詩人の長田弘さんが死去 75歳、胆管がんで 

2015年5月10日14時15分  スポーツ報知

 評論や児童文学など、幅広いジャンルで活躍した、詩人の長田弘(おさだ・ひろし)さんが3日午後3時25分、胆管がんのため東京都杉並区の自宅で死去した。75歳。福島市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男敦(あつし)氏。

 早稲田大在学中に詩誌「鳥」を創刊し、詩作を始める。1965年、詩集「われら新鮮な旅人」でデビュー。深い思索をシンプルな言葉で紡ぎ、幅広い年代から支持を得た。

 詩のほかにも評論やエッセーなど、さまざまな分野で活躍。児童向けの文学作品も多く手掛けた。

 2013年「奇跡―ミラクル―」で毎日芸術賞受賞。今年4月に「長田弘全詩集」を出版した。

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