取材先で窃盗した元ＮＨＫスタッフに有罪　同僚の時計も盗む

　取材先の家から財布を盗んだなどとして、窃盗の罪に問われたＮＨＫ高松放送局の元契約スタッフ岡一誠也被告（２５）に、高松地裁は８日、懲役１年１０月、執行猶予４年（求刑懲役２年）の判決を言い渡した。

　片岡理知裁判官は「マスコミや取材活動に対する信頼を著しく損なう悪質な犯行で、厳しい非難に値する」と述べた。

　判決などによると、カメラマンの助手だった岡一被告は５月、ニュースの取材で訪れた高松市の民家で、現金約３万４０００円やクレジットカードが入った財布を窃取。３月にも高松放送局で同僚の時計（約１万円相当）を盗んだ。（共同）