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拉致問題早期解決 国際社会に協力求める5月6日 7時07分
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北朝鮮の拉致問題を巡るシンポジウムが、5日、ニューヨークで開かれ、被害者の家族らが参加して、問題の早期解決に向けて国際社会の協力を求めました。
ニューヨークの国連本部の前で開かれた国際シンポジウムには、拉致被害者の家族や山谷拉致問題担当大臣らが参加しました。
このうち、拉致被害者の横田めぐみさんの弟の横田拓也さんは、めぐみさんが拉致された当時のいきさつを説明し、「北朝鮮の体制の下で涙を流している姉たちを救い、姉と両親が再会できる日が来るよう、皆さんの力を貸してほしい」と国際社会の協力を求めました。また、山谷担当大臣は、去年、北朝鮮が日本との合意に基づいて調査委員会を設置したあとも、何ら進展がないとしたうえで、「拉致問題の解決に取り組まないかぎり、北朝鮮に未来はない」と述べ、北朝鮮側に誠実な対応を迫りました。
一方、北朝鮮の人権状況を調査している国連のダルスマン特別報告官は「拉致問題は、もはや日本だけの問題ではない。国際社会が懸念を共有し、より強い決意をもって解決に取り組むべきだ」と述べ、国連のあらゆる機関を通じて国際社会に訴えていくべきだと呼びかけました。
北朝鮮による人権侵害を巡っては、国連の安保理でも議題として取り上げられるなど、国際的な関心が高まっており、拉致問題についても国際世論を喚起することで、こう着した事態の打開につながるのか、注目されます。
このうち、拉致被害者の横田めぐみさんの弟の横田拓也さんは、めぐみさんが拉致された当時のいきさつを説明し、「北朝鮮の体制の下で涙を流している姉たちを救い、姉と両親が再会できる日が来るよう、皆さんの力を貸してほしい」と国際社会の協力を求めました。また、山谷担当大臣は、去年、北朝鮮が日本との合意に基づいて調査委員会を設置したあとも、何ら進展がないとしたうえで、「拉致問題の解決に取り組まないかぎり、北朝鮮に未来はない」と述べ、北朝鮮側に誠実な対応を迫りました。
一方、北朝鮮の人権状況を調査している国連のダルスマン特別報告官は「拉致問題は、もはや日本だけの問題ではない。国際社会が懸念を共有し、より強い決意をもって解決に取り組むべきだ」と述べ、国連のあらゆる機関を通じて国際社会に訴えていくべきだと呼びかけました。
北朝鮮による人権侵害を巡っては、国連の安保理でも議題として取り上げられるなど、国際的な関心が高まっており、拉致問題についても国際世論を喚起することで、こう着した事態の打開につながるのか、注目されます。