ということかな?
 まあ、下手に戦場に手を出されるよりも、よほどその方がいいんだけど。
 ちょっとは心配してくれないと、さすがに泣いちゃうよ?

「陛下…」

 レイの方は、一歩離れた位置で佇んでいる。でも目が今にも泣きそうだ。
 ああ、心配してくれてたんだなあ。そりゃそうか、勇者二人に大賢者二人相手だったわけだから。あとでゆっくり頭を撫でてあげよう。

 あ、あれ?
 なんだか左手をフェルナさんに握られてるんですけど?
 しかも右手のアスカと睨み合ってるんですけど?

「陛下、この女は誰ですか?」
「ああ、今度から仲間になってくれるフェルナーサさん」
「どうぞ、フェルナと呼んでください」

 ああ、アスカさんや。いくら大きくなったとしても、胸をおしつけるのはやめておくれ。
 こっちは君が赤ん坊の頃から知ってるから。おしめしてぎゃん泣きのころから知ってるから。
 いくら可愛く成長したとしても、さすがに倫理観が働いてね…。

「よろしく。アルス様の養い子、アスカです」

 倫理観といえば、そもそもあの人だな、ギネヴィア王女。
 必死で竜を倒した後の吊橋状態で、可愛く健気なことを言うからイタしてしまったけど。
「せめて純潔だけは、心の底から愛した人に捧げたいのです」
 そこまで言われたら、応えないほうが男じゃないでしょ。
 でもね、考えてみればさ。

 残ってた王族、あの人一人じゃん。
 最大戦力のカーラはがっちり味方だし、愛人選び放題じゃん。何も僕の子供じゃなくていいじゃん。
 今から考えるとさ、むしろしがらみがないからこそ、僕を選んだんじゃないかとも思うけどね。
 あの人、本質的には腹黒だし。悪女と言ってあげるべきかな。悪い子じゃないよ。
 いや、僕もたっぷり気持ちよくしてもらったから、何も言う権利はないんだけどさ。
 心の中でぐらい、愚痴をこぼしてもいいだろう?

 そんなことを考えている間に、左腕がフェルナさんに抱え込まれてしまっている。
 …あの、フェルナさんや。
 あなた、自分が男っぽいことコンプレックスみたいだけど。
 おっぱいの破壊力は、男の全てにとって脅威なんやで。

「とりあえず、フェルナさんを拠点に案内するよ」

 女の子たちを周りに集めて転移する。レイ、相変わらず君の胸は凶器だね。早くいい旦那を見つけることを、お父さんは願うよ。
 もちろんきっちりと男の見極めはさせてもらうけどな!

「なんだか、変わった部屋ですね」

 うん、初めてのフェルナさんが馴染めないのも無理はない。
 この部屋、元は日本の平均的な家屋…つまるところの元の僕の部屋を再現したものだしね。
 それにバス・トイレ・キッチンと付いていたら、これでなんとか生活できちゃうものなのよ。
 ああ、それにしても疲れた。
 1000年間の蓄積に、今更あの人たちが追いつけるとは思ってないけど。
 それでも出来たら、隠したままでいたかったな。

「悪いけど、周りを見張っていてくれないかな。しばらく眠ってしまうから…」

 ここは魔族領の秘境だから、あの人たちも入って来れないはずなんだけどね。
 魔力の使いすぎで、もう眠いは…。
 改善点もいろいろと見つかったけど…。
 今はとにかく、睡眠こそジャスティス!
 だからね、アスカさん。
 添い寝しようとするのはやめてね。




               嵐の前編 了
次回「魔法都市」。学園編に入りますが、こちらも短い予定です。
ひこにゃんは皆さんの感想と評価を魔力に変えて、怪我の治癒を行っています。

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