中学英語は、英語の基礎を勉強する上では避けては通れない道になります。
学校英語の勉強を否定する人も多いですが、英語の実力を上げるためには中学英語の理解は不可欠と言えます。
私も中学英語をしっかりと勉強したおかげで、現在の英会話力を身につけたと思っています。
高校受験の勉強でも、実際に英語で役立つことは非常にたくさんあるのです。
そのことを知らずに勉強しているため、中学英語の勉強は意味がないと考えてしまうのでしょう。
実際に海外で英語を使ってみると、中学英語でも旅行程度ならば十分通用します。
しかしそのための勉強法は、学校の勉強だけでは身に付けることができません。
私が実際に実践した高校受験や中学英語を復習したい人に役立つ、プラスアルファの中学英語勉強法を紹介したいと思います。
中学英語は4つの分野をバランスよく勉強すること
中学英語は、以下の4つの分野をバランス良く勉強することが実力アップのポイントになります。
- 英単語
- 英文法
- リーディング
- リスニング
中学英語を勉強する上で、この4つのうち一つでも欠けると英語の実力を上げることができません。
特にリスニングは、中学英語ではあまり重視していない傾向にあります。
しかし英語は、耳で聞いて覚えることで理解度を上げることができるのです。
基本となる4つの分野をバランス良く勉強することで、中学英語の実力を確実に上げることができます。
そのためには、各分野の勉強時間と勉強法を上手に行うことが不可欠です。
最も効率の良い中学英語の勉強法を、細かく説明していきたいと思います。
中学英語の英単語は5感を使って勉強すること
中学英語の英単語は、単語帳を見ることと単語を書くことで暗記する人が多いです。
確かにそれも英単語を覚える一つの方法ですが、それに2つプラスすることで更に効率を上げることができます。
そのプラスアルファとして、英単語を聞くことと発音することになります。
英単語のような暗記要素の強い分野は、5感を使うことで効率的に勉強することができます。
人間は多くの情報を取り入れた方が、記憶に残りやすいという特徴があります。
書くと見るだけの勉強よりも、聞くことと発音することをプラスすれば相乗効果が期待できるのです。
そのための勉強法として、英単語をCDなどで聞いて発音することが効果的です。
実際に私も、中学時代にNHK基礎英語などで英単語を聞いたり発音したりしていました。
その結果もあり、中学時代は英単語を覚えることにそれほど苦労しませんでした。
現在では英単語の参考書にCDが付属されているので、それを使うと効率的でしょう。
目安としては、耳で聞いて英単語の意味やスペルがわかれば理解しています。
時間を見つけて何度も繰り返せば、確実に中学英語の英単語を攻略することができます。
中学英語の英文法は暗記で勉強することも重要
中学英語で挫折する人は、英文法の構造に苦手意識をもつ場合が多いです。
文法という普段意識しない構造は、理屈で覚えようとしてもなかなか頭に入りません。
特に中学生にとっては、英文法など未知の世界なので理屈で覚えるのは難しいでしょう。
中学英語の英文法を勉強する時は、暗記をすることが効果的な方が多いです。
論理的に英文法を理解出来る人はいいですが、私は英文法の構造は理解できませんでした。
そのため問題集などで、英文法を何度も繰り返して暗記をしました。
結果的にはこの勉強法が成功して、中学英語の英文法もほぼ正解できるようになりました。
実は中学英語の英文法は、ほとんどパターン化されています。
覚える量も少ないため、暗記でカバーできる量と言っても良いでしょう。
英文法のパターンを覚えてしまえば、大抵の中学英語の問題は解けるようになります。
実際に海外でも使える構文が多いので、しっかり勉強しておくことをお勧めします。
日本の英文法は海外では使えないという人もいますが、全くそんなことはありません。
中学英語のリーディングは2つのステップで攻略できる
英語のリーディングは、長文を読む力と問題を理解する力が必要になります。
そのために必要なことは2つあり、このステップを手順化することで中学英語のリーディングは攻略できます。
ただしこのステップを実践するには、英単語と英文法の基礎ができている必要があります。
英単語を英文法をしっかりと勉強してから、リーディングに挑みましょう。
中学英語リーディングの第一ステップ
中学英語のリーティング攻略の第一ステップは、問題を先に読むことにあります。
これはTOEICなどの、英語試験でも使われるテクニックになります。
問題を先に読むメリットは、問題を理解すれば長文から該当箇所を探すだけになることです。
中学英語のリーディングの設問は、長文中に答えが書いてあります。
その箇所を見つけることで、設問に答えることができるのです。
長文を読んでからよりも、先に問題を読むことで手間を省くことができます。
ただしこのテクニックを使うには、設問を理解する英語力が必要になります。
そのために英単語や英文法を、しっかりと勉強する必要があるのです。
中学英語リーディングの第二ステップ
第一ステップで長文読解のテクニックを身につけたら、次はミスを減らす勉強法が必要になります。
中学英語に限らず、英語の長文読解は引っ掛け問題が必ず出題されます。
安易に設問を見て答えると、引っ掛け問題で間違う可能性があるのです。
これは経験の差が大きいので、多くの長文問題に取り組むことで攻略できます。
何度も長文問題を解いていると、どれが引っ掛け問題か予測がつくようになるのです。
焦らず一つ一つ勉強することで、中学英語のリーディングは必ず攻略できます。
英語の長文が解けるようになると、自然と長文を読むスピードも上がります。
実際に海外の大学に必要なTOEFLやIELTSでも、同じ解き方でリーディングを攻略できます。
TOEICにも使えるテクニックなので、実践してみてください。
中学英語のリスニングはNHK基礎英語で対策可能
中学英語はリスニングの授業時間が少ないため、苦手意識を持っている人も多いです。
日本人が英語が苦手な理由の一つとして、リスニング不足もその大きな原因になっていると思います。
実際ネイティブの英会話のリスニングは難しいですが、中学英語のリスニングであれば難易度はかなり易しくなります。
中学英語のリスニングを勉強する場合、NHK基礎英語が最も手軽に出来て効率的な勉強法になります。
NHK基礎英語は、中学レベルの英語で理解できる構成になっています。
しかも時間も15分と、毎日聞いても苦痛にならない適度な勉強時間になっています。
実際に私も、NHK基礎英語を毎日聞いているうちに耳が英語に慣れてきました。
リスニングは難しいと感じますが、毎日英語を聞いていれば当然英語に慣れてきます。
集中しないで流して聞いても良いので、なるべく毎日聞く努力をしてみてください。
3ヶ月もあれば、中学英語のリスニングに必要な実力をつけることができます。
中学英語のリスニングは、英会話力を上げる基礎にもなるのでしっかりと勉強しましょう。
簡単な英語を聞くことから始めれば、英語アレルギーもなくなります。
中学英語のリスニングは、対策すれば確実にできる簡単な問題が多いです。
しっかりと勉強しておけば、確実に高校受験でも得点源にすることができます。
また社会人の人が中学英語を復習する場合も、最初はゆっくりのスピードから始めると挫折せず続けられます。
中学英語が身につくまでの勉強時間
中学英語が身につくまでにかかる勉強時間は、個人差はありますが3ヶ月から1年は必要です。
中学英語をある程度勉強してきた人ならば、1ヶ月でも攻略できるかもしれません。
しかし中学生や英語が苦手な社会人の場合は、最低でも3ヶ月は必要になるでしょう。
これは英単語や英文法を暗記する勉強期間や、その後リーディングやリスニングの対策を考えた妥当な時間です。
良く10時間で理解できる中学英語などの本もありますが、10時間では全く足りないと思います。
10時間で覚えても、1ヶ月後に忘れては意味がありません。
中学英語の勉強は、確実に身について理解できたと言えるのです。
短期間で楽に勉強するのではなく、しっかりと理解する勉強法を実践して下さい。
時間がかかっても、結果的にはそれが最短で効率が良い勉強法になるからです。