トップページBusinessニュースデパート 若い女性客増加の取り組み強化
ニュース詳細

デパート 若い女性客増加の取り組み強化
5月6日 4時10分

デパート 若い女性客増加の取り組み強化
k10010070861_201505060511_201505060523.mp4
大手デパート各社は、中高年の来店客の割合が高いことから、感度の高い若い世代が訪れる東京・六本木エリアに新たに店舗をオープンするなど、若い女性の顧客層を増やす取り組みを強化しています。
大手デパート各社では、来店客のうちおよそ半数は中高年が占める一方、20代の割合は数%にとどまっていて、消費行動が積極的とされる若い女性の顧客層をいかに増やすかが課題となっています。
こうしたなか、三越伊勢丹は先月、これまで出店していなかった東京・六本木エリアに新しい店舗をオープンしました。この地域は感度の高い若い世代が訪れる場所で、店舗は20代から30代の女性が好む衣料品や化粧品などを集中してそろえています。また、小田急百貨店の新宿店は、先月末から店内の10階にある書店にカフェを併設しました。買う前の本を3冊まで座って読むことができ、若い女性客の来店を促す戦略です。そごう・西武も20代の女性を対象にした自主開発商品を新たに作るなど、各社とも若い女性の顧客層を増やす取り組みを強化しています。
若い世代はスマートフォンの普及によってネット通販で買い物をする傾向が一段と強まるとの見方があり、デパート各社の危機感が背景にあります。小田急百貨店の岡本健一事業開発部長は「若い人をはじめとした新しいお客様にも幅広く利用してもらいたい」と話しています。

関連ニュース

k10010070861000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ