2015.5.10 05:06(2/3ページ)

原巨人、執念1・5ゲーム差!鈴木の“神の足”で連敗ストップ

原巨人、執念1・5ゲーム差!鈴木の“神の足”で連敗ストップ

連敗が「4」で止まり、出迎えた原監督(左)と歓喜のタッチ

連敗が「4」で止まり、出迎えた原監督(左)と歓喜のタッチ【拡大】

 ひんやりとした新潟の夜風が気持ちいい。スタンド半分をオレンジ色に染めたG党の声援を浴び、鈴木が今季2度目のお立ち台に呼ばれた。

 「監督から思い切っていっていい、といわれていたので、自分を信じていった。(盗塁は)相手バッテリーと勝負しようと思っていきました」

 原巨人が誇る足のスペシャリスト。その技は“神の域”に達している。九回から代走で出場し、2盗塁2得点。鈴木がベンチにいなければ、負けていた試合だった。

 チームは4連敗中。打線は沈黙を続け、この日も敗色濃厚だった。1点を追う九回無死一塁に“神”はグラウンドに降臨。小林の2球目に二盗。犠打で三進した後、亀井の右前打で生還し、試合を振り出しに戻した。

 真骨頂は延長十一回だ。無死一塁から打席に立った鈴木。通常ならばバントのサインが出るところだが、原監督の指示は“打て”。安打で応えることはできなかったものの、二ゴロで二塁封殺。鈴木は併殺をまぬがれて一塁に残った。一死一塁から再び二盗。小杉の暴投で三進した後、小林の遊ゴロで生還した。チームはこの回無安打で、決勝点を奪った。

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  • 延長十一回、小林の遊ゴロの間に悠々と決勝点をもぎとった鈴木。“神の足”は健在だ(撮影・大橋純人)
  • 11回、打者小林のとき二盗を決める巨人・鈴木(右)=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・吉澤良太)
  • DeNAに勝利し、巨人勝利の立役者・鈴木(中央)も笑顔が弾ける=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・吉澤良太)
  • 新潟のファンの声援に応える巨人・鈴木=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・吉澤良太)
  • 4番手で登板し、1回を無得点に抑えた巨人・高木京=ハードオフ新潟
  • 11回、巨人・小林の内野ゴロで勝ち越し点を奪う=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・大橋純人)
  • リリーフ登板する巨人・沢村=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・吉澤良太)
  • 9回、同点適時打を放つ巨人・亀井=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・春名中)
  • 中継ぎの巨人・田原誠=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・吉澤良太)
  • 7回、内野安打で出塁する巨人・大田=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・大橋純人)
  • 5回を終え、ベンチに戻る巨人・杉内=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・春名中)
  • DeNAに勝利し、タッチをかわす山口(中央)ら巨人ナイン=ハードオフエコスタジアム新潟(撮影・吉澤良太)