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お母さんにやさしい国 日本は32位
5月7日 15時44分

お母さんにやさしい国 日本は32位
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今月10日の「母の日」を前に世界各地の母親たちを取り巻く環境について国際NGOが独自の指標で分析したところ、日本は「お母さんにやさしい国」総合ランキングで179か国中32位、先進7か国の中では6位と、アメリカに次いで低い順位となりました。
この調査は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」が毎年「母の日」に合わせて行っているもので、ことしは世界179カ国を対象に、母と子の健康状態や教育環境、それに女性の政治参加など5つの指標で独自に分析しました。その結果「お母さんにやさしい国」の総合ランキングで日本は179か国中32位、先進7か国では6位と、アメリカに次いで低い順位となりました。
それぞれの指標ごとに見ると、日本は、妊娠や出産で母親が命を落とすリスクの低さが13位、5歳未満の子どもの死亡率の低さでは6位と、母と子の健康状態の分野では順位が高い結果となりました。一方で、女性が暮らしやすい社会の創出という観点から各国の国会議員に占める女性の割合を調べたところ、日本はことし2月現在で11.6%と韓国やインドと比べても少なく、179カ国中140位で、総合順位を落とす大きな要因になっているということです。
これについて「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の大野容子さんは「諸外国では政党が擁立する候補者や議席の一定割合を女性に割り当てる制度の整備などが進んでいるが、日本はそうした国際的な流れについていけていない。『お母さんにやさしい』国づくりには女性や子どもを取り巻く課題を積極的に議論する政治環境を整えることが重要だ」と話していました。

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